日本人の口座開設数ナンバーワンの海外FX「XMトレーディング」。
ここではXMトレーディングでトレードするときにストップロス(逆指値)を設定する方法を解説しています。
また設定できないときに対処法や値幅、XMでの禁止事例についてもまとめました。
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XMのストップロス(逆指値)を徹底解説
そもそもストップロスとは?
ストップロスとは「ストップ(止める)+ロス(損)」ということで、損失が今以上に増えないよう途中で止めることです。
FXトレードにおいては、損切り=マイナスを確定することです。
この言葉は取引ツール「MT5」の注文画面にあるストップロス設定欄でも使われています。
1つ前のバージョン「MT4(パソコン版)」では設定画面に「逆指値(S/L)」と表記されているんですが、S/L=ストップロスですね。
なお、アプリ版MT4はストップロス表記になっています。
【スマホアプリ版】
XMでストップロス(逆指値)を設定する方法
ここでは、XM対応のMT4アプリでストップロス(逆指値)を設定する方法を解説していきます。
(MT5でも同じようなものです)
【新規注文時】スマホアプリでのストップロス設定の流れ
- MT4アプリを起動
- 「トレード」ページを開く
- ストップロスの欄に価格を入力
- 「成行売り」「成行買い」ボタンを押す
【1】MT4アプリを起動
まずはiPhone・iPadやアンドロイド端末のアプリストアからインストールしたMT4アプリを起動します。
【2】「トレード」ページを開く
【3】ストップロスの欄に価格を入力
注文画面の赤枠内に希望価格を入力するだけです。
入力欄の左右にある「-」か「+」を押せば現在価格が出るため、そのままボタンを押して指定する、もしくは数字部分をタップして直接入力しましょう。
【4】「成行売り」「成行買い」ボタンを押す
最後に「成行売り」か「成行買い」ボタンを押せばストップロスの設定完了です。
【保有中のポジション】スマホアプリでのストップロス設定の流れ
- アプリのポジション一覧ページを開く
- ストップロスを設定したいポジションを長押し
- 「注文変更」を押す
- ストップロスの項目に価格を入力
- 「注文変更」ボタンを押す
【1】アプリのポジション一覧ページを開く
MT4を起動したら下のメニューにある「トレード」をタップしましょう。
すると現在XM口座で保有しているポジション一覧が表示されます。
【2】ストップロスを設定したいポジションを長押し
ストップロスを設定したいポジションの上を長押ししましょう。
すると次のメニュー画面(左側)が開きます↓
【3】「注文変更」を押す
メニューの中から「注文変更」をタップしてください。
【4】ストップロスの項目に価格を入力
上画像右側の注文変更画面にようにストップロスの欄があります。
ここで直接入力するか「-」「+」を押して清算したい価格を指定しましょう。
【5】「注文変更」ボタンを押す
最後に「注文変更」ボタンを押せば完了です。
ここではMT4のスマホアプリで解説しましたが、MT5やXM公式専用アプリ(MT5のみ)でもほぼ同じ操作方法です。
どのアプリを使えばいいのかについて別記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
【パソコン版】
XMでストップロス(逆指値)を設定する方法
こちらもスマホと同じくXMのMT4を使ってストップロス(逆指値)設定方法を解説していきます。
MT5も同じような設定方法のため参考にしてください。
なお取引ツールにはログインしている状態で解説していきます。
まだの方は「ファイル」→「取引口座にログイン」から口座番号・パスワード・サーバー番号を入力してログインを済ませましょう。
【新規注文時】ストップロスを設定する流れ
- 取引ツールを起動
- チャート上で右クリック(F9を押してもOK)
- 「注文発注」→「新規注文」をクリック
- 「決済逆指値(S/L)」に希望価格を入力
- 「成行売り」「成行買い」ボタンを押す
【1】取引ツールを起動
まずはXM公式サイトでダウンロードしインストールしてある取引ツール「MT4」を起動しましょう。
【2】チャート上で右クリック(F9を押してもOK)
これからストップロスを設定したい通貨ペアのチャートが表示されているはず。
出ていない場合は「ファイル」→「新規チャート」からチャートを表示させましょう。
ここで注文する通貨ペアのチャート上で右クリックを押すとメニューがでてきます。
(チャートウィンドウをアクティブにした上で「F9」を押してもOK)
【3】「注文発注」→「新規注文」をクリック
右クリックで表示されたメニューから「注文発注」→「新規注文」をクリックしましょう。
【4】「決済逆指値(S/L)」に希望価格を入力
次の注文ウィンドウが開きます。
ここで赤枠内「決済逆指値(S/L)」に精算したい希望価格を指定しましょう。
【5】「成行売り」「成行買い」ボタンを押す
あとは上画像のように「成行売り」か「成行買い」ボタンを押せばOKです。
【保有中のポジション】ストップロスを設定する流れ
MT4を起動すると、ウィンドウ下部に上画像のような「ターミナル」が表示されていると思います。
ない場合は、上部メニューの「表示」→「ターミナル」をクリックすれば表示されます。
このターミナルウィンドウ下部に並んでいるタブの中から「取引」をクリックすると、現在保有している注文が一覧表示されます。
ここで、ストップロスを設定したい注文の決済逆指値(S/L)の欄(上画像の赤丸部分)をダブルクリックしてください。
すると、次のウィンドウが表示されます。
赤枠をクリックすると、そこの表示されている価格が下の黄緑枠「決済逆指値(S/L)」にコピーされるため、希望価格に修正しましょう。
あとは青枠部分のボタンを押せば設定完了です。
何度でも変更可能ですので、まずは触ってみてください。
XMのMT4/MT5でストップロス設定できないときの原因と対処法
- 現在価格以下(以上)を入力している
- MT4/MT5の挙動がおかしい
- 通信障害
現在価格以下(以上)を入力している
XM口座のポジションに対してストップロス(逆指値)を設定できない原因は、入力した価格にあります。
たとえば、XMでUSDJPY(米ドル円)を保有中に設定するときなら、現在価格と同値までしか指定できません。
指値(テイクプロフィット)の欄に入力すべき価格を入力しているとできません。
MT4/MT5の挙動がおかしい
取引ツールのMT4/MT5がバグっている可能性もゼロではありません。
一旦プログラムを閉じて、再起動してみましょう。
通信障害
通信障害が発生していませんか。
MT4/MT5のウィンドウ右下に通信速度が表示されているため確認してみてください。
回線不通と表示されていたらインターネットに繋がっていません。
回線業者やパソコン本体のトラブル、Wi-Fi電波やルーターなどに問題がないか確認してみて下さい。
それでもできないときは、XMサポートに問い合わせてみましょう。
ストップロス(逆指値)の解除方法
スマホアプリでの逆指値解除方法
- 取引アプリを起動
- トレード画面を表示
- 解除したいポジションを2~3秒タップ
- 注文変更をタップ
- ストップロス値を訂正して確定
【1】取引アプリを起動
トレードに使用しているMT4/MT5かXM公式アプリを起動しましょう。
【2】トレード画面を表示
画面下部にある横並びのメニューから「トレード」をタップしてください。
【3】解除したいポジションを2~3秒タップ
トレード画面内で、逆指値設定してある注文(ポジション)を2~3秒ほど長押ししましょう。
するとメニューが表示されます。
【4】注文変更をタップ
メニュー内から「注文変更」をタップしてください。
【5】ストップロス値を訂正して確定
ここで設定されている価格を訂正します。
価格を入力したら確定ボタンをタップしましょう。
スマホ版の取引ツールでは、まず「トレード」画面を開きます。
保有中のポジションが一覧で表示されているため、逆指値を設定してあるポジションを長押ししてください。
するとメニューが表示されるため、「注文変更」をタップしましょう。
あとはストップロス値をクリアすれば解除できます。
パソコン版ツールでの逆指値解除方法
- 取引ツールを起動
- ターミナル欄にある解除したいポジションの指値部分をダブルクリック
- 数値を削除して確定
【1】取引ツールを起動
まずはMT4/MT5を起動します。
【2】ターミナル欄にある解除したいポジションの指値部分をダブルクリック
ターミナルウィンドウのストップロス設定を解除したいポジションの「決済逆指値(S/L)」セルをダブルクリックしてください。
【3】数値を削除して確定
設定ウィンドウが表示されるため、ストップロス価格の入力欄を空欄にして決定すれば解除できます。
テイクプロフィット(指値)とは?
テイクプロフィット(指値)とは、ストップロス(逆指値)の反対の意味です。
FXトレードにおいては利益を確定する行為のことです。
取引ツールでは、テイクプロフィット(指値)の項目に価格設定するとこで、到達したらポジションを自動精算するよう設定できます。
設定方法もストップロスと同じ手順です。
自分なりのチャート分析方法とエントリールールがある方は、ストップロスとテイクプロフィットを設定して放置するだけ。
FXの裁量トレードをするなら、これが一番精神も安定するためおすすめです。
とはいえ、テイクプロフィットはストップロスほど重要ではないでしょう。
(考え方は人によりますが)
XMでストップロス(逆指値)を設定する重要性について
全損リスクを減らすためにも、一番やらなければならない作業だと言えます。
これさえ設定してあれば、どんなに相場が急変動しても資金を失うことはないでしょう。
ストップロスを設定するには、損切りする基準やルールを決めなければいけません。
適当にこれくらいの幅で、とやってしまう方もいるとは思いますが、1つ1つの行動に明確な考えやルールなしでトレードしていると、いつまでたっても稼げないままになるでしょう。
稼いでいるトレーダー程、ガチガチに自分ルールを定めているもの。
そのルールの1つに必ず入ってくるのが損切りルールです。
損切りルールの例
多くのトレーダーは、口座残高に対していくらまで失っても良しとする損失許容額を決めています。
2~5%が一般的ですが、多い場合でも10%くらいまででしょう。
仮にトレード資金が100万円あり、許容額が3%なら3万円です。
1回のトレードで負けたとしても損失は3万円まで、と決めているわけです。
そうなると、ストップロス(逆指値)の価格も損失許容額の範囲内で算出できます。
このようにポジションを持つとき損切りルールを元にして注文ロット数や逆指値の幅を設定していくことをおすすめします。
テイクプロフィットの欄で少し触れましたが、損切り設定せず相場が逆行すると含み損を抱えます。
そして、マイナスを抱えたポジションを持ち続けるのはかなりのストレスです。
しかもいつ価格が戻るかわからないまま戻ってくれ!と祈るしかない状態。
酷いときは10年以上価格が戻らない可能性もありますからね。
損切りできない方は、最終的にすべてのトレード資金を失うことになるでしょう。
完全放置でトレードするEA(FX自動売買ツール)なら、チェックがおろそかになり溶けてしまうこともあると思います。
ですが、裁量トレードでは注文したときに必ずストップロス(逆指値)を設定することをおすすめします。
XMでストップロス(逆指値)設定するメリットとデメリット
ストップロス設定するメリット
- チャートに張り付かなくていい
- 精神的に穏やかでいられる
ストップロスさえ設定しておけば、負けた場合の損失は確定しています。
そして設定価格は許容範囲内にしてあるはずですので、ダメージも少なく済みます。
チャートに張り付いてハラハラドキドキさせられる時間がなくなるため、兼業トレーダーには最適なトレードスタイルです。
エントリーして放置するスタイルなら、心が病むこともないでしょう。
ストップロス設定するデメリット
- 設定した価格によっては利益を逃すこともある
ストップロスのデメリットはほとんどありません。
あるとすれば一旦逆指値価格に到達してしてから利益がでるケース。
もう少し価格を低く(高く)しておけば利確で来ていたのに…というパターンですね、
あとでチャートを見ると悔しい思いをさせられます。
ですが、それも込みでストップロスを設定するようにしておきましょう。
XMのストップロス(逆指値)に関するQ&A
- ストップロス(逆指値)の幅とは?
- XMでストップロスは禁止?
- スマホで設定可能?
- XM公式のマイページから設定できる?
- 設定した後に変更できる?
- ストップロス(逆指値)はどれくらいにすればいい?
- スリッページは大丈夫?
- トレーリングストップは設定可能?
- ストップロス(逆指値)設定にコストはかかる?
- XMのストップロス(逆指値)設定に制限はある?
Q1.ストップロス(逆指値)の幅とは?
ストップレベルのことを幅と表現します。
XMでは指値・逆指値を指定するときの為替レートに制限があり、一定の値幅が儲けられていました(ストップレベル)。幅を設定しているのは、トレーダーたちの注文を処理しているサーバーへの負担を軽減するためです。ですが、2021年8月からゼロに変更されています。
XMでは通貨ペアごとに幅が設定されていて、USDJPYを例に挙げると4.0pipsの幅が設定されています。そして1pips=0.01円です。
この場合、たとえばこれから価格が上がると予想し100.00円で買い注文(ロング)したとします。そして、予想とは反対側へ逆行したときのことを考え99.90円で損切り設定したいとき、逆指値は99.90円を設定します。これなら10pips離れているため問題なくストップロスを設定可能です。
ただし、これが99.97円だと3pipsしか幅がないためNGになります。
同じ海外FX業者にはもっと幅の狭いところもありますが、デイトレードなど短期間で頻繁に注文を繰り返すトレード手法でないなら気にするほどでもないでしょう。
Q2.XMでストップロスは禁止?
XMでストップロス設定は禁止されていません。
取引ツールで誰でも設定することができます。ですが、グーグル検索窓に「XM ストップロス」と入れると、こんな候補キーワードがでてきます。
なぜ禁止?と頭に「?」が浮かんでしまいましたが、XMどころかFX業者でストップロス設定を禁止しているところはおそらくありません。
では、なにが禁止なんでしょうか。考えられるのはXMの禁止事項にある別口座で両建てする行為に関係しているんだと思われます。XMでは1アカウントで最大8口座まで開設可能です。そして、同じ口座内であれば買いと売りポジションを同時に持つことができます。
たとえば米ドル円(USDJPY)で売りポジション1ロット持っているとき買いポジションも1ロット注文すると両方のポジションを立てているため両建てとなります。この状態なら売り買いが同じロット数のため、たとえ戦争が起きて急激な変動があっても含み損益は増減しません。
XMでは別の口座で両建てすることは禁止されています。それは価格が動く経済指標発表などがあるタイミングで悪用できるからですね。
たとえば1つの口座でストップロス設定した高ロットの売りポジションを持ち、別の口座でもストップロス設定した同じロット数の買いポジションを持ちます。そして、為替相場が急変動したらどちらかは資金がショートして無くなる=ロスカットされます。この時点で残高がマイナスでもXMには損失を帳消しにするゼロカット制度もあるため借金にはなりません。そして残ったもう片方で爆益ゲット!という流れですね。
こんな手法を良く思いつくな、と感心しますが、過去にこれで稼いだ悪質トレーダーがいたから禁止事項になっているわけです。バレないでしょ?と思っていてもしっかりバレるみたいですよ。その辺の裏事情はわかりませんが、取引ツール側で情報共有されているらしいって話は聞きます。あなたは絶対にやらないでくださいね。
XMで禁止されている両建て手法ができるExnessのような海外FXもあります。
Q3.スマホで設定可能?
スマホでも設定できます。
XMでは公式アプリ(MT5限定)、MT4とMT5のフリーアプリに対応しています。これらアプリ上でストップロス(逆指値)を設定可能です。
Q4.XM公式のマイページから設定できる?
できません。
XM公式ホームページのマイページ上では口座情報に関する手続きやサポートの利用といった、直接的にトレードとは関係ない部分がメインです。口座情報の確認・変更・設定などしかできません。ストップロス設定は取引ツール側でやりましょう。
Q5.設定した後に変更できる?
可能です。
取引ツール上で、設定したポジションを選択し価格を変更しましょう。
Q6.ストップロス(逆指値)はどれくらいにすればいい?
残高と損失許容額しだいです。
残高10万円ある状態で、5000円までなら負けてもいいかな?と考えているなら、損失許容額は5%となります。あとは注文ロット数に応じてこの金額になる価格にしましょう。または、テクニカル分析でこの価格に達したら損切り、と決めてその価格を設定しましょう。
Q7.スリッページは大丈夫?
とくに問題ありません。
経済指標発表などのタイミングによりますが、レンジ相場であればスリッページは気にするほどではありません。そもそも、スリッページが発生しやすい指標発表時前後の時間帯のトレードはあまりおすすめしません。そのタイミングだけを狙った高ロットのギャンブルトレードをする行為は禁止されています。
Q8.トレーリングストップは設定可能?
可能です。
トレーリングストップは、保有ポジションのストップロス設定価格を相場変動に沿って更新していく仕組みです。
- ターミナルでポジションを右クリック
- 「トレーリングストップ」を押し「カスタム設定…」を選ぶ
- トレーリング幅を入力して「OK」を押す
Q9.ストップロス(逆指値)設定にコストはかかる?
コストはかかりません。
設定による直接的なコストではありませんが、逆指値価格に達するまでに発生するマイナススワップ(金利差)は増えていきます。
Q10.XMのストップロス(逆指値)設定に制限はある?
とくに制限はありません。
マイナス値は設定できませんが、そんな設定をする方はいないでしょう。
まとめ
XMでのストップロス(逆指値)設定方法を解説しました。
設定手順に関してはXM専用ツールでも他社製ツールでもほぼ同じです。
なお、XMはストップロスを設定可能な「幅」がある程度開いていなければできないデメリットもあったのですが、現在はゼロに変更されています。
好きな数値(価格)に設定できるようになりました。
ストップロス設定しておくと精神的にゆとりが生まれるため、トレードのストレスから解放されるはず。
チャートに張り付くスタイルもあっている方なら問題ありませんが、たいていは神経をすり減らすことになるでしょう。
苦痛を伴っていては続かないため、できるだけストップロス設定するトレードスタイルをおすすめします。