- 海外FXで自動売買するメリットとデメリット
- おすすめの海外FX業者
- おすすめの自動売買ツール(EA)
- FX自動売買ツールの使い方
日本人の利用者も増えている海外FXで使える自動売買ツール(EA)やサービスについて徹底解説!
海外業者で自動売買ツールを使うメリット・デメリット、利用時の注意点、おすすめのツールと海外業者を紹介していきます。
海外FXと自動売買とはどんなもの?
海外FXとは?
海外FXとは、海外企業が提供しているFX口座を利用してトレードできるサービスのことです。
反対に、日本の国内業者が提供しているFX口座を利用できるサービスを国内FXと呼びます。
海外FXは日本国内の業者よりトレード環境に優れていることが多く、資金をあまり用意できない方や大きく稼ぎたい方におすすめです。
よくわからない海外の業者ということで、詐欺に騙されたりしないのか?違法なのでは?など不安を感じる方も多いと思います。
もちろん、そういった怪しげな海外業者も存在するため選ぶ時に注意は必要です。
ですが、当サイトで紹介している海外業者であれば問題ありません。
国内FXとの違いは?
- 日本の金融庁のライセンス取得状況
- レバレッジ倍率の高さ
- ボーナスの特徴
- 追証(おいしょう)の有無
- 適用される税率
- 通貨単位
日本の金融庁のライセンス取得状況
日本で金融ライセンスを取得している・していないの違いがあります。
日本国内でFX事業を展開するためには、金融庁に登録してライセンスを取得する必要があります。
ライセンスがなければ100%違法業者です。
ただし、海外業者は金融庁に登録していません。
では違法なのか?というとそうではありません。
まず、日本国内で違法になる事業とは、直接勧誘する行為、投資助言行為、国内に拠点を置いてユーザーサポートなどの事業をすることです。
当サイトで紹介している海外業者であれば、これら違法行為は一切せず合法的に運営されています。
そして、違法性のない海外業者は、国境がないインターネット上で日本在住者でも利用できるだけ。
利用者側にも違法性はありません。
レバレッジ倍率の高さ
海外業者はハイレバレッジ設定でトレードできます。
国内業者が最大25倍に制限されているのに対し、1000倍前後のレバレッジで取引可能です。
(当サイトで紹介する海外業者は500~2000倍がメイン)
1000倍であれば実に40倍の差があるわけですね。
たとえば、1万円の資金があるなら、注文できる金額は1000万円と40万円で大きく違ってきます。
ドル円の銘柄(USDJPY)の場合、1ドル=100円の時にそれぞれ購入し、101円になったとします。
1000万円なら1010万円となり10万円の利益、40万円なら404000円となり4000円の利益です。
(手数料などは除きます)
単純に、同じトレード資金で始めても稼げる金額に大きな差が生まれます。
もちろん、トレードに負ければ損失も大きくなるため、稼げる点だけに注目することは危険です。
ボーナスの特徴
国内と海外のどちらもボーナスキャンペーンを展開しています。
国内のボーナスは、取引実績によって配布される形式が多いです。
(キャッシュバックなど)
海外のボーナスは、新規口座開設や初回入金ボーナスが充実しています。
どちらもトレード資金にできるためトレーダーにとってありがたいものですが、国内業者はトレード実績が必要なことから初心者向けとは言えません。
対して海外のボーナスは、口座開設するだけ、入金するだけ、などトレードを始める上で必ず必要な手続きをするだけです。
ボーナスを受け取るハードルが非常に低くなっています。
初心者の方ほど、初期のトレード資金が多ければ有利な状態でスタートできます。
また、数十万円以上の資金をポンと用意できる方ならどちらを選んでも稼ぎやすいのですが、10万円程度で始める方であれば海外FXのほうが圧倒的に有利です。
初心者や準備できる資金が少ない方ほど海外業者をおすすめします。
追証(おいしょう)の有無
追証(おいしょう)とは、トレードに負けてFX業者に預け入れた資金以上のマイナスになったときに借金請求されることです。
国内業者は追証があります。
海外業者は、マイナスになっても帳消しにしてくれる「ゼロカット」という制度があるため追証なし(借金請求されません)。
インターネット上でFXについて調べていると、破産した、多額の借金を背負った、といったネガティブな評判を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
本来であれば、FX業者で導入されているロスカットという仕組みにより、口座資金がマイナスになる前に保有している注文が精算されます。
そのため、追証が発生することはありえないわけです。
ですが、相場の急変でたくさんのトレーダーの注文が同時にロスカットされれば、業者側のシステムがキャパオーバーになりロスカット処理が遅れます。
これにより口座資金がマイナスになってから処理が実行されることで、借金状態になってしまうわけですね。
要するに、業者側の都合で借金を背負わされていると言えるでしょう。
この理不尽をゼロカットで解消している点だけでも海外業者をおすすめする理由になります。
適用される税率
国内業者を利用して得た利益は、ほかの所得と分けて20%の税率が適用されます。
株式投資の利益と同じ方式です。
サラリーマンなどの兼業トレーダーなら、給与所得とは別に税金計算することになります。
海外業者は、ほかの所得と合算して累進課税により税金計算します。
累進課税方式のため、FX収益が少なければ税率が低く、多ければ20%を超えます。
だいたい300万少々のラインで逆転するため、給与所得のある兼業トレーダーの多くは不利な税率となるでしょう。
通貨単位
国内業者は1000~1万通貨単位が多いです。
海外では1ロットの注文に対して10万通貨が一般的。
口座タイプによっては1000通貨単位のものを用意する業者も多いです。
FX自動売買とは?
FXトレードを自動で売買してくれる仕組みです。
(自分で売買するのは裁量トレード)
自動売買ツール(EA)を使った取引ツールのプログラム制御によるもの、ほかのトレーダーの取引をあなたの口座に反映してくれるもの(コピートレード)、お金を預け入れてトレーダーに運用させるMAM/PAMM(マム/パム)などがあります。
FX自動売買ツール(EA)の特徴
メタトレーダー(MT4やMT5)という取引ツールに自分でセットして利用します。
国内FXであれば、業者側が提供するアプリなどで利用できるようになっていますが、海外業者はパソコン版メタトレーダーへインストールする使い方が一般的です。
自分の海外業者の口座上で売買されるため、好きなタイミングで入出金可能ですし、EAの設定も自由自在です(ツールによりますが)。
自動売買ツール(EA)はインターネット上で見つけられますが、最近は動画広告やメール、アプリの広告などでよく見かけます。
それらから1つ選んで使うことになるでしょう。
自動売買ツール(EA)には無料のものと有料のツールがあり、有料の方が多くの機能を備えています。
ただし、無料のEAでも稼げるものはあります。
当サイトでは、有料版より無料版で始めることをおすすめしていますが、余剰資金が豊富になる方や10万円以下のEAであれば有料版でも構いません。
推奨するのは、ツールにお金を使うより、そのコストをトレード資金にまわすこと。
スタート時の資金は多いほど有利です。
コピートレード/MAM/PAMMの特徴
コピートレード/MAM(マム)/PAMM(パム)は、ベテラントレーダーのトレードををあなたの口座に再現(コピー)してくれる自動売買システムです。
コピートレード(ミラートレード)は、取引ツール「メタトレーダー」上でトレーダーを選択し、成果に応じて相手に手数料を支払うスタイル。
どのトレーダーを選ぶのか?が重要です。
MAM/PAMMは、あなたや他のユーザーのトレード資金を、販売側が契約しているトレーダーの口座に集めてトレードしてもらうスタイル。
MAM(マム)はあなたの口座上でも取引状況を確認できますが、PAMM(パム)は完全に非公開です。
入出金するときは、販売側に申請が必要です。
また、トレーダーが獲得した収益はあなたの預け入れた資金の割合に応じて加算されていきます。
MAMはまだいいのですが、PAMMは取引状況がブラックボックスになっているため不正行為をされていてもわかりません。
お任せタイプの自動売買サービスを利用する方は、コピートレードかMAMから選ぶことをおすすめします。
なお、担当トレーダーがプロではない可能性もあります。
資格があるわけではないため、すべてのプロは自称でしかなく実績からしか判断できません。
FX自動売買の利用に必要なものは?
- 海外FXの口座
- トレード資金
- パソコン(EAの場合)
- インターネット環境
- 本体プログラム(EA利用時)
海外FXの口座
FXトレードは、業者のサービスを利用します。
そこでまずは、海外業者で口座を開設することになります。
自動売買ツール(EA)の場合は、そのEAの指定する海外業者で口座開設することになるでしょう。
とくに指定がない場合は、あなたの好きな業者で開設可能です。
コピートレードは、対応している海外業者から選びます。
MAM/PAMMは、販売側が指定する海外FXで口座開設しましょう。
トレード資金
自動売買ツール(EA)やシステムが推奨するトレード資金を用意してください。
絶対ではありませんので、少ない金額でも稼働させることは可能です。
ですが、推奨金額以下での稼働はロスカットされる可能性が高くなります。
なお、海外業者により新規口座開設ボーナスや入金ボーナスがもらえます。
たとえば日本でシェアトップの「XMトレーディング」であれば、新規口座開設ボーナス13000円、100%入金ボーナス(最大5万円)が受け取れるため、トレード資金を5万円用意すれば合計113000円でスタート可能です。
また、どうしてもお金を準備できない方は、新規ボーナス13000円だけで自動売買を稼働させることもできます。
パソコン(EAの場合)
自動売買ツール(EA)を海外FX口座で利用するためには、パソコン環境が必須です。
スマホしか持っていない方は基本的に利用できません。
どうしてもスマホだけで稼働したい場合は、VPSサーバーをレンタルするか他人のパソコンを借りることになります。
そして、パソコン版の取引ツールをインストールしてEAをセットします。
コピートレードもパソコン版取引ツールが必要ですが、MAM/PAMMは必要ないことが多いです。
インターネット環境
FXトレードはインターネット上で行います。
昔の株式投資のように電話やFAXではありません。
スマホだけでトレードする方はドコモ/au/ソフトバンクなどのキャリアや格安SIMでOKです。
ただし、自動売買ツールの利用はパソコン必須のため、できれば光回線など大容量で安定性の高いインターネット環境を推奨します。
本体プログラム(EA利用時)
EAはプログラム本体が必要です。
海外業者が無償提供している場合もありますが、ほとんどの方はインターネット上で宣伝されているEAに興味を持って入手されることでしょう。
魅力的なフレーズで宣伝されていることがほとんどのため、詐欺業者に騙されないよう注意してください。
海外FXで自動売買(EA)を使うメリット・デメリット
海外FXで自動売買するメリット
- ハイレバレッジ環境で利用できる
- 海外FX業者のボーナスを利用できる
- ゼロカット制度により借金になる心配がない
- 無料でも利用可能
- 自分でトレードしなくても良い(感情に左右されない)
- 簡単に収入源を増やせる(分散投資)
- 放置できる自動売買システムもある
- 初心者でも稼ぎやすい
- 公務員の副業としても利用可能
ハイレバレッジ環境で利用できる
海外FXならではのメリットが圧倒的なハイレバレッジ環境です。
国内業者が最大25倍なのに対し、1000倍以上のレバレッジでトレードできる点は前述したとおりです。
単純に40分の1の資金で同じ規模の取引が可能なため、資金力がある方はより稼ぎやすく、資金がない人でもFX投資を始めやすくなります。
なお、ハイレバレッジであるほど損失額も増えやすくなりますが、後述するゼロカット制度があるため借金リスクはありません。
海外FX業者のボーナスを利用できる
海外業者は、初期にもらえるボーナスが充実しています。
とくにXMトレーディングやFXGTといった業者は、ボーナス金額も多く有利な状態でスタートできます。
総額5万円以上を上乗せできるため、トレード資金が少ない方には最適です。
ゼロカット制度により借金になる心配がない
国内業者では導入できないゼロカット制度。
口座残高がマイナスになってもゼロにリセットしてもらえるため、足りない金額を請求されることがありません。
海外業者が全社ゼロカットを導入しているとは限りませんが、当サイトで紹介している業者はすべて対応しています。
トレードの失敗による借金リスクがなくなれば、破産して路頭に迷うこともなくなるでしょう。
無料でも利用可能
自動売買ツール(EA)であれば、無料提供されているものもあります。
海外業者が自社提供しているもの、ツール開発者が無償提供しているものがあります。
たとえば、TitanFX(タイタンエフエックス)という業者は、「取引戦略研究所」という専用ページで無料ツールを提供中です。
ツール開発者が無償提供するEAは、インターネット上で検索して見つけましょう。
または、販売者が有料版を売るための入り口として、機能を少なくした無料版を出しているパターンも多いです。
たいてい無料版の機能でも十分稼げるため、当サイトでは無料版EAをおすすめしています。
自分でトレードしなくても良い(感情に左右されない)
自動売買ツールやシステムを利用すれば、基本的に結果を確認するだけで済ませられます。
裁量トレードであれば、自分が売買することになるため、どうしても感情が入り込みます。
稼げていれば気が大きくなり、損をすれば取り戻そうと無茶なギャンブルトレードに手を出しやすくなるでしょう。
初心者の方ほどメンタル面が原因で負ける可能性も高いです。
ですが、自動売買を利用することで対処できます。
また、本業がある方の副業にもおすすめです。
EAやコピートレードであれば最初にセットして放置することも可能です(ツールによります)。
MAMやPAMMなら入金を済ませれば完全にお任せです。
簡単に収入源を増やせる(分散投資)
初期の設定は必要ですが、それさえ済ませれば収入源を1つ増やすことが可能です。
投資にもいろいろありますが、分散することでリスクを減らせます。
さらに自動売買であればお任せでトレードできるため、本業やほかの投資に力を割ける点もメリットです。
放置できる自動売買システムもある
ツール型(EA)の自動売買の多くは放置すればいつかは破錠します。
ただし、無料の自動売買ツール(EA)ではあまり見かけませんが、搭載されている機能によっては放置できるEAもあります。
また、MAM/PAMMは、基本的にプロトレーダー任せのため完全放置です。
自動売買を利用する以上、放置できるサービスを選ばなければあまり意味がないと言えます。
もちろん、トレード状況を参考にして自分でも裁量トレードすることで利益を増やすことは可能です。
ですが、まずは放置できるサービスをおすすめします。
初心者でも稼ぎやすい
自動売買ツールやサービスは、あなた自身がトレードするわけではありません。
そのため、FXの知識がない初心者でも稼げる可能性が高くなります。
もちろん、トレード知識があればピンチになったときしのぎやすくなりますし、ツールの停止や稼働をコントロールすることも可能です。
ですが、一朝一夕で身につけられるものでもありません。
まずは手軽に利益を狙える自動売買でFX投資を始めるのはおすすめです。
公務員の副業としても利用可能
公務員は副業が禁止されています。
ただし、FX投資は国家(地方)公務員法に抵触しません。
これまでに勤務中にトレードして懲戒処分された公務員が数多くいますが、仕事中にやれば当然の結果です。
副業OKの企業でも、勤務中のトレードまでは認めてくれません。
自動売買であれば、勤務中にトレードすることもありません。
といっても、職務中に結果をチェックするなどの行為はやめてくださいね。
海外FXで自動売買するデメリット
- 日本の金融庁にはあまり良く思われていない
- ツールの知識がない初心者は設定を難しく感じる可能性大
- 突発的な経済指標の発生には対応できない
- ピンチを切り抜けるためにはFXトレード知識が必要
- VPSサーバーのレンタルコストがかかる
- 価格に見合わない自動売買システムもある
- 販売主の提示する結果が出ない自動売買システムもある
- デモ口座やバックテストで検証したほうが良い
日本の金融庁にはあまり良く思われていない
金融庁は海外FXの未登録業者リストを作成してホームページ上で公開しています。
こちら⇒https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku/04.html
当サイトで紹介している海外業者もすべて掲載されています。
たとえば、日本で一番シェアを獲得しているXMトレーディングはこのように掲載されています。
会社名「Tradexfin Limited」、サービス名称「XMTRADING」とありますね。
そして、金融庁ホームページ上では「海外の詐欺業者に騙される事例があるので注意してください」とあるため、よく知らない方は違法業者だと受け取ってしまうかもしれません。
ですが、このページに掲載されている会社が違法だと言っているわけではありません。
また、日本在住者が国内から利用しても違法性はありません。
でも、ネット上だけで運営されている海外業者が日本でお金を稼いでも税金が取れないため、快く思っていないことは確かです。
今後も何かと冷たい対応を取られる可能性はあるでしょう。
ツールの知識がない初心者は設定を難しく感じる可能性大
自動売買ツール(EA)は、初期設定段階で難しく感じる初心者の方も多いと思います。
海外FXの口座開設は日本語ページで手続きでできるため問題ないと思いますが、取引ツールのインストールやEAのセットはパソコン作業に慣れていない方はスムーズにいかないかもしれません。
たいていEA販売者側でインストール手順・EA設定手順のマニュアルや動画を提供しているので、それに従って進めればできるはずです。
また、相談窓口が用意されていることがほとんどです。
ただし、相談内容を見ていると、マニュアル通りに進めてもうまくできない方は一定数います。
有料ツールなら意地でも稼働させようと頑張る傾向がみられますが、無料のEAの場合は面倒だからとあきらめてしまう方もでてくるでしょう。
突発的な経済指標の発生には対応できない
為替市場は、毎日世界中の国が発表している経済指標の影響を受けています。
日本であれば日銀総裁の発言・発表、アメリカならFOMCや消費者物価指数の発表といったものですね。
それらの発表はたいてい時間が決まっているため、それに合わせて対処することができます。
ただし、トレードで負けるのは突発的な指標発表であることも多いです。
もし、サラリーマンが兼業しているなら、就業中に何か起こればEAを緊急停止させるなど対応が難しいかもしれません。
できるだけ放置できる機能を搭載した自動売買サービスを選ぶことをおすすめします。
ピンチを切り抜けるためにはFXトレード知識が必要
自動売買ツール(EA)やサービスは、取引状況がわからないPAMM以外なら注文されたポジションを自分で精算することも可能です。
ただし、その判断をするにも最低限のトレード知識が必要になるでしょう。
また、自動損切り機能などが搭載されていないEAを利用する場合、相場が逆行してハマってしまえば自分で対処する必要性もでてきます。
そういったリスクを減らしたい方は、放置しても問題ないEAを選びましょう。
VPSサーバーのレンタルコストがかかる
自動売買ツール(EA)を稼働させるためには、パソコン版のメタトレーダー(MT4かMT5)が必要です。
自宅にデスクトップパソコンがあるなら、PC上で稼働させておけば自動売買してくれます。
(ノートパソコンでも可能ですが、ずっと動かし続けるのは厳しいです)
ただし、取引ツール以外の作業をすると、動作が重くなる可能性はあるでしょう。
また、パソコンの電源を切ったり、取引ツールを閉じてしまえばトレードされなくなります。
自分のパソコンで24時間365日稼働させ続けるのは難しいでしょう。
そういった手間を気にすることなく24時間稼働させ続けるためには、VPSサーバー(仮想デスクトップ)をレンタルすることになります。
仮想デスクトップ上であれば、問題なく24時間稼働させられます。
ただし、レンタル料金が年間1~2万円くらいかかります。
価格に見合わない自動売買システムもある
自動売買ツール(EA)の一部やMAM/PAMMは有料で契約することになります。
編集部ライターもいくつかの有料サービスを利用してきましたが、安いものは5万円前後から、高いものは20~30万円ほど必要です。
そして、高額だからといって、特別スゴイ機能が搭載されているわけではありません。
ハッキリ申し上げて、価格に見合った機能があるとは言えませんでした。
個人の感想ではありますが、初心者の方は20万円以上する自動売買ツールやMAM/PAMMは避けたほうがいいとすら感じています。
最初は無料版&安全設定で始めることをおすすめします。
その上で欲しい機能が搭載されているツールがあれば、手を出していくようにすると後悔する可能性を減らせるでしょう。
販売主の提示する結果が出ない自動売買システムもある
自動売買ツール(EA)やシステムはインターネット上で宣伝されています。
それら宣伝内容の多くは、一番良かった結果を採用しアピールしていることが多いと感じます。
平均月利20%でも、過去1年間で月利5%の月もあれば50%を達成する場合もあります。
そこで月利50%をプッシュしていく、といった具合ですね。
そのため、実際稼働させてみると、宣伝文句どおりの結果が出ないと感じる方もでてきます。
それくらいであればまだ嘘ではありませんが、「絶対稼げる」「月利100%」など言い切っているサービスは嘘の可能性が高いです。
絶対稼げる自動売買サービスは、ゼロとは言いませんがまずありません。
デモ口座やバックテストで検証したほうが良い
コピートレードやMAM/PAMMは検証しようもないため賭けになりますが、自動売買ツール(EA)はたいていフォワードテストやバックテストの結果を公開しています。
それら販売側が提示するデータは、検証時の設定しだいで多少変わりますし、都合のいい部分だけ抜き取っている可能性もあります。
初心者の方がデモ口座などを使って自分で検証するのはなかなか難しいと思いますが、できれば販売主提供のデータを鵜呑みにせず自分で検証しておきたいですね。
できない方は、まずデモ口座で稼働させて様子見してみてください。
海外FX対応の自動売買ツール(EA)の選び方
- 販売主の情報が公開されているか確認する
- 利用者の評判を確認する
- 宣伝広告の謳い文句が過剰すぎない自動売買システムを選ぶ
- 無料、または高額すぎない有料EAから選ぶ
- 破状を防ぐ機能のあるEAを選ぶ
- テスト結果を確認する
- (できれば)自分でデモ口座などを使って検証する
販売主の情報が公開されているか確認する
自動売買サービスの販売主情報が公開されているか確認しましょう。
とくに宣伝ページ上では本名ではなくニックネームのパターンも見かけます。
偽名の場合は論外ですが、販売者の住所や氏名が公開されていることは重要です。
以前、私が利用していたMAMとPAMMは、販売会社名などが公開されていないにもかかわらず数百名が利用していました。
私も当時は確認せず申し込んでしまい、結果的にはプロトレーダーと名乗る素人トレーダーによって見事に破錠されられた苦い思い出があります。
会社名はインターネットで検索ボックスに打ち込んで調査してみましょう。
また販売者名も検索してみてください。
出てこないことも多いので、会社名がわかるのであれば、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)を取得することも1つの手段です。
法務省の「かんたん証明書請求」ならオンライン上で申請できます。
登記・供託オンライン申請システム
⇒https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/
有料ですが、数十万円のサービスを契約するのであれば取得しておくことをおすすめします。
利用者の評判を確認する
新規サービスでは評判も出ていないかもしれませんが、リリースからある程度時間が経過しているサービスであれば、利用者の声がネット上に出ているはずです。
ツイッター(X)を始め、グーグル検索するとレビュー記事がヒットするでしょう。
その多くは売るための宣伝ページ⇒投稿であることも多いのですが、利用者の声も見つかるはずです。
まずは、サービス名で検索してみてください。
宣伝広告の謳い文句が過剰すぎない自動売買システムを選ぶ
「絶対」「100%」「必ず儲かる」といった、投資ではありえない事象が宣伝文句に使われているサービスは避けてください。
お金持ちの間だけで共有されている投資話なら、100%稼げる投資もあるのでしょう。
ですが、一般人向けにはありません。
そして自動売買にも100%はありません。
これらのフレーズが使われていたら、まずは疑ってみましょう。
無料、または高額すぎない有料EAから選ぶ
私の個人的経験という狭い検証データですが、高額なサービスほど詐欺の可能性が高いと感じています。
初心者の方には、無料の自動売買ツール(EA)、または数万円以下で購入できるEAから始めることをおすすめします。
破状を防ぐ機能のあるEAを選ぶ
コピートレード/MAM/PAMMはトレーダー任せのためできることはありませんが、自動売買ツール(EA)を利用するなら破錠を防ぐ機能が搭載されているものを選びましょう。
自動売買を利用する価値は、放置できてこそ。
頻繁にチャートをチェックしなければいけないものでは本末転倒です。
テスト結果を確認する
EAを利用する場合、まずは宣伝ページなどで公開されている検証データをチェックしましょう。
(ないものは問題外です)
その後、できれば自分でもバックテストしてデータ通りの結果が出るか確認する、またはデモ口座で稼働してからリアル口座で稼働させることをおすすめします。
(できれば)自分でデモ口座などを使って検証する
上の項目で触れましたが、まずはデモ口座で稼働させて結果を確認することをおすすめします。
販売主によっては対応してくれないかもしれませんが、非対応であれば購入しないほうが良いでしょう。
スマホで海外FX対応の自動売買ツールを使う方法
スマホだけで自動売買ツールを使うケース
国内業者ではアプリで自動売買できるツールもリリースしていますが、海外FXでは見かけません。
基本的にパソコン版の取引ツールに自動売買ツールをインストールすることになります。
そのため、スマホではトレード状況の確認だけしかできません。
どうしてもスマホだけで済ませたい方は、VPSサーバーをレンタルしてください。
年間1~2万円ほどコストはかかりますが、仮想デスクトップを利用可能です。
スマホから、VPSサーバー上の仮想デスクトップへアクセスし、そこでパソコン版取引ツールをインストールしてEAも設定しましょう。
なお、スマホからの接続には「Microsoft リモート デスクトップ」といった専用アプリを利用します。
スマホでは確認のみ/パソコンで自動売買を使うケース
問題なく利用可能です。
自分のパソコンに取引ツールをインストールし、EAもインストールしましょう。
スマホ側は取引ツールアプリをインストールすれば、EAの取引状況を確認できます。
注文したポジションの清算も可能です。
ただし、スマホ上でEAの稼働・停止を切り替えられません。
リモート接続するアプリを利用し、自分のパソコンをスマホから操作できるよう準備しておきましょう。
編集部では「Microsoft リモート デスクトップ」を利用しています。
海外FXで自動売買ツール(EA)を使うときの注意点
- 販売主の推奨設定より余裕を持たせる
- 定期的に状況を確認する
- 利用する業者の利用規約を確認する
- VPSサーバー利用時はアップデートに注意する
- 複数の自動売買ツール(EA)を使うときはパソコンのメモリやマジックナンバーに注意する
- 詐欺業者に注意する
放置できる自動売買もありますが、できれば1日1度くらいはチェックしておきましょう。
VPSサーバーを借りている方も、1週間に1度は接続して動作チェックしておくと安心です。
また、稼ぎたい気持ちを抑えて、推奨設定、またはそれより安全な設定で稼働させることをおすすめします。
「楽して稼げることはない」と言うつもりはありませんが、ギャンブルトレードはしないようにしましょう。
FX自動売買(EA)におすすめの海外FX業者
- XMトレーディング
- Exness
- TitanFX
インターネット上で販売されている自動売買ツール(EA)の多くはXMトレーディング対応です。
日本でも最も利用者数が多く、信頼されている業者ですね。
初心者の方は、安全性の面とボーナスの多さからXMトレーディングがおすすめです。
Exnessはボーナスことありませんが、世界トップクラスのトレード環境が整っています。
対応するEAがあればここもおすすめです。
TitanFXは自社で無料EAを提供しています。
「取引戦略研究所」ページでEAを探してダウンロードしましょう。
自分で探す手間がかかること、どれがいいのかわからない点はデメリットですので、ある程度経験を積んで判断力が身についてからがおすすめです。
当サイトおすすめのFX自動売買(EA)ツール
編集部でもこれまでいくつかの自動売買システムを利用してきました。
その多くは破状してきました中で、現在は「ゴールドラッシュ」という自動売買ツール(EA)を稼働中です。
もし相場が逆行したとしても、両建てトレードで損失の拡大を防いでくれる機能が搭載されています。
そのため、放置していたら知らない間に破状していた、といったことが無くなります。
また、時間や曜日を厳選してより安全に稼働させた場合でも、月利20%程度は稼いでくれるでしょう。
こちらでレビュー記事を紹介しているため、ぜひご一読ください。
なお、ゴールドラッシュにもいくつかの種類があり、皆さんにおすすめするのは無料で利用可能な「ゴールドラッシュXM」です。
より機能が充実している有料版もありますが、かなり高額ですし価格に見合った機能か?と言われると人によって高いと感じるかもしれません。
編集部としては、有料版の購入費用をトレード資金にしてゴールドラッシュXM(無料版)で稼働させるパターンをおすすめします。
海外FXで自動売買に関するQ&A
- 日本在住者が海外FXを使っても違法性はない?
- FX自動売買(EA)に違法性はない?
- 詐欺ツールや業者に騙される心配はない?
Q1.日本在住者が海外FXを使っても違法性はない?
当サイトで紹介する海外FXであれば違法性はありません。
あまり情報が出ていない海外業者はライセンス未取得の場合もあるため利用は避けましょう。
Q2.FX自動売買(EA)に違法性はない?
EAに違法性があることは少ないです。
どちらかといえば、販売者が詐欺行為をしているため、販売者情報や利用者の評判をチェックして怪しいところがないか調査しましょう。
Q3.詐欺ツールや業者に騙される心配はない?
詐欺業者はいます。
自動売買ツールの販売をエサに個人情報を取得したり、宣伝とは大きく異なる結果しか出ないツールであることも。また、マルチ商法(MLM/ネットワークビジネス)用の商材として利用されるケースもあります。MLMの場合は100%詐欺業者ですので契約しないようにしてください。投資案件の販売には金融庁への登録が必須ですが、ライセンスを取得している業者はいません。
まとめ
海外FX口座を利用した自動売買ツール(EA)やシステム情報を紹介しました。
サラリーマンや公務員などの副業として取り組みやすいFXの自動売買ですが、販売主によっては詐欺だったり想定通りに稼げないことも多いです。
甘い宣言文句に騙されないよう、安全性の高いEAと海外業者を選んでくださいね。