FXトレードしているときのリスクの1つにストップ狩りがあります。
ストップ狩りとは大口トレーダーが故意に市場価格を操作することで、一般トレーダーの注文したポジションが強制決済される(狩られる)こと。
高ロットの大きなポジションを持っているときにそんなことをされたら、損失も大きくなってしまいます。
そこで、大口トレーダーに人気の海外FX「TitanFX」ではストップ狩りがあるのか?を徹底解説!
ストップ狩りの仕組みや、TitanFXは大丈夫なのか?についてまとめました。
ストップ狩りとは?
冒頭でも簡単に触れましたが、ストップ狩りとは次にような行為を指します。
一般トレーダーが設定しているストップロス(逆指値)価格に到達するほどの大口注文を入れて損切りさせる行為のことをストップ狩りといいます。
ストップ狩りの種類
ストップ狩りには、主に次の3パターンあります。
- FX業者によるもの
- 資金力のあるファンドなど大口トレーダーによるもの
- システムエラーによるもの
損切りさせられた側からすれば不正・詐欺行為のように感じられますが、場合によっては正当なトレード方法なのが厄介です。
それぞれについて簡単に紹介していきます。
【ストップ狩りその1】FX業者によるもの
ストップ狩りをすること自体は真っ当なトレード方法で違法性はありません。
ただし、FX業者が仕掛けるときは違法となります。
取得しているライセンス規約に反する行為です。
(業者による故意のストップ狩りが認められているライセンスはないはずです)
よって、ライセンス未取得の業者は要注意、というかそもそも利用しないことをおすすめします。
FX業者は自社で口座を持っているトレーダーのストップロス設定がわかる立場です。
当然、利益を狙いやすいわけですね。
株式投資でいえばインサイダー取引ができる状態とも言えます。
とくに、DD方式という顧客の注文を好きなように操作できる処理方式を採用している業者(日本国内の多くはこれ)は、やりたい放題といえます。
そして、仮にストップ狩りにあっても、それを証明することはほぼできません。
残念ながらストップ狩りは実際にあるので、自己防衛するしかないでしょう。
【ストップ狩りその2】資金力のあるファンドなど大口トレーダーによるもの
ストップ狩りの多くは、大口トレーダーが仕掛けてきます。
そもそもストップ狩りをするには、相場を操作できるほどの資金力が必要です。
数百億、数千億以上の規模で取引できなければ簡単にはできません。
たとえば、USDJPY(米ドル日本円)の為替レートを1pips動かすには数十億円必要と言われています。
(たしか30億くらいだったと記憶)
仮に1pips変動=30億円だった場合、1円動かすには3000億円注文することになります。
この規模になるとヘッジファンド・機関投資家くらいしかできないでしょう。
このように、ストップ狩りは強者だけに許されたトレードスタイルと言えます。
一般トレーダーとしては、大手ファンドの就業時間を避ける、ストップ狩りを仕掛けやすいそうな相場(チャート)は避ける、まっとうなFX業者を選ぶ、などで自己防衛することになります。
【ストップ狩りその3】システムエラーによるもの
トレーダーの注文を処理しているサーバーでエラーが発生するなど、システムエラーによってストップ狩りが起こってしまうパターンもあります。
発生確率は低いものの、サーバーが脆弱だったり、利用者数が多すぎたりすれば起こり得るでしょう。
悪質なFX業者なら、故意にやっておいてサーバーエラーのせいにするかもしれません。
TitanFXにストップ狩りはある?
TitanFXがストップ狩りをする可能性は限りなく低いでしょう。
関係者でなければ正確な情報はわかりませんが、正規の金融ライセンスを取得して運営しているためないと言えるでしょう。
TitanFXがストップ狩りをしない・できない理由として、次にように考えられます。
ストップ狩りがないと言える主な理由
- 違法行為をすればライセンスはく奪される
- 強力なサーバーを使っている
- NDD方式で処理している
違法行為をすればライセンスはく奪される
トレーダーの注文情報を持っているFX業者がストップ狩りを仕掛けるのは違法です。
TitanFXはバヌアツ共和国のライセンスを取得しているため、違法行為はしないでしょう。
ライセンスがなくなれば事業できませんし、はく奪されたことが知られれば信頼性は地に落ちます。
ユーザーが離れて簡単には再起できなくなるでしょう。
営業停止リスクを負ってまでやるほど莫大な利益が稼げるものでもないですし、TitanFXがストップ狩りを実行するメリットはありません。
強力なサーバーを使っている
サーバーエラーなどによりストップ狩りが発生してしまうこともあるため、できるだけ処理能力の高いサーバーが望ましいです。
TitanFXはアマゾンなど世界的にアクセス数が膨大になる企業も利用する「エクイニクス社」という有名なサーバー会社を利用しています。
処理も高速で安定性が高く、よほどのことが無ければシステムエラーになることはないでしょう。
サーバーの信頼性の面でもTitanFXは優れています。
NDD方式で処理している
前述したDD方式(業者側でトレーダーの注文を操作可能)を採用しているFX業者は信頼性が低くなります。
ストップ狩りで不当に顧客に損させて追証(マイナスになった分を借金請求)することもできます。
それに対して、TitanFXは顧客の注文を操作せずそのまま金融市場に流すNDD方式で処理しているため安心です。
オーダーをそのまま市場に流し、手数料収入で利益を上げています。
顧客を故意に損させることはできませんし、するメリットもありません。
ここまでは、編集部によるTitanFX擁護でしかないため、実際にTitanFXを使っているユーザーの評判をツイッター(X)で調査。
少しだけ紹介しておきます。
TitanFXユーザーのストップ狩りに関する評判
ツイッター(X)だけですが、「TitanFX ストップ狩り」で検索すると2件ヒットしました。
ほかの海外FXを調べてみると、「GemForex(DD方式)」などは被害にあったという声も多く見られますが、TitanFXはかなり少ないです。
利用者数に差はあるものの、比率的にはないようなものでしょう。
ストップ狩りがスゴイ
やっぱtitan fxストップ狩りすごいわ
— いるかちゃん (@dolphing9) September 10, 2021
過去のツイート(ポスト)を見ると、ストップ狩りについて勘違いされている部分もあるようなので実際のところはわかりません。
これでTitanFXはストップ狩りがある業者、と断定することはできないでしょう。
理不尽なストップ狩り
titanfxマジ使うのやめよーかな理不尽すぎやろストップ狩り笑 pic.twitter.com/ObhFmFRZz1
— dot (@dot77750057) July 19, 2023
この方はこの一文だけでチャートなどの情報が一切ないため、正誤を判断できません。
よって、この評判もTitanFXがストップ狩りをしていると断言するには至らないでしょう。
以上、2つの評判を紹介しましたが、TitanFXがストップ狩りをしているとは言いきれない状況です。
日本で事業スタートしてから順調にユーザー数を増やしてきているだけに、ストップ狩りをするメリットもありません。
また、ネガティブな評判の少なさもTitanFXの健全性を表していると言えるでしょう。
TitanFXを使うのであればそれほど心配する必要性は感じられません。
ですが、内部事情を知る社員ではないため100%ないとも言い切れません。
そこで、ストップ狩りに合わないためにやりたい自己防衛手段について紹介します。
ストップ狩りがあると言われる海外FX業者
TitanFXはストップ狩りがないと言える海外FX業者ですが、やっている可能性が高い業者もあります。
評判の欄でも少し触れた「GemForex」は、ストップ狩りがあると言えます。
2023年にサービス停止してしまいましたが、透明性の低いDD方式を採用していたこと、ボーナスが業界トップクラスに高額だったことから、不当な処理をしていた可能性は高いですね(いまとなっては過去の話ですが)。
このように、過剰なボーナスがある業者は怪しいです。
日本でシェア1位のXMもあると言っている方は見かけます。
ただし、XMはNDD方式の口座タイプ(ゼロ口座)もあるので、そちらを使っていれば可能性は低いと思います。
ストップ狩りに合わないためにできること
- TitanFXのような信頼できるFX業者を選ぶ
- ストップロスの設定を大きくとる
- 狙われやすい時間帯のトレードは避ける
- 取引量の少ない銘柄は避ける
- 何度も反発する価格帯での取引は避ける
TitanFXのような信頼できるFX業者を選ぶ
この世に絶対はないのですが、TitanFXなら安全性は高いです。
ストップ狩りにような違法行為はやらないでしょう。
また、TitanFX以外でも、NDD方式を採用している海外FX業者はたくさんあります。
それらの中で、信頼性の高いXMやAXIORYなども有力候補と言えます。
ストップロスの設定を大きくとる
ストップ狩りは設定したストップロスの価格しだいで巻き込まれます。
それなら、もっと余裕をもって設定すればいいだけ。
トレードスタイルにもよるため、誰にでもできることではありませんが、設定価格の幅を広げることで対処することは可能です。
狙われやすい時間帯のトレードは避ける
大手ファンドやそれ以外の機関投資家が活動する時間帯は避けるか高ロットで注文しないようにすることも対策の1つです。
といっても、営業時間がわからない大口投資家もいるでしょう。
できることとしては、取引量が少ない時間帯でのトレードは避けましょう。
為替チャートを見て、ロウソク足の長さが短く値動きが小さい時間帯は注意しておくとストップ狩りの被害を避けやすくなるでしょう。
取引量の少ない銘柄は避ける
USDJPY(ドル円)、EURUSD(ユーロドル)といった、取引量が大きなメジャー通貨は、相場を動かすための資金が膨大になります。
対して、マイナー通貨なら少ない資金(といって高額ですが)で相場を大きく動かせます。
となると、ストップ狩りがしやすくなるため狙われやすくなると言えるでしょう。
できるだけメジャー通貨でトレードするのも防衛策の1つです。
何度も反発する価格帯での取引は避ける
たとえば、価格上昇中のUSDJPYで140.00円付近で反発して下落を何回も繰り返しているとしたら、もう一度140.00円に到達しそうなタイミングはストップ狩りで狙われやすくなります。
2回くらいの反発はよく見かけますが、3回以上も意識されているような価格帯は危険度が高くなると言えるでしょう。
TitanFXは大口トレーダーにとって快適に使える環境が整っています。
となると、一般トレーダーにも使いやすくなるため、これからFXに取り組む方にもおすすめです。
初心者なら口座タイプは「ブレード口座」、取引プラットフォームは「MT5」が最適です。
TitanFXのストップ狩りに関するQ&A
- TitanFXはストップ狩りをしていない?
- 避けるための方法は?
- 疑わしいときどうすればいい?
Q1.TitanFXはストップ狩りをしていない?
内部事情のため不明です。
ただし、TitanFXは正規の金融ライセンスを取得し、NDD方式で運用されています。違法性もなく、トレードの透明性も高いため信頼できる業者であることは間違いありません。
Q2.避けるための方法は?
マイナー通貨や取引量の少ない時間帯は避けましょう。
TitanFXがストップ狩りをすることはまずないと思いますが、大手ファンドなどの機関投資家は当たり前にやっています。やること自体に違法性はないため、なくなることもないでしょう。トレーダー側で自己防衛していくことになります。
Q3.疑わしいときどうすればいい?
TitanFXのサポートに問い合わせてください。
TitanFXでストップ狩りされたのでは?と感じたら、その時のチャートをキャプチャなどで保存し、具体的な証拠をまとめましょう。その後サポートに問い合わせてみてください。TitanFXを疑っている状態なので、サポートからストップ狩りはないと返信があっても信用できないかもしれませんが、できることはこれくらいしかありません。ほか、ツイッター(X)に投稿してほかの方の意見を聞いてみてもいいのですが、疑いが晴れることはないでしょう。
まとめ
TitanFXにストップ狩りはあるのか?について解説しました。
TitanFXがストップ狩りをするメリットはないため、ないと言えるでしょう。
ただし、大手ファンドなどの機関投資家によるストップ狩りはあります。
巻き込まれないためにも、ここで紹介した対策を参考にトレードしてみてください。