比較的ニッチなインジケーター「Relative Vigor Index(RVI)」を徹底解説!
取引ツールに標準搭載されていますが、使ったことがない人も多いと思います。
そこで、ここではRelative Vigor Index(RVI)の使い方や仕組み、メリット・デメリットについてまとめました。
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Relative Vigor Index(RVI)とは
RVIは、終値が始値に対してどれだけ強いか(勢い)を当日の値幅で正規化して示すオシレーター系インジケーターです。
値はゼロを中心に上下に振れ、ゼロより上なら強気、下なら弱気の地合いを示します。
トレンドの持続性や減速、ダイバージェンス(価格との逆行)観察に適しています。
・オシレーター:相場の行き過ぎや勢いを上下の帯で示す指標の総称
・終値/始値:その足の最後/最初に成立した価格
・値幅(高値−安値):その足で動いた価格の範囲
・ゼロライン:RVIが基準とする中央の水平線
Relative Vigor Index(RVI)の計算式と仕組み
基本は(終値−始値)を(高値−安値)で割って正規化し、ノイズを減らすために平滑化(スムージング)します。
多くのツールはRVI本体と、さらに滑らかにしたシグナルラインの2本を表示します。一般的な初期設定は期間10前後。短くすると敏感、長くすると遅行します。
・正規化:値動きの大きさに合わせて数値を均一化すること
・平滑化:ギザギザのノイズをならして見やすくする処理
・シグナルライン:RVI本体の移動平均。RVIとの交差でサインを見る
・期間:計算に使う本数。大きいほどゆっくり、小さいほど敏感
Relative Vigor Index(RVI)の使い方
ゼロラインを上抜ければ強気、下抜ければ弱気と捉えるのが基本です。
エントリーのトリガーにはRVIとシグナルラインのクロスが便利。価格が高値更新でもRVIが更新できない通常ダイバージェンスは減速の予兆、トレンド方向のヒドゥンダイバージェンスは継続示唆として活用します。
・ゼロラインクロス:RVIがゼロをまたぐ現象
・シグナルクロス:RVIとシグナルラインが交差すること
・ダイバージェンス:価格と指標の動きが食い違う現象(逆行)
FX初心者がRVIを使うメリットとデメリット
メリット
- 視覚的に分かりやすく基礎3サインで運用可能
RVIはゼロライン、シグナルクロス、ダイバージェンスの三つを押さえるだけで、相場の強弱とタイミングをある程度判断できます。見た目が直感的で、線が二本だけなので学習コストが低いのも利点。まずは上位足でゼロより上か下かを確認し、下位足のクロスで具体的なエントリーに落とし込めます。 - 終値の強さを反映しブレイクの「質」を見極めやすい
RVIは終値と当日レンジの関係を評価するため、ただの値幅拡大より「終値がどれだけ強く締まったか」を反映します。これにより、上抜け直後の勢いが本物かどうかを見極める補助になります。移動平均の上でRVIがゼロ上維持→シグナル上抜けなら、継続的な買い圧力の裏付けとして使えます。 - 他インジケーターとの役割分担が明確で相性が良い
移動平均線で方向、RVIで勢い、ATRでボラの大小という分業がしやすく、情報が重複しにくいのが強みです。MACDのダイバージェンスとRVIのダイバージェンスが同時に出たときは減速の信頼度が上がり、逆に一致しないときは見送り判断がしやすく、無駄なトレードを減らせます。
デメリット
- レンジ相場ではシグナル過多になりやすい
価格が狭い範囲で往復するレンジでは、RVIとシグナルが頻繁に交差し、サインが多発して勝率が不安定になります。対策は、上位足で方向を固定し、レンジ内は「ゼロ近辺のクロスは採用しない」などのフィルターを設けること。水平方向のサポレジ近くでは新規を控える運用が有効です。 - 期間設定しだいでダマシ増加や遅延が生じる
期間を短くすると初動は捉えやすくなりますが、細かなノイズにも反応してダマシが増えます。反対に長くすると落ち着くもののサインが遅れ、エントリーが後手に回りがち。まずは10前後の標準から始め、ATRなどでボラが高いときは期間を少し延ばすなど、事前ルールで微調整しましょう。 - 単独での判断に頼ると再現性が落ちやすい
RVIは勢いを映す補助指標です。単独シグナルだけで売買すると、相場環境や時間帯の違いで結果がぶれがちです。移動平均の傾き、水平線、直近高安値と組み合わせ、同じ条件が揃ったときだけ執行する仕組みに落とし込むことで、再現性と期待値が安定します。検証と記録は必須です。
他のインジケーターとの併用方法
長期SMA200で地合い(上か下か)を決め、SMA50で波を把握、RVIで勢いの有無と減速を確認する三層構造が基本です。
MACD(マックディー)の方向とRVIのクロスが一致すれば順張り、RSIが極端でRVIが減速なら利確警戒など、役割分担で判断の迷いを減らせます。
ATRでボラが高い日はRVI期間をやや長めにすることをおすすめします。
・移動平均線(SMA/EMA):一定期間の平均価格。方向性の判定に使う
・ATR:平均的な値動き幅。ボラティリティの目安
・フィルター:条件を絞って無駄なシグナルを除く工夫
設定とパラメータの実務例
デイトレは5分や15分で期間9〜14、上位足(1時間)のRVIがゼロ上なら買いのみ、といった方向固定が有効です。
スイングは4時間・日足で期間10〜20、ダイバージェンス重視。株は日足10〜14、仮想通貨は4時間足14前後がバランス良好でしょう。
過剰最適化を避け、手数料と滑り込みで検証します。
・デイトレ/スイング:日中完結の短期/数日〜数週間の中期取引
・バックテスト:過去データで手法を検証する作業
・過剰最適化:過去に合わせすぎて実運用で通用しなくなること
MT4/MT5でのRelative Vigor Index(RVI)インストール方法
MT4/MT5は「挿入→インディケータ→オシレーター→Relative Vigor Index」で追加し、期間と色を設定。
テンプレート保存で再利用が簡単です。
TradingViewをご利用の方は、インジケーター検索でRVIを追加し、長さとスタイルを調整。クロス条件でアラートを作れば監視負担が減ります。
・テンプレート:表示設定を保存して使い回す機能
・アラート:条件成立を通知する仕組み
・ソース:計算に使う価格(終値など)
Relative Vigor Index(RVI)を使うときの注意点
狭いレンジでは採用サインを制限し、ブレイク直後は価格側のリテスト(戻り確認)を待つと精度が安定します。
指標発表など急変動時は事前に取引回避時間を設定。
検証と運用で期間や計算ソースを統一し、再現性を守りましょう。
・レンジ/ブレイク:横ばい相場/レンジ抜け
・指標発表:雇用統計など相場が大きく動きやすいイベント
・再現性:同じ条件で同じ結果が得られること
まとめ
Relative Vigor Index(RVI)は、終値の強さを当日レンジで評価する勢い系指標です。
上位足のゼロ位置で方向を固定し、価格の節目と合わせてシグナルクロスやダイバージェンスを使えば、初学者でも一貫性ある判断が可能です。
期間はまず10前後から、ボラに応じて小さく調整。検証と記録で再現性を高めていきましょう。