
・XMはNDD方式なの?
・XMのNDDは嘘という口コミは本当?
・DD方式とNDD方式は何が違う?
XMのNDD方式のポイント
- 【結論】XMは公式で「No Dealing Desk」「no dealing desk intervention」などの表現を使っているが、すべての注文処理の詳細までは公開していない
- 【注意点】内部の注文処理は外部から完全には確認できない
- XMのNDD方式に関する公式表現
- DD方式とNDD方式の違い
- XMのNDDが嘘と言われる理由
- STP方式とECN方式の違い
- XMを使うときに確認すべき取引条件
FX業者がユーザーのオーダーを処理する方式は、「DD方式」と「NDD方式」に分けられます。
XMトレーディングは、公式サイト上で「no dealing desk intervention」や「no requotes, no rejections」といった表現を使い、約定力や透明性に触れています。
XMトレーディングのスタンダード口座ページでも、99%の取引が100ms未満で執行され、no dealing desk interventionと案内されています。
ですが、すべての注文がどのようにカバーされ、どの注文がどの流動性提供先へ流れているかまでは、トレーダー側から完全に確認することはできません。
そこでここでは「XMはNDDかDDか」について、XM公式の表現、DD方式とNDD方式の違い、NDDが嘘と言われる理由、実際に確認すべき取引条件についてまとめました。
XMはNDDとDD方式のどっち?


XM側が明言していないため、正確な回答はできません。
(サポートに問い合わせても定型文が返ってきます)
あくまで個人の感想となりますが、どちらにも対応しており状況によって使い分けているのでは、と考えています。
なお、NDD方式だからといって「必ず有利な価格で約定する」「スリッページが起きない」「業者が一切関与しない」という意味ではありません。
ですが、この点に疑問を感じるトレーダーから「嘘なのでは?」という話が出てきてしまうと考えられます。
嘘と言われるのはなぜ?
一番大きい理由は、NDD方式に対する期待が過剰だからだと思われます。
ユーザーの中には「NDDなら絶対に約定拒否がない」「スリッページしない」「不利な約定は起きない」「業者都合の影響はゼロ」と考える人が一定数います。
ですが、XMのMT4/MT5ガイドには、そもそもスリッページ許容値を設定する機能があり、価格差が一定以上なら約定させない設定も可能だと説明されています。
これはNDD方式であってもスリッページという現象そのものは起こり得ることを前提にしていると読めます。
また、XM側も急変動時にはスリッページが発生し得ることを前提に説明しています。
このことから「NDDなのに滑った、だから嘘だ」という見方はユーザー側の勝手な勘違いとも言えるでしょう。
むしろ相場急変時に注文時と約定時の価格がズレるのはFX市場では珍しくありません。



人は損したときに大きく感情が動きます。とくに指標発表や窓開け時など相場変動が急なタイミングでトレードしていると不利な価格で約定してしまい「騙された!」「嘘付かれた」と感じやすいのかもしれませんね。
DD/NDD方式とはどんなもの?
DD(Dealing Desk)とは、トレーダーの注文をFX業者が一旦預かって、その後業者が金融市場(インターバンク市場)へ流す仕組みです(流さないこともある)。日本のFX業者はこちらを採用していることが多いです。
注文を預かった業者側では、市場に流すか業者内でとどめるかを判断します。勝つと判断すれば市場に流すため手数料収入だけとなります。反対に負けると判断して市場に流さないときは、トレーダーの損失は業者の利益となります。ユーザーからすればあまり良い印象を受けないかもしれませんが、オーダーを市場に流さない分だけ処理が早くなるメリットはあります。
NDD方式とは、FX業者の介入を挟まず、電子取引ネットワークを通じて注文を処理する方式です。一般的に、STP方式やECN方式がNDDに含まれます。XMを始め、海外FX業者はNDDに対応していることが多いです。STP/ECN方式についてはこちらの項目で解説します。
ただし、業者側が「NDD方式です」といっていても、実際はそうでないこともあります。
DDとNDD方式の主な違いは、ユーザーの注文を業者側が操作する(できる)かどうか?です。
何か商品を買うときも、製造元から直接購入したほうが余計なコストはかかりません。
間に卸業者が入ればその分手数料がかかってしまうため、客側からすればデメリットです。
もちろんメリットもあり、欲しい品を卸業者が持っていれば早く手に入ります。
FXトレードにおいても同様で、いい面も悪い面もあります。
それぞれのメリット・デメリットについては後述するとして、先に2つの違いについて詳しく解説していきます。
DDとNDD方式の大きな違いは?


透明性と約定力が違います。
DD方式の特徴
DD方式は、FX業者が顧客注文の相手方になるなど注文を内部で処理したりする方式です。
業者と顧客の利益が相反しやすい面はありますが、DD方式だから必ず不正があるわけではありません。
NDD方式の特徴
NDD方式は注文に手を加えずそのまま金融市場に流してくれる形式。
透明性が高く信頼性も高いと言えるでしょう。
では、本題となるXMのNDD方式対応は嘘なのか?について。
嘘だと主張しているユーザーさんたちの声を調査してみました。
XMのNDD方式は嘘?に関するユーザーの声


ツイッター(X)をみると、さまざまなユーザーがXMはNDDではないと主張しています。
それらの方たちは、嘘と考えている根拠として次のように主張しています。
- XMのデモとリアル口座のチャートで違う部分がある
- ボーナスがあるから
- ハイレバ環境だから
- ゼロカットありだから
いずれにしても、明確に嘘であるといえる根拠はありません。
1つ1つについて見ていきましょう。
XMのデモとリアル口座のチャートで違う部分があるから嘘?
XMデモ口座とリアル口座のチャートに違いがある点から嘘だと言っているユーザーさんもいます。
ですが、そもそもデモ口座は注文を金融市場に流す必要がないため、リアル口座とは多少違うものです。
実際に金融市場に流すような疑似的な処理をしていたら、リアルトレードしている方のシステムまで負荷をかけるだけですのでやらないでしょう。
また、本当に市場に流す処理をした場合は、XMが注文金額を負担することになるため実際にすることはないでしょう。
ボーナスがあるから嘘?
XMでは、入金しなくてもトレードできる口座開設ボーナスを配っています。
ただし、ボーナスマネーでいくら稼がれても、XM側には手数料収入は入ってきません。
だからこそ、金融市場に注文を流さず自社内で処理している、と考えている方もいるようです。
ただし、ボーナスは新規トレーダー獲得のための宣伝広告費・必要コストとも言えます。
XMでは、ボーナスやゼロカットを悪用した取引、裁定取引、複数口座間の不正利用などが禁止されていますし、必要以上に損失を出さないためのリスク管理体制は整っていると言えるでしょう。
そして、15年以上運営を継続できていることからも、うまくいっているのでしょう。
よって、この点を嘘の根拠にするのは弱いと言えます。
ハイレバ環境だから嘘?
ハイレバ(ハイレバレッジ)を根拠に嘘と主張しているユーザーは、レバレッジが1000倍もあったら破綻する、と考えているようです。
XMトレーディング公式では、世界中に100万人以上のトレーダーがいると案内されています。
もし全ユーザーが1000倍レバレッジでトレードした場合、膨大な資金を肩代わりすることになるでしょう。
現実的ではありませんね。
具体的な理由がなかったため嘘と決定づける根拠は不明ですが、十分に納得できる言い分です。
ゼロカットありだから嘘?
XMには追証がなしになるゼロカット制度があります。
トレードで口座残高がマイナスになることがあれば、ゼロカットのない国内FX業者は借金請求してきます。
ですが、ゼロカット制度があるため、急な相場変動で口座残高がマイナスになっても入金額を超える損失を請求されにくい仕組みです。
(口座に入れていた資金を失うリスクはあり)
このゼロカットという仕組みはXMにとってかなりの負担になることは間違いないでしょう。
ですが、そもそもゼロカットはめったに起こりませんし、XMの利用規約でゼロカットを悪用するトレードは禁止されています。
規約違反と判断される取引を行うと、利益の取消し、出金制限、口座凍結などの対象になる可能性があります。
なお、過去にスイスフランのフラッシュクラッシュによって多数のユーザーに対しゼロカットが適用されましたが、XMは逃げることなく対応していました。
(ゼロカットありといっていた一部の海外FXは請求していた事例あり)
よって、ゼロカットがあることは嘘の根拠とはならないでしょう。
以上、XMのNDD方式は嘘、というユーザーの声だけでは明確に嘘とは言えません。
そこで、編集部でXMサポートに問い合わせてみました。
XMサポートに問い合わせた結果


「どちらかです」との回答はなく、「ハッキリ明言していません」との回答でした。
「ディーリングデスク部門(※)はあるが人的介在はない」とのことだったため、場合によって人ではなくシステム上で自動的に使い分けているのかもしれません。
(※顧客のオーダーを操作できる仕組み)
なお、XM公式サイト内でもどちらかだとは明言されていません。
よって、XM公式が注文処理の詳細をすべて公開しているわけではないため、外部から「完全にNDD」「完全にDD」と断定することはできません。
つづいて、NDD方式にはSTPとECNという2つの種類があります。
XMではどちらを採用しているのか?について解説していきます。
XMのNDD方式はSTP/ECN方式のどっち?
STP=Straight Through Processing方式とは、トレーダーの注文がFX業者のシステムで金融市場に流される仕組みのこと。金融市場は、銀行や投資家、ファンドなどが含まれ、これらはリクイディティプロバイダーとも呼ばれます。市場側ではXMで注文されたレートにスプレッド分が上乗せされた価格が提示され売買されます。
ECN=Electronic Communications Network方式とは、トレーダーの注文がオンラインの取引所に流され、オークション形式で売買される仕組みのこと。取引所には銀行や投資家、ファンドのほかに、個人トレーダーなども含まれます。市場側では、XMで注文されたレートのまま表示されているため、オークション参加者とマッチすれば取引されます。ただしマッチしなければ少し時間がかかってしまうため、スリッページが起こりやすくなります。
XMの各口座タイプは、スプレッド、取引手数料、ボーナス対象、最低取引量などが異なります。
ただし、公式ページ上で各口座タイプをSTP口座・ECN口座として明確に分類しているわけではありません。
そのため、口座選びではSTP/ECNの名称よりも、スプレッド、取引手数料、ボーナス対象、約定条件を確認する方が実用的です。
NDD方式対応のXMを使うメリット・デメリット


メリット
- 取引の透明性が高い
- 約定力が高い
取引の透明性が高い
NDD方式最大のメリットが業者の注文処理に対する透明性の高さにあります。
NDD方式は、DD方式より注文処理の透明性が高いと説明されることが多いです。
ただし、NDD方式でもスリッページや約定遅延が発生することはあり、業者の運営体制や取引条件を確認する必要があります。
DD方式では好きなように操作できてしまう環境だけに、信頼性に疑問が残ります。
DD方式の注意点
DD方式では、業者が顧客注文の相手方になるため、利益相反が起こりやすいとの噂もあります。
そこで、約定するタイミングをズラして損失を大きくする、などをしているとの声もでています。
そのため、約定拒否、リクオート、スリッページ、価格配信の透明性を確認することが大切です。
約定力が高い
XMは約定力の高さが魅力の海外FXです。
XMトレーディング公式も、ノーリクオート・約定拒否なし・高速執行を明記しています。
ただし、相場急変時や通信環境によってはスリッページが起こることもあるため、重要指標前後の取引には注意しましょう。
デメリット
- スプレッドが広め
- 処理が遅くなる
スプレッドが広め
スプレッドとは、買値と売値の差のことで、取引時の実質的なコストになりますが外付けの取引手数料とは別に考えます。
XMでは口座タイプによって異なり、スタンダードやマイクロ口座ではスプレッドが広め=手数料が高めです。
DD方式を採用する国内FX業者のスプレッドと比較すると、XMは2倍以上の開きがあります。
DD方式のようにトレーダーの注文をコントロールして稼げないため、手数料収入を増やさなければ利益を得られません。



なお、XMでは高いレバレッジやゼロカット制度を利用できますが、利益が出やすくなるわけではありません。スプレッドや手数料、ロット管理、損切りルールを確認して取引することが大切です。
処理が遅くなる
トレーダーの注文をXMのシステムで一旦市場に流すため、通信時間がかかります。
光による情報伝達速度は、たとえ地球の裏側で取引されているとしても一瞬です。
ですが、処理しているのはあなたの注文だけではありません。
同時に数千、数万以上を通信することになるため、多少の遅れは出てきます。
NDD方式では外部流動性や市場価格に基づく約定になるため、相場急変時にはスリッページが起こることがあります。
ただし、約定速度は業者のサーバー、流動性、通信環境、取引時間帯によって変わります。
XMはどんな人におすすめ?


デイトレード/スイングトレード/ポジショントレードする人
XMのNDD方式がおすすめなのは、注文したポジションを長期間保有するデイトレード、スイングトレード、ポジショントレードをする方です。
取引回数が少なくなるため、スプレッドの広さはあまり気にならなくなるでしょう。
とはいえ、XMにもスキャルピング用のゼロ口座が用意されています。
スプレッドの狭い他社より多少不利になるとはいえ、約定力の高さを考えると、大きなマイナスにはならないでしょう。
信頼性が第一の人
XMは海外FX業者の中でも1番信頼性が高いと言える業者です。
運営実績はもちろん、過去の出金拒否や不正行為などはありません。
XM側の負担が大きくなるゼロカットの処理も、確実に実行してきました。
過去に起こったスイスフランのフラッシュクラッシュ時には、ゼロカットありを謳いながら請求した業者もある中で、XMはきっちり対応しています。
安全性や信頼性を重要視する方ほどXMをおすすめします。
XMのNDD方式に関するよくある質問
まとめ
XMのNDD方式が嘘なのか?について解説しました。
XMトレーディングは、公式ページで「no dealing desk intervention」という表現を使っています。
ですが、すべての注文がどのように処理されているか、外部のトレーダーが完全に確認することはできません。
そのため、XMは完全にNDD、完全にDDと断定するよりも、公式で案内されている約定条件や取引環境を確認する方が現実的です。
XMを利用する場合は、NDDかDDかの名称だけで判断せず、スプレッド、取引手数料、約定速度、スリッページ、リクオートの有無、出金対応、規約違反になる取引を確認しておきましょう。







