オシレーター系のインジケーター「Commodity Channel Index(CCI)」情報を徹底解説!
Commodity Channel Index(CCI)の特徴や仕組み、利用するメリット・デメリット、FX初心者向けの使い方などをまとめました。
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Commodity Channel Index(CCI)とは?
Commodity Channel Index(CCI)は、価格が一定期間の平均値からどれくらい乖離しているかを示すオシレーター系インジケーターです。
もともとはコモディティ(商品先物)市場向けに開発されましたが、FXでも広く利用されています。
価格が平均より大きく上に乖離すれば買われすぎ(上昇の行き過ぎ)、逆に大きく下に乖離すれば売られすぎ(下落の行き過ぎ)を示します。
- オシレーター系インジケーター
相場の過熱感(買われすぎ・売られすぎ)を数値化するタイプの指標。RSIやストキャスティクスも同じ分類です - 乖離(かいり)
実際の価格が平均価格からどれくらい離れているかを示すこと
Commodity Channel Index(CCI)の計算式と仕組み
CCIは以下の式で求められます。
CCI = (現在の価格 - 過去n期間の平均価格) ÷ (0.015 × 過去n期間の平均乖離)
0.015という定数は、CCIの値が多くのケースで±100以内に収まるように調整するために使われます。
+100以上 → 平均値より大きく上に乖離している(買われすぎ)
−100以下 → 平均値より大きく下に乖離している(売られすぎ)
- 平均乖離
各期間の価格が平均からどれくらい離れているかを計算した値 - ±100ライン
CCIの基準となる目安ライン。ここを超えると行き過ぎのサインと判断される
Commodity Channel Index(CCI)の基本的な見方
- 逆張り
トレンドとは逆方向に仕掛ける戦略。行き過ぎた価格が戻る動きを狙う - トレンドフォロー
トレンドの方向に沿って取引する戦略 - ダイバージェンス
価格の動きとインジケーターの動きが逆行する現象。トレンド転換の前兆になりやすい
- 買われすぎ/売られすぎ
市場で買いが集中しすぎて価格が行き過ぎた状態、または売られすぎて過剰に下がった状態 - レンジ相場
上下どちらにも大きく動かず、一定の価格帯で横ばいの相場
Commodity Channel Index(CCI)の基本的な使い方
- 逆張りのタイミングを狙う
+100以上になった後にCCIが内側へ戻る → 買われすぎ解消=売りエントリー
−100以下になった後にCCIが内側へ戻る → 売られすぎ解消=買いエントリー - トレンドフォローに利用
CCIが+100以上で推移する場合 → 強い上昇トレンド継続
CCIが−100以下で推移する場合 → 強い下降トレンド継続 - ダイバージェンスの確認
価格が高値更新しているのにCCIが高値更新できない場合 → 上昇の勢いが弱まり転換の可能性
- 逆張り
トレンドとは逆方向に仕掛ける戦略。行き過ぎた価格が戻る動きを狙う - トレンドフォロー
トレンドの方向に沿って取引する戦略 - ダイバージェンス
価格の動きとインジケーターの動きが逆行する現象。トレンド転換の前兆になりやすい
Commodity Channel Index(CCI)のメリット
- レンジでもトレンドでも使える柔軟性
→逆張りにも順張りにも活用できるため、幅広い相場環境で対応可能 - シンプルな判断基準(±100)
→初心者でもわかりやすい基準ラインがあるので、複雑な計算を理解しなくても使いやすい - ダイバージェンスで転換サインが掴みやすい
→トレンドの勢いが弱まるタイミングを早期に察知できる
① レンジ相場・トレンド相場どちらでも使える
CCIは±100ラインを基準に「買われすぎ・売られすぎ」を判断できるため、レンジ相場では逆張りのタイミング、トレンド相場では勢いの強さを確認するツールとして利用できます。さらに、ダイバージェンスを活用すれば、トレンドが終わる前兆を察知しやすいのもメリットです。他のインジケーターよりも柔軟性が高く、初心者にもわかりやすい基準があるので扱いやすい指標といえます。
- レンジ相場:価格が一定の範囲で上下を繰り返す相場。方向感がない横ばい状態
- トレンド相場:一定方向に明確に動いている相場(上昇または下降)
- 逆張り:相場の流れとは逆方向にエントリーする手法
② シンプルな数値基準で直感的に判断できる
CCIは±100を超えたら行き過ぎと判断するだけなので、複雑な分析が苦手な初心者でも直感的に理解しやすいです。RSIやストキャスティクスのように細かい調整が少なく、短期・中期・長期のどの時間軸でも同じように使える汎用性があります。相場の勢いを簡単に可視化できるので、エントリーや利確の補助ツールとして便利です。
- 買われすぎ/売られすぎ:買いが集中し価格が上がり過ぎる、または売りが集中し価格が下がり過ぎる状態
- 時間足:チャートの1本のローソク足が表す時間の単位。1分足・1時間足・日足など
③ ダイバージェンスで転換シグナルを捉えやすい
価格が高値更新しているのにCCIが高値更新しない場合(ダイバージェンス)は、上昇トレンドの勢いが弱まっている証拠で、天井圏での売り転換サインとして活用できます。逆に安値更新しているのにCCIが安値を更新しない場合も、下落が弱まり反転の可能性を示唆します。このため、CCIは単なる逆張りだけでなく、トレンド転換の初動を捉える補助ツールとしても優秀です。
- ダイバージェンス:価格とインジケーターの動きが逆行する現象。トレンド転換の前兆になることが多い
- 高値更新/安値更新:前回よりも高い(安い)価格を記録すること
Commodity Channel Index(CCI)のデメリット
- だましが多い
→相場が一方向に強く動くと、長時間+100や−100付近に張り付くため、逆張りのタイミングがずれる - トレンド相場では逆張りが危険
→強いトレンドでは“買われすぎ=売り”と判断すると、さらに踏み上げられることがある - 単体では不十分
→CCIは価格の行き過ぎしか見ないため、トレンド方向やモメンタムの補完には他のインジケーター併用が必要
① トレンドが強いと逆張りで失敗しやすい
CCIは「買われすぎ=売り」「売られすぎ=買い」と逆張りの基準で使われることが多いですが、強いトレンドでは長時間+100や−100付近に張り付くため、逆張りが早すぎると踏み上げられるリスクがあります。特にニュースなどで一方向の勢いが強いときは、逆張りよりもトレンドフォローが適切です。
- 踏み上げられる:逆張りポジションが相場に逆行されて含み損が拡大する状態
- 張り付く:指標が一定のライン(例:+100)以上に長時間滞在すること
② レンジかトレンドかの判断が必要
CCIは単体では相場環境を見極められないため、トレンド相場かレンジ相場かを間違えると、誤ったエントリーが増えるデメリットがあります。±100ラインだけを基準にすると、だましシグナルに振り回されることも多いので、移動平均線などで相場環境を補完する必要があります。
- 相場環境認識:今がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを判断する分析
- 環境を誤る:相場状況の見立てを間違え、戦略が合わない状態になること
③ 単体では情報が偏る
CCIはあくまで「価格の平均からの乖離」を示すだけなので、モメンタムやトレンド方向そのものまでは判断できない弱点があります。そのため、トレンドフォローやエントリー精度向上のためには、MACDやRSIなど他のインジケーターとの併用が必須です。
- モメンタム:価格の勢いの強弱を示す指標
- 補完する:不足している情報を補い合うこと
Commodity Channel Index(CCI)と相性の良いインジケーター
- 移動平均線(MA)
→ トレンド方向を確認し、CCIを押し目買いや戻り売りのタイミングに使う - MACD
→ モメンタムの変化を補い、CCIのだましを減らす - RSI
→ 過熱感の比較でエントリー精度アップ - ボリンジャーバンド
→ 価格の行き過ぎとCCIの一致で信頼度アップ
① 移動平均線(MA)との併用
MAでトレンド方向を確認し、CCIを押し目買いや戻り売りのタイミング判断に使うのが効果的です。例えば、価格が移動平均線の上で推移している上昇トレンド中にCCIが−100以下(売られすぎ)から戻るなら押し目買いの好機です。逆に価格がMAの下なら、CCIが+100以上から下がるタイミングで戻り売りが狙えます。MAで方向、CCIでタイミングを補完する組み合わせです。
- 移動平均線(MA):一定期間の平均価格を線で表示したトレンド系インジケーター
- 押し目買い:上昇トレンド中に一時的に下がったところを買う手法
② MACDとの併用
MACDはモメンタムとクロスでトレンド方向を判断するため、CCIのだまし回避に役立ちます。例えばCCIが+100以上で買われすぎサインを出していても、MACDがゴールデンクロスしているならトレンド継続と判断できます。逆にCCIがダイバージェンスを示し、MACDがデッドクロスすれば転換確度が高まります。CCIが勢い、MACDがトレンド方向を補う組み合わせです。
- ゴールデンクロス:MACDラインがシグナルラインを下から上へ抜ける買いサイン
- デッドクロス:MACDラインがシグナルラインを上から下へ抜ける売りサイン
③ RSIとの併用
RSIも買われすぎ・売られすぎを示すオシレーター系なので、CCIと合わせることで精度が向上します。CCIが+100以上で、同時にRSIが70超なら天井圏の確度が高まります。逆にCCIが−100以下かつRSI30以下なら底値圏の可能性が高いと判断。CCIとRSIが同じ方向を示したときのシグナルは信頼度が高いです。
- RSI(相対力指数):買われすぎ・売られすぎを数値化したオシレーター指標
- 天井圏/底値圏:価格が上がりすぎた高値圏、または下がりすぎた安値圏
④ ボリンジャーバンドとの併用
ボリンジャーバンドが示す価格の行き過ぎとCCIが一致すると、転換の可能性がさらに高まります。例えば価格がボリンジャーバンド+2σを超え、CCIも+100以上なら行き過ぎの確度が高く、戻り売りのタイミングを探るサインに。逆に−2σ+CCI−100なら反発のチャンス。バンドの外への価格乖離とCCIの行き過ぎサインを合わせることで、だまし回避が可能です。
- ボリンジャーバンド:価格が統計的にどの範囲で動くかを示すバンド系インジケーター
- σ(シグマ):標準偏差の意味。±2σは価格の約95%が収まる範囲
まとめ
Commodity Channel Index(CCI)は、価格の行き過ぎを数値化して買われすぎ・売られすぎを判断できる便利なインジケーターです。
逆張りのタイミングを測るだけでなく、+100以上・−100以下の滞在でトレンドの強さを確認することもできます。
ただし単体ではだましも多いため、移動平均線やMACDなど他のインジケーターと併用するとより安心できるでしょう。