XMゼロ口座 - 特徴やメリット・デメリット、ロット数、スプレッド、取引手数料まとめ

スプレッドがゼロ・もしくは狭い

XMゼロ口座最大の特徴がスプレッドが狭い＝手数料が安いことにあります。

参考例としてドル円（USDJPY）の平均スプレッドはXM公式サイトに0.1pipsと記載されています。

1pips＝10ドル計算のためXMゼロ口座でUSDJPYを1ロット注文したときのスプレッドによる手数料は1ドルとなります。

これがスタンダード口座では1.6pips＝16ドルであるため、かなり取引コストを抑えられることがわかりますね。

ゼロ口座は後述する取引手数料も別途ついてきますが、それを含めたトータルで見ても安く抑えられます。

約定力が高い

約定力とは取引ツールで注文や精算ボタンを押してから処理されるまでの時間のこと。

XMゼロ口座はこの約定力が高くなる「ECN方式」を採用している点も特徴です。

XMゼロ口座はスキャルピングという超短期間で売買するトレード手法向けの仕様になっています。

スキャルピングでは注文して数秒後に決済することもあるため、1つ1つの注文に対する処理が早くなっているわけですね。

なおXMの他の口座タイプでは「STP方式」を採用。

ユーザーの注文にスプレッドを上乗せ処理するため、金融市場へ流す前にワンステップ手続きが入り処理スピードがわずかに遅くなります。

スキャルピングでも秒単位で売買を繰り返すようなトレードでなければそこまで意識しなくていい部分ですが、処理スピードが早いほど有利なのは間違いありません。

1取引ごとのトータル手数料が安い

XMゼロ口座は、先の紹介したスプレッドと後述する取引ロット数ごとの手数料がかかります。

2種類あって損しそうな印象を受けるかもしれませんね。

ですが、2つ合算してもスタンダード・マイクロより手数料を安く抑えられます。

1日に数回程度の取引回数であればボーナスなど特典が付くスタンダードをおすすめしますが、数十回、数百回規模で取引される方ならゼロ口座を使うだけでかなりコストを抑えられるでしょう。

ゼロカット対応

XMで対応している借金リスクがなくなる仕組み「ゼロカット」はゼロ口座でも適用されます。

国内FX業者では追証（おいしょう）という仕組みがあり、残高がマイナスになったとき借金請求されてしまいます。

ゼロカットのあるXMであれば、その心配がありません。

借金リスクを気にすることなくトレードに集中できます。

お金のやり取りをする以上、メンタル面の安定は大事な要素です。

ゼロカットのあるなしは今後のトレードでメンタルを安定させてくれる1つの安心材料になるでしょう。

高いレバレッジで少ない資金でもトレード可能

XMのゼロ口座では最大500倍までのレバレッジをかけてトレードできます。

国内FX業者は最大25倍まで。

比較にならないレベルで高いレバレッジ倍率です。

たとえば500万円分のドルを買い注文するとき1万円の軍資金があれば実行できてしまうことになります。

子供のお年玉レベルの資金でサラリーマンの年収分のお金を売り買いできてしまうわけですね。

そうなると1つ心配になるのは負けたときの損失や借金。

でもXMでは先に紹介したゼロカットの仕組みがあるため、XMゼロ口座に預け入れた資金（証拠金）以上に損失を出すことはありません。

だからこそ高いレバレッジ倍率で安心してトレードできるのです。

残高8万ドルまでレバレッジ制限なし

ゼロ口座はもともと最大レバレッジが500倍と低く設定されています。

そのため、レバレッジ制限の1段階目（4万ドル～8万ドルで500倍に制限）の影響はありません。

ほかより余裕をもってトレードできます。

通貨単位が大きく稼ぎやすい

XMゼロ口座の通貨単位は1ロットあたり10万通貨となっています。

米ドルで考えた場合、10万通貨＝10万ドルです。

ロットはトレードの注文単位で最低0.01～最大50ロットまでの範囲で注文できます。

そして1ロット注文した場合、あなたは10万ドル分を売り買いしていることになります。

ただし通常なら10万ドルを買うには10万ドル必要です。

そこで活躍してくれるのがXMの高いレバレッジ。

ゼロ口座では最大500倍まで設定できるため、10万ドル÷500倍＝200ドルあれば注文可能です。

このようにXMの高いレバレッジと通貨単位の大きさの相乗効果であまりトレード資金を用意できない方でも稼ぎやすい環境が整えられています。

1ポジションあたり最大50ロットまで注文可能

ほかの海外FX業者には、大きなロット数で注文するとき事前連絡が必要な場合もあります。

連絡なしで注文してしまえばアカウント凍結など厳しい対応をされてしまうことも。

XMゼロ口座であれば、あなたの好きなタイミングで最大50ロットまでの範囲内で自由に注文できます。

たとえば、ドル円（USDJPY）をゼロ口座で50ロット注文するためには、レバレッジ500倍設定でも1万ドル相当額を必要とします。

これくらいの資金を簡単に準備できる方でなければ注文できませんが、FXでは資金量が多いほど稼ぎやすくなります。

大きなロット数で注文できることはメリットと言えるでしょう。

最大保有ポジション数は200まで可能（1アカウントに対して）

XMゼロ口座単体ではなく1アカウント全体の保有ポジション数上限が200までとなっています。

とはいえゼロ口座1つだけある状態であれば200ポジションまで注文可能です。

1つの注文で最大50ロットまで可能であるため、50×200＝1万ロット分の注文を保有できます。

ゼロ口座は短期売買手法のスキャルピング向けであるため、ポジションをたくさん持つことはほとんどありませんが、スペック上限が高ければ高いほど制限を気にせずトレードできることは間違いないでしょう。

最大レバレッジがほかのタイプより低く設定されている

XMゼロ口座の最大レバレッジは500倍まで。

スタンダード・マイクロ・極の1000倍に比べて半分に制限されています。

そうなると注文する際の必要資金（証拠金）は2倍です。

単純に同じ金額を注文するためにトレード資金を倍用意しなければいけません。

あまりトレード資金を準備できない方にはデメリットとなるでしょう。

とはいえ、レバレッジ500倍もあればスキャルピングトレードする上で不自由することはないでしょう。

また、残高によるレバレッジ制限の影響もありません。

最低入金額が高め

XMの最低入金額は5ドルからですが、ゼロ口座は100ドルからとなっています。

当サイトが推奨するFXを始めるための資金は最低1万円です。

その点からすれば決してこの最低入金額は高くありません。

ですが、1万円も準備できない、1万円も出したくない方もいることでしょう。

また、とりあえず最低額の5ドルを入金してトレード体験してみたいだけの方もいるかもしれません。

その場合、XMのデモトレードをおすすめします。

ゼロ口座は無料で使えるデモ版に対応しているため、デモ口座を開設してチャレンジしてみてください。

スプレッド以外に取引手数料がかかる

XMへ支払う主な手数料は、1つの注文ごとに発生するスプレッドです。

ただし、ゼロ口座だけは往復1ロットの注文ごとに10ドルの取引手数料も発生します。

なお、これだけ聞いた場合かなりデメリットに感じるかもしれません。

ですが2つを合算してもゼロ以外の口座タイプよりコストは抑えられます。

ほかにない手数料がかかることからデメリットとして取り上げましたが、気にしなくても問題ありません。

入金ボーナスがもらえない

FX初心者の方やあまりトレード資金を良いできない方にとってありがたいXMのボーナスキャンペーン。

ゼロ口座では適用外となっています。

アカウント開設ボーナスだけは受け取れますが、最も還元率の高い入金ボーナスは対象外です。

XMで実施している入金ボーナスキャンペーンの主な種類は次のとおりです。

100％入金ボーナスであれば、500ドル入金すればボーナスを500ドル受け取れます。

要するにスタート時のトレード資金が1000ドルになるわけです。

上限はあるものの、数十万、数百万円もの資金を準備できない方にとって非常にありがたいサービスと言えるでしょう。

この点は大きなデメリットですし、ゼロがFX初心者向けでない理由とも言えます。

ロイヤルティプログラムのXMPがもらえない

XMのポイント還元制度「ロイヤルティプログラム」は適用対象外です。

トレードするだけでXMPというポイントが受け取れるため、言い方を変えれば期限や上限なしのキャッシュバックみたいなものと言えるでしょう。

XMを利用される方は主にFXトレードで稼ぐことが目的だと思いますし、稼げるようになればその先もずっと継続していくことになるでしょう。

そうなった場合、ポイント還元額はかなりのものになるはずです。

XMゼロ口座は完全にスキャルピング向けに用意されいているため、超短期売買しないのであればXMPを受け取れるスタンダードをおすすめします。

FX自動売買ツール・コピートレードが使いにくい

XMではプログラムが自動売買してくれるFX自動売買ツール（EA）が使えます。

また、他のトレーダーの売買をそのままコピーするミラートレード（コピートレード）も利用可能です。

自分でトレードする時間の確保が難しいサラリーマンの方などが、FXで稼ぐための方法としてよく利用されています。

ただし、これら2つのサービスはゼロ口座では少し使いにくくなります。

XMゼロ口座は完全にスキャルピング用と言えるため、ツールやコピートレードのトレードスタイルがスキャルピング形式であれば相性はいいです。

ただし、スキャルピングトレードのツールはあまり見かけません。

コピートレードの場合はスキャルピング手法で売買しているトレーダーを探すことになるでしょう。

これらのサービスを利用するならスタンダード口座が使いやすいですね。

なお、ゼロ口座を開設したからと言っても追加でスタンダードを開設すれば問題ありません。

FX自動売買ツールやミラートレードをする場合はスタンダードで、裁量トレードならゼロ口座で、と使い分けていきましょう。

スキャルピングトレーダー

スキャルピング向けに仕上げられているため、本格的にスキャルピングトレードをするならゼロがベストな選択です。

たまにするくらいならゼロ以外でも問題ありません。

ボーナス特典をもらうより手数料を抑えたい人

XMのボーナス特典が不要な方にもメリットがあります。

手数料を抑えられるのでこの先ずっとトレードを続けていくなら最終的に有利になるでしょう。

できるだけスリッページを避けたい人

スリッページを減らしたい方にもおすすめです。

処理能力を高めてあるため、注文してから反映されるまでのタイムラグが小さく抑えられています。

相場の動きが激しいときほどメリットを感じられるでしょう。

でも、だからと言って相場が急変動するようなタイミングだけを狙ったトレードは利用規約で禁止されているので注意してください。

初めてFXに取り組む人

初めてFX投資する方は、ゼロ用に仕上げられているスペックから得られるメリットを体感できないでしょう。

ボーナス目当ての人

ボーナスがもらえない点も初心者にはデメリットとなります。

開設時に一度だけもらえる入金不要ボーナスであればゼロでも受け取れますが、金額は微々たるもの。

やはり入金ボーナスやXMPの還元があってこその特典です。

最大1000倍レバレッジがいい人

XMで最大となる1000倍レバレッジに対応してないため、ほかより資金が多く必要です。

単純に最大500倍レバレッジなので資金も倍は必要になる点はデメリットと言えるでしょう。

自動売買系ツールを使う人

ゼロでも自動売買系ツールは使えます。

ですが、ツール側がゼロの仕様にマッチしていないことも多いでしょう。

ほとんどはスタンダードで使うことを想定しているため、どうせならボーナスをもらいつつ相性のいいスタンダードで運用したほうが有利です。

スキャルピングをメインでやらない人

スキャルピングトレードをメインでしない方もゼロを選ぶ必要性はそれほどありません。

ここまで紹介してきたように、初心者、スキャルピング以外のデイトレ・スイング・ポジショントレードや自動売買系ツールを使う方にはデメリットの方が目立つためおすすめしません。