FX取引ツールに標準搭載されている人気インジケーター「ADX」について徹底解説!
ADXの仕組みやメリット・デメリット、このインジケーターだけでも勝てるのか?について解説します。
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ADXとは?トレンドの"強さ"を数値化する指標
ADXは、1978年にJ. Welles Wilder Jr.が開発した指標で、相場のトレンドの強さ(勢い)を0~100で表すオシレーター系インジケーターです。
方向性ではなく強弱に特化しています。
- +DI(プラス方向性):上昇の勢いを示す緑の線
- −DI(マイナス方向性):下降の勢いを示す赤の線
- ADXライン:2本のDIの差から計算され、トレンドの強弱を示す黒の線
ADXだけで勝てる?
結論から言うと、ADXだけで安定して勝つのは難しいです。
勝てない理由①:ADXは「トレンドの強さ」しか分からない
ADXは価格がどちらに動いているか(上昇or下降)を判断するものではなく、トレンドの強弱だけを測定します。
たとえばADXが30でも、それが上昇なのか下降なのかは分かりません。
方向性の判断には+DIと−DI、あるいは移動平均線やローソク足の形状など、別の情報が必要です。
勝てない理由②:エントリータイミングがつかみにくい
ADXが上昇=トレンドが強くなっている、という情報だけでは、どこでエントリーし、どこで利確・損切りするかを判断する根拠が不足します。
勝てない理由③:レンジ相場では使い物にならない
ADXが20未満になると「ノートレンド」と判断されますが、この範囲では方向性が掴みにくいためADX単独では“何もできない状態”に陥りやすいです。
ADXは非常に優秀なトレンドフィルターとして使えます。しかし「トレンドの勢いはあるが、どっちに動くか、どこで入るか」は他のインジケーターやプライスアクションに頼る必要があります。
ADXの計算式(仕組みを理解しよう)
- +DM / −DM 計算
例:UpMove = 本日の高値 − 昨日の高値
DownMove = 昨日の安値 − 本日の安値
大きい方を+DM/−DMへ、もう一方は0にします。 - True Range(TR):
最大(当日の高値-安値/高値-前日終値/安値-前日終値) - +DI、−DIの算出
+DI = (平滑化された +DM ÷ 平滑化された TR)×100 - DXの算出
DX = |+DI − −DI| ÷ (+DI + −DI) × 100 - ADXの算出
ADX = (過去N期間のDXの単純移動平均)平滑化(N=14が一般的)
ADXの基本的な使い方
- ADX < 20:トレンドなし/レンジ相場
- ADX 20~40:トレンドあり(中程度)
- ADX > 40:非常に強いトレンド
- +DI と −DI のクロス:高度なエントリーの根拠に
+DIが−DIを上抜け:上昇トレンド
−DIが+DIを上抜け:下降トレンド
ただし、ADXが20以上ないとダマしが多くなります
ADXのメリットとデメリット
メリット
- トレンド強弱を定量的に判断できるツール
- +DI/−DIとの組み合わせで根拠のあるエントリーが可能
- ダマシが少なく比較的信頼性が高い
デメリット
- 遅行性があり反応が遅れる
- レンジ相場では機能しづらい(ADX <20だとサイン無効)
- 計算が複雑で、手動利用には不向き(プラットフォーム任せ推奨)
相性の良いインジケーター
インジケーター | 組み合わせの利点 |
---|---|
移動平均線(SMA/EMA) | トレンド方向との一致で信頼性UP |
RSI | 過熱感とトレンド強度の両方から判断 |
MACD | トレンド転換確認+ADXで勢いを評価 |
ボリンジャーバンド | バンド拡大とADX上昇で順張り根拠に |
ATR | ボラティリティ確認と併用して精度向上 |
トレード戦略例
- トレンドフォロー戦略
ADXが20を超え、+DIが−DIを上抜け&移動平均線上抜け → 押し目買い - 転換狙い戦略
ADXが40をピークに頭打ち、−DIが+DIを上抜け → 利食い or ポジション反転
ADXに関するQ&A
まとめ
ADXは、「今の相場にトレンドがあるか/その強さはどれくらいか?」を定量的に把握できる強力なツールです。
ただし、単独運用では信頼性が低く、他指標との併用が不可欠。
FX初心者の皆さんは、「ADXで勢いを見て、RSIやMAで方向とタイミングを確認」するような、複合判断の使い方を目指しましょう。