FX取引ツールMT4/MT5に最初から備わっているインジケーターの1つ「DeMarker(デマーカー)」とはどんなものなのか?
ここではDeMarkerの仕組みやトレード時の使い方など、FX初心者向けに解説していきます。
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DeMarker(デマーカー)とは?
DeMarkerは、トレンドの勢いや需給の過熱状態を測るオシレーター系インジケーターで、過去最高値・安値を比較して需給の偏り(買い圧力/売り圧力)を数値化します。
Thomas DeMark氏によって開発され、幅0〜1(または0〜100)で表示され、0.3/0.7(70/30)ラインが買われすぎ・売られすぎの目安です。
DeMarker(デマーカー)の計算式と仕組み
- DeM ≒ 高値の差 /(高値の差+安値の差) を一定期間(通常14日)で算出し、単純移動平均(SMA)で処理します。
- DeMax = max(現在高値−前日高値, 0)
- DeMin = max(前日安値−現在安値, 0)
- DeM = SMA(DeMax) ÷ (SMA(DeMax)+SMA(DeMin)) など。
- 期間を長くすると滑らかに、小さいと反応が速くなります。
- オシレーター系インジケーター:過熱状態や勢いを振幅で表すタイプの指標(例:RSIやCCI)
- SMA(単純移動平均):一定期間の価格の平均を滑らかにした線
DeMarker(デマーカー)の見方と基本操作
- 0.70(70)以上 → 買われすぎ(過熱)
- 0.30(30)以下 → 売られすぎ(過熱)
- ラインの上下操作:70超え後に下回ると反転の兆し、30下回ってから上回ると反発の可能性。
- 中間付近(0.3〜0.7) は方向感がなく、勢いのない状態を示します。
- 買われすぎ・売られすぎ:売買が集中し価格が極端に上下している状態
- 過熱状態:相場が一方向に勢いよく動いている様子
DeMarker(デマーカー)のメリット
- 先行性があるため転換を早く察知できる
DeMは最高値・安値の差から勢いを捉えるため、トレンドの転換前に異変を知らせることができます。RSIほど遅延が少なく、ローソク足の終値に依存しないため一部の変動に強いです。 - 0.3/0.7ラインでシンプル判断が可能
±100換算でも同様です(実値では0〜1)。三角形やクロスなど複雑なシグナルより、単純なライン位置で判断できるので初心者でも活用しやすいです。 - ダイバージェンスでトレンドの勢い変化を先読み
価格が高値更新でもDeMが更新せず低下すると“裏切り”=勢い減少のサイン。トレンド継続か終了かを判断する補助になります。
- 先行性:実際の価格変動より早く兆候が出る特性
- ダイバージェンス:価格と指標が逆の動きをする現象。トレンド転換の前兆
DeMarker(デマーカー)デメリット
- 強いトレンドでは0.7付近に張り付き逆張りが危険
上昇トレンド継続中は指標も高値圏に留まり、過熱サインではあっても買い続けられる意図と相反。このため逆張りで失敗するリスクがあります。 - レンジ相場ではノイズが多く誤シグナル増
横ばいの範囲では頻繁に0.3〜0.7を上下し、明確な転換サインが出にくい。だましを見抜くためには他インジケーターとの併用が必須です - 単体ではトレンド方向や勢いの補完ができない
DeMはあくまで需給バランスを見る指標であり、トレンドそのものを示すものではありません。トレンド判断には移動平均線や他のモメンタム指標との組み合わせが重要です
- 張り付き:指標がある値に長時間留まること
- だまし:偽のシグナルによる誤った売買サイン
メタトレーダーにDeMarkerをセットする手順(MT4・MT5共通)
- MetaTraderを起動
- 「ナビゲーター」ウィンドウを開く
- 「DeMarker」を選択
- パラメーターの設定
- チャート下に表示される
① MetaTraderを起動
- ご自身が使用しているMetaTrader4またはMetaTrader5を開きます。
② 「ナビゲーター」ウィンドウを開く
- 画面左側の「ナビゲーター」パネルで、「インジケーター」を展開します。
③ 「DeMarker」を選択
- インジケーター一覧の中から 「Oscillators(オシレーター)」カテゴリを探し、その中にある「DeMarker」をダブルクリックします。
- もしくは、チャート上にドラッグ&ドロップでもOKです。
④ パラメーターの設定
- 以下の設定ウィンドウが開きます。
項目 | 説明 |
---|---|
期間(Period) | 通常は14が標準。反応を早くしたい場合は短めに設定 |
適用価格(Apply to) | 通常は「Close(終値)」でOK |
レベル | 通常は「0.3 / 0.7」または「30 / 70」に設定 |
色・スタイル | 線の色や太さを好みに応じて変更可 |
設定が完了したら、「OK」をクリック。
⑤ チャート下に表示される
- DeMarkerがチャート下部のオシレーター枠に表示されます。
- ラインが0.3を下回っていれば「売られすぎ」、0.7を上回っていれば「買われすぎ」のサインです。
- オシレーター系インジケーター:値が上下することで市場の過熱感を視覚的に把握できる指標
- 期間(Period):計算に使われるローソク足の本数。数が少ないと反応が早くなる
- 適用価格(Apply to):計算基準となる価格(終値、始値など)を選べる
DeMarker(デマーカー)と相性の良いインジケーター4選
① 移動平均線(MA)
MAで相場のトレンド方向を確認し、DeMの反転シグナルを「押し目買い」「戻り売り」のタイミング補助にします。価格がMA上でDeMが70超から下回るなら売り判断、逆にMA下で30下から上回るなら買い判断といった組み合わせです。
② RSI(相対力指数)
DeMが過熱サインを出していても、RSIが70以上であれば過熱状態が強く買いシグナルとして信頼度が高まります。2つのオシレーターが同じ方向を示すと、転換の可能性がより強まる判断になります。
③ MACD
DeMで過熱判断をし、MACDでモメンタムの転換を確認する使い方です。DeMが70超→下降兆し、MACDでもデッドクロス(売りサイン)なら転換の裏付けとなります。順張り継続の場合はゴールデンクロスが補足されると信頼度アップ。
④ ボリンジャーバンド
価格が±2σを超えていて、DeMも過熱サインなら、行き過ぎになっている可能性が高く、戻り売りや反発狙いのサインと判断できます。2つの行き過ぎサインが一致することで精度が向上します。
まとめ
DeMarkerは需給の偏りを捉える先行オシレーターで、過熱の判断や転換サインに有効です。
単体では誤信号も多いため、MA・RSI・MACD・ボリンジャーバンドと併用するのが最も効果的です。
初心者でも、数値の読み方(0.3/0.7ライン)と他指標との併用を理解すれば活用可能です。