日本では稼ぐトレーダーほど個人より法人に有利な税制となっています。海外FXでのトレードで稼げているなら、法人化することでより多くのお金を手元に残せます。目安となる収益は年700~1000万円ほどですが、早めの法人化をおすすめします。
トレード環境が日本国内のFX業者より圧倒的に充実している海外FX。
強力なボーナス、1000倍以上のハイレバレッジ環境、ゼロカットによる追証なし、スキャルピングに最適なECN方式などに魅力を感じて利用しているトレーダーも多いです。
ただし、海外FXの弱点を1つ上げるとすれば、日本で利用した時の税金が総合所得&累進課税で計算されてしまうこと。
稼げば稼ぐほど税率が上がってしまいます。
でも、海外FXを法人化すればトレード収益を事業所得で計算できます。
個人や個人事業主の場合は最大55%ほどですが、法人化すれば最大33%程度まで抑えられます。
収益額によるものの、ざっくり20%は節税効果を得られる可能性が高いです。
そこで、海外FXユーザーが法人化を検討するタイミングについて徹底解説!
法人化するメリットや、法人口座を開設可能な海外FX業者を紹介しています。
もちろんデメリットもあるため、しっかりチェックして後悔のない法人化を実現しましょう!
すぐに対応業者を確認したい方はこちら
⇒法人化に対応するおすすめ海外FX業者
海外FXの法人化に対応する業者
まず最初に、節税のメリットは知ってるから法人口座を開設可能な海外FX情報を知りたい方に向け対応業者を紹介していきます。
現在利用している海外FXが非対応なら乗り換えましょう。
法人化に対応する海外FX業者を比較
法人化後のコスト削減や安全性など海外FXを選ぶポイントになる次の項目を比較していきます。
- 法人口座開設のしやすさ
- 資金の預け入れに対する安全性
- 一番メインの口座タイプのスプレッド幅
- メイン口座の最大レバレッジ倍率
- 銀行出金手数料
- 追証なしになるゼロカット対応
海外FX 業者 | 口座開設 難易度 | 安全性 | 最大 レバレッジ (制限の条件) | 平均 スプレッド (ドル円) | 銀行出金 手数料 |
---|---|---|---|---|---|
FXGT | 普通 (最短10分) | 普通 | 1000倍 (取引中の金額で 20~500倍に制限) | 1.6pips | 800円+2% |
HFM | 普通 (最短1週間) | 高い | 2000倍 (残高30万ドル以上 75倍に制限) | 1.7pips | 無料 |
AXIORY | 簡単 (最短1時間) | 高い | 400倍 (残高1000万以上 300倍に制限) | 1.4pips | 無料 (2万円未満で 1000円) |
TitanFX | 超簡単 (最短5分) | 普通 | 500倍 (残高などの 制限はなし) | 1.3pips | 無料 |
Exness | 難しい (最短3ヶ月) | 高い | 2000倍 (無制限もあり) | 1.1pips | 無料 |
各海外FXの特徴や口座開設手順はリンクを押せば開設している項目へジャンプします。
日本で海外FXシェア1位のXMは非対応です
日本人の海外FXトレーダーの約半数が利用するXMトレーディングは法人化に対応していません。
過去には対応していたものの、新規受付停止になっています。
無理やりできないこともありませんが、気持ちよく法人事業としてトレードするには対応する業者から選ぶことをおすすめします。
海外FX口座を法人化するメリット
- 事業所得での計上により税率を低くできる
- トレードの含み損を計上できる
- 経費計上で節税
- 10期分の赤字を繰越控除で節税可能
- 他の事業と損益通算による節税可能
- 退職金の利用で節税可能
- 【おまけ】社長になれる
【メリット1】事業所得での計上により税率を低くできる
法人化最大のメリットとも言えるのが海外FXで稼いだ利益を「事業所得」で計上できること。
個人や個人事業主として稼いだ時、確定申告では「雑所得」で計上するのが一般的です。
そして雑所得は金額が増えるほど税率が高くなっている累進課税が適用されます。
※住民税率は編集部で追記してあります
国税庁公式ホームページに掲載されている個人・個人事業主向け所得税の税率表です。
国に治める税金だけを見ると900万円以上から急に税率が高くなっていきます。
海外FXデスク編集部としては所得税率20%(+住民税10%)が適用される年間330万円を超えてきたら法人化をおすすめします。
個人の雑所得ではなく法人の事業所得にできれば、一般的な法人であれば税率23.2%に。
稼いでいるトレーダーほど手元にお金をたくさん残すことができます。
日本の未来ために税金をたくさん納めたい方であれば法人化する必要はありませんが、このページを開いている方は少しでも稼いだ利益を懐に残したいと思っているはず。
そのためにも早めに海外FXを法人化しておくと有利です。
【メリット2】トレードの含み損を計上できる
個人や個人事業主ではできない含み損の計上。
法人化すると海外FXの税金計算で事業年度を跨ぐときに保有しているポジションの含み損も計上できるようになります。
スキャルピングやデイトレード手法の場合はは期を跨ぐことはほとんどないと思いますが、スイング/ポジショントレードをされている方は持ち越すこともあると思います。
また、トレード手法に関わらず含み損を抱え込んでしまったままの方にとっても有利です。
仮に含み損が100万円あったなら、計上する利益からその分を差し引けるため節税効果があります。
翌期に入ってから解消できれば、計上した含み損はさらに効果的といえるでしょう。
【メリット3】経費計上で節税
個人や個人事業主と法人では経費計上できる範囲が大きく違ってきます。
個人では税務署に拒否される勘定科目でも経費計上できるようになります。
- 出張時の日当(おすすめ!)
- 自宅を役員社宅にして家賃やローンの経費化
- 自動車税などの経費化
- クルマを社用車にして経費化
- 生命保険料・自動車保険料などの経費化
- 退職金の積み立て分を経費化
など
このように海外FXを法人化しておくと個人の時に自腹負担していたさまざまな出費を経費として計上できるため、節税することができます。
編集部的におすすめなのが日当です。セミナーに参加など遠出するときに会社から自分に支払えるもので、1日5000円程度の金額に設定できます。そしてなんと日当は税金計上しなくても良かったりします。法人側は旅費交通費として経費計上しつつ、受け取った個人は確定申告で計上しなくていい収入なんです。明確な根拠さえあれば、旅行に行くときですら日当を支払えてしまいます。
ほかにも小規模企業共済など、法人であれば利益を控除する方法はたくさん用意されています。
【メリット4】10期分の赤字を繰越控除で節税可能
ずっと黒字の場合は関係ありませんが、法人は赤字になったら翌年以降10年間にわたって繰越控除できます。
個人事業主の繰越控除は3年ですが海外FXの収益は対象外のため、適用できる分かなり有利です。
過去のマイナス分を今期の利益から差し引けるため、金額によっては大幅な節税効果になるでしょう。
過去の損失を利益から控除できる仕組みです。前年度に100万円の赤字、今年度は100万円の黒字だったなら、今年度の利益は0円となり納税する必要がなくなります。海外FXを法人化される方はある程度稼げるようになってからの話になるためあまり意味はありませんが、将来赤字になる可能性もゼロではありません。その時に赤字分を翌年から10年間繰越控除できるため非常に有利です。
【メリット5】他の事業と損益通算による節税可能
法人化してから海外FXの収益以外に所得がある場合、それら別事業の所得と合算して税金計算できます。
海外FXをしているなら、FX塾を始めたり、アフィリエイト事業をしている方も多いです。
そういったトレードとは別事業で赤字が発生しているなら損益を通算=合算して計上できるため節税効果があります。
複数事業の収益を合算して税金計算できること。
【メリット6】退職金の利用で節税可能
法人なら自分への退職金を準備する際、一定金額の範囲内であれば節税効果を得られます。
勤続年数×40万円/年までは控除されるため所得税・住民税の対象になりません。
(勤続年数20年以上なら年70万円)
さらに、退職金は社会保険料の計算に含まれません。
また、個人の確定申告時にほかの所得と分けて税金計算できることから、同じ金額を給与所得として受け取るより税率を抑えられます。
非常に優遇されているため、積極的に活用していきましょう。
【おまけ】社長になれる
節税効果とは関係ありませんが、小さい頃「将来社長になりたい!」と思ったことはありませんか。
海外FXを法人化すれば、晴れて社長を名乗れるようになります。
また名刺にも代表取締役や社長と明記できます。
(いまならCEOでもいいですね)
地位が人を成長させる、とも言いますし、社長として人生に彩りを与えてみるのもおすすめです。
海外FX口座を法人化するデメリット
- 海外FX業者の選択肢が少ない
- 個人口座をそのまま法人化できない
- 利益がなくても税金が発生する
- 法人設立に25万円ほどかかる
- 法人のお金は代表者が自由に使えない
- 引越し時など法人情報変更時にお金がかかる
- 個人のときより口座開設に手間がかかる
個人事業主が法人化してトレードすることによるデメリットというより、法人そのものの運営に関するデメリットが多くなります。
海外FXの節税効果というメリットを考えれば、デメリット分を補って余りあるため法人化をおすすめします。
ですが、デメリットもしっかり確認してから法人化を検討しましょう。
【デメリット1】海外FX業者の選択肢が少ない
いま日本人が利用できる海外FXブローカーは100社ほどあります。
その中で法人口座を開設できる業者は限られてきます。
普段利用している海外FXでそのまま法人化できないことがある点は大きなデメリットです。
たとえば日本で一番利用されている海外FX「XMトレーディング」は法人口座を開設できなくなってしまいました。
(以前は対応していました)
おそらく、このページを見ている方もXMユーザーが多いことでしょう。
すでに法人化済みであれば良いのですが、XMのように新規ユーザーができなくなることもありえます。
このことからも、ある程度稼げている方は早めに法人化しておくことをおすすめします。
【デメリット2】個人口座をそのまま法人化できない
現在、法人化に対応している海外FXでトレードしている方も、個人の口座をそのまま法人口座に切り替えることはできません。
代表取締役が同じ名義でも、個人と法人では別人格扱いです。
あらためて法人格での新規口座開設を済ませましょう。
資金も一度個人の銀行口座などに出金してから、法人口座へ入金することになります。
また、もしボーナスが残っているなら、ほとんどの海外FXは出金時に消滅してしまう点もデメリットの1つです。
【デメリット3】利益がなくても税金が発生する
サラリーマンや主婦などの兼業トレーダーのように個人としてなら、利益がなければ確定申告しなくても問題ありません。
ですが、法人化すれば赤字でも税金が発生してしまうのは大きなデメリットです。
均等割(きんとうわり)という固定の税金があり、法人市民税と県民税で7万円ほど必要です。
赤字にもかかわらず7万円の税金はかなりきつく感じるかもしれませんが、義務ですので避けられません。
とはいえ、海外FXの法人化を考えている方はすでにある程度稼げていることでしょう。
利益が出ているなら気にする必要はないデメリットです。
【デメリット4】法人設立に25万円ほどかかる
個人事業主は管轄税務署に開業届を出すだけ済みます。
もちろん無料です。
ですが、法人を設立するためには登録時の印紙代などで最低でも20万円ほどかかります。
また、会社の印鑑も作ることになるでしょう。
役場や法務局、税務署、公証人役場などに行く必要があり、自分で手続きすることはかなり大変ですので、司法書士などに依頼すればさらにコストがかかります。
初期コストが大きくなる点はデメリットと言えるでしょう。
ですが、すでに設立コストくらい余裕で稼げているトレーダーなら法人化のメリットの方が大きいです。
【デメリット5】法人のお金は代表者が自由に使えない
法人化すると、会社のお金で自由にご飯を食べたりモノを買うことはできません。
個人事業主と大きく異なる部分がこれです。
代表者のお金ではなく、あくまでも別人格である法人のものになるため、使うためにも理由が必要です。
たとえば旅行へ行きたいとき、会社のお金を使うためには研修などの理由付けが必要になってきます。
スポーツジムに通うなら、社員の福利厚生費など何かしらの名目を作ります。
そしてそれが税務署に認められなければいけません。
この自由度の低さはデメリットですね。
稼いだお金を経費化して節税するためにはわかりやすい理由が必要です。
作詞・作曲家のような仕事であればどんなものでも経費化できそうですが、海外FXトレード事業だけでは経費化できる範囲は狭くなるでしょう。
旅行ブログを立ち上げる、商品レビューサイトを作るなど税務署を説得できる事業形態を作っておくことをおすすめします。
【デメリット6】引越し時など法人情報変更時にお金がかかる
個人なら引越ししたり結婚して名前が変わってもとくに費用は発生しません。
ですが、法人化すると法務局で登記簿謄本を書き換えなければいけなくなります。
このとき3万円の印紙代が発生してしまいます。
自宅をそのまま事務所にするならとくに問題ありませんが、引越しすれば住所が変わります。
あとから家族を取締役にすれば登記簿謄本に追記しなければいけません。
このように、なにかしらの変更があれば余分なコストがかかる点は法人化のデメリットです。
【デメリット7】個人のときより口座開設に手間がかかる
個人のときは身分証明書と住所確認書類の2点で開設できましたが、法人は申込書や取締役以上の署名捺印、重役全員分の本人確認書類、株主情報などさまざまな書類を準備することになります。
一人株式会社であれば多少楽になりますが、準備の手間は大きく違ってきます。
ここまで、海外FX事業を法人化するメリットとデメリットを紹介してきました。
デメリット以上に節税に関するメリットの大きさに魅力を感じた方も多いのではないでしょうか。
では、海外FXではなく国内FXでの法人化はダメなのか?
その点についても解説していきます。
国内FXと海外FXで法人化するときの違い
- 取引の透明性・信頼性が高い
- ハイレバレッジ対応
- ゼロカット対応
- ロスカット水準が低い
- FX自動売買ツール(EA)の選択肢が豊富で無料で利用できる
- 法人化で国内FXの税率に近くなる
取引の透明性・信頼性が高い
いま利用している海外FXを選んだ時に気にした方もいると思いますが、FX業者が使っている処理システムにはDD方式とNDD方式の2種類あります。
海外FX業者は主にNDD方式を採用しているため透明性が高いです。
そして、DD方式を使うFXブローカーでは、あなたの注文を好きなように操作されてしまう可能性もでてきます。
とくに、日本国内のFXブローカーの多くがDD方式を採用しているため、本当に正しい処理がされているのか?は不透明です。
Dealing Desk(ディーリング・デスク)の略で、FXブローカーが自社内でユーザーの注文を捌く仕組みです。金融市場に流さないため、通信時間がかからず処理が早くなるメリットあり。また自社内で処理することで自由に手数料を獲れるため、スプレッドを注文したポジションに上乗せしなくてもよく手数料が安くなるメリットもあります。ただし、あなたの注文したポジションがどのように扱われているのかわかりません。ベストなタイミングで精算処理したにもかかわらず、少しタイミングをずらされて想定した利益が得られない、なんてことも。悪質なブローカーならありがちな行為です。このように透明性が低い点が大きなデメリットです。
このページで紹介する海外FXの中にもDD方式を採用しているブローカーはあります。
ですが、ほとんどの海外FXがNDD方式を採用しているため、透明性は高くなっています。
No Dealing Desk(ノー・ディーリング・デスク)の略で、ユーザーの注文を実際に売買されている金融市場に流す仕組みです。FXブローカー側は手数料となるスプレッドを上乗せするくらい。決済タイミングをズラすなど悪質は行為はなく、ユーザーの注文・精算処理が市場にヒモづいている透明性の高い仕組みです。海外FXを選ぶ理由の1つとも言えます。
なお、NDD方式にも「STP」と「ECN」の2パターンあり、ECNのほうが余分な処理がない分高速に処理されるため、スキャルピングに最適です。
ハイレバレッジ対応
海外FXでなければできない数百倍以上のハイレバレッジトレード。
中には無制限レバレッジなんていう使い方が逆に難しそうな環境を用意している海外FX業者もあります。
海外FXを利用している時点でご存じかと思いますが、国内のブローカーでは金融庁の取り決めにより最大25倍までしかレバレッジをかけられません。
ハイレバレッジは少ない金額で稼ぎやすくしてくれるため、資金力のないトレーダーにとって大きなメリットとなるもの。
ですが、資金力がある方もそのまま稼ぎやすいため同じようにメリットと言えます。
同じ軍資金でより稼ぎやすくなるのなら、より良い環境を選びたいですね。
ゼロカット対応
ハイレバレッジ環境と同じく、海外FXならではのメリットでもあるゼロカット制度。
ゼロカットあり=追証なし(借金の心配不要)となる非常にありがたい仕組みです。
そして国内ブローカーは金融庁の取り決めにより導入できません。
でもハイレバレッジでトレードする時に心配なのは、相場の急変動によるマイナス残高=追証だと思います。
インターネット上で「FX 破産」などと検索すると、トレードで破産した方たちの怨嗟の声がみられますね。
その不安を払拭してくれるのがゼロカット制度です。
ハイレバレッジとゼロカットは2つとも揃ってこそ最高の環境と言えます。
ちなみに、ゼロカットはトレードによる損失を補填してくれるだけのため、軍資金を借金した方は別です。
ロスカット水準が低い
国内FXブローカーのロスカット水準は証拠金維持率100%前後が多いです。
対して海外FXは0~20%が一般的。
そもそもそこまでピンチになっている時点で失敗トレードではあるのですが、わずかでも長くチャンスをもらえるという点では有利です。
もちろん証拠金維持率100%程度でロスカット(強制決済)されたほうがマシ、という考え方もあります。
でも維持率が100%前後になった時点で元通り復活できるような残高ではないため、お金が返ってくる可能性はほぼありません。
FXの女神さまに祈る猶予がある分マシと言えるでしょう。
FX自動売買ツール(EA)の選択肢が豊富で無料で利用できる
海外FX口座で使えるFX自動売買ツール(EA)はたくさんリリースされています。
数十万円するような有料EAから無料のものまでたくさんあり、自分でトレード時間を取れない方にとって有利です。
国内FXブローカーでも無料ツールはありますが、自社でリリースしているところが多いです。
自社以外がリリースしているツールは海外FX業者ほどありません。
もちろんEAのテストや検証も必要ですし、テストで良い結果が出ても実戦で大きく負けてしまうツールもあります。
それでも使い方しだいで十分に稼げるものです。
法人化で国内FXの税率に近くなる
ページ冒頭から何度か触れてきたように、海外FXの法人化は節税効果が大きいもの。
国内業者で稼いだ利益に対する税率は一律20%です。
対して海外FXを個人や個人事業主として稼いだ場合は累進課税となり、最大55%ほども納税することになってしまいます。
でも、法人化することで税率を最大33%程度まで抑えることができます。
すでに稼いでいるなら、法人化は必須と言えるでしょう。
このように、海外FXは法人化することによるメリットが国内とは大きく違ってきます。
海外FXを法人化するタイミングと具体的な年間収益額
海外FXの法人化にメリットがあることはここまで解説してきたとおりです。
ではどんなタイミングで法人化すれば良いのでしょうか。
具体的な年間収益で切り替える目安・タイミングを見ていきましょう。
【年間利益別】個人事業主と法人の税金比較
- 個人事業主・法人ともにトレード収益以外に収入がないものとする
- どちらも経費はないものとする
- 法人税率は資本金1000万円以下普通法人のものを適用
(年800万以下の分は税率15%/800万超の分は税率23.2%) - 税金計算はこちらを利用させていただきました
⇒法人と個人事業主の税金計算シミュレーション - 実際の税金額は都道府県・市区町村により多少異なります
年間所得額 (FX収益のみ) | 個人の税額 実効税率 | 法人の税額 実効税率 |
---|---|---|
赤字 | 0円 | 7万円ほど |
100万円 | 81,000円 8.1% | 293,800円 29.4% |
200万円 | 232,000円 11.6% | 517,800円 25.9% |
300万円 | 417,200円 13.9% | 741,600円 24.7% |
400万円 | 691,800円 17.3% | 965,600円 24.1% |
500万円 | 1,046,000円 20.9% | 1,214,100円 24.3% |
600万円 | 1,400,200円 23.3% | 1,462,700円 24.4% |
法人化ライン | 700万円25.1% | 1,754,400円24.4% | 1,711,200円
800万円 | 2,126,000円 26.6% | 1,959,800円 24.5% |
900万円 | 2,510,800円 27.9% | 2,327,700円 25.9% |
1000万円 | 2,948,800円 29.5% | 2,695,700円 27.0% |
2000万円 | 7,926,700円 39.6% | 6,376,100円 31.9% |
3000万円 | 13,752,200円 45.8% | 10,234,900円 34.1% |
4000万円 | 19,336,200円 48.3% | 13,980,900円 35.0% |
5000万円 | 25,430,700円 50.9% | 18,099,200円 36.2% |
1億円 | 55,903,200円 55.9% | 37,224,200円 37.2% |
経費などを一切考えず単純なトレード収益だけで税金計算した結果、700万円が法人化の目安ラインとなります。
ただし、法人化による経費の幅が広がるメリットを含めると、もう少し早めに法人化することをおすすめします。
またページ冒頭でも触れましたが、安定して年間300万円くらい稼げるようなら、あとはトレード資金を増やしてロット数を大きくするだけ。
あっという間に年700万円を超えてしまうでしょう。
自分なりの勝ちパターンが見つかった方は、ここで紹介した目安ラインより早めの法人化をおすすめします。
海外FXを個人口座のまま法人で運営できないの?
個人と法人で別人格扱いとなるため基本的にできません。
法人の代表者が完全に法人でしか使わない個人名義の銀行口座を開設し、そこへ出金するパターンを使っている人もいるようですが、絶対にOKとは言えません。
契約している税理士さんがOKと言っても、管轄の税務署がNGと判断すればダメです。
まず税務署に相談してOKをもらってからやるようにしましょう。
法人化におすすめの海外FX業者の特徴と口座開設方法
海外FX 業者 | 口座開設 難易度 | 安全性 | 最大 レバレッジ (制限の条件) | 平均 スプレッド (ドル円) | 銀行出金 手数料 |
---|---|---|---|---|---|
FXGT | 普通 (最短10分) | 普通 | 1000倍 (取引中の金額で 20~500倍に制限) | 1.6pips | 800円+2% |
HFM | 普通 (最短1週間) | 高い | 2000倍 (残高30万ドル以上 75倍に制限) | 1.7pips | 無料 |
AXIORY | 簡単 (最短1時間) | 高い | 400倍 (残高1000万以上 300倍に制限) | 1.4pips | 無料 (2万円未満で 1000円) |
TitanFX | 超簡単 (最短5分) | 普通 | 500倍 (残高などの 制限はなし) | 1.3pips | 無料 |
Exness | 難しい (最短3ヶ月) | 高い | 2000倍 (無制限もあり) | 1.1pips | 無料 |
法人化に対応する各おすすめ海外FX業者の比較項目について詳しく解説していきます。
AXIORY(アキシオリー)法人口座の特徴と開設手順
AXIORY(アキシオリー)の法人口座開設の難易度
数分では終わりませんが、だいたい1時間くらいを目安にしておけば開設は完了します。
海外FXの中でも比較的簡単に法人化できます。
開設までの難易度と安全性などバランスのいい海外FXブローカーです。
AXIORY(アキシオリー)の安全性
2007年にFX事業をスタートさせたAXIORY(運営会社:Axiory Global Ltd.)。
ベリーズという国でライセンスを取得しています。
このライセンス自体は取得しやすく信頼性がものすごく高いわけではありませんが、AXIORYでは補償額無制限の信託保全があります。
もしAXIORYが破綻しても顧客資産を全額補填されるため安全です。
また海外FXの多くは会社資産と顧客資産を別口座に分けて管理する方式です。
AXIORYでは顧客資金を「Doha Bank」で管理していると明記しています。
このあたりを公開していない海外FXも多いため、透明性の面で優れていると言えるでしょう。
(もちろん公開しないことによるメリットもありますが)
AXIORY(アキシオリー)の最大レバレッジ
最大2000倍です。
以前までは最大400倍だったため、ほかの海外FXより見劣りしていましたが現在は同水準になりました。
国内業者では味わえないハイレバレッジ環境でトレード可能です。
AXIORY(アキシオリー)のスプレッド幅
業界でも低めに設定されています。
取引回数が多くなるスキャルピングトレードをメイン手法にしている人にとって有利な業者です。
AXIORY(アキシオリー)の銀行出金手数料
2万円未満の出金時は1000円の手数料を獲られますが、法人化を検討する段階の人であればもっと高額を出金することになるでしょう。
というわけで基本は無料で出金できます。
決済手数料コストがかからないのはメリットです。
AXIORY(アキシオリー)法人口座の開設手順
- 法人確認書類(登記簿謄本や定款)
- 法人の住所確認書類(支払明細や印鑑証明書)
- 株式名簿(株主と保有数のリスト)
- (取締役2名以上なら取締役決定書)
- 代表者の身分証明書
- 代表者の住所確認書類
- AXIORY公式の「口座開設」を押す
- 「法人口座」→「リアル口座」を選択
- 会社情報などをフォームに入力
- 本人確認書類をアップロード
AXIORYでは最初に細かな会社情報や担当者情報などを入力します。
そのため他の海外FXより開設まで多少時間がかかります。
また提出する確認書類の数も多めです。
それでも書類の準備さえ済んでいれば、1時間程度で開設できるため、比較的簡単な海外FXです。
FXGT法人口座の特徴と開設手順
FXGTの法人口座開設の難易度
業界内でもかなり簡単に法人口座を開設できる海外FXブローカーです。
個人口座とあまり変わらないためスピーディーに法人化した人なら候補の1つになります。
FXGTの安全性
FXGTの安全性・信頼性は「中」程度です。
ライセンスは多くの海外FXブローカーが取得している「セーシェル」国のものを取得しているため違法性はありません。
ただし、過去に出金拒否された、という声もいくつか出ていますし、開業してからの運営歴も短め。
銀行出金手数料もかかるため、他の多数の選択肢がある中であえてここを選ぶ必要性は低くなります。
ですが、ボーナスが業界トップクラスに充実しチエルこと、法人口座開設の簡単さ、高いレバレッジ環境でトレードできる点はメリットです。
FXGTの最大レバレッジ
最大1000倍でトレードできます。
海外FX全体では標準的なレバレッジ倍率ですが、法人口座に対応しているところに限れば上位に入ります。
FXGTのスプレッド幅
FXGTのスプレッド幅は広すぎないものの狭くもない一般的なレベルです。
それでも標準的なスプレッド幅のため、法人口座開設の簡単さと1000倍レバレッジを優先する方なら選択肢に入ってくるでしょう。
FXGTの銀行出金手数料
基本800円+出金額の2%が手数料です。
もし年末に1年間で稼いだ500万円を一括出金するとしたら、800円+500万×2%=100800円もの手数料となります。
出金額に占める割合は少なめですが、金額に対して%で手数料を徴収される業者は厳しいですね。
これからもっと稼ぐようになったときの節税を考えて法人化すると思いますので、将来にわたってこの手数料を負担し続けるのは大きなデメリットです。
このページで紹介しているほかの海外FXには、無料で出金できるところがいくつかあるため、この点はFXGT最大の弱点と言えます。
FXGT法人口座の開設手順
- 法人の登記簿謄本(履歴事項全部証明書など)
- 法人の存在証明書(取引明細など)
- 会社の定款
- 取締役会決議書
- 最終受益者申告書
- 取締役など全員の身分証明書
- 取締役など全員の住所確認書類
- 代表者の身分証明書
- 代表者の住所確認書類
書類さえそろっていれば口座開設手続きそのものは簡単ですが、かなり多くの提出書類を求められます。
準備の大変さを考えるとほかの海外FXでの法人化をおすすめします。
- FXGT公式ページで口座開設ページを開く
- 法人を選ぶ
- フォームを入力
- 本人確認ページに移動
- 個人情報などフォームに入力
- 本人確認書類をアップロード
- 会社情報をフォームに入力
- 会社の書類をアップロード
- 代表者の個人情報をフォームに入力
- 代表者の本人確認書類をアップロード
アップロードする書類も入力欄も多めです。
開設完了までは早いものの準備段階でかなり手間がかかってしまいます。
TitanFX(タイタンFX)法人口座の特徴と開設手順
TitanFX(タイタンFX)の法人口座開設の難易度
ここで紹介する海外FXの中でもかなり簡単な部類です。
TitanFX(タイタンFX)の安全性
安全性は「中」です。
ライセンスは2カ国で取得しているため違法性はなく、会社の信頼性も高いと言えます。
ここを利用するユーザーの評判も上々です。
欠点は、まだ新しい海外FXのため日本での運営歴が短いこと。
そして資産管理は会社と顧客資産を完全に分別管理していますが、信託保全はなく2万ユーロ以下の補償のみとなっている点です。
海外FXを法人化するレベルのトレーダーであれば、2万ユーロ以上口座に預け入れる人も多くなるでしょう。
となると、もしものリスクを考えた場合、もう一段上の補償を付けてもらいたいところです。
よって2万ユーロ以下でトレードする人ならおすすめの海外FXと言えます。
TitanFX(タイタンFX)の最大レバレッジ
最大500倍レバレッジです。
海外FXでは決して高くない倍率ですが、レバレッジ制限がありません。
口座残高や保有ロット数・ポジション数が多くても制限されない点はTitanFXのメリットです。
TitanFX(タイタンFX)のスプレッド幅
TitanFXのスプレッド幅は海外FX業界でも狭め。
このページで紹介する中では2番目の狭さですね。
取引回数が多い人ほど有利です。
TitanFX(タイタンFX)の銀行出金手数料
TitanFXでは銀行出金手数料がかかりません。
銀行送金限度額は1000万円、最低出金額は1万円からとなっています。
1000万円を一括出金しても無料なのはありがたいですね。
TitanFX(タイタンFX)法人口座の開設手順
- 会社の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 会社の定款
- (定款に未記載なら株主全員の登記書類)
- 代表者の身分証明書
- 代表者の住所確認書類
海外FXの法人化であればおそらく自分だけの一人株式会社が多いと思います。
そうなると必要書類は4種類のみです。
- TitanFX公式のリアル口座開設ページを開く
- 法人口座を選択しフォームに入力
- 会社情報をフォームに入力
- 「取引口座を開設する」を押す
- 届いたメールからログインし認証手続きする
- 準備した書類をアップロードする
書類の準備が終わっていれば、10分もかからず申請完了できるでしょう。
顧客資産の補償が2万ユーロまでの点以外は、法人化手続きも簡単で口座スペックも高くおすすめできる海外FXブローカーです。
HFM(旧HotForex)法人口座の特徴と開設手順
HFM(旧HotForex)の法人口座開設の難易度
HFM側が指定する申込書の記入など、ほかの海外FXより少し手間がかかります。
また、申請書は全部英語になっているため生粋の日本人にとってより難易度が高く感じるかもしれません。
また審査完了までの時間も多少必要です。
1週間ほどが目安のため、法人化するタイミングは少し余裕をもって計画しておきたいですね。
HFM(旧HotForex)の安全性
2009年に設立され事業スタートした比較的若い海外FXブローカーです。
2022年5月にHotForex→HFM(HFマーケッツ)に社名変更しています。
ライセンスは7種類取得していて、金融業界におけるさまざまな賞も受賞してきた実績あり。
利用者の評判を調べても、出金拒否などのネガティブなものは見つからず。
信託保全はありませんが、500万ユーロまでの民事賠償保険制度を導入。
これだけの金額が保障されるなら法人化したあとの高額入金も安心です。
運例歴が短いと言っても海外FXとしての信頼を得られるだけの十分な実績はあると言えるでしょう。
HFM(旧HotForex)の最大レバレッジ
最大2000倍でトレードできます。
レバレッジ制限も30万ドル(3000万円相当額)まではなし。
超えれば最大75倍に制限されてしまいますが、この金額なら法人規模でのトレードも問題ないでしょう。
潤沢な資金でトレードするにときに最適な環境が用意されている海外FXブローカーです。
HFM(旧HotForex)のスプレッド幅
HFMのスプレッド幅は決して狭いとは言えません。
海外FXの中では平均的な数値です。
HFM(旧HotForex)の銀行出金手数料
HFM口座からの銀行出金手数料は無料です。
ただし1回当たりの最大出金額100万円である点はデメリットと言えます。
HFM(旧HotForex)法人口座の開設手順
- 申込書
- 法人の登記簿謄本
- 会社の定款
- 株主名簿
- 役員全員の本人確認書類
- 代表者の身分証明書
- 代表者の住所確認書類
英語記入の申込書が必要で、会社関連の書類も多数用意することになります。
海外FXの中でも少し手間がかかるブローカーです。
- HFM公式の口座開設ページを開く
- 代表者名義でフォームに入力
- 本人確認書類をアップロード
- メールの案内に従って書類を返信
口座開設ページはこちらから。
HFMは公式サイト上で法人化手続きできません。
HFMから送られてくるメールでやりとりを進めていきます。
そのためスムーズに手続きが終わっても1週間ほど時間がかかります。
書類の記入ミスや足りない書類があると、そこからさらに時間がかかってしまうでしょう。
編集部で口座開設したときも2度ほどミスがあり1週間では終わりませんでした。
スケジュールに組み込むときは2週間くらい余裕をもってスケジューリングすることをおすすめします。
Exness(エクスネス)法人口座の特徴と開設手順
Exness(エクスネス)の法人口座開設の難易度
海外FXの中でも最難関と言えるブローカーです。
最短でも3ヶ月かかるため余裕をもって進めていきたいですね。
とはいえ難易度に見合うだけの口座スペックは魅力的。
将来的にはExnessで法人口座を開設することをおすすめします。
編集部としては個人トレーダーの時点でExness口座に乗り換えておくことをおすすめしたいですね。
Exness(エクスネス)の安全性
世界トップクラスに海外FXブローカーで、安全性も文句なし。
世界的に審査が厳しいことで知られる英国のライセンスのほか、複数のライセンスを取得しています。
また利用者の評判を調べると「最高の業者」といった声も見かけます。
安全性、信頼性において隙がない業者ですね。
日本ではまだそこまでメジャーではありませんが、今後浸透していけば利用者も増えていくことでしょう。
Exness(エクスネス)の最大レバレッジ
Exnessの最大レバレッジはなんと無制限。
実際は21億倍が上限だったりしますが、ここまで行くと無制限に等しいレベルです。
レバレッジ環境で選ぶなら最有力候補と言えるでしょう。
Exness(エクスネス)のスプレッド幅
Exnessはスプレッド幅もかなり狭くなっています。
スプレッドの面でも世界で上位に入ると言えるでしょう。
スキャルピング用の口座タイプを選べばスプレッドはさらに狭くなるため、スキャルピングトレーダーにもおすすめです。
Exness(エクスネス)の銀行出金手数料
無料です。
1回当たりの出金限度額が4300ドル相当である点だけはデメリットと言えます。
それでも回数に制限はありませんし1日あたりの限度額もなし。
手数料無料なら複数回に分ければ問題ないでしょう。
Exness(エクスネス)法人口座の開設手順
- 申込書
- 法人の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
- 取締役一覧
- 株主名簿
- 会社の定款
- 取締役や株主の身分証明書
- 取締役や株主の住所確認書類
審査が厳しいExnessは必要書類も多めです。
なお申込書は英語記入となります。
- Exness公式の口座開設ページを開く
- フォームに入力し会員登録
- Exnessにログイン
- 本取引口座を開設
- 本人確認書類をアップロードし有効化を済ませる
- 3ヶ月ほど実績を積む
- プレミアムシグネチャー会員になる
- Exnessサポートに法人口座開設希望と伝える
- 書類を提出
口座開設ページはこちらから。
海外FXの中でもとくに法人化へのハードルが高いExness。
3ヶ月ほどの実績といっても、3か月間低いロット数でトレードしていては認められません。
Exnessが定めるランクの中で最高位である「シグネチャー会員」に上がる必要があります。
昇格条件は、10万ドル以上の入金実績、2000ロット以上の取引量が必要です。
といっても、これだけなら10万ドル入金して高ロットでトレードすれば1か月もかからず達成できるはず。
でも3ヶ月ほどの利用期間も見られているわけです。
この3つの条件があるため、ある程度資金を保有している人でなければ厳しいでしょう。
でもクリアするだけのメリットは十分です。
編集部としてもExnessでの法人化をおすすめします。
世界最高峰のトレード環境が整っている海外FX。
Exness自体の運営会社ではありませんが、Exnessグループ会社は取得難易度の高いイギリスの金融ライセンスも取得。
安全性、使いやすさともに申し分ありません。
法人口座の開設難易度がかなり高いだけに選択肢から外れてしまう人も多いと思いますが、将来的にはExnessをおすすめしたいですね。
それまではAXIORYなど安全性やトレード環境がハイレベルな海外FXをおすすめします。
そこでこのページで紹介した海外FXの中でおすすめの業者を紹介していきます。
法人化するならこの海外FXブローカー
- イチ推しはExness(エクスネス)
- 安全性・取引コストで選ぶならAXIORY(アキシオリー)
- 取引コストで選ぶならTitanFX(タイタンFX)
- ハイレバレッジ環境で選ぶならHFM(旧HotForex)
難易度高めでもイチオシ!Exness(エクスネス)
安全性、レバレッジやスプレッド、取引コストなどから見て法人化にもっともおすすめなのは「Exness(エクスネス)」です。
ただし、審査期間が長すぎること、条件や審査がかなり厳しいことから、いますぐ法人化できなくても問題ない方におすすめです。
なお、できるだけ早めに切り替えたい方は、次から紹介する海外FXをおすすめします。
安全性とトレード環境が両立!AXIORY(アキシオリー)
スムーズに法人化を済ませたい人は「AXIORY(アキシオリー)」をおすすめします。
海外FXで平均的なレバレッジ1000倍ではありませんが、400倍でも十分ハイレバレッジです。
残高によるレバレッジ制限がないため、1億円など高額な証拠金を入れていても400倍でトレードできる点はメリットと言えるでしょう。
また安全性も高く口座開設も簡単です。
ハイレバレッジ環境ならここ!HFM(HFマーケッツ)
ハイレバ環境を重視する人は「HFM」をおすすめします。
5万ドル程度まではレバレッジ1000倍でトレード可能です。
他社はこれくらいの金額になると、ハイレバ対応の業者でも500倍程度まで制限されてしまいます。
口座開設に少し時間がかかりますが、出金処理も早く快適に使えますよ。
海外FXの法人化に関するQ&A
まとめ
海外FXの法人化について解説しました。
海外FXのデメリットの1つが日本での税率が高くなること。
法人化すればこのデメリットをカバーできます。
稼げるようになってからでも良いのですが、法人口座開設までに少し時間がかかることもあるため少し早めに準備を進めていくことをおすすめします。