FXの基本的な用語集をまとめました。
知りたい用語、わからない用語がある方は、目次から該当欄をご覧ください。
- パソコン(Windows)
「ctrl+F」で検索 - パソコン(Mac)
「⌘ command + F」で検索 - Safariブラウザ(iPhone/iPad)
画面下部の四角いアクションボタンをタップ⇒虫メガネのマーク「ページを検索」を選択 - スマホChromeブラウザ(アンドロイドスマホ/タブレット)
その他アイコン 「ページ内検索」 から検索
ア行のFX用語集
ア
アップトレンド
相場価格が上昇傾向にある状態です。ロング(買い)方向に強いトレンドが発生している状態のことをアップトレンドと言います。
イ
移動平均線(MA)
Moving Avarage(MA)とも呼ばれ、設定した期間の価格の平均を結んだ曲線としてチャート上に表示されます。良く使われる期間として20日、50日、100日、200日、600日などがあります。とくに20日間は平日だけ市場が開いている為替市場では約1か月となるため、参考にするトレーダーも多いです。
インジケータ
FXの取引ツール上で使えるチャート分析プログラムのことです。分析方法によってオシレーター系、トレンド系などに分かれます。オシレーター系にはRSI(アールエスアイ)、サイコロジカルラインなどいろいろあります。トレンド系には移動平均線(MA)、DMIなどがあります。インジケータの多くは、買われ過ぎ、売られ過ぎを計測してチャート上に表示してくれるタイプです。なお「インジケーター」と伸ばして使う方もいます。どちらでも構いません。
ウ
売り(売り注文)
将来的に価格が安くなると判断したときにする下落方向への注文のこと。取引ツール上では「SELL」と表記されていることも多い。ショートとも言われる。
⇒対義語「買い(ロング)」
エ
SMA(単純移動平均線)
Simple Moving Averageの略。5日、20日、100日など設定することで、指定した日数分の過去の価格を平均してチャート上に線を描写します。5日設定で1月10日時点の場合、1/6~1/10までの5日分の価格の終値合計を平均し算出します。
エッジ
トレーダーの強みのことです。自分なりに理解している勝ちやすい条件・ポイントをエッジといいます。
FX(エフエックス)
FX=Foreign Exchange(外国為替)を略したものです。外国為替保証金取引、外国為替証拠金取引ともいわれます。主に米ドルや日本円、ユーロなどの通貨を売買することで、為替差益を狙っていきます。
MA(エムエー)
移動平均線のこと。一定期間の価格の平均値を結んだラインをチャート上に描写するインジケーターです。MAにはいくつかの種類があり、単純にMAというときはSMA(単純移動平均線)を指すことが多い。
EB(エンゴルフィンバー)
特定のローソク足の形のこと。1つ前のローソク足の実体を現在のローソク足の実体にすべて含まれている状態と意味します。陽線が陰線に含まれているなら売りのEB、陰線が陽線に含まれているなら買いのEBと呼びます。
エントリー
金融市場に注文を入れることを言います。注文には売り(ショート/下方向)と買い(ロング/上方向)があり、売りでエントリーした場合はショートエントリー、買いはロングエントリーとも言います。
オ
追証(おいしょう)
FXやCFD取引において、相場変動により業者に預け入れている資金(=証拠金)がマイナスになったときに補填しなければいけない状態のこと。要するに借金を背負った状態です。業者から連絡がくるので口座に入金しなければいけません。海外FXのようにゼロカット制度があるところは追証がありません。
カ行のFX用語集
カ
海外FX
日本に金融庁に登録してライセンスを取得していないFX業者の総称です(登録業者は国内FX)。中には出金拒否やトレーダーの注文を弄る悪徳業者もありますが、当サイトでは安全性の高い海外FX業者をとりあげています。
買い(買い注文)
将来的に価格が高くなると判断したときにする上昇方向への注文のこと。取引ツール上では「BUY」と表記されていることも多い。ロングとも言われる。
⇒対義語「売り(ショート)」
キ
逆指値
逆指値注文のことで、いまのレートより高く買うとき、または安く売るときに価格と指定して予約しておきます。指定価格に到達すれば取引ツールで自動処理してくれます。主に損失を受け入れる損切り設定するときに使い、逆指値で設定しておくと相場の急変動に巻き込まれても損失を抑えられます。
ク
クロス円
FXの通貨ペアの中で日本円(JPY)を含む通貨ペアをクロス円と呼びます。なおUSDJPY(米ドル日本円)だけは除外され、米ドルの通貨ペアを意味するドルすトレートに含まれます。
ケ
経済指標
日々、世界中の国が経済に関するデータを公開しています。雇用統計や政策金利などがあり、数値データがほとんどです。そういった経済指標の結果しだいで為替相場が大きく動くことが多いため、この情報を参考に取引するトレーダーもいます。ほぼ毎日10以上の経済指標が発表されていますが、とくに市場に影響力の強い重要経済指標が発表されるときは注意が必要です。
コ
口座
FX業者で開設した口座のこと。現金を預金する銀行口座とは違い、トレード時に利用する証拠金を預け入れます。
サ行のFX用語集
サ
指値
指値注文のことで、注文や清算する価格を予約することです。指定した価格に到達すれば、取引ツール側で注文または精算してくれます。
サポート
サポート=下値支持線ともいい、下降している相場の反発ポイントのことです。たとえばUSDJPY(米ドル日本円)のチャートで下落しようとしているもときに、何度も100.00円前後で跳ね返されて再び上昇、また下落しては同じ価格帯で反発して上昇している状況なら、100円あたりにサポートがあると考えられます。
シ
証拠金
FXトレードでは、自分で金融市場に参加して売買することができないため、代行してくれる業者(ブローカー)で口座を開設、口座上で売買することになります。そして売買するためには口座にトレード資金を預け入れることになります。この担保金が「証拠金」です。この用語は商品先物取引で使われていて、預け入れた資金の範囲内で売買できる仕組みのことをいいます。そして、FX業者では証拠金を預け入れると、その金額の数十倍~数千倍での取引ができる「レバレッジ」という仕組みも提供されています。これにより、トレーダーは少ない資金で大きな取引が可能となり、稼ぎやすくなります。
ショート(売り/売り注文)
将来的に価格が安くなると判断したときにする下落方向への注文のこと。取引ツール上では「SELL」と表記されていることも多い。売り/売り注文と同義。
⇒対義語「ロング(買い/買い注文)」
ス
スイングトレード
数日~数週間くらいの期間ポジションを保有するトレードスタイルです。日足、4時間足など時間足の大きなチャートで分析して売買していきます。
スキャルピング
数秒~数分など短い期間に売買を繰り返すトレード手法のことです。小さな値動きで利確していくため、チャートに張り付いて売買することになります。大きく稼ぐには注文金額や注文ロット数を大きくする必要がありますが、高ロットのスキャルピングを制限しているFX業者もあるので、利用規約の確認は必須です。
スタンス
FXにおいてはさまざまな意味合いがありますが、ここではトレーダーの生活リズムに合わせたトレードスタイルのことをいいます。チャートに張り付くスキャルピング手法、その日ごとにトレードを終えるデイトレード、数日~数週間ポジションを保有するスイングトレード、もっと長い期間ポジションを保有するポジショントレードなどがあります。
スプレッド
FX業者が提示する回ねと売値の差で、業者側がトレーダーからもらう1回の注文ごとの手数料です。たとえばUSDJPY(米ドル日本円)の買値が100.50円、売値が100.51円なら0.01円の差=1ピップスがスプレッド=手数料となります。スプレッドはFX業者や通貨ペア(銘柄)、時間帯などで変動します。
スワップ
FXではUSDJPY(米ドル日本円)など2つの通貨で1つの銘柄になっています。このとき2つの通貨にはそれぞれ毎日金利が発生していて、その金利差をスワップと言います。そして、基本的に毎日保有しているポジションに加算されていきます。FXではトレードによる差益だけでなく、このスワップで稼ぐことも可能です。
セ
聖杯
全戦全勝の必勝トレードを聖杯と呼びます。勝てないトレーダーが探し求める、この世にありもしない手法です。勝てているトレーダーでも全戦全勝はまずありえません。この事実を受け入れるところからスタートとも言えるでしょう。
ソ
底
相場の安いところを意味しています。
損切り
含み損を抱えているポジションを精算すること。
タ行のFX用語集
タ
ダイバージェンス
テクニカル分析した結果と価格が逆行している状態を言います。ダイバージェンスが確認されると、トレンドが変わる可能性が高いと言われています。
ダウ理論
チャート上の目立つ高値・安値の波が上昇しているときをアップトレンド、逆側がダウントレンドと判断します。
ダウントレンド
相場価格が下降する勢いが強い状態です。ショート(売り)方向にトレンドが発生している状態をダウントレンドといいます。
短期トレード
おもにデイトレードのことをいいます。デイトレードという名称のとおり、1日単位でトレードを終えるスタイルです。
チ
チャートパターン
チャートのロウソク足でよく見かける形状・パターンのこと。ダブルトップ・ダブルボトムなどのパターンがあり、未来の価格予測に利用していきます。
チャネルライン
チャート上に引いたトレンドラインと平行したラインをチャネルラインといいます。たとえば目立った安値と安値を結んだ上昇トレンドラインを引いているとき、目立つ高値にも閉口したライン(チャネルライン)を引いて、その後の価格変動を予想しやすくします。
ツ
通貨ペア
売買する2つの法定通貨の組み合わせのこと。日本円(JPY)、米ドル(USD)、ユーロ(EUR)などの通貨を2セットにしたものを言います。
例)USDJPY、EURUSDなど
テ
テクニカル
テクニカル分析(相場分析)のことで、取引ツール上でチャートの価格や過去からの動き分析し、未来を予測することです。
ト
ドルストレート
米ドル(USD)との組み合わせの通貨ペアを言います。USDJPY(米ドル日本円)、EURUSD(ユーロ米ドル)、USDCAD(米ドルカナダドル)などがあります。
トレーダー
取引する人のこと。副業や個人事業でやっている場合は個人トレーダー、運用資金を集めている人(組織)はファンドトレーダー、銀行がやっているならバンカーとも呼びます。
トレード
USDJPY(米ドル日本円)やEURUSD(ユーロ米ドル)などの銘柄を売買することです。
トレンド
価格の流れのこと。上昇が強いときは上昇トレンド(アップトレンド)、下落が強いときは下降トレンド(ダウントレンド)と言います。
トレンドライン
チャート上で目立つ安値や高値などを結んだラインのこと。上昇傾向・下落傾向などトレンドの方向をわかりやすくするための使います。主な引き方としては、目立つ高値と高値(または安値と安値)の2つ結ぶことが多いです。
ナ行のFX用語集
ナ
成行
成り行き注文のことで、その時点の価格で注文します。
ニ
なし
ヌ
なし
ネ
なし
ノ
なし
ハ行のFX用語集
ハ
なし
ヒ
ピップス/ピプス/ピップ(Pips)
FXの値動きの単位です。為替変動する時の最小値は1ピップス(pips)です。またポイントと呼ぶこともあります。PipsはPipの複数形です。銘柄によって1pipsの金額は異なり、USDJPY(米ドル日本円)では0.01円、EURUSD(ユーロ米ドル)では0.0001ドルとなります。FXの銘柄(通貨ペア)なら、JPY(日本円)が含まれていると0.01円、それ以外なら0.0001(通貨の単位)となります。
PB(ピンバー)
特定のローソク足の形のことです。おもにローソク足の実体部分に対して、ヒゲと呼ばれる線だけの部分が3倍以上ある場合を指します。ヒゲが上に長いときは買いPB、下に長いときは売りPBといいます。
フ
ファンダメンタル
ファンダメンタルズ分析のことで、経済指標の数値や内容から未来を予測することです。たとえば、アメリカの重要な経済指標で良い数字が出たり、出ると思えば米ドル(USD)が買われると予測して買い注文していきます。
フィボナッチ
フィボナッチにもいくつかありますが、フィボナッチリトレースメントのことを言います。黄金比率から生み出されたテクニカル指標で、一定割合(38.2%、50%、61.8%など)まで波が戻ってきたら反発する可能性が高いと考えます。
ブレイク
特定の価格帯を超えることです。サポートレジスタンスを超えたとき、自分で引いたチャート上のラインを上下どちらかに超えたときにブレイクしたといいます。
ヘ
なし
ホ
ポジション
銘柄を注文(エントリー)し、金融市場に出している状態です。1つの注文につき1ポジションとなり、FX業者によって保有できるポジション数に上限が決められています。一部海外FX業者では無制限のところもあります。
ポジションサイズ
1回のトレードで投入する資金額のことです。金額が大きすぎるとリスクの取りすぎなどと言います。
ボラリティ
相場の変動状況の強さをいいます。変動率・変動幅と呼ばれることもあります。アメリカの重要な経済指標発表などがあると、価格変動が激しくなります。そんなときはボラリティが高いといい、値動きが穏やかな時間帯はボラリティが低いと言います。
ボリンジャーバンド(BB)
移動平均線(MA)とその上下に線を引き、値動きの幅を分析できるラインです。上下のラインにタッチ、または突き抜けると行き過ぎと考えて一旦価格が戻る可能性が高いと考えられます。
マ行のFX用語集
マ
なし
ミ
なし
ム
なし
メ
メンタル
トレーダーの精神力、心理状態のこと。負ければ熱くなって冷静さを失ったり、落ち込む方がほとんどです。また、大勝ちしたら調子に乗ってしまうなどトレードに影響を与える心の状態をいいます。
モ
なし
ヤ行のFX用語集
ヤ
約定(やくてい)
売買が成立すること。FX業者によっては成行約定(なりゆきやくてい)と即時約定(そくじやくてい)を選択できるところもあります。成行約定はトレーダーが注文した価格ではなく金融市場での取引価格で約定します。即時約定はトレーダーが注文した価格で約定します。
ユ
なし
ヨ
なし
ラ行のFX用語集
ラ
なし
リ
リスクリワード
1つの単語ではなくリスクとリワードの別の用語を組み合わせたトレード用語です。リスクは注文してからストップロスまでの値幅(損切り)、リワードは注文してから利確する価格までの値幅をいいます。リスクリワード1:1なら、損切り価格と利確する価格までの値幅が同じになります。たとえば、USDJPY(米ドル日本円)が100.10円のとき買い注文をした場合、99.01円になったら損切り、101.10円になったら利確すると決めたときのリスクリワードは1:1です。
リバーサル
反転相場のこと。上昇傾向が強かった相場が下降に転じた、またその逆の場合をいいます。強いトレンドが反転する・しそうな相場のことです。
ル
ルール
トレードする時の自分なりの取り決めのことです。自分が決めた条件を満たしたら注文する、または撤退する、など取り決めに応じてトレードしていきます。
レ
レート
価格のことです。ニュースなどで円高ドル安などと言われる「USDJPY(米ドル日本円)」の通貨ペアならドル円の価格を意味します。
レジスタンス
レジスタンスは上値抵抗線ともいい、上昇する相場の反発ポイントのことです。たとえばUSDJPY(米ドル日本円)のチャートで上昇しようとしているものの、何度も101.00円前後で跳ね返されて下落、また上昇しては101円あたりで下落、と繰り返している場合は、101円あたりにレジスタンスがあると考えられます。
レンジ
持ち合い相場、レンジ相場ともいい、売り注文と買い注文が同じくらいあり値動きが小さくなっている状態です。
ロ
ロスカット
口座残高に対する損失額が一定割合になると、保有しているポジションが強制決済される仕組みです。FX業者によってロスカットされる基準が異なります。ストップロスとも呼ばれます。
ロット(Lot)
FXトレードするときに注文する単位です。最低0.01から注文できます。最大ロット数はFX業者によって違います。具体的には、ロットとは取引する通貨量のことで、日本国内のFX業者であれば1ロット=1万通貨単位、海外FX業者なら10万通貨単位が基本です。海外FXの1ロット=10万通貨単位で考えると、たとえばUSDJPY(米ドル日本円)を1ロット注文したなら、10万通貨単位=10万ドル注文したことになります。もちろんトレーダー自身が10万ドルもの軍資金を使ってトレードしていることはまずないでしょう。そこで、業者がレバレッジという仕組みを利用して、数十~数千分の1の資金でも注文できるようにしています。
ロング(買い/買い注文)
将来的に価格が高くなると判断したときにする上昇方向への注文のこと。取引ツール上では「BUY」と表記されていることも多い。買い/買い注文と同義。
⇒対義語「ショート(売り/売り注文)」
ワ行のFX用語集
ワ
なし
ヲ
なし
ン
なし
まとめ
初心者が知っておきたいFX用語集を紹介しました。
用語がわかるとFXへの理解も進みます。
1つ1つ理解を深めて、ワンランク上のトレーダーを目指しましょう!