海外FX「Exness(エクスネス)」はiPhoneだけでどこまで使えるのでしょうか。
ここでは、Exnessのサービス全般をiPhone端末から利用するときにできること・できないことを徹底解説。
パソコンがなくiPhoneしか持っていない方、できるだけiPhoneだけで済ませたい方はぜひ参考にしてください。
Exness(エクスネス)サービスのiPhone対応状況
以下のExnessサービスについて、iPhoneへの対応状況を見ていきます。
- Exness口座開設
- Exness口座への入金
- Exness口座からの出金
- 口座設定の変更
- FXの注文と精算
- 注文・精算の予約設定
- その他商品の注文と精算
- チャート分析ツールの利用
- EA(FX自動売買ツール)の利用
- ソーシャルトレードの利用(※ミラートレード)
- Exnessサポートの利用
これらを実行するためにはiPhoneの取引アプリかブラウザアプリを使います。
iPhoneでできること
- Exness口座開設
- Exness口座への入金
- Exness口座からの出金
- 口座設定の変更
- FXの注文と精算
- 注文と精算の予約設定
- その他商品の注文と精算
- チャート分析ツールの利用
- EA(FX自動売買ツール)のポジション精算
- ソーシャルトレード(コピートレード)の利用
- Exnessサポートの利用
Exness口座開設
iPhoneからでもExness口座を開設できます。
口座開設する方法は2つ。
1つ目はiPhoneのブラウザアプリから公式サイトにアクセスして開設する方法。
もう1つはExnessトレードアプリから口座開設できます。
なお、世界で最も使われている無料トレードアプリ「MT4/MT5」からは開設できません。
こちらはトレードと結果の確認のためのアプリで、海外FX口座の操作には対応していません。
Exness口座への入金
ブラウザでExness公式サイトにログインすれば、iPhoneからでも入金手続きできます。
もしくは、Exness公式がリリースしているトレードアプリからも入金可能です。
Exness口座からの出金
入金と同じように、出金手続きもExness公式サイトかExness公式のトレードアプリから実施できます。
口座設定の変更
Exness口座情報の確認やレバレッジ変更、パスワード変更、解約など口座の操作もiPhoneからすべてできます。
公式サイトにログインするか公式アプリから手続きしましょう。
FXの注文と精算
iPhoneでFXの裁量トレードも可能です。
(裁量=自分で売買)
トレード方法は次の4パターン用意されています。
- Exness公式アプリでトレード
- MT4/MT5アプリでトレード
- Exnessウェブターミナルを使う
- メタトレーダーウェブターミナル版を使う
上2つはアプリをiPhoneにインストールして使いましょう。
下2つはウェブターミナルというインターネット上で使えるトレードサービスです。
Exness用にカスタマイズされたものと、フリーの取引ツールメタトレーダー4と5の両方のバージョンから選べます。
iPhoneブラウザからページにアクセスしてトレードするだけです。
初めてアクセスしたときだけExness口座へログインすることになるため、口座番号と取引パスワード、サーバー名を準備しておきましょう。
注文と精算の予約設定
iPhoneの注文画面では、注文価格や生産価格を入力することで予約設定することも可能です。
その他商品の注文と精算
FXの通貨ペア以外の商品も扱っているExness。
ゴールドなどの貴金属、株式・株式指数、原油などのエネルギー、ビットコインなどの仮想通貨まで投資できる対象はたくさんあります。
それらすべての取引商品もFXと同じようにiPhone上でトレード可能です。
チャート分析ツールの利用
iPhoneのトレードツールはアプリとウェブターミナルの2つがメインです。
そしてこのどちらもチャート上にラインを引いたり、インジケータと言う分析情報や指標の表示ツールに対応しています。
iPhoneの小さ目な画面では多少やり難さも感じますが、チャート分析は可能です。
EA(FX自動売買ツール)のポジション精算
FXトレードにはEAという自動売買ツールがあります。
インターネット上には超高額な有料ツールから無料で提供されているものもたくさんあるため、自分でトレードする時間がとれない方にとって便利なものです。
このEAは初期設定を済ませなければいけないのですが、iPhone上で設定や稼働と停止はできません。
ただし、EAが保有しているポジションであればiPhoneから売買されている注文のチェックや精算をすることはできます。
ちなみにEAの設定・稼働・停止の制御も特殊な方法を使えばできるんですが、無料ではありませんし万人向けではありません。
完全にiPhoneだけという条件で考えると、できることはポジションの確認と精算までです。
ソーシャルトレード(コピートレード)の利用
Exnessではソーシャルトレードと呼ばれているミラートレード(コピートレード)。
登録しているトレーダーを選んで、その人の取引をそのままあなたのExness口座上でミラーのように展開してくれるサービスです。
我こそは、と登録しているトレーダーの中から成績を確認して稼いでくれそうな人を選ぶことになるため、しっかり勝てているトレーダーが見つかればかなりおすすめの取引方法です。
そして、Exnessではソーシャルトレード専用アプリをiPhoneにインストールすればミラートレードを利用できます。
ほかの海外FXブローカーでは、パソコン版の取引ツールMT4/MT5でなければ設定できないのですが、Exnessは専用アプリとして提供されているのが強みですね。
なお、通常のExness取引口座とは別物扱いになるため資金は別に用意しましょう。
ちなみに、Exnessではあなた自身が選ばれる側のトレーダーとして登録することもできます。
(設定可能な最大報酬は50%)
利用者に選ばれれば一定の報酬が入ってくるため、自分でトレードしつつ副収入的に報酬を獲得することも可能です。
Exnessサポートの利用
iPhoneからExnessのサポートを使うこともできます。
サポート手段はライブチャット、メール、電話の3種類用意されています。
なお、日本語対応は朝8時から夜24時までの16時間と十分です。
24時間ではありませんが、お昼に働いているサラリーマントレーダーでも帰宅後に問い合わせることは十分に可能です。
ここまでの内容を見てのとおり、iPhone上でほぼすべてのことができます。
パソコン・タブレットを持っていない方でも、iPhoneさえあればExnessを使ってトレードすることができるでしょう。
なお、ごく一部に限りiPhoneで簡単にできないこともあります。
できなくても困るものではありませんが、念のため確認しておきましょう。
iPhoneではできないこと
- EA(FX自動売買ツール)の設定・稼働・停止
- メタトレーダーの過去チャート分析機能の利用
- メタトレーダーのコピートレード
- 履歴データの出力
EA(FX自動売買ツール)の設定・稼働・停止
iPhoneでできることの項目でも少し触れましたが、FXトレードをツールが自動でやってくれるEAというツールがあります。
EAを使うためにはパソコンに取引ツールをインストールし、取引ツールにEAプログラムをインストール&設定しなければいけません。
EAは一般的にメタトレーダー用のプログラムとして提供されているものですが、iPhoneのトレードアプリやウェブ上で使うウェブターミナル上ではセットできません。
パソコン版の取引ツールMT4/MT5が必要です。
メタトレーダーの過去チャート分析機能の利用
Exnessでも対応している無料の取引ツール「メタトレーダー(MT4/MT5)」。
メタトレーダーのパソコン版ツールには過去チャートをリアルタイムに動かしながら分析できる機能「ストラテジーテスター」というものが備わっています。
トレードスキルを上げていくためには過去チャート分析は必須とも言えるもの。
ですがiPhone向けのメタトレーダーでは使えません。
厳密に言うとできないことはありませんが、動作が重すぎて使い物にならないため実質できないようなものです。
自分なりのトレードスタイルが出来上がっている方ならiPhoneだけでもトレードできると思いますが、勉強中ならパソコンを使って経験を積んでいくことをおすすめします。
VPS(仮想デスクトップ)というサービスを利用します。
これは簡単に言うと、デスクトップパソコンの環境をiPhoneからリモート接続して操作できるサービスです。iPhone画面上にレンタルしているパソコン画面をリアルタイムで表示して使えます。そのためVPS上でパソコン版に取引ツールMT4/MT5をインストールし、EAの設定・稼働・停止や、過去チャート分析することは可能です。
ただし、直接パソコンを操作するのではなく通信回線を通してリアルタイム画像を見ながら操作するため非常に動作が重くなります。過去チャート分析はとても快適にできるとは言えません。せいぜいEAの設定と稼働・停止手続きをするくらいです。
なお、VPSは利用料が年間1万円以上かかるため、万人向けではありません。それでもEAを使いたい方はVPSの利用をおすすめします。
メタトレーダーのコピートレード
メタトレーダーのMT4/MT5のパソコン版は、ツール内でコピートレードを設定できます。
iPhone用のアプリ版ではこの機能がありません。
その代わり、Exnessではソーシャルトレーディングアプリが用意されているため、ほかの海外FXより有利です。
履歴データの出力
iPhone用の取引アプリでは過去の取引履歴データをファイル出力できません。
取引履歴は確定申告時に必要となりますが、取引アプリでは出力できないため注意しましょう。
アプリ版では履歴を表示させることはできるため、画面をキャプチャして印刷すれば取得できないことはありません。
ですが、時間も手間もかかります。
それでもトレード回数が少なければ問題ありませんが、数百回以上の取引がある場合は紙代・インク代もかかってしまうでしょう。
前述したVPSを利用すればできますが、同じく手間がかかります。
パソコン版の取引ツールをインストールして取得することをおすすめします。
以上、iPhoneでできないことを紹介しました。
過去チャート分析はほぼできないようなものですが、EAはVPSを使うことでiPhoneのみ持っている方でも使えます。
iPhoneでExness口座を開設する方法
Exnessでは実際にお金を預け入れてトレードするリアル口座と架空の資金でトレードするデモ口座があります。
ここではリアル口座の開設方法を紹介していきます。
Exness口座開設の手順
- Exness公式ページを開く
(Exnessトレードアプリを起動) - 「口座開設」ボタンをタップ
- 新規会員登録を済ませる
- Exnessにログイン
- 「本取引口座」ボタンをタップ
- 口座タイプを選んで「取引口座を開設する」ボタンをタップ
- 口座情報の設定と個人情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 認証されたら完了
Exnessではまず最初に会員ページ(パーソナルページ)にログインするためのアカウント登録を済ませます。
その後パーソナルページにログインして口座開設手続きを進めていきましょう。
開設手続きで入力する内容は、口座の種類や取引ツールのバージョン(MT4かMT5)、レバレッジなど口座設定に関するものが1つ。
ほか、電話番号や氏名・職業・投資額などの個人情報も入力します。
そして、最後に免許証などの本人確認書類をアップロードすれば作業は終わりです。
最大でも24時間以内に審査が終わり、認証されたら口座開設手続きは完了となります。
iPhoneでトレードする方法
Exness口座上でトレードする方法は次の5パターンあります。
- Exness公式のiPhone向けアプリ(裁量トレード)
- フリーのiPhone向けトレードアプリMT4/MT5(裁量トレード)
- Exnessウェブターミナル(裁量トレード)
- MT4/MT5ウェブターミナル(裁量トレード)
- Exness公式のソーシャルトレードアプリ(ミラートレード用)
アプリの場合、iPhoneにインストールして開設したExness口座にログインすれば使えます。
Exness公式版と、取引ツール「メタトレーダー」開発元がリリースしている無料アプリ版があります。
2種のウェブターミナルはiPhoneブラウザで専用ページにアクセスし、Exness口座にログインすればOKです。
これはデモ口座版ですが、リアル口座も一緒です。
Exnessウェブターミナルの詳細はこちらでご確認下さい。
あとは各ツールでチャートを開いて注文しましょう。
なお、Exnessのソーシャルトレードアプリだけはミラートレード(コピートレード)用となっています。
こちらはリストから好きな投資家を選び、その投資家の売買をそのままあなたの口座上で鏡に映すかのように展開してくれるもの。
裁量トレードの時間はなかなか取れないけど、自動売買ツールの設定・管理の手間もかけたくない方におすすめです。
iPhone向けアプリのiOS対応バージョンについて
アプリの種類 | 対応するiOSバージョン |
---|---|
Exnessトレードアプリ (Exness Trader) |
14.5以降 |
Exnessソーシャルトレードアプリ (Exness Social Trading) |
14.0以降 |
MT4アプリ | 13.0以降 |
MT5アプリ | 13.0以降 |
あまり古いiPhoneモデルだと、iOSのバージョン的にアプリがインストールできないため気を付けてください。
Exness公式アプリが対応するiOSバージョン14.0/14.5は、iPhone6sやiPhoneSE(第1世代)以降のモデルならインストール可能です。
MT4/MT5のバージョン13.0も同様のモデルから対応しています。
それ以前のモデルは使えないためご注意ください。
ExnessのiPhone対応に関するQ&A
- iPhoneだけで稼げますか?
- どんなアプリがある?
- 対応するiOSのバージョンは?
- iPhoneでのトレードは快適にできる?
- 通知機能はある?
- データ通信量はどれくらい?
- セキュリティ面は大丈夫?
- ApplePayで入金できる?
- パソコンとの違いは?
iPhoneだけで稼げますか?
不可能ではありません。
ただし、稼いでいるトレーダーを見る限りではパソコンを使っています。稼げるようになるまでのスキル習得はiPhoneだけでは難しいでしょう。稼げるようになってからなら十分可能です。
どんなアプリがある?
フリーのものと公式のものがあります。
取引ツールメタトレーダーの開発元がリリースしているMT4/MT5アプリ、Exnessのオリジナルアプリがあります。Exness版ならトレード以外の操作も可能です。
対応するiOSのバージョンは?
アプリの種類によって異なります。
MT4/MT5アプリはiOSバージョン13.0以上、Exness公式のものは、通常版は14.5、ソーシャルトレードアプリは14.0以上から対応しています。古いiPhoneを使っている方は、これら対応するバージョン以上にOSを更新できないため気を付けてください。iPhoneSEの第1世代以降なら一応使えますが、できるだけ最新OSまでバージョンアップできるモデルをおすすめします。
iPhoneでのトレードは快適にできる?
使い方によりますが、トレード自体は快適にできます。
チャートにいろいろなラインを引いて分析する方は、iPhoneの環境では厳しいです。パソコン版の取引ツールでやることをおすすめします。
通知機能はある?
プッシュ通知機能が使えます。
通知機能をオンにしておけば、ツールに関する最新情報が得られます。なお、チャート分析し特定の価格やラインにタッチしたら通知する、といった高度な設定はできません。
データ通信量はどれくらい?
数キロバイト/秒程度です。
ずっとチャートを見続けるような使い方をすればそれなりの通信量になりますが、格安スマホなどで容量の少ないプランを契約している方は、通信制限されても問題ない程度の通信量です。とはいえ、ほかの機能を使うときに不便になるため、iPhoneでチャートを見続けるようなトレードはおすすめしません。チャート分析はパソコンで、iPhoneでは注文や決済、チャートチェックくらいにしておくことをおすすめします。
セキュリティ面は大丈夫?
ロック設定で対応しましょう。
Exness対応アプリは一度ログインすれば次からは起動するだけでログイン状態になります。そのため、iPhoneを他人が勝手に操作することはできてしまいます。口座残高を出金することはできませんが、勝手にトレードされて資金を失う可能性はあります。アプリ側でセキュリティ対策はできないため、iPhone側で他人に使えないようにしておきましょう。
ApplePayで入金できる?
できません。
iPhoneで使える決済機能「ApplePay」は、Exnessへの入金に使えません。ほかの海外FX業者のほとんどで対応していませんが、AXIORY(アキシオリー)なら利用可能です。
パソコンとの違いは?
画面サイズなど物理的なものを除き、大概のことはiPhoneだけでできます。
できないことについては、このページの次の項目をご覧ください。
こちら⇒iPhoneでできないこと
まとめ
Exness(エクスネス)のiPhone対応状況を紹介しました。
ほとんどのことはiPhoneだけでできます。
とくにExnessは専用アプリが充実しているため、ほかの海外FXではできないこともiPhone上でできるようになっています。
iPhoneでトレードしたい方に最適な海外FXブローカーと言えるでしょう。
パソコンを持っていないiPhoneユーザーにはとくにおすすめです。