FXトレードで勝つためにはチャート分析が欠かせません。
そして、チャート分析にはモニターが必須です。
そこで、FXトレーダーにおすすめのモニター情報を徹底解説します。
何枚のモニターが理想的なのか?についてもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
初心者でもモニターありきのトレード環境が望ましいです。スマホだけでは勝てるようにはなれないですよ!安い中古モニターでも構いませんので1枚は準備しておきましょう!
【複数枚】FXトレーダー向けのモニターの選び方&おすすめ
【複数枚版】モニターの選びのポイント
- モニターサイズ:23.8インチ以上推奨
- モニターサイズとブランドを揃える
- 解像度:フルHD以上推奨
- 画質:ノングレア推奨
言うまでもありませんが、モニターサイズが大きいほどFXチャートは見やすくなります。
チェックするチャートが1枚だけで十分なトレードスタイルの方であれば、サイズが小さくても不自由しません。
ですが、複数のチャートを通貨ペアごとに表示するなら、最低でも23.8インチ(縦29.64㎝×横52.69㎝)以上を推奨します。
このサイズ以上あれば、1画面に4枚のチャートを並べても詳細に分析できるでしょう。
そして、サイズが大きくなれば当然価格も高くなります。
あとは、設置場所の広さや予算に応じて、23.8/27/31.5インチなどのサイズから選択しましょう。
人によっては、サイズやブランドが違っていても気にならない方もいると思います。
ですが、人間は整っているもの、美しいものを視界に入れることでメンタル面に良い影響がでると言われています。
同じメーカーの同じモデル・同じサイズで揃えることにより、統一感を持って並べることが可能です。
また、色合いや表示するチャートのサイズも合わせやすくなります。
FXトレードの勝率にもわずかとはいえ影響がでてくるでしょう。
モニターの解像度が細かいほど、精細な画像を表示できます。
人気スマホのiPhone14であれば、解像度は「2532×1170」とかなり細かな表示まで対応しています。
パソコンモニターの場合は、フルHD以上をおすすめします。
HD | 1280×720 |
---|---|
フルHD(これ以上推奨) | 1920×1080 |
WQHD | 2560×1440 |
UWQHD | 3440×1440 |
UWQHD+ | 3840×1600 |
4K | 3840×2160 |
4Kは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
テレビ関係でよく聞く言葉ですね。
もちろん4Kであれば文句なしですが、このサイズの画面を複数枚となればパソコンの性能も求められますし、価格も高額です。
FX収益が月収数百万円レベルのトレーダーならこだわっても良いのですが、一般トレーダーであればそこまでのスペックは必要ないでしょう。
フルHDの解像度があれば、チャート分析にはまったく困りません。
モニターの画質は、主に「グレア」「ノングレア」に分けられます。
グレアは光沢があり、色彩が鮮やかな特徴があります。
ただし、太陽光や照明の光を反射しやすい性質も持っています。
FXチャート分析には向かないでしょう。
対してノングレアは、鮮やかな色の表現は苦手ですが、光沢もなく光を反射しない性質です。
FXチャート分析では画面を凝視することが多いため、非常に相性が良いです。
目にもやさしく、チャートの視認性は高くなるため、FXトレードには最適と言えます。
これらの要素をクリアしたモニターをおすすめします。
なお、90度回転させて、縦方向に利用できるモニターもあります。
FXチャートを4時間足/1時間足/15分足など3つ縦に並べて表示するときに便利です。
FX以外で利用するときには慣れも必要ですが、トレード専用であれば縦に回転できるモニターもおすすめです。
お手頃価格の23.8インチモニターのおすすめ3選
ここでは、価格も2万円前後で手ごろな23.8インチモニターのおすすめをピックアップしています。
- Dell「S2421HS」(18000円前後)
- アイ・オー・データ「EX-LDGC243HDB」(25000円前後)
- ASUS「VG249Q1A-J」(25000円前後)
フルHD、ノングレアのモデルですので、FXトレードにおすすめです。
つづいて、モニター1枚だけでFXトレードされる方向けに、選び方とおすすめモデルを紹介します。
【1枚のみ】モニターの選び方&おすすめ
【1枚のみ】モニターの選び方
- ウルトラワイドモニター推奨
- FX自動売買ツールであればスマホでもOK
ウルトラワイドモニター推奨
部屋の広さや設置場所の都合で複数枚のモニターを設置できない方は、大型サイズ1枚を選びましょう。
おすすめは横長のウルトラワイドモニターです。
サイズ的に難しい方は、27インチサイズ程度のモニターから選びましょう。
ただし、本腰を入れてFXに取り組むのであれば、複数枚のモニターを設置できる環境を準備することから始めたほうが良いです。
部屋を広くするため不用品の断捨離を進める、引越しを考えるなどから始めてみましょう。
FX自動売買ツールであればスマホでもOK
FX自動売買ツールやコピートレードをされる方は、モニターは何でも構いません。
チャート分析不要でトレードできるため、スマホだけでも十分です。
ただし、FX自動売買ツールの稼働にはパソコン環境が必須のため、持っていない方は準備してください。
その際のモニターはどんなものでもOKです。
なお、VPSサーバーをレンタルすることで、スマホだけでもFX自動売買ツールを稼働させることができます。
この場合はパソコンモニターすら必要ありません。
34インチ ウルトラワイドモニターのおすすめ3選
サイズも大きく、比較的価格も手ごろな34インチサイズのウルトラワイドモニターからピックアップしています。
- LG「34WQ75C-B」(60000円前後)
- Acer「XZ342CUPbmiiphx」(60000円前後)
- マウスコンピューター「XUB3493WQSU-B5」(44000円前後)
メーカーとモデルによって価格差が大きくなりますが、フルHD以上でノングレアタイプのモニターです。
お財布事情に合わせて、選ぶ時の参考にしてください。
なお、ウルトラワイドモニターには平面型と湾曲型がありますが、FXトレードにおいてはどちらでも問題ありません。
ただし、34インチサイズにもなれば横幅が80cmほどになります。
編集部では、視認性は高くなる湾曲タイプをおすすめします。
FXトレードでは何枚のモニターがおすすめ?
トレード手法しだいで何枚のモニターが必要になるのか?が変わってきます。
FX自動売買ツール(EA)を利用される方は1枚で十分です。
ただし、裁量トレードでチャート分析されるトレーダーの場合は、同時に何通貨ペアをチェックしたいのか?で必要枚数が違ってきます。
個人的なトレードスタイルを例にすると、1通貨ペアに対して「日足/4時間足/1時間足/15分足」の4種類のチャートを確認して1時間足か15分足でエントリーしています。
そのため、1通貨ペアに対して理想は4種類のチャートを同時表示しておける環境が最適となります。
そこからはチャート分析手法によって必要枚数も変わりますが、だいたい次のようなパターンになるでしょう。
- モニター1枚で、横長のチャートを縦に3段表示する(日足は切り替えて確認) ※私はこれを採用しています
- モニター1枚で、ウィンドウを2×2=4分割して表示する
- モニター2枚で、横長チャートを1画面2段づつ4チャート表示する
- モニター4枚で、チャート1つづつ4画面に表示する
あくまで1通貨ペアの場合ですので、2つ、3つを同時チェックしたい方は数に応じて必要となります。
とはいえ、モニターが8個以上になれば確認するだけでも大変です。
せいぜい3通貨ペアに対して6つのモニターくらいまでをおすすめします。
【監視通貨ペア数別】目安となるモニター枚数
監視通貨ペア数 | モニター枚数 |
---|---|
1通貨ペア | 1~2枚 |
2通貨ペア | 2~4枚 |
3通貨ペア | 3~6枚 |
4通貨ペア | 4~8枚 |
1通貨ペアに対してチャート枚数を3~4枚で常時監視する場合で換算しています。
1つの時間足チャートだけでトレードされる方は、それに合わせて準備しましょう。
そもそもモニターは複数必要?
FXのトレードスタイルによります。
たとえば、ドル円(USDJPY)だけでトレードされているなら、モニターが何枚もあったところで活かせません。
(FX用と別の作業用で分けるのであれば別)
複数の通貨ペアのチャートを分析している方は、複数揃えたほうが圧倒的に有利です。
チャートを切り替えている間にエントリーチャンスを逃すこともなくなるでしょう。
ノートパソコンのモニター1枚では勝てない?
トレードスタイル・手法しだいになるため、モニター1枚だけでも勝つことは可能です。
また、エントリータイミングが多少遅れるものの、チャートを切り替えて確認すれば問題ありません。
スキャルピングのようなシビアなタイミングが求められるトレード手法でなければ、1枚でも大きな差にはならないでしょう。
今ならほとんどの方はスマホを持っているはず。
そちらも活用すれば実質2枚でのトレードもできます。
なお、FXはメンタル面が大事な投資です。
視認性の悪さ、操作性の悪さなどの影響から受けるささいなストレスも判断を鈍らせる要因になり得ます。
あまりチャートを見る時間が取れない方は、FX自動売買ツール(EA)やコピートレードを利用する、スイングトレード手法を学ぶなどを検討していくことをおすすめします。
スマホだけではFXトレードで勝てない?
トレード手法によります。
スキャルピングやデイトレードのようはスピードが求められるスタイルでは、小さな画面サイズのスマホだけでは厳しいでしょう。
スイングトレードなどゆったり判断してエントリーしていけるスタイルであれば、スマホでも勝つことはできるでしょう。
ただし、スマホ画面でのチャート分析は非常に操作性が悪く難しいため非推奨です。
インジケータのMA(移動平均線)だけで勝負するようなシンプルな手法であれば問題ありませんが、ラインを引いたりさまざまなインジケータを表示させる方の場合は難しいでしょう。
なお、FX自動売買トレードであればスマホだけでも十分可能です。
FXで使うモニター代は経費計上しよう!
FXに欠かせない大型モニターは、費用もそれなりにかかります。
本格的なトレーダーであれば、6枚以上のモニターを専用デスクやモニターアームを使って設置することでしょう。
そうなれば、簡単に10万円以上のコストがかかってしまいます。
ですが、FXトレードするために必要な機器・備品代は経費計上可能です。
FXで経費計上できるもの
- モニター代
- デスク代
- モニターアーム代
- FXの関連書籍代
- FXセミナー費用
- セミナー参加のための交通費など
- インターネット通信費(按分)
- 電気代(按分)
など
経費として活かすためにはFXで稼がなければいけませんが、たとえ赤字でも3年繰り越せる制度もあります。
(国内FXのみ)
サラリーマンや主婦などの兼業トレーダー、個人事業主の場合はしっかり経費計上していきましょう。
FXのモニターに関するQ&A
まとめ
FXトレードにおすすめのモニターについて解説しました。
何枚もあるからFXで勝てるというものではありませんが、枚数が多ければチャート分析しやすくなります。
また、エントリーチャンスも逃しにくくなります。
FXではエントリーしなければ稼げないため、チャンスを確実にするためにはモニター環境の整備は重要です。
なお、何枚ものモニターを購入するには、設置用のアーム台なども含めてそれなりにコストがかかります。
トップユーチューバーのヒカキンさんは、最初に動画編集用の高額なパソコンを買ったから成功できた、と言っていましたが、FXでも同様のことが言えます。
それくらいの本気度がなければ成功しないという意見もわかりますが、だからといって、1か月後にやめてしまう人もいるでしょう。
無駄な出費になるリスクを減らすためには、大き目サイズのモニター1枚でスタートすることをおすすめします。