FXトレードツールに最初から備わっている人気インジケーター「ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)」を徹底解説!
これを使うことでどんな情報がわかるのか、使うメリットやデメリット、相性の良いインジケーター情報を解説します。
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ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心に、価格の変動範囲(ボラティリティ)を帯状に示すテクニカル指標です。
価格の「行き過ぎ」「戻り過ぎ」を判断しやすく、順張り・逆張りのどちらでも使える万能ツールとして、世界中のトレーダーに愛用されています。
ボリンジャーバンドの仕組みと計算式
3つのラインで構成
ライン名 | 説明 |
---|---|
ミドルバンド | 指定期間の単純移動平均線(SMA) |
アッパーバンド | ミドルバンド +(標準偏差 × 倍率) |
ロワーバンド | ミドルバンド −(標準偏差 × 倍率) |
計算式(例:20期間、2σ)
- ミドルバンド(MA)= 過去20本の終値の平均
- 標準偏差(σ)= 終値の散らばり具合
- アッパーバンド = MA + 2σ
- ロワーバンド = MA − 2σ
H2: ボリンジャーバンドのおすすめ設定(FX初心者向け)
用途 | 期間(MA) | σ(シグマ) |
---|---|---|
一般的な相場分析 | 20 | 2 |
スキャルピング・短期 | 10〜14 | 1.5〜2 |
長期分析 | 25〜30 | 2〜2.5 |
初心者には「期間20・2σ」がもっともオーソドックスで扱いやすいです。
ボリンジャーバンドの代表的な使い方3選
① 逆張り|バンドタッチ→反発を狙う
- ローソク足が上バンドにタッチ→売りサイン
- ローソク足が下バンドにタッチ→買いサイン
※ただし「バンドウォーク」中は逆張りNG!
② 順張り|バンドウォークを利用
- ローソク足がバンドの外に張りつく → 強トレンド継続
- 押し目・戻り目を狙うなら、ミドルバンド付近で反発確認→エントリー
③ スクイーズ→エクスパンションでトレンド発生を狙う
- バンド幅が狭まる「スクイーズ」はエネルギー充填のサイン
- その後バンドが拡大「エクスパンション」でブレイク発生→順張り
ボリンジャーバンドのメリット・デメリット
メリット
- 相場のボラティリティを視覚化
- 逆張り・順張りどちらも対応可
- チャートがシンプルで見やすい
① 相場のボラティリティを視覚化できる
ボリンジャーバンドは、バンドの幅で相場のボラティリティ(価格変動の大きさ)を一目で把握できる便利なインジケーターです。バンドが広がれば変動が大きい“荒れた相場”、狭まれば“静かな相場”と判断できます。これにより、トレードのタイミングやリスクを事前に把握でき、初心者でも環境認識がしやすくなります。
② 逆張り・順張りどちらの戦略にも対応できる
ボリンジャーバンドは、相場の状態に応じて逆張りと順張りの両方に活用可能です。レンジ相場では±2σに反発する動きを逆張りで狙い、トレンド相場では±2σのブレイクを順張りで追いかけることができます。相場状況の変化をバンドの形状から判断できるため、柔軟な戦略を立てやすいのが特徴です。
③ チャートがシンプルで視認性が高い
ボリンジャーバンドはミドルバンド(移動平均線)と上下2本のラインだけで構成されており、チャート上でも非常に見やすいです。表示がシンプルなので、他のインジケーターと組み合わせても画面がごちゃごちゃせず、視認性が保たれます。FX初心者でも直感的に使いやすく、学習のハードルが低いのも利点です。
デメリット
- ダマしが発生しやすい(特にレンジ内のノイズ)
- 標準偏差に基づくため反応がやや遅い
- パラメータ調整が重要で、通貨ペアごとの最適設定が必要
① ダマしに遭いやすい
ボリンジャーバンドはシンプルなだけに、バンドを一時的に抜けただけの“ダマし”のシグナルが頻繁に発生します。特に相場の方向感がないレンジ状態では、±2σに触れても反転せずにさらに伸びることがあり、早すぎる逆張りで損失を被るリスクがあります。反応が早い分、確認用のインジケーターと併用するのが望ましいです。
② 標準偏差に基づくため反応が遅れることがある
ボリンジャーバンドは過去の価格を基に標準偏差を算出しており、直近の急激な価格変動に対する反応がやや遅れる場合があります。特に、ニュースなどで一気に相場が動いた時には、バンドの変化が追いつかず、シグナルとしての信頼性が落ちることがあります。タイムラグがあることを前提に使うべきです。
③ 最適なパラメータ調整が必要
初期設定は「期間20・偏差2」が一般的ですが、相場の性質や時間足に応じて最適な設定は異なります。そのため、パラメータを調整せずに使い続けると誤ったシグナルを受け取る可能性も。バックテストなどで使用する通貨ペアや時間軸に合わせた調整が不可欠で、初心者にはその検証作業がやや難しい点もデメリットです。
相性の良いインジケーター5選
インジケーター | 理由 |
---|---|
RSI | 過熱感(買われすぎ・売られすぎ)を確認して逆張り根拠に使える |
MACD | バンドブレイク時の勢いと方向性の裏付けになる |
ATR | ボラティリティ系で方向の変化を補強できる |
① RSI(Relative Strength Index)との組み合わせ
活用方法:
ボリンジャーバンドが±2σに達したときに、RSIの数値も合わせて確認することで、反発の信頼性を高められます。たとえば、価格が−2σまで下落し、同時にRSIが30以下(売られすぎ)であれば、買いの逆張りチャンスと判断できます。逆に、+2σ到達かつRSIが70以上(買われすぎ)なら売りのサインです。「バンドの端+RSIで過熱確認」というシンプルな使い方が有効です。
② MACD(Moving Average Convergence Divergence)との組み合わせ
活用方法:
MACDはトレンドの方向と勢いを示す指標です。ボリンジャーバンドのブレイク時にMACDがゴールデンクロス(買い)やデッドクロス(売り)を伴っていれば、トレンド発生の信頼度が高まります。たとえば、価格が+2σを明確に上抜けし、かつMACDがゴールデンクロスした場合は「上昇トレンド開始」として順張りエントリーが狙えます。MACDで方向性、バンドでタイミングを図る手法です。
③ ATR(Average True Range)との組み合わせ
活用方法:
ATRはボラティリティ(変動幅)を数値で表す指標です。バンドの「スクイーズ」状態からブレイクアウトを狙うとき、ATRが急上昇していればその動きが本物である可能性が高いです。逆に、ATRが低水準のままだと“ダマし”のブレイクの可能性があるため様子見が得策です。バンドの形とATRの勢いを合わせて見ることで、エントリーの精度を上げることができます。
ここで紹介した3つのインジケーターのほか、「MA(移動平均線)」ならトレンド方向の補完とミドルバンドとの整合性確認に、「一目均衡表」なら雲とバンドでサポート/レジスタンスの重なりを見つけやすい、など活用できます。
ボリンジャーバンドに関するQ&A
まとめ
ボリンジャーバンドは、価格の変動範囲・勢い・反発ポイントを一目で把握できる便利なテクニカル指標です。
使い方を間違えなければ、FX初心者でも高精度なエントリー判断ができるようになります。
「ボリンジャーだけで勝てる?」と思う人もいるかもしれませんが、答えは「他のインジケーターと組み合わせれば非常に強力」。
とくにRSIやMACDなどのインジケーターと併用することでその効果を得られやすくすることも可能です。