2006~2019年まで14年連続で日本人が住みたい国1位に輝いたマレーシア。
アジアの中でも若者が多く、平均年齢が若いこの国に移住する日本人が増えています。
ある程度稼げるようになったFXトレーダーの中には、そんなマレーシアへの移住を考えている方も多いのでは?
マレーシアでもトレードすることはできます。
そして、FX収益には税金がかかりません。
稼いでいるトレーダーほど魅力的に感じられることでしょう。
そこで、マレーシアでFXするときの税金や口座開設可能なFX業者、移住するメリット・デメリットについて徹底解説!
移住の条件や長期滞在ビザの取得方法も紹介していきます。
マレーシアでFXトレードする時の注意点
- 状況により税金の納税先が異なる
- 在住者は多くの日本のFXブローカーを使えない
- マレーシアで使えるFXブローカーは少ない
状況により税金の納税先が異なる
マレーシアでFXトレードするシチュエーションは4パターン。
- 観光などで一時滞在時のトレード
- マレーシア移住してトレード
- 日本のFX業者をそのまま利用
- 日本で海外FX業者を開設してそのまま利用
①観光などで一時滞在時のトレード
1つは日本から観光などで一時的にマレーシアに訪れたとき。
パソコンやスマホなどに入れてある取引ツールで、日本にいるときと同じようにトレードできます。
この場合の収益に対する税金は日本に支払います。
②マレーシア移住してトレード
2つ目はマレーシアに移住してトレードするパターン。
口座もマレーシアの住所で開設することになり、税金はマレーシアへ納税します。
③日本のFX業者をそのまま利用
3つ目は海外在住者でも利用可能な国内ブローカーを利用してトレードするパターン。
ヒロセ通商やJFXといった一部の日本国内ブローカーなら海外在住者でも利用できます。
税金は日本国内サービスを使うため日本へ納税します。
④日本で海外FX業者を開設してそのまま利用
4つ目はマレーシア対応の海外FX口座を日本で開設し、そのまま使い続ける場合。
これは日本で口座開設した上でサービスを使っているため、税金も日本に収めることになります。
詳細は税務署や税理士などの専門家に相談した上で、となりますが、これならあらたにマレーシア対応のFX口座を開設しなくてもよくなるでしょう。
ただしOKが出たとしても、日本で確定申告を代理してくれる納税管理人を決める必要があるなどの手間もかかります。
在住者は多くの日本のFXブローカーを使えない
上の項目で紹介した4パターンのほかに、マレーシアに移住した上で日本のFXブローカーを使ってトレードすること自体はできてしまいます。
ですが、日本国内ブローカーの利用規約やよくある問い合わせページには、海外移住者が利用することはできないと明記されています。
日本の金融庁が定める金融商品取引法に従っているわけですね。
なぜできないのか?はマネーロンダリング(資金洗浄)を防ぐことが主な目的です。
そして、マレーシアに移住する前までに既存の口座は解約しなければいけません。
マレーシアで使えるFXブローカーは少ない
シンガポールやタイなど日本人に人気の高い移住先でもFX収益の税金を節税可能です。
ですが、それらの国に比べてマレーシアで口座開設可能な海外FXは少な目。
前述したように日本のブローカーは使えないため、少ない選択肢から選ぶことになる点はデメリットと言えます。
マレーシア在住者のFXの始め方
もともとマレーシアに住んでいる、またはすでに移住手続きが完了している方に向けてFXの始め方を解説していきます。
- マレーシアで本人確認書類を準備
- マレーシア対応の海外FXで口座開設
- 入金してトレードスタート
マレーシアで口座開設する際に、同国で発行された本人確認書類が必要です。
身分証明書や、自分名義の住所確認書類を用意しましょう。
住所確認書類は、電気・ガス・水道・クレジットカード・スマホ通信料などの明細書が使えます。
移住したばかりの方はまだ1つもないかもしれませんが、なければ口座開設できないため準備しましょう。
なお、永住者であれば日本のマイナンバーカード的な存在のMyKadを受け取れるため利用しましょう。
日本のFXブローカーは基本的に使えないため、海外業者で口座開設しましょう。
なお、すべての海外ブローカーがマレーシアで口座開設できるわけではありません。
同国での金融取引を認めているライセンスを保有していることが条件です。
たとえば、日本で人気の高いXMトレーディングという海外FXでは口座開設できません。
対応するブローカーについては、記事後半の項目で詳しく解説しています。
口座開設が完了したらいよいよ入金です。
入金手段はブローカーにより多少異なりますが、ほとんどの業者でクレジットカードや銀行からの振込入金に対応しています。
クレジットカードがない方はマレーシアで作った銀行口座から送金しましょう。
なお、業者によりオンライン決済サービス(bitWalletやSTICPAYなど)も使えます。
FXブローカーによっては銀行口座への出金手数料が高額なこともあるため、コストを気にする方は選択肢に入れておくことをおすすめします。
マレーシア移住を検討しているFXトレーダーが知っておきたいポイント
ここまでに紹介してきたとおり、マレーシア国内でも日本人がFXトレードすることは可能です。
そして、トレーダーがマレーシア移住を検討する理由の1つが節税対策にあります。
では、マレーシアのFX収益に対する税金は日本とどれくらい差があるのでしょうか。
日本の税金と比較しつつ解説していきます。
マレーシアで発生したFX収益の税金
観光などでマレーシアに一時滞在時のFX収益に対する税金
日本で納税します。
マレーシア国内からスマホなどで日本のFXブローカーの口座上でトレードすることになります。
売り買いする国が違うだけで日本でトレードするのと同じ環境です。
日本国内のサービス、国内で使えるサービスで稼いだ収益の納税先は日本です。
マレーシアから帰国するときに税金が徴収されることもありません。
今までどおり、日本で確定申告して税金を支払いましょう。
日本で口座開設した業者で稼いだFX収益に対する税金
日本に納税します。
海外在住者でも使える業者で日本在住時に口座開設している方は、マレーシアでもそのまま利用することはできます。
ただし、日本の住所で口座開設しているため日本でのサービス扱いとなり、税金も日本へ支払うことになります。
その際は、日本での納税を代行してくれる納税管理人を決めておく必要があるでしょう。
納税管理人の条件は日本に居住地があることだけですので、法人でも家族でも誰でも構いません。
いまならネット上で確定申告から納税まで完結できるため、名前を借りるだけでも問題ないでしょう。
とはいえ、これではマレーシア移住するメリットは感じられないでしょう。
マレーシア在住者のFX収益に対する税金
マレーシアではFX収益に税金がかかりません。
というわけで、移住する最大のメリットは節税のためと言えるでしょう。
なお、マレーシア在住者でも場合によっては日本に住んでいたころに使っていたFXブローカーでトレードすることは可能です。
ただし、上の項で紹介したように税金は日本に納めなければいけません。
でも、それでは節税になりませんね。
節税目的を達するためには、マレーシアであらためてFX口座を開設した上でトレードすることになるでしょう。
ただし、トレード収益以外の税金が高ければ移住する意味がありません。
そこで日本とマレーシアの主な税金を比較してみました。
日本とマレーシアの税金比較
日本 | マレーシア | |
---|---|---|
所得税 | 最大45% (国内FXは20%) | 最大30% (FXは0%) |
住民税 | 10% | なし |
法人税 | 最大23.40% (法人住民税など 含めると約33.2%) | 最大24% (経済特定法人は3%) |
相続税 | 最大55% | なし |
贈与税 | 20% | なし |
消費税 | 8~10% | なし |
FX収益の税金以外にも、消費税・相続税・贈与税などマレーシアの税制は日本より有利です。
個人・個人事業主トレーダーの税金
FX収益の税金が0%の時点で圧倒的にマレーシアが有利です。
日本の個人・個人事業主の所得税率は次のようになっています。
(国税庁の表を引用。住民税は追加してあります)
海外FXで得た収益は「雑所得」として計上されることが一般的。
となると、上の所得税率表が適用されるため、住民税と合わせて15%~最大55%もの税金がとられてしまいます。
これが0%になるメリットはかなりのもの。
年間のトレード収益が200万円のトレーダーでも単純計算で40万円ほどを節税できる計算です。
4000万円稼いでいる方なら、2200万円ほどの税金を支払わなくてもよくなります。
マレーシアは、それ以外にも住民税的なものはなし、相続税もないなど有利な税制が魅力です。
さらに、健康保険・年金もないため手元に残せるお金はかなりの金額になるでしょう。
(その分、医療費は高くなりますが)
法人の税金
日本でトレード収益を節税するための方法の1つに法人化があります。
法人税については2つの国に極端な差がないため、すでに法人化している方は移住するメリットが少なくなるでしょう。
ただし、マレーシアは経済特区という仕組みがあり、特区で法人を設立することで税率が3%になります。
個人が0%のため、わざわざトレーダーが法人化するメリットはあまりありませんが、日本より圧倒的に有利です。
なお、マレーシア移住がおすすめな方は、個人・個人事業主トレーダーです。
そして、ここまでの内容から「移住すべき」と感じた方も多いことでしょう。
では、日本のFXトレーダーが本当に移住してもいいのか。
たとえばシンガポールもFXの税金が不要な国ですが、税金以外の生活費が想像以上にかかるため、必ずしも移住すればお金を手元に残せるわけではありません。
そこでマレーシアで生活していく上でのメリット・デメリットも紹介しておきます。
マレーシアでFXするメリット・デメリット
マレーシア移住のメリット
- 節税効果を期待できる
- 日本人移住者も多くコミュニティがある
- 日本人差別が少ない
- インフラは整っている
- 1年中夏の気候が続く
- 時差が小さい
- 国に活気がある
- 英語が通じやすい
- 外食費が安く世界中のグルメを楽しめる
- ごみの分別が不要
- 花粉が少ない
- 長期ビザMM2Hが取得しやすい
節税効果を期待できる
FXの税金がかからないマレーシア。
これが目的で移住を決めるトレーダーも多い、というかほとんどでしょう。
日本では最大55%の税率がゼロになるメリットは計り知れません。
日本人移住者も多くコミュニティもある
マレーシアのいくつかの都市にある日本人会や商工会といった日本人コミュニティが充実しています。
日本人移住者が世界で12番目に多いマレーシアだけに、コミュニティの数も多いですね。
日本人会は月額2000~2800円の会費こそかかりますが、異国で同郷の人間に会うと安心しますからね。
日本人が多いことは、慣れない外国人とのコミュニケーション不足や不安からくるストレスを軽減させてくれる効果を期待できます。
FX収益に税金がかからないことを考えれば、年2~3万円程度なら無いようなものでしょう。
日本人差別が少ない
マレーシア人は基本親日的な傾向が見られます。
相手から日本語を使って話しかけてくれることも。
また、もともと多民族国家が形成されてきたマレーシアでは、多様性が当たり前になっています。
そこに日本人が入っていっても、相手側は受け入れてくれる余裕があります。
出る杭をたたいて潰そうとする、人と違うことを理由に差別したりイジメる傾向が強い日本にいるより、心穏やかでいられるかもしれません。
インフラは整っている
FXトレーダーが気になるポイントはインターネット環境だと思います。
ネット関連のインフラに関しては、田舎にすむのでなければとくに不自由することはないでしょう。
日本と同じように回線が混雑すれば動作が重くなることはありますが、それほど差は感じられないでしょう。
ほか、あまり郊外・田舎に行くとわかりませんが、都市部への移住であれば電気・水道・ガスなどのインフラ関係で困ることもないでしょう。
1年中夏の気候が続く
日本のように四季はないものの、年中30度前後の程よい暑さが続くマレーシア。
夏が好きな方には最適な気候でしょう。
服代も価格が高めな冬服が必要ない点もありがたいですね。
(日本など寒い国に行くこともあるため完全にゼロにはできないと思いますが)
時差が小さい
マレーシアと日本との時差はたったの1時間。
日本時間にマイナス1時間するだけです。
日本との渡航時間は飛行機で7時間程度ですので、距離が近い点もメリットです。
国に活気がある
若者が多く平均年齢が低いマレーシアは活気があります。
日本やその他先進国のように高齢化が進んでいないため、これからどんどん成長していくことでしょう。
今のうちに移住してFX以外にも投資しておくと将来が楽しみになるかもしれません。
英語が通じやすい
公用語はマレー語ですが、たいだい英語が通じます。
なお、日本語はほとんど使えませんが、日本食のお店や日本人の求人もそれなりにあるため、使えるところは使えます。
カタコトの英語でも生きていけないことはないでしょう。
とはいえ、日常英会話くらいはできないと不便に感じるでしょう。
外食費が安く世界中のグルメを楽しめる
物価は日本より安いです。
スーパーの品物も半分よりちょっと高いくらいの水準。
そして外食に関しては世界中のグルメが揃っていて日本食も充実。
日本でFXトレード収益だけで生活できるレベルだったなら、食に困ることはほぼないでしょう。
ごみの分別が不要
日本ほどゴミの分別が厳しくないマレーシア。
分別を求められても分けているマレーシア人はほとんどいない状況です。
また、日本人に人気のコンドミニアム(ちょっと高級なマンション的なもの)なら、時間も曜日も気にせずごみを捨てられます。
こういった小さなストレスがなく生活できる点も大きなメリットですね。
花粉が少ない
マレーシア移住してよかったと言っている日本人の声に、花粉が飛んでいない点があげられていました。
日本のように花粉を飛ばす木がびっしり生い茂っているわけではないため、空港に降り立った時点で鼻がスッキリするのを感じるようです。
花粉症に苦しんでいた方にとって、この国は天国に感じるかもしれませんね。
長期ビザMM2Hが取得しやすい
2024年2月現在、新規受付停止中です。最新情報はマレーシア政府観光局のMM2Hページをご確認下さい。
⇒https://www.tourismmalaysia.or.jp/longstay/07.html
マレーシアで長期滞在するためのビザに「MM2H(Malaysia My Second Home)」があります。
ほとんどはこのビザを取得することになるでしょう。
取得のためには国内で定期預金を組むこと。
ハードルは低めですが、2020年7月から2021年10月まで発行停止になっていた期間があります。
また、以前は永住可能だったのが10年になり、いまは5年で更新と徐々に短くなっています。
今後も変更がある可能性もありますし、移住を検討している方は早めに取得しておくと安心です。
マレーシア移住のデメリット
- 利用中のFXブローカーをそのまま使えないことが多い
- 治安は日本より悪い
- 基本的にクルマ社会
- 時間にルーズな国民性
- 大気汚染もある
- アルコール類が高く飲む場所も不自由
- 四季はない
- 公立病院が使えないため医療費が割高になる
利用中のFXブローカーをそのまま使えないことが多い
今まで日本で快適に使えていたFXブローカーがそのまま使えないことも多いです。
とくに日本の国内FX業者を利用されていた場合は解約することになります。
トレード手法により相性の悪いブローカーもあるため、事前に確認が必要になるでしょう。
治安は日本より悪い
犯罪発生率は日本の2倍ほどと言われています。
とくに戸建て住居では窃盗なども多いようです。
また目立つ服装・恰好をしていると狙われやすい傾向も見られます。
とはいえ、警察の見回りも増え犯罪率は減少傾向にあるようです。
基本的にクルマ社会
マレーシアは基本クルマ社会です。
首都のクアラルンプールでは通勤時など常に交通渋滞が発生している状況です。
マレーシアには国産ブランドが2社ありますが、2010年代後半から外国車も増加しています。
外国車のなかには日本車もありますが、購入すると税金が価格分とられるため、倍の費用が必要です。
安く済ませたいなら国産車を選ぶことになるでしょう。
なお、排気量が少なければ税金もかなり安く済みます。
あまりクルマに興味がないなら、国産車で排気量の小さなクルマを選んでおけば維持費もそれほどかからないでしょう。
時間にルーズな国民性
多様性を受けいれる穏やかな国民性はメリットですが、穏やかさは時間のルーズさにもつながります。
遅刻やドタキャンもそれなりにあるため、スケジュール通りきちっと進めたいタイプの方にはストレスを感じるかもしれません。
そこは郷に入っては郷に従えということで、余裕をもってスケジューリングしておく必要がでてくるでしょう。
大気汚染もある
都市部では交通渋滞も多く、大気汚染はかなりのもの。
呼吸器系の疾患がある方は注意したほうがいいでしょう。
アルコール類が高く飲む場所も不自由
お酒が禁止されているイスラム教が国教のマレーシア。
飲むことはできますが、多少割高ですし飲める場所も限られています。
とはいえ外食店なら普通に飲めるでしょう。
四季はない
1年中夏の気候が続くマレーシア。
日本のように四季はありません。
春の新緑があふれる穏やかな雰囲気、食欲の秋、冬の銀世界などを楽しむことはできません。
冬がないため、スキーやスノボといったウィンタースポーツが好きなら海外へ行くことになります。
公立病院が使えないため医療費が割高になる
マレーシアに住む日本人は、料金が割高な民間の病院を利用することになります。
公立病院より医療費が高いため、医療保険に加入する、もしくは健康にとことん注意することをおすすめします。
ここまでマレーシアのメリット・デメリットを確認して、移住を検討する方も多いでしょう。
つづいてマレーシアへの移住条件や手順について紹介していきます。
マレーシアへの移住条件と手順
マレーシア移住のビザにはいくつか種類があります。
ここでは、FXトレーダーが節税目的メインで移住を検討されている方に向け、長期滞在ビザ「MM2H」の取得条件を紹介していきます。
マレーシア移住の条件(MM2H取得条件)
2024年2月現在、新規受付停止中です。最新情報はマレーシア政府観光局のMM2Hページをご確認下さい。
⇒https://www.tourismmalaysia.or.jp/longstay/07.html
- 35歳以上
- マレーシアと国交がある国の人
- 【次のどちらかを満たすこと】
【1】マレーシアの銀行で定期預金額100万RM以上(約3000万円)
【2】移住前の資金残高証明150万RM以上(約4500万円)
※家族がいる場合は金額が増えることあり
取得自体は割と簡単な長期滞在ビザですが、ある程度裕福な方がターゲットです。
また「MM2H」で永住権は手に入りませんし、年間90日以上の滞在が必要、維持コストが5500RM以上必要です。
(家族がいればその分も手数料が増えます)
しっかりトレードで稼いで必要資金を貯めましょう。
マレーシアに移住する手順
- 必要資金を貯める
- 移住準備(滞在予定場所視察、申請など)
- 申請書類準備(1~3ヵ月ほど)
- 仮ビザ申請の代行(1~3ヵ月ほど)
- 仮ビザで渡航
- 健康診断や保険の申込み
- 必要預金を送金
- MM2Hビザ発給
手続きはいろいろありますが、ある程度トレードで稼げているなら難しくはありません。
日本で20万円くらいで取得サポートしてくれるサービスもありますので、状況に応じて利用しましょう。
マレーシア在住者・移住者におすすめの海外FX業者
- TitanFX(タイタンFX)
- XM Global(エックスエムグローバル)
- HFM(エイチエフマーケット)
日本国内のFX業者は使えませんが、これら海外業者ならマレーシアで口座開設できます。
特徴を確認して、好みの海外FXで口座を準備しましょう。
マレーシア対応のおすすめ海外FX比較
TitanFX | XM Global | HFM | |
---|---|---|---|
ボーナス | △ (不定期) | ○ (常設) | ○ (常設) |
スプレッド | 狭い | 普通 | 普通 |
最大レバレッジ | 500倍 | 1000倍 | 2000倍 |
レバレッジ制限 (残高によるもの) | なし | あり | あり |
ゼロカット | ○ | ○ | ○ |
スキャルピング | ◎ | ○ | ○ |
同一口座での 両建て | ○ | ○ | ○ |
別口座での 両建て | × | × | × |
法人口座 | ○ | × | ○ |
3社の特徴を解説していきます。
TitanFXの特徴
3社の中ではトレード環境面でもっとも優れている海外FXです。
取引コストが安く、約定力(注文の処理能力)も高いため、スキャルピング(超短期売買)を始めどんなトレードスタイルでも快適に使えるでしょう。
また、入出金処理が早い点も安心感があります。
とくに、出金申請してから何の連絡もなく何日も待たされると不安になりますからね。
TitanFXならその心配はありません。
常設ボーナスがない点だけは弱点ですが、もらえる額は初心者に向けた補助的な金額でしかありません。
海外移住されるレベルの方ならなくても問題ないでしょう。
この先長くトレードしていくなら、最終的にTitanFXが有利になるでしょう。
TitanFX口座開設手順
- TitanFX公式にアクセス
- 入力フォームを埋める(3ページ/約3分)
- メール認証を済ませる
- TitanFX公式にログイン
- 身分証明書と住所確認書類をアップロード
口座タイプは「ブレード(Blade)」、取引プラットフォームは「MT5」をおすすめします。
あとは、居住国で「Malaysia」を選んで手続きを進めていきましょう。
XM Globalの特徴
日本で最も口座開設数の多いXMトレーディングのグループ会社です。
口座スペックなどは同じですので、既存のXMユーザーは使いやすいでしょう。
また、アカウント開設ボーナスを始め、ボーナスをたくさん配布しているため、少なめの金額で始めるときは有利になります。
スペックはあとで紹介するHFMと大差ありません。
ただし、日本語には対応していませんし、法人口座も開設できません。
なお、日本向けのXMトレーディングにあるスプレッドの狭い極(KIWAMI)口座はありませんので、スキャルピングがしたいトレーダーはZero口座を利用しましょう。
日本でXMトレーディングを使っていた方にはこちらがおすすめです。
XM GLobal口座開設手順
- XM Global公式にアクセス
- 「OPEN AN ACCOUNT」を押す
- 入力欄を埋める
- メール認証を済ませる
- 本人確認書類を提出
- 審査完了で口座開設終了
日本でXMトレーディングを使っていた方は、表記が英語だけでほかは一緒です。
初心者の方は、取引ツールは「MT5」、口座タイプは「Standard Account」をおすすめします。
Country of Residenceの欄は「Malaysia」を選んでください。
\今だけ!ここから登録で軍資金13000円プレゼント/
【入力5分】XM公式
口座開設はこちら
こちらの記事はXMトレーディング用の内容ですが、流れは同じですので参考になるかと思います。
HFMの特徴
最大レバレッジ2000倍、ゼロカットありなど海外FXの一般的なスペックのHFM。
HFMが有利なポイントは高いレバレッジ環境にあります。
ほとんどの海外業者は1000倍前後ですが、HFMはその倍のレバレッジでトレード可能です。
また、口座残高(証拠金)によってレバレッジ倍率が制限される業者がほとんどですが、ここは比較的緩めの制限になっています。
ほか、法人口座にも対応。
もし、MM2Hビザの取得・更新条件が厳しくなったとき、法人を設立してビザを発行する方法もとれるでしょう。
HFM口座開設手順
- HFM公式へアクセス
- 入力欄を埋める
- メールアドレス認証する
- HFM公式にログイン
- 入力欄を埋める
- 本人確認書類を提出
- アカウント認証の完了
- MT4/MT5口座を開設
HFMはマレーシアでも日本語ページで手続き可能な点は有利です。
居住国は「Malaysia」を選択し、ほかは英語形式で入力しましょう。
口座タイプは「プレミアム」がおすすめですが、ボーナスが欲しい方は「トップアップボーナス」を選んでください。
TitanFX/XMGlobal/HFMのどこを選べばいい?
マレーシアで使える海外FX3社を比較しましたが、FX初心者の方だと専門用語もありどこがいいのかわからなかった方もいると思います。
そこで、簡単にどんな方におすすめなのか?について解説していきます。
コスト重視派
将来1000万円以上稼ぐ予定、スキャルピングをする、高額なトレード資金を準備できる、取引コストを気にする方はTitanFXがおすすめです。
ボーナスが欲しい派
日本でXMトレーディングを利用していた、初心者用ボーナスが欲しい方はXM Globalをおすすめします。
ハイレバレッジ環境を求める派
トレード資金が少ない方は、最大レバレッジ2000倍でトレードできるHFMがおすすめです。
マレーシア以外のおすすめ移住先
マレーシア同様、FX収益の税金がかからない国に「シンガポール」と「ドバイ」があります。
どちらも小さな国土(ドバイはUAEの構成国の1つですが)で、長く住むには向いていないかもしれません。
また、どちらもお金持ちを優遇しているタックスヘイブン国ですので、移住には数千万円の資金が必要です。
マレーシアより資金が必要となるため、かなり稼いでいるトレーダーに限られるでしょう。
それでも、マレーシア移住のデメリット面でどうしても受け入れられないものがあるなら、この2つの国はおすすめです。
マレーシアでのFXに関するQ&A
まとめ
マレーシアでFXを始める方法を紹介しました。
在住者なら対応する海外FXで口座開設すればすぐにスタートできます。
これから移住を考えている方は、FXの税金がかからないマレーシアは移住先としておすすめです。
ただしビザの取得条件をクリアするため、ある程度の資金(3000万円強)を貯めておかなければいけません。
しっかり準備してから手続きを進めていきましょう。