2020年に日本市場で展開を始め、まだこれからといった感じですが、世界ではトップクラスの海外FX業者「Exness(エクスネス)」。
ここではExnessのボーナスキャンペーン情報について紹介していきます。
Exness(エクスネス)にはボーナスキャンペーンがありません
Exnessでは現在、入金不要ボーナス、初回入金100%ボーナス、独自のポイント還元プログラムといったボーナスプロモーションを一切実施していません。
Exnessが設立されたのは2008年。
一度日本進出したものの撤退し、2020年3月に日本市場に再進出。
そこで正式に日本語サポートも対応しました。
撤退する前の一時期だけは稀にボーナスキャンペーンを実施していたこともあります。
ですが、それ以降開催されたボーナスキャンペーンは一切ありません。
Exnessが過去に実施していたボーナスキャンペーン
Exness設立当時は日本でも口座開設を受け付けていましたが、ボーナスキャンペーン情報は確認できず。
その後、日本市場から一時撤退し戻ってきたわけですが、撤退していた時期に実施していたキャンペーンは確認できています。
確認できたキャンペーンは次のとおりです。
- 2016年・・・10%入金ボーナスキャンペーン
- 2017年・・・キャッシュバックキャンペーン
- 2019年・・・キャッシュバックキャンペーン
あまり積極性を感じられない内容ですね。
一応キャンペーンを実施していたことは間違いありませんが、種類も少なく、パッと見だけでもあまり魅力的とは言えないキャンペーンです。
日本で人気の高い海外FX業者で見かける「入金不要ボーナス」はありません。
また、100%以上の入金ボーナスが主流の中で、Exnessはわずか10%還元と控えめです。
これではボーナスに慣れた日本人ユーザーを獲得できないでしょう。
投資に関する知識レベルが高い海外ユーザーと違い、日本人は学校で投資の勉強もほとんどされていませんし、FXをギャンブルだと思っている方もいます。
そして、ボーナス重視で選ぶ方が多い傾向を感じます。
当時のExnessが日本市場に対してどう考えていたかはわかりませんが、あまり力を入れていなかったことは伺えます。
では、この先Exnessはボーナスキャンペーンを提供する可能性はあるのでしょうか。
今後Exnessでボーナスキャンペーンが提供される可能性は?
可能性は低いと言えるでしょう。
そう考えられる要因として次の理由が挙げられます。
- 取引量世界一の規模がありライバル海外FX業者と競い合う必要がない
- ハイスペックなトレード環境にコストがかかる
- 日本の金融庁が海外FXに圧力をかけている
- Exness公式サイト内にボーナス関連情報が完全に消されている
取引量世界一の規模がありライバル海外FX業者と競い合う必要がない
Exnessは数ある海外FX業者の中でも取引高が世界一です。
だからなのかどうかはわかりませんが、Exness自体に日本市場で積極的にユーザーを獲得しようとする姿勢があまり見られません。
アジア市場を攻める一環として2020年3月に日本での展開を再開しているものの、業界トップを狙うような意欲は感じられません。
環境の良さをわかってくれるトレーダーだけでいい、といった姿勢すら感じます。
(ライター個人の感想ですが)
日本では魅力的なボーナスキャンペーンでユーザーを獲得しようとしている海外FX業者が多いです。
XMトレーディング、FXGTは時期によりますが、1万円以上の入金不要ボーナスを配布して積極的に集客しています。
でも、それらボーナスは自社の利益を削ってユーザーに提供しなければいけません。
海外FX業者側としてはできるだけやりたくないことですね。
そして、そういった特典目当てで寄ってくるユーザーは、あまり良い顧客ではないことが多いです。
規約違反行為をして何度もボーナスを受け取ろうとするのはよくあること。
FXトレーダーとしても質が低いと言えます。
また、過剰にハイレベルなサービスが多い日本市場では、過剰な特典を提供するとクレームも多くなります。
とくに質の低いFXトレーダーは尚更です。
サポートセンターへの負担も増え、会社の利益も圧迫するため、負担を増やしてまでボーナスキャンペーンを取り入れるメリットを感じないのでしょう。
ハイスペックなトレード環境にコストがかかる
Exnessは取引量世界一=最も利用されるだけの魅力的なトレード環境が整っています。
日本でよく知られる海外FX業者より低スプレッド、最大レバレッジ無制限、ロスカット水準0%といったハイスペックが強みです。
となると、Exness側の負担も大きくなるため、ボーナスキャンペーンに充てる資金は少なくなるでしょう。
キャンペーンにかかるコストを、ハイレベルなトレード環境の整備に投資しているとも言えます。
人により好き嫌いは分かれると思いますが、ハイレバレッジの海外FXは稼ぎやすくなっています。
そして、一度稼げるようになってしまえば、ボーナス特典はあってもなくてもほとんどトレード結果に影響しなくなるでしょう。
ボーナスは、基本的にFX初心者がスタートするハードルを下げるためのもの。
ベテラントレーダーにとってはなくても問題ないものと言えます。
日本の金融庁が海外FXに圧力をかけている
日本のFX業者は金融庁の定める法(金融商品取引法)に従って運営されています。
ただし、Exnessのような海外FX業者は金融庁に登録していません。
そして、ハイレバレッジ環境など日本のFX業者ではできないハイスペックなトレード環境を背景に、ユーザー数を増やし続けています。
これでは登録して運営している国内業者は不利ですね。
でも、金融庁の定める法律では最大レバレッジは25倍までに制限されますし、借金リスクがなくなるゼロカット制度も導入できません。
実際のところはわかりませんが、そういった背景もあり国内FX業者から対応してくれといったお願いもされているのでしょう。
そこで金融庁側は未登録の海外FX業者を違法業者かのように公式ホームページに掲載しています。
実際は違法ではありませんが、事情をよく知らない方が読めば違法や詐欺業者と勘違いする書き方になっています。
実際あったできごとですが、過去に金融ライセンスを発行しているキプロスという国に圧力をかけ日本国内で営業できなくしたこともありました。
(海外FX側は違う国でライセンスを取得して対応済)
このように海外FX業者は金融庁に良く思われていないことから、Exnessでは積極的に営業活動しないようにしているとも考えられます。
Exness公式サイト内にボーナス関連情報が完全に消されている
過去にボーナスキャンペーンを実施していたこともあるExness。
当時はExness公式ページ上にボーナス関連のページもありました。
しかし、いまは下記画像のようにサイト内から関連情報を完全に削除しています。
また、Exnessヘルプセンター内のよくある質問ページにも関連事項が掲載されていました。
そしてキャンペーンがない期間でも「現在新規ボーナスプログラムはございません。今後の展開をお待ちください」といった回答が掲載されていました。
いまExnessヘルプセンターの検索ボックスに「ボーナス」と入れても、キャンペーン情報は一切ヒットしません。
一部「クレジット」表記について「旧名:ボーナス」と注意書きが見つかるくらいです。
この徹底ぶりから、今後ボーナスキャンペーンを再開する意思はないと言えそうです。
ではボーナスキャンペーンのないExnessは選ぶに値しないのか。
というとそうではありません。
ボーナスに頼る必要もないくらい魅力的なトレード環境が提供されています。
そこで、Exnessの注目サービスについて解説していきます。
ボーナスがなくても選ばれるExnessの魅力的なサービス一覧
- 最大レバレッジ無制限のトレード環境
- 業界トップクラスの低スプレッド環境
- トレード手法により選べる口座タイプ
- ロスカット水準0%
- ゼロカットありで追証なし
- 多種多様な取引商品や通貨ペア
- 制限がほとんどない両建てトレード
- 日本以外の多くの国でも利用可能
- 法人口座の開設可能
- Exness会員限定プレミアムプログラムの豊富な特典
Exnessの注目サービスの特徴
最大レバレッジ無制限のトレード環境
Exnessはほかの海外FXではほとんどみかけないレバレッジ無制限に対応しています。
実際は無制限ではなく21億倍だったりしますが、そこまで行けば実質無制限のようなもの。
もちろん無条件で無制限レバレッジ環境を使われてはExness側も資金的に苦しくなるため、次のような制限はあります。
- 有効証拠金(残高)が1000ドル未満
- すべての本取引口座で最低10ポジション(指値注文以外)と5ロット(500セントロット)を決済済み
ある程度のトレード実績があり、口座残高が1000ドル未満の状態で初めてレバレッジ無制限が使えるわけですね。
このように多少厳しい条件がありますが、少ない資金で稼ぎたい方にとって無制限レバレッジは非常に魅力的です。
また無制限は無理でも残高が5000ドル未満ならレバレッジ2000倍でトレード可能です。
海外FXの多くは最大1000倍が一般的ですので、これだけでもExnessの優位性は高いと言えるでしょう。
業界トップクラスの低スプレッド環境
Exnessは取引するごとに徴収される手数料「スプレッド」が狭い点もメリットです。
スプレッドは取引する銘柄ごとに異なるため、すべてが低くなっているわけではありませんが、USDJPY(米ドル/円)やゴールド(金/米ドル)などトレーダーに人気の銘柄は低く設定されています。
日本で一番口座開設数の多いXMトレーディングと比較すると、おおむね6~7割くらいですね。
ボーナスキャンペーンこそありませんが、この先ずっとFXトレードを続けていくならトータルでボーナス特典以上のリターンを見込めるでしょう。
トレード手法により選べる口座タイプ
Exnessには5種類の口座タイプが用意されています。
- スタンダード
- スタンダードセント
- ロースプレッド
- ゼロ
- プロ
万能タイプのスタンダード、取引額が小さく安全なスタンダードセント、スプレッドが低いロースプレッドとゼロ、スキャルピングトレーダーに最適で低スプレッド&約定力が高いプロの5種類です。
どれも無料で利用できるため、自分のトレードスタイルにマッチした口座タイプを選べます。
ここでは詳しく解説しませんので、詳細を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ロスカット水準0%
Exnessのロスカット水準は業界トップ水準となる0%です。
FX業者選びの1つに基準にもなるロスカット水準。
ロスカットは失敗トレードによって含み損が膨らんでしまった時に強制決済される仕組みです。
残高(証拠金)に対する含み損の割合が低くなりすぎるとロスカットされます。
海外FX業者ではこの水準がおおむね20%になっているのですが、Exnessは0%。
わずか20%分ではあるものの、強制決済されるまで多少の猶予があります。
運が良ければこの差分で耐えている間に相場が反転する可能性もありますからね。
少しでも逆転のチャンスが与えられているという面でも有利と言えるでしょう。
ゼロカットありで追証なし
Exnessではゼロカット制度に対応しています。
ゼロカットはトレードに負けて残高がマイナスになってしまったとき、マイナスを帳消しにしてくれる仕組みです。
ゼロカットがないFX業者では、マイナス残高分を支払うよう請求してきます(追証/おいしょう)。
どんなベテラントレーダーでも突発的な相場の急変は読めませんし、もし巻き込まれてしまったら予想外の借金が発生する可能性があります。
でもExnessならゼロカットがあるため、追証に怯えることはありません。
FXではメンタル面が大事です。
こころを常に穏やかに保つためにも、ベテランはもちろん、初心者にとってゼロカットのあるなしはとくに大事なポイントと言えるでしょう。
多種多様な取引商品や通貨ペア
ExnessはFXの外国為替のほか、ゴールドなどの貴金属銘柄、ビットコインなどの仮想通貨銘柄、株式銘柄、株式指数銘柄、原油などのエネルギー銘柄もトレードできます。
またFXの通貨ペアは100種類以上と他社を圧倒。
(日本で一番利用されているXMは50種類ほど)
これらをほかの海外FXぎょすやより低スプレッドで売買できます。
この選択肢の多さもExnessの魅力の1つです。
制限がほとんどない両建てトレード
同じ銘柄を売りと買いの両方向で注文し保有する両建てトレード。
Exnessでは両建てに関してほとんど制限がありません。
多くの海外FX業者では、違う口座間での両建て、窓開けや重要指標発表時の両建てトレードを禁止しています。
ゼロカットを悪用したトレード方法を防ぐためですね。
でも、Exnessはこれらに制限がありません。
悪用できるからおすすめ、というわけではありませんが、両建てを自由に使いこなせればトレードの幅が広がることは間違いありません。
日本以外の多くの国でも利用可能
Exnessは世界トップクラスの海外FX業者だけに世界中で口座開設できます。
また、日本人の移住者も多くFXの税金面で有利になるアジア各国でも口座開設できます。
将来FXトレードで稼げるようになり海外移住を夢見ている方には最適です。
法人口座の開設可能
Exnessは法人口座の開設が可能です。
FXで稼げるようになったら検討したトレード事業の法人化。
XMが法人口座に対応していないため、XMユーザーは別の海外FX業者を選ばざるを得ません。
(個人口座でやれないことはありませんが)
でもExnessユーザーは同じ環境で法人口座を開設できるのはメリットです。
Exness会員限定プレミアムプログラムの豊富な特典
Exnessではロイヤルカスタマー向けの特別サービス「プレミアムプログラム」が用意されています。
Exness会員限定のプレミアムプログラムについては次の項目で詳しく解説していきます。
【Exness会員限定】プレミアムプログラムとは?
プレミアムプログラムの特徴
Exnessで、より多くトレードしているユーザー向けに用意されたランク制度プログラムです。
- プリファード(PREFERRED)
- エリート(ELITE)
- シグネチャー(SIGNATURE)
これらランクに応じて加入条件や特典が違ってきます。
プレミアムプログラムの加入条件
ランク | 入金額 (累積) | 取引額 (四半期ごと) |
---|---|---|
プリファード (PREFERRED) | 2万ドル | 5000万ドル |
エリート (ELITE) | 5万ドル | 1億ドル |
シグネチャー (SIGNATURE) | 10万ドル | 2億ドル |
Exnessプレミアムプログラムの加入条件は、入金額と取引額の2つの要素があります。
入金額はExnessで口座開設してから現在までの累積入金額です。
一番下のランク「プリファード」なら、2万ドル=200~260万くらいですね。
最上位の「シグネチャー」ランクなら、10万ドルもの累積入金額が必要です。
もう1つの加入条件である取引額は、四半期ごとに集計。
3ヶ月の間に5000万~2億ドルの取引額をクリアしなければいけません。
最初のランク「プリファード」の5000万ドルという数字だけ見るとハードル高そうに感じますが、Exnessでは1ロットの注文が10万ドルです。
3ヶ月で1ロットを500回売買すればいいだけですし、1日あたり6ロットほどでクリアできる計算です。
(土日はFX市場が休みですので8ロット/日くらいが現実的)
入金条件の2万ドルが残高にある状態なら、それほど厳しい条件ではないでしょう。
そして、それぞれのランクに応じた条件をクリアすればExnessから招待されます。
(メール連絡あり)
入金条件はこまめに出金と入金を繰り返すだけでクリアできますが、取引額は期間が区切られているため継続的なトレード実績が求められます。
Exnessの法人口座開設はかなり厳しい条件が求められます。そして、いくつか条件がある中の1つがシグネチャーランクに昇格すること。3カ月間しっかりトレード実績を積み上げなければいけません。とはいえ、法人口座開設が目的なら3か月間だけ頑張ればOK。法人化が済んだらランクをキープする必要はありません。
プレミアムプログラムの特典内容
ランク | プリファード | エリート | シグネチャー |
---|---|---|---|
会員限定の 学習コンテンツ | ○ | ○ | ○ |
専属トレーダーの 相場分析 | ○ | ○ | ○ |
キャッシュバック | ○ | ○ | ○ |
優先お客様サポート | ○ | ○ | ○ |
特別プロモーション 豪華賞品が当選する 抽選会 | ○ | ○ | |
専属アカウント マネージャー | ○ | ○ | |
専属アカウント マネージャーと交流 | ○ | ○ | |
Exnessトップと対面 | ○ | ||
年次プレミアム イベント招待 | ○ |
プレミアムプログラムのランクに応じてこの表のような特典がもらえる、または利用できます。
キャッシュバック特典は期間限定のため常時ではありませんが、ボーナスキャンペーンがないExnessでは唯一と言えるボーナス的な特典ですね。
なお、キャッシュバック金額は取引商品によって異なります。
FXの外国為替であれば、ランクに応じて1ロットあたり0.2~0.3ドルキャッシュバックされます。
金額だけ見るとわずかですが、シグネチャーランクに昇格するレベルなら3ヶ月で最低2000ロットトレードしています。
となると2000ロット×0.3ドル=600ドルのキャッシュバック。
ちょっとしたお小遣いくらいにはなりますし、スプレッドコストをこれでカバーすれば実質的にさらに低スプレッドでトレードできることになります。
ほか、最上位ランクに上がるようなトレーダーは自分なりの勝ちパターンが出来ているはずですし、学習プログラムやトレーダーの分析レポートは不要かもしれません。
でも、他人の分析からは何かしらの学びは得られるでしょう。
エリートやシグネチャーに昇格すれば、Exness関係者との交流機会が増えていきます。
交流を深めることで、あなただけの特別待遇が増えていくかもしれませんね。
このように、Exnessではボーナスキャンペーンがない代わりに、トレード実績に応じて特別待遇が用意されています。
ランクアップは決して簡単な道のりではありませんが、最上位を目指す価値は十分にあると言えるでしょう。
Exness以外の海外FXの主なボーナスと注意点
海外FXのボーナスの種類
日本で人気の海外FX業者では次のようなボーナスを見かけます。
- 入金不要ボーナス
- 初回入金○○%ボーナス
- ○○%入金ボーナス
- ポイント還元プログラム
どれもトレーダーにとって助けになる特典です。
Exnessの高い口座スペックやプレミアプログラムは非常に強力ですが、すぐに受け取れるこれらのボーナスはやはり魅力的に写ります。
ただし、ボーナスは現金ではありません。
海外FXのボーナスの扱い
口座上では「クレジット」として現金(キャッシュ)と別に管理されます。
クレジットはトレード資金として使えるものの、現金ではないため出金はできないものです。
あくまでもトレードを補助するための軍資金でしかありません。
さらに海外FXによってはクッション機能なし(=証拠金として使えない)ところもあるため、実質ないようなものだったりします。
もちろん、資金をあまり用意できない方にとってありがたいものですが、Exnessを選ぶトレーダーの多くはそのレベルではないでしょう。
しっかり資金を準備して最高のFXトレード環境でがっつり稼いでいってください。
Exnessのボーナスに関するQ&A
まとめ
Exnessのボーナスキャンペーン情報を紹介しました。
残念ながら、Exnessではボーナスがもらえません。
過去に提供されていたことはありますが、現在、そして今後再開される可能性は低いと言えるでしょう。
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