FXトレードに於いてチャート分析に役立つインジケーター「Bears Power」を紹介。
Bears Powerの仕組みや使い方、メリット・デメリット、一緒に使いやすいインジケーター情報をまとめました。
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Bears Powerとはどんなインジケーター?
Bears Powerは、売り手(ベア=熊)の勢いを数値化したオシレーター系インジケーターです。
価格と移動平均線の差から算出され、「相場の下落圧力がどの程度強いか」を視覚的に把握できます。
開発者は有名なアレクサンダー・エルダーで、同シリーズには買い圧力を示すBulls Powerもあります。
Bears Powerの計算式と仕組み
Bears Powerは、以下の計算式で求められます。
Bears Power = ローソク足の最安値 – EMA(指数平滑移動平均)
- 最安値がEMAより大きく下回る → 売り圧力が強い
- 最安値がEMAに近づく or 上回る → 売り圧力が弱まっている
つまり、数値がマイナスの大きさで下落の勢いを判断します。
- EMA(指数平滑移動平均):直近の価格を重視した移動平均線
- ローソク足の最安値:その期間で最も低い価格
Bears Powerの見方
- Bears Powerが0より大きい
価格が移動平均線より上にあり、売り圧力はほぼない状態 - Bears Powerがマイナスだが、縮小傾向
売り圧力が弱まり、相場が反転する兆。 - Bears Powerがマイナスで拡大中
下落圧力が強まっている=売り優勢
Bears Powerの基本的な使い方
① ゼロラインの位置でトレンドを確認
ゼロより下なら売り圧力優勢、ゼロ付近に戻るとトレンド転換の可能性があります。
② ダイバージェンスで反転を先読み
価格が安値更新しているのに、Bears Powerが安値を更新していない場合は下落圧力が弱まるサイン。
逆に価格が下がらないのにBears Powerがさらに低下する場合は、まだ売り圧力が続く可能性あがります。
③ Bulls Powerと組み合わせる
Bulls Power(買い圧力)とBears Power(売り圧力)を同時に見れば、市場全体の力関係が分かりやすくなります。
Bears Powerは「売り圧力」、Bulls Powerは「買い圧力」を示すインジケーターです。
この2つを同時に表示すると、どちらの勢力が優勢かが視覚的に分かります。
- Bulls Powerがプラス圏拡大・Bears Powerがマイナス縮小
→ 買い優勢=上昇トレンドが強まる可能性 - Bears Powerがマイナス拡大・Bulls Powerがプラス縮小
→ 売り優勢=下降トレンドが強まる可能性 - 両方が縮小
→ トレンドが弱まりレンジ相場入りする兆。
このように、2つを比較することでトレンドの方向だけでなく、勢いの変化のタイミングも判断しやすくなります。
Bears Powerを使った具体的なエントリーパターン3選
① ダイバージェンスを利用した反転狙い
- 価格が安値更新しているのにBears Powerが安値更新していない
→ 売り圧力が弱まり反転の可能性大=買いエントリーを検討
逆に、価格が高値更新しているのにBulls Powerが更新しない場合は売り転換の可能性。
② ゼロライン回復で順張りエントリー
- Bears Powerがマイナス圏からゼロに戻る
- 同時にBulls Powerがプラス圏へ拡大
→ トレンド転換初動のサイン=押し目買いのチャンス
③ EMAとの組み合わせ
Bears Powerの基準となるEMAの上に価格があり、Bulls Powerが拡大していれば買い継続。
逆に、価格がEMAの下でBears Powerが拡大しているなら売り継続。
Bears Powerを使うメリット
- 売り圧力の強弱が視覚的に分かる
下落の勢いを数値で把握できるため、いつ反発しそうか判断しやすい - トレンド転換の初期サインを捉えやすい
価格とBears Powerの動きが乖離するダイバージェンスが、反転の予兆を示すことが多い - 他のインジケーターと相性が良い
移動平均線やBulls Powerと併用すると、さらに精度が高まる
① 売り圧力の強弱が視覚的に分かる
Bears Powerは、移動平均線との価格差を数値化しているため、今の相場で売り手がどれくらい強いのかを一目で把握できます。特に、下落トレンドの勢いが加速しているのか、それとも弱まりつつあるのかが明確に分かるので、押し目買いや反転のタイミングを見極めるのに役立ちます。シンプルなマイナス圏の拡大・縮小を見るだけでも判断材料になるため、初心者にも理解しやすい指標です。
② トレンド転換の初期サインを捉えやすい
価格が安値更新しているにもかかわらず、Bears Powerが安値を更新しない“ダイバージェンス”は、売り圧力が弱まりトレンド転換が近いことを示す重要サインです。通常のローソク足チャートだけでは見落としがちな細かい勢いの変化を、数値として補足できる点が強みです。反転狙いの逆張り戦略や、トレンド終了の判断材料として有効に機能します。
③ 他のインジケーターと相性が良い
Bears Powerは売り圧力のみを示すため、買い圧力を示すBulls Powerや、トレンドの方向を補うEMA、モメンタムを示すMACDなどと組み合わせることで、より精度の高い分析が可能です。「売りが強いのか、買いが強いのか」を相対的に判断できるため、単体では分からない相場の全体像を補完できる点が大きなメリットです。
Bears Powerを使うデメリット
- トレンドが強いときはシグナルが遅れる
下落圧力が継続する場合、マイナス圏のままなので転換の判断が難しい - レンジ相場ではノイズが多い
方向感がないと小さなシグナルが頻発し、だましが増える - 単体では買いシグナルを判断しづらい
売り圧力の強弱は分かるが、買いの勢いまでは測れないので、Bulls Powerなどとの併用が必要
① トレンドが強いと転換シグナルが遅れる
Bears Powerは移動平均線を基準にしているため、トレンドが強く続くと常にマイナス圏のままとなり、反転のタイミングをすぐに捉えるのが難しいことがあります。つまり、トレンドの初動には弱く、後追い的なシグナルになりやすいという弱点があります。短期トレードで初動に乗りたい場合には、他の素早いインジケーターと併用する必要があります。
② レンジ相場ではノイズが多い
Bears Powerはトレンド相場では有効ですが、価格が狭い範囲で上下するレンジ相場では、数値が頻繁に上下して小さなシグナルが乱発されます。このため、だましの売買サインが多く発生しやすく、トレンドフォロー派には扱いづらい面があります。レンジかトレンドかの環境認識を誤ると、誤ったエントリーに繋がるリスクが高まります。
③ 単体では相場の全体像をつかみにくい
Bears Powerはあくまで「売り圧力の強さ」に特化しているため、買い圧力や相場の方向性までは分かりません。したがって、トレンドの判断やエントリータイミングの精度を高めるには、Bulls PowerやEMA、RSIなど他の指標との併用が前提となります。単体での運用は情報が偏るため、初心者が誤解しやすい点に注意が必要です。
Bears Powerと相性の良いインジケーター
Bears Powerは売り圧力の強弱しか見られないため、他のインジケーターと併用することで精度が上がります。
以下4つが特に相性が良いです。
① Bulls Power(買い圧力)
- 併用方法
Bears PowerとBulls Powerを同時に表示することで、売りと買いの力関係が一目で分かります。例えば、Bears Powerがマイナス縮小&Bulls Powerがプラス拡大なら、買いが優勢=上昇トレンド継続と判断できます - ポイント
両方とも縮小する場合はレンジ相場の可能性が高いので様子見
② EMA(指数平滑移動平均線)
- 併用方法
Bears Power自体がEMAを基準に計算されるため、EMAの傾きと価格位置を同時に確認するとトレンドの信頼性が高まります。例えば、価格がEMAより上にあり、Bears Powerがゼロに近づいていれば押し目買いの好機です - ポイント
EMAの期間は13、21、34あたりがよく使われます
③ MACD
- 併用方法
Bears Powerで売り圧力の強さを見て、MACDでモメンタム(勢い)の変化を補います。例えば、Bears Powerが縮小し、MACDがゴールデンクロス(買いサイン)を出したら、売り圧力が弱まり買いの勢いが出ていると判断できます - ポイント
トレンド転換の初動を狙うときに有効
④ RSI(相対力指数)
- 併用方法
Bears Powerが大きくマイナスで、さらにRSIが30以下(売られすぎ)なら、下落圧力はあるが行き過ぎている可能性が高い=反転の兆しと判断できます。逆にBears Powerが縮小し、RSIが50以上に戻ると本格反転のサイン - ポイント
行き過ぎの過熱感を補完する役割で非常に相性が良い
🎯 まとめ
Bears Powerは、売り勢力の強さをシンプルに可視化できる便利なインジケーターです。
ただし、単体では情報が片寄るため、Bulls Powerや移動平均線と組み合わせて使うのが前提です。
トレンド転換のヒントを得るツールとして活用するのがおすすめです。