FX業者によっては規制しているケースもある両建て取引。
海外FX「Exness(エクスネス)」なら問題なく取引できるだけでなく、他社では規制されている手法でも利用可能です。
そこで、Exnessを使った両建て手法や規制内容、メリット・デメリット、注意点を徹底解説します。
\無制限レバレッジ対応!/
Exnessは両建て取引可能です
両建て取引とは?
トレードにおいて、同じ銘柄の売りポジション(ショート)と買いポジション(ロング)を同時に保有している状態を両建てと言います。
FXトレードで米ドル円(USDJPY)を取引する場合なら、売り注文1ロット、買い注文を0.1ロット、といった具合で両方向のポジションを持ちます。
同じロット数である必要はありません。
証券会社によって規制しているところもありますが、Exnessを始めFX業者で完全に禁止しているところは見かけません。
1つの取引手法として問題なく利用できます。
Exnessは両建てに関する規制が緩い
Exnessは他社が規制している両建て手法も問題なく取引できます。
ほとんどのFX業者は両建て取引可能ですが、どんな手法も認められているわけではありません。
以下の手法はできないことが多いです。
- 違う口座間での両建て
- 他社口座との間での両建て
- 窓開け時を狙いゼロカットを悪用する両建て
- 重要経済指標発表時を狙いゼロカットを悪用する両建て
他社利用時にこれらの手法がバレれば、利益没収やボーナスクレジットの没収、最悪の場合はアカウント凍結されます。
入金額分までは出金できますが、二度とそのFX業者を利用できなくなるでしょう。
これらの規制される各手法について簡単に紹介しておきます。
違う口座間での両建て(ExnessならOK)
どのFX業者も口座を2つ以上開設できるようになっています。
(Exnessなら合計200個まで開設可能)
そこで、片方の口座では買いポジションを、もう片方では売りポジションを同じ銘柄で保有することはできません。
他社の場合は同じ口座内での両建てのみ認められているケースが多いです。
注意したいのが、同じFX自動売買ツール(EA)を2つの口座で稼働させるケース。
気づかないうちに同じ銘柄での両建てになってしまうこともあります。
Exnessならその心配も不要です。
他社口座との間での両建て(ExnessならOK)
ほかのFX業者で開設した口座との両建て取引を規制する業者がほとんどです。
日本でシェアの多いXMやFXGT、TitanFXといった業者では規約違反となります。
Exnessなら問題ありません。
ただし、ExnessはOKでも相手側の業者も他社口座との両建てが認められていなければ結局のところできません。
Exness以外ではAXIORY(アキシオリー)も可能ですので、やってみたい方はご参考ください。
窓開け時を狙いゼロカットを悪用する両建て(ExnessならOK)
ほとんどのFX業者では、相場が極端に動きやすい月曜早朝の窓開けと呼ばれる時間帯の取引を規制しています。
海外FXにはゼロカットという仕組みがあり、残高がマイナスになったときの借金を帳消しにしてくれます。
このゼロカットを悪用して稼ぐ手法が流行った時期があり、業者側に不利益を与えるため規制されるケースが増えました。
これもExnessなら規制されていません。
ただし、悪用はもちろんよくありませんし、当サイトではギャンブルトレードになりやすいためおすすめしません。
重要経済指標発表時を狙いゼロカットを悪用する両建て(ExnessならOK)
上で紹介した窓開け狙いの手法と同じような手法で、ほとんどのFX業者が重要な経済指標発表時の両建てを規制しています。
2つの口座を準備して、同じ銘柄を同じロット数て片方は売り注文、もう一方は買い注文します。
あとは相場が急変動したときに片方はロスカットされますが、もう片方は伸び続ける限り利益を増やせる手法です。
ロスカットされる口座はゼロカット制度により借金リスクもありません。
とくにボーナスを出している業者は確実にこの手法を規制していますが、Exnessなら問題ありません。
ただし、窓開け狙いと同様に規制されていないからと言ってもおすすめしません。
Exnessで規制されている両建て手法は?
プログラムを利用しExnessのシステムに負荷をかけてエラーを起こさせる手法など、あきらかに有害なものは厳しい対応を取られます。
とはいえ、ほとんどのトレーダーにはできないはず。
裁量トレードによる両建てであれば、規制されるような手法はありません。
ここまでで、Exnessなら他社がNGにしている手法ですら問題なくできることが分かったと思います。
中には、両建て手法をやってみようと思った方もいることでしょう。
ただし、メリットだけでなくデメリットもあります。
実践取引する前に、確認しておくと安心です。
両建て取引をExnessでするメリット・デメリット
メリット
- 違う口座間での両建て取引が可能
- 海外FXの中でも特に高いレバレッジ環境を活用できる
- 同じ口座内なら必要証拠金を相殺できる
- 一時的にロスカットを凌ぐことができる
- 同じロット数で両建てすれば為替相場を安全に分析できる
- 含み益をロックできる
- スワップポイントで稼げる
違う口座間での両建て取引が可能
Exnessなら違う口座間での両建ても可能です。
わざわざ違う口座にするのは、少ない証拠金で全損時の損失を抑えつつ、Exnessの超ハイレバレッジ環境を思う存分活用するときに有効です。
Exnessは残高を1000ドル未満にして一定条件をクリアすれば、アカウント内のすべての口座で無制限レバレッジ(実質21億倍)が使えます。
これにより、1円の証拠金で21億円もの取引が可能です。
ギャンブルのようなトレードになってしまいますが、口座を分けることで片方はロスカットされて全損しつつも、片方で大きく稼げる可能性があります。
海外FXの中でも特に高いレバレッジ環境を活用できる
Exnessの最大レバレッジは無制限(実質21億倍)です。
日本国内のFX業者は最大25倍、多くの海外FXは1000倍前後何に対して、Exnessは桁が違います。
無制限レバレッジで利用するには一定の条件をクリアしなければいけませんが、通常でも最大2000倍レバレッジで取引可能です。
この圧倒的なハイレバレッジ環境を活用しつつ、両建て手法で稼ぐこともできるでしょう。
同じ口座内なら必要証拠金を相殺できる
1つの口座内で同じ銘柄の売りと買い注文を同時に保有すると、含み損益は相殺されます。
同じロット数での保有なら、どんなに為替相場が変動しても完全にプラマイゼロです。
実際はポジションを2つ持っている状態ですが、数値上は持っていないのと同様の扱いになります。
毎日発生するスワップ(金利差)は別ですが、Exnessならスワップフリーの銘柄を選べばマイナスを気にすることなく必要証拠金を相殺可能です。
次で紹介しますが、相場を安全に様子見したいとき、ピンチを一時的に凌ぎたいときに活用できます。
一時的にロスカットを凌ぐことができる
為替相場が逆方向に動き、含み損が膨らみすぎればいづれロスカット(強制決済)されてしまいます。
Exnessのロスカット水準は0%ですので、証拠金維持率が0%になればロスカットされ残高ゼロ円になるでしょう。
そういった厳しい状況の時に、一時的に保有ポジションと同じロット数で両建てすれば変動の影響を受けなくなります。
証拠金維持率も動かなくなるため、相場がどちらに動いてもロスカットはされなくなるでしょう。
これを有効活用することで、一旦為替相場が落ち着くまで待つことができます。
ピンチの時は冷静さも失いがちですので、メンタルを落ち着かせる効果も期待できます。
同じロット数で両建てすれば為替相場を安全に分析できる
ピンチに限らず、ポジションを持った状態で週末に持ち越すとき、これから重要な経済指標発表がある前などに両建てしておくことで、安全にやり過ごす、またはチャート分析することができます。
デイトレード中心の方が日を跨ぐときなどに有効です。
含み益をロックできる
すでに含み益があるポジションを保有している状態で両建てすることで、その利益をロックできます。
含み益の減りが無くなるため、相場がどちらに動くか様子見したいときなどに使えます。
スワップポイントで稼げる
Exnessにはスワップフリーの銘柄もあります。
そこで、他社の口座ではスワップがプラスの方向でポジションを持ち、マイナススワップの方向はExness側で保有すればスワップポイントだけ稼ぐことができます。
通貨ペアそれぞれの金利差のこと。1日1回、保有ポジションに加減算されます。たとえばUSDJPY(ドル円)で、アメリカの金利が5%、日本が1%なら、ドルを保有した状態なら4%分の金利がプラスになる状態です。このプラススワップからFX業者の手数料を差し引いた分がポジションに加算されます。
デメリット
- 解除するタイミングが難しく損失が大きくなる可能性もある
- 2ポジション分の取引コストが必要になる
- 必要証拠金や証拠金維持率などのパラメータがわかりにくくなる
- 手動では完全に同じタイミングで精算できない
解除するタイミングが難しく損失が大きくなる可能性もある
ピンチを凌ぐときに使える両建てですが、一度持ってしまえばいつかは精算しなければいけません。
上手に解除できなければ損失が増えるだけの可能性もあります。
解除するにも結局のところチャートを予測するスキルが必要です。
全FXトレーダーのほとんどが勝てていないため、勝率の高い勝負ポイントなんてわからない状態です。
解除するタイミングは運任せになってしまうでしょう。
単にロスカットを先延ばしにしただけになる可能性も高いです。
また、欲を出せば両建て解除時に損失を出してしまうこともあるでしょう。
2ポジション分の取引コストが必要になる
両建てすることで証拠金維持率は回復できますが、2ポジション保有すればスワップポイントやスプレッド、取引手数料も2つ分となります。
注文ロット数が大きければこのコストも比例して多くなるため、稼げる手法がないのであれば乱発はおすすめしません。
気にされる方は、Exnessでとくに手数料の安いプロ・ロースプレッド・ゼロ口座をおすすめします。
必要証拠金や証拠金維持率などのパラメータがわかりにくくなる
同じ口座内であれば必要証拠金を相殺できる両建て取引ですが、2ポジション注文することに違いはありません。
口座上では持っていないかのようにパラメータ表示されていますが、実際は2ポジション分の必要証拠金が必要です。
また、保有する売りと買い注文が完全に同じロット数の場合、取引ツール上の証拠金維持率は非表示になります。
手動では完全に同じタイミングで精算できない
Exnessを使うことによるデメリットではありませんが、両建てポジションは2つ以上保有した状態。
手動で精算するときに必ずタイミングがズレてしまいます。
片方はパソコン、片方はスマホで同時に清算ボタンを押しても、わずかに差が出てしまうでしょう。
タイミングを見計らって1つづつポジションを精算するのであれば問題ありませんが、同価格で精算したい方は指値注文を活用してください。
Exnessで両建て取引するときの注意点
- 他社との両建て時は相手側の規制やルールの違いに注意
- 違う口座間では必要証拠金が相殺されない
- 取引コストは相殺されない
- 違う口座間では双方で証拠金が必要
- レバレッジ無制限の利用は残高が1000ドル未満でなければいけない
他社との両建て時は相手側の規制やルールの違いに注意
Exnessは規制緩めでどんな両建てにも対応していますが、他社は別です。
必ず相手先の利用規約を確認してからご利用ください。
とくに、他社口座間との両建てはOKでもゼロカットを利用した手法はNG、などExnessのようにすべてが許されていないケースが多いです。
規約違反すれば、せっかく稼いでも利益没収されますし、最悪アカウント凍結される可能性もあります。
違う口座間では必要証拠金が相殺されない
同一口座内なら必要証拠金が相殺されますし、証拠金維持率も回復します。
ですが、Exness内の別口座や他社の口座との間で両建て取引するときに相殺される恩恵はありません。
取引コストは相殺されない
2つ以上ポジションを保有するため、スプレッドやマイナススワップ、取引手数料といったコストが余分にかかります。
Exnessと別業者間での両建て時は、スプレッドやスワップなどの数値も異なってくるためよりご注意ください。
違う口座間では双方で証拠金が必要
Exness内、または他社口座間で両建て取引するとき、当然ながらそれぞれで証拠金が必要です。
手法によりますが、注文に必要は証拠金だけを入れておいても、ちょっとした変動でロスカットされてしまいます。
残高に多少余裕を持たせる必要があるため、その分も含めて準備資金が多くなるでしょう。
(一発狙いのギャンブルトレードであれば別)
レバレッジ無制限の利用は残高が1000ドル未満でなければいけない
Exnessの魅力の1つでもあるレバレッジ無制限(実質21億倍まで)。
1円の証拠金さえあれば21億円相当額まで注文できるパワフルなスペックです。
ただし、無制限レバレッジを利用するにはいくつかの条件があります。
残高を1000ドル未満にする、5ロット以上の取引実績を作るなど。
特に残高を多く用意することができないため、完全にギャンブルトレードになってしまうでしょう。
当サイトとしては、最大2000倍レバレッジ環境下でのトレードを推奨します。
Exnessを使った両建て手法
- Exnessと他社口座を利用してスワップで稼ぐ手法
- Exnessのハイレバレッジとゼロカットを活用する手法
- Exnessの同一口座内で活用する手法
- Exnessで口座開設
- 規約的に問題ないほかのFX業者でも口座開設
- Exnessでスワップフリー、他社でプラススワップの銘柄を探す
- Exnessと他社の口座で同じロット数&同じタイミングで注文
- スプレッドなどコスト以上に利益がでたら利確
ゼロカットの利用など規約違反になりやすい手法ではないため、比較的安全にできるでしょう。
デメリットは相場が逆行して含み損が増えている側の証拠金維持率。
トレンドが発生すれば、注文ロット数により大きな含み損を抱えることになります。
ロスカットされそうなら、スワップポイントで取引コストを相殺できなくても利確してしまいましょう。
- Exnessで口座開設し最大レバレッジを設定する
- 追加口座を開設し最大レバレッジを設定する
- 注文ロット数に必要な証拠金+注文して即ロスカットされないだけの資金を入れておく
- 銘柄を決める(ドルストレート、とくに変動のボラの大きいGBPUSDやXAUUSDがおすすめ)
- アメリカの重要経済指標発表前のスプレッドが落ち着いているときに両建てする
- 指標発表後に片方はロスカットされる
- 残った側は相場状況を見て利確する
世界一の経済大国であるアメリカの重要指標発表時がもっとも激しく動きやすいです。
- FOMC
- 米国雇用統計
- GDP(国内総生産)
- 消費者物価指数
- ISM製造業景況感指数/ISM非製造業景況感指数
など
これらの指標発表時間をチェックして狙います。
指標発表の前後はスプレッドが大きく広がるため、数値が落ち着いているときに注文を済ませてください。
リスクとしては、清算ボタンを押してもリクオートが発生する可能性があります。
(リクオートとは業者側が約定拒否し新しい価格を提示してくること)
また、一瞬急騰(急落)してすぐに全戻しするケースもあるため、タイミングを間違えれば両方の口座でロスカットされる可能性もあります。
当サイトでは決しておすすめしませんが、この手法を実施される方は全損リスクがあることも覚悟した上でのギャンブルトレードになる点にご注意ください。
メリットの欄で紹介した、証拠金維持率がピンチの時に両建てでしのぐ、相場変動が激しいときに様子見するなどのシチュエーションで活用します。
ある程度トレンドが確認出来たら、逆宝庫のポジションをクローズして利益を狙っていきましょう。
また、レンジ相場であれば、中間あたりの価格帯で両建てし、どちらも程よくプラスになったら利確するのも方法です。
レンジを抜けてしまったら損切りしましょう。
ほか、強めのトレンドが発生しているときに買い(売り)ポジションが含み益になっているなら、戻す波を狙って両建てしていく手法も安全性が高くておすすめです。
Exnessの両建て取引に関するQ&A
まとめ
Exnessの両建て取引手法や規制状況について紹介しました。
数多くある海外FXの中で、Exnessはもっとも両建てへの規制が緩い業者です。
他社で禁止している手法でも問題なくできるため、稼ぎやすい環境と言えます。
ぜひ有効活用してください。