FXでトレードされる通貨ペアの中でも、とくに取引量が多いドル円(USDJPY)。
ニュースでも円高ドル安などといったフレーズを耳にしますし、日本人であれば一番身近な通貨ペアだと言えるでしょう。
そこで、海外FX「Exness(エクスネス)」のドル円(USDJPY)に関するトレード環境を徹底解説!
スプレッドやスワップポイント、取引時間、1ロットあたりの必要証拠金についてまとめました。
Exness(エクスネス)のドル円の取引情報
ドル円の平均スプレッド(口座タイプ別に比較)
※記事修正時点のデータです
口座タイプ | 平均スプレッド |
---|---|
スタンダード | 1.1pips |
スタンダードセント | 1.1pips |
ロースプレッド | 0pips |
ゼロ | 0pips |
プロ | 0.7pips |
スプレッドとは、売り注文と買い注文時の価格さのことで、業者が徴収する手数料になります。
Exnessは、海外FXの中でもかなりスプレッドが狭い業者です。
この数値はあくまでも平均スプレッドのため24時間同じではありませんが、指標発表時などのスプレッドが広まるタイミング以外でトレードすれば取引コストを抑えられるでしょう。
Exnessのなかでも低スプレッド仕様の口座タイプ「ロースプレッド/ゼロ/プロ」の3種類なら、スキャルピングトレードをする方にもおすすめです。
1ロット注文時のスプレッドはいくらくらいのコストになる?
ここでは、USDJPY(米ドル/日本円)の通貨ペアで、いくつかの為替レートにて計算していきます。
この記事にアクセスした時点のドル円レートに近い欄を参考にしてください。
口座タイプ | 1ドル 100円 | 1ドル 130円 | 1ドル 150円 |
---|---|---|---|
スタンダード | 1100円 | 1430円 | 1650円 |
スタンダードセント | 11円 | 14.3円 | 16.5円 |
ロースプレッド | 0円 | 0円 | 0円 |
ゼロ | 0円 | 0円 | 0円 |
プロ | 700円 | 910円 | 1050円 |
スタンダードセント口座だけは1000通貨単位、それ以外はすべて1ロット=10万通貨単位です。
スタンダードセントの場合は1ロットあたりのコストが100分の1ですが、利益も100分の1となります。
このスプレッドコスト比較表だけ見ると、ロースプレッド、ゼロが最適に感じられるかもしれません。
ですが、できること・できないこと、スプレッドのほかに別の取引手数料が発生します。
とくにトレードスタイルが決まっていない方はスタンダードがおすすめ、スキャルピングトレードをするならロースプレッドかゼロをおすすめします。
ドル円の取引手数料(口座タイプ別に比較)
口座タイプ | 1ロットごとの 取引手数料(片道) |
---|---|
スタンダード | 0 |
スタンダードセント | 0 |
ロースプレッド | 3.5ドル |
ゼロ | 3.5ドル |
プロ | 0 |
注文時と精算時それぞれの付与される取引手数料です。
注文時に発生するスプレッドとは異なる手数料として、別途徴収されます。
注文して精算するまでの1往復で考えた場合、倍の7ドルになります。
要するに、1ロットでのトレード1回に対して7ドルの取引手数料ですね。
ロースプレッドとゼロ口座は、注文をECN方式で処理します。
ECN方式とは、スプレッドを載せずにそのまま金融市場に流す処理形式のため、Exness側で手数料を徴収できません。
そこで、1ロットの取引量ごとに別途手数料を徴収するわけです。
前述したスプレッドの項目では、ロースプレッドとゼロ口座のスプレッドが0pips~と狭くなっていますが、それとは別に取引量1ロットごとに固定の手数料が発生するため注意してください。
ドル円で1ロット注文時の取引手数料とスプレッドの合計コストはいくら?
ここでは、USDJPYを1ロット注文したときのケースで比較。
スプレッドと取引手数料の合計コストを、Exness口座タイプ別に比較しました。
口座タイプ | 1ドル 100円 | 1ドル 130円 | 1ドル 150円 |
---|---|---|---|
スタンダード | 1100円 | 1430円 | 1650円 |
スタンダードセント | 11円 | 14.3円 | 16.5円 |
ロースプレッド | 700円 | 910円 | 1050円 |
ゼロ | 700円 | 910円 | 1050円 |
プロ | 700円 | 910円 | 1050円 |
ローススプレッド、ゼロ、プロ口座の3種類はスプレッドと固定の1ロットあたりの取引手数料を合算すると同じコストになります。
この比較表はあくまでUSDJPYにてトレードした場合に限るため、違う銘柄であればコストに差が出てきます。
ですが、単純に取引コストを抑えたいなら、比較表の下3種類がおすすめです。
ドル円のスワップポイント(口座タイプ別に比較)
※記事修正時点のデータです
口座タイプ | ロング スワップ | ショート スワップ |
---|---|---|
スタンダード | 0 | −4.29pips |
スタンダードセント | 0 | −4.29pips |
ロースプレッド | 0 | −4.29pips |
ゼロ | 0 | −4.29pips |
プロ | 0 | −4.29pips |
スワップポイントは毎日1回、保有中のポジションに加算される通貨ペアUDJPYの金利差分です。
日ごとに変わるため、あくまでも参考値です。
かならずExness公式サイトでその日のスワップポイントをご確認下さい。
ちなみに、Exness公式ホームページの表記ではpips単位となっているため少しわかりにくいかもしれません。
そこで、1ロットあたりいくらなのか?を日本円換算で見ていきましょう。
ドル円で1ロット注文時のショートスワップポイントはいくらくらい?
口座タイプ | 1ドル 100円 | 1ドル 130円 | 1ドル 150円 |
---|---|---|---|
スタンダード | -1920円 | -2496円 | -2880円 |
スタンダードセント | -19.2円 | -24.96円 | -28.8円 |
ロースプレッド | -1920円 | -2496円 | -2880円 |
ゼロ | -1920円 | -2496円 | -2880円 |
プロ | -1920円 | -2496円 | -2880円 |
ドル円は、すべてのExness口座タイプで同じスワップポイントです。
ロングポジション(買い)であればスワップポイントは発生しませんが、ショート(売り)はアメリカの金利は高く日本は低いため、その差はマイナス。
そのため、マイナスのスワップポイントが保有ポジションに加算されます。
記事投稿時点の状況では、1ロットのドル円ショートポジションを保有しているだけで、1日ごとに約2000円以上のコストが発生します。
このようにマイナススワップがある方向で注文するときは、できるだけ注文したその日のうちに決済してしまうことをおすすめします。
(スワップポイントが加算される翌朝までに清算)
逆に長期間ポジションを保有するスイングトレードやポジショントレードをするなら、ロング方向でエントリーできるときだけを狙ったほうが有利です。
ドル円のレバレッジと制限(口座タイプ別に比較)
口座タイプ | 残高 10万未満 | 残高 50万未満 | 残高 300万未満 |
---|---|---|---|
スタンダード | 無制限 | 2000倍 | 1000倍 |
スタンダードセント | 無制限 | 2000倍 | 1000倍 |
ロースプレッド | 無制限 | 2000倍 | 1000倍 |
ゼロ | 無制限 | 2000倍 | 1000倍 |
プロ | 無制限 | 2000倍 | 1000倍 |
Exnessでは複数口座を開設できますが、この表の残高は1アカウントあたりの金額です。
また、取引銘柄によってもレバレッジ規制されることもあるのですが、ドル円取引の場合はとくに規制もありません。
Exnessの最高の環境を思う存分利用できます。
なお、残高が300万円以上になると、レバレッジは500倍に規制されます。
銘柄や時間帯によっても制限されるケースがあるためご注意ください。
レバレッジ無制限でトレードするためには、残高10万円未満のほかにいくつかの条件を満たす必要があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ドル円の1ロットあたりの必要証拠金(口座タイプ別に比較)
主なドル円のレートごとに必要証拠金を算出しました。
※レバレッジ無制限=実際は最大21億倍のためこの倍率で計算/小数点は繰上
口座タイプ | 【$1=100円】 無制限 2000倍 1000倍 500倍 | 【$1=130円】 無制限 2000倍 1000倍 500倍 | 【$1=150円】 無制限 2000倍 1000倍 500倍 |
---|---|---|---|
スタンダード | 0.0048円 5000円 10000円 20000円 | 0.0063円 6500円 13000円 26000円 | 0.0072円 7500円 15000円 30000円 |
スタンダードセント | 0.000048円 50円 100円 200円 | 0.000063円 65円 130円 260円 | 0.000072円 75円 150円 300円 |
ロースプレッド | 0.0048円 5000円 10000円 20000円 | 0.0063円 6500円 13000円 26000円 | 0.0072円 7500円 15000円 30000円 |
ゼロ | 0.0048円 5000円 10000円 20000円 | 0.0063円 6500円 13000円 26000円 | 0.0072円 7500円 15000円 30000円 |
プロ | 0.0048円 5000円 10000円 20000円 | 0.0063円 6500円 13000円 26000円 | 0.0072円 7500円 15000円 30000円 |
Exnessの無制限レバレッジ(21億倍)なら、必要証拠金は1円未満で1ロット注文できます。
どうせなら必要証拠金ゼロでいいのでは?と思ってしまいますが、何かしらExnessなりの事情があるのでしょう。
証拠金不要でトレードできる環境は、法や規約に引っかかるのかもしれません。
いずれにしても、Exnessはハイレバレッジ環境が魅力の海外FX業者です。
ドル円取引するときは、最大限この環境を利用できます。
ドル円の取引時間
- 冬時間(通常時間):月曜日7:05~土曜日6:59まで
- 夏時間(サマータイム):月曜日6:05~土曜日5:59まで
※冬時間と夏時間が切り替わるタイミングは3月と11月
Exness自体は、早朝のメンテナンス時間である約6分間を除けば24時間トレード可能です。
ただし、ドル円は為替市場が土日休みのため月曜の早朝から土曜の早朝までが取引時間となります。
また、クリスマスや年末年始といったどの国でも祝日扱いになる日も休みです。
日本のゴールデンウィークや各種祝日は、その日が平日であればトレードできます。
Exnessでドル円取引するときの注意点
- アメリカと日本の重要経済指標に注意
- ショートスワップに注意
- Exnessは水曜日にスワップポイントが3倍になる
- 窓開け時間に注意
- アメリカ/日本の祝日に注意
アメリカと日本の重要経済指標に注意
ドル円は世界的にも取引量の多い通貨ペアです。
朝~夕方は日本市場で、夜~早朝はアメリカ市場で活発に取引されるため、ほぼ1日中変動します。
そして、為替市場に影響の大きな経済指標や重要人物の発言も数多くあります。
とくにアメリカと日本の経済指標のなかでも、影響力の大きな発表がある時間帯は注意が必要です。
余程ファンダメンタル分析に強いトレーダーでないなら、トレードしないことをおすすめします。
(ファンダメンタル=経済状況を示す指標)
たくさんある指標の中で、とくに影響力の強いものをリストアップしました。
- 日銀金融政策決定会合
- 米国雇用統計
- FOMC声明/議事録
- フェデラル・ファンド金利(FF金利)
- 国内総生産(GDP)
- ISM製造業景気指数
- 消費者物価指数(CPI)
世界一取引されている米ドルを擁するアメリカは、とくに影響力の高い指標がたくさんあります。
アメリカの市場がオープンする日本時間の21時以降に発表されるため、夜トレードする方はとくに気を付けてください。
ショートスワップに注意
ドル円のスワップポイントの項目で触れたように、ショート方向(ドル売り/円買い)のポジションを保有しているとスワップポイントがマイナスになる傾向が強いため注意が必要です。
これは、現在アメリカが金利を高くする傾向が強いこと、また日本は金利をずっと低くしてきたことが関係しています。
ニュースで「マイナス金利」というフレーズを聞いたことがある方もいるかと思いますが、日本は金利0%どころかマイナスになっていた期間が続いていました。
現在は日銀総裁が変わってから上げていく姿勢を見せていますが、アメリカとの金利差はまだまだ大きいです。
Exnessに限らず、今後しばらくはドル円ショート方向のスワップポイントは不利な状況が続くでしょう。
Exnessは水曜日にスワップポイントが3倍になる
Exnessではドル円のスワップポイントは水曜日分(木曜早朝)だけ3倍になります。
これは為替市場が土日休みのため、土日分のスワップも計上するためです。
FX取引は銀行の仕組みに準じていて、金利調整分(スワップポイント)の受け渡しは2日後と決まっています。
そのため、Exnessでも水曜日の市場クローズ時に3日分計上されます。
お店のポイント3倍デーのように感じるかもしれませんね。
ただし、プラススワップならお得ですが、マイナススワップも3倍になります。
売りと買いのどちらで攻めるのか?は非常に重要になってきます。
窓開け時間に注意
窓開けとは休日が明けてすぐの相場です。
世界最大の市場であるアメリカ市場がクローズし、オセアニア市場(オーストラリアとニュージーランド)がオープンする早朝のタイミングを窓開けと言います。
とくに土日を挟んだ月曜早朝や、年始の窓開けといったタイミングはとくに注意が必要です。
この時間帯は取引量が極端に少なく、ちょっとした大口取引があるだけで為替レートが急変動しやすくなっています。
また、FX業者は相場が不安定な時間帯はスプレッドを広くしています。
Exnessでも窓開け時はスプレッドが広いため、この時間の注文は要注意です。
日本では寝起きの方も多いため、脳も働いていないかもしれません。
FXトレードにはおすすめできない時間帯ですので、最初からトレードしないことをおすすめします。
なお、窓開けタイミングを狙う窓埋めトレードという手法もあります。
ほとんどの海外FX業者が禁止しているのですが、Exnessでは問題ありません。
ですが、前述した理由からおすすめしません。
アメリカ/日本の祝日に注意
ドル円取引は、アメリカと日本市場の影響が強いです。
そのため、アメリカと日本が祝日で金融市場が休みのときは値動きは小さく穏やかになります。
値動きが小さいだけなら問題なさそうに感じるかもしれませんが、そういうときこそ大口取引があれば急変動しやすくなります。
祝日前までに保有ポジションを精算する、FX自動売買ツール(EA)などを稼働させている方は停止させる、など対処しておくことをおすすめします。
Exnessでドル円取引する時のおすすめ口座タイプ
Exnessのドル円取引はどの口座タイプでも他社より有利な環境です。
どれでも良かったりしますが、これからFXトレードを始める初心者の方はバランスの良いスタンダード口座をおすすめします。
ある程度トレードスタイルが固まってから、より相性のいい苦座タイプに切り替えましょう。
ドル円取引の手数料を安く済ませたい方は、ゼロかプロ口座がおすすめです。
この2タイプの違いは、主にスプレッドと約定方式にあります。
ゼロは常にドル円のスプレッドゼロで取引できますが、1ロットごとに7ドルの手数料が必要です。
プロは固定の手数料はありませんが、時間帯などによってスプレッドが広くなることもあります。
ただし、約定力が高いため、スキャルピングトレードにおすすめです。
Exnessのドル円に関するQ&A
まとめ
Exnessでドル円取引するときの環境について紹介しました。
FXでは取引されることが多い通貨ペア「ドル円」。
Exnessならドル円のスプレッドは狭く、ほかの海外FX業者以上のハイレバレッジでトレードできます。
ボーナスこそありませんが、それを補って余りある有利な環境が整っています。
ドル円取引をするなら、Exnessはおすすめです。