RSI(アールエスアイ)は、J.W.ワイルダー氏によって開発されたオシレーター系のテクニカル指標インジケーターで、価格の上昇と下落の勢いを比較し、相場の過熱感を数値化します。
という説明をされてもFX初心者の方にとってはよくわからないことでしょう。
そこで、人気インジケーター「RSI」を徹底解説!
仕組みや使い方、メリットデメリットをまとめました。
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RSIとは?相場の「勢い」を数値化する
RSI(Relative Strength Index)は、過去の価格変動から「買われすぎ」や「売られすぎ」の度合いを数値化するオシレーター系インジケーターです。
- 0〜100の数値で表示され、トレーダーの心理的な過熱感を判断できます。
- チャートの下に棒グラフや折れ線として表示されるのが一般的です。
RSIの仕組みと計算式
RSIの計算は以下のように行われます。
RSI=100−(1001+RS)RSI = 100 - \left( \frac{100}{1 + RS} \right)RSI=100−(1+RS100)
※RS = 「平均の上昇幅 ÷ 平均の下落幅」
通常は14期間(ローソク足14本分)で算出されることが多いですが、短くすれば感度が高くなり、長くすれば安定的になります。
RSIの基本的な使い方
通常の判断基準
RSI値 | 状態 | 意味 |
---|---|---|
70以上 | 買われすぎ | 上昇しすぎ → 売りサイン(反落注意) |
30以下 | 売られすぎ | 下落しすぎ → 買いサイン(反発期待) |
50付近 | 中立 | トレンドがはっきりしていない状態 |
→ つまり、「RSIが70を超えたら利確や売りを検討」「30を下回ったら買いのチャンスを探す」というのが基本です。
RSIの設定(期間と感度)
デフォルト設定は「14期間(14本のローソク足)」ですが、次のように調整できます。
- 短期:9 → より敏感に反応(スキャルピング向け)
- 標準:14 → バランス型(デイトレ・スイング向け)
- 長期:21 → 遅めだが信頼性が高い(長期トレード向け)
RSIのメリットとデメリット
メリット
- 過熱感の可視化: 相場の買われすぎ・売られすぎを数値で確認でき、エントリーやエグジットの判断材料になります
- ダイバージェンスの検出: 価格とRSIの動きが逆行する「ダイバージェンス」を利用して、トレンド転換の兆候を捉えることができます
- シンプルな構造: 1本のラインで表示され、視覚的に分かりやすいため、初心者にも扱いやすいです
デメリット
- トレンド相場での機能低下: 強いトレンドが発生すると、RSIが極端な値に張り付いたままになることがあり、逆張りシグナルが機能しにくくなります
- だましの可能性: RSIのシグナルが必ずしも価格の反転を示すわけではなく、他の指標と組み合わせて確認する必要があります
RSIの活用法5選|初心者にもできる実践的テクニック
① ダイバージェンスで反転を狙う
価格が高値を更新しているのに、RSIが前回の高値を超えない場合=上昇の勢いが鈍っているサイン
→「売りサイン(ベアダイバージェンス)」
逆に、価格が安値を更新しているのに、RSIが下げていない場合は買いサインです。
② トレンドラインをRSIに引く
RSIにもトレンドラインを引くと、RSIラインのブレイク=相場の転換点と読むことができます。
③ ボラティリティが低いときのエントリー補助に
相場がレンジ状態のときに、RSI30や70にタッチするタイミングで逆張りエントリーする方法が有効です。
④ MAやZigZagと併用する
- RSIで勢いを確認
- 移動平均線でトレンドの方向性を確認
- ZigZagで押し目を確認
→ 三位一体のトレード戦略が可能
⑤ 上昇・下降トレンド時のレンジ確認に
RSIが40〜80の間で推移しているときは強い上昇トレンド。
20〜60なら下降トレンドと判断することもできます。
RSIの注意点
- トレンドが強いときは「買われすぎ」「売られすぎ」で止まらないことがある
- RSIだけでエントリーせず、他の指標と組み合わせることが大前提
- ダイバージェンスは出現してもすぐに反転しないこともある
RSIと相性の良いインジケーター
RSI単体では限界があるため、他のインジケーターと組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
RSIと相性の良いインジケーター5選
インジケーター | 補完ポイント |
---|---|
MACD | トレンドの強さ・転換の確認に有効 |
ボリンジャーバンド | 反発ポイントを視覚化、逆張り精度UP |
移動平均線(SMA/EMA) | トレンドの方向性確認、RSIと一致で信頼性UP |
フィボナッチリトレースメント | 押し目・戻り目とRSIの一致で根拠強化 |
ストキャスティクス | RSIよりも短期の過熱感判断に特化、補完関係に優れる |
MACD(移動平均収束拡散法)
MACDは、短期と長期の移動平均線の差を利用して、トレンドの強さや転換点を示す指標です。
- 組み合わせの利点
RSIが過熱感を示し、MACDがゴールデンクロスやデッドクロスを形成した場合、トレンド転換の可能性が高まります
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線とその上下に標準偏差を加えたバンドで、価格の変動範囲を示します。
- 組み合わせの利点
RSIが買われすぎ・売られすぎの水準にあり、同時に価格がボリンジャーバンドの外側に位置する場合、反転の可能性が高まります
移動平均線(SMA/EMA)
移動平均線は、一定期間の価格の平均を線で示し、トレンドの方向性を把握するのに役立ちます。
- 組み合わせの利点
RSIのシグナルが、移動平均線の方向と一致している場合、トレンドの強さを確認できます
ほかのインジケーターと組み合わせたトレード戦略と応用例
【戦略例1】RSI+MACDでトレンド転換を狙う
- RSIが70→下抜け
- 同時にMACDがデッドクロス
→ 強力な反落シグナル
【戦略例2】RSI+移動平均で順張り補助
- RSIが50より上で上昇中
- EMA25も右肩上がり
→ 押し目買い狙いの順張りに活用可能
RSIの具体的な活用法
1. 逆張りエントリー
RSIが70以上で「買われすぎ」、30以下で「売られすぎ」と判断し、逆張りのエントリーポイントを探ります。
2. ダイバージェンスの活用
価格が高値を更新しているにも関わらず、RSIが前回の高値を超えない場合、トレンドの弱まりを示唆し、反転の可能性があります。
3. トレンドの確認
RSIが50を中心に推移することで、トレンドの方向性を確認できます。50以上で上昇トレンド、50以下で下降トレンドと判断されます。
RSIに関するQ&A
まとめ
RSIは相場の過熱感を視覚的に捉えることができる有用なインジケーターです。
しかし、単体での使用には限界があり、MACDやボリンジャーバンド、移動平均線などと組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
FX初心者の方は、まずRSIの基本的な使い方を理解し、他のインジケーターとの組み合わせを試してみることで、より効果的なトレードが期待できます。
項目 | 内容 |
---|---|
目的 | 過熱感の判断(買われすぎ・売られすぎ) |
使い方 | 70以上→売り検討、30以下→買い検討 |
有効な場面 | レンジ相場・勢い確認・逆張り補助 |
相性が良い指標 | 移動平均線・ZigZag・MACDなど |