安全性が高いとの声を見かける海外FX「AXIORY(アキシオリー)」には、信託保全(しんたくほぜん)という顧客資産の補償制度があります。
そこで、AXIORYの信託保全とはどんなものなのか、その内容や仕組み、具体的に保証される範囲を徹底解説!
また、AXIORY以外に信託保全を取り入れている海外FX業者も紹介します。
AXIORYの信託保全とはどんなもの?
信託保全の仕組みとは?
信託保全(しんたくほぜん)とは、あなたがAXIORY口座に預け入れたトレード資金を信託銀行で管理する仕組みです。
信託銀行とは信託業務を行うための認可を受けている銀行のことで、預かった預金を運用することができます。
日本では三井住友、三菱UFJ、SMBCが業界トップ3の規模です。
そして、別の海外FX業者では1億円までなど補償の上限を設けているところもありますが、AXIORYの信託保全は全額補償されるため、安心して大金を預けられます。
仮に10億円預けていてAXIORYが破産したら、10億円満額補償されます。
AXIORYの安全性が高いと言われる要因の1つがこれですね。
ほかの海外FXは信託保全に対応していないところがほとんどです。
相対的にAXIORYがより安全に感じられるでしょう。
「海外FX業者」というだけで不安を感じる方も多いと思いますが、安全性で選ぶ方にはAXIORYがおすすめです。
他の海外FXはなぜ信託保全に対応しないの?
海外FX業者は100社以上あります。
そして、そのほとんどは信託保全に対応していません。
対応するだけでユーザーに選ばれやすくなるのは目に見えているんですが、なぜ導入しないのでしょうか。
それは、ハイレベルな補償を提供するにはコストがかかるからです。
トラブルがあっても顧客資産を補償する=保険に加入することになり、対応機関への支払いが必要です。
具体的な金額は不明ですが、AXIORYのように全額補償にしていると保険料が高額になるのは間違いないでしょう。
ちなみに、FX業者のように金融事業をするためには国・政府発行のライセンスが必要です。
AXIORYはベリーズという国で取得しているのですが、ライセンスでは信託保全対応は必須条件ではありません。
(日本のライセンスは必須となっています)
完全にAXIORY側の独自サービスと言えます。
これもこの業者の安全性が高い要因ですね。
AXIORYの信託保全の仕組み
信託保全はAXIORY側が対応するものではありません。
補償するのは顧客資産を預かっている金融機関です。
そこで、補償金額は専門機関(PwC)によって監視されていて、AXIORYが破産したら補償が実行されます。
AXIORYが提携している金融機関
AXIORYでは、顧客資産は「ドーハ銀行」というところに預けられています。
公式サイトのよくある質問ページにもはっきり明記されています。
口座に入金されたら、その金額をドーハ銀行の信託口座に移すと書かれていますね。
そして、もしAXIORYが破産したら、ドーハ銀行があなたやそのほかのトレーダーたちのトレード資金を補償してくれます。
ドーハ銀行は、中東のカタールという国にある大手銀行です。
信託保全はあっても提携銀行を非公開にしている海外FX業者も多い中で、きちんと公開している誠実さもAXIORYの安全性が高いと言える要因です。
AXIORYは分別管理にも対応
分別管理とは、会社の資産と顧客から預かったトレード資金の口座を完全に分けることです。
AXIORYの会社資産がある銀行は不明ですが、顧客資産が預けられているドーハ銀行でないことは間違いないでしょう。
そして、これにより会社が破産しても、顧客資産を勝手に借入金返済や顧客への出金対応などに使うことができなくなります。
あなたが預け入れているトレード資金の安全性がより高くなる仕組みです。
信託保全のメリット・デメリット
- 安全性・信頼性が高くなる
- 余計な不安がなくなる
安全性・信頼性が高くなる
自分の大切なお金を預けてトレードすることになるため、預け先に不安要素があっては困ります。
AXIORYのように、全額補償される信託保全があると安全性と信頼性が高くなります。
それにより、ユーザーからの評価が高くなって顧客が増えれば、会社利益も増加してより安定運営できる可能性が高くなるでしょう。
このようにプラスのスパイラルに入れば、信託保全が適用される事態になる可能性も低くなり、より安全になっていくでしょう。
余計な不安がなくなる
預けた資金がなくなってしまう心配がない、という安心感はトレードにプラスです。
FXトレーダーにとって、メンタルの安定は大事な要素です。
メンタルが不安定では、平常時は勝てているトレーダーでも勝てなくなるでしょう。
トレード手法も大事ですが、稼げるか稼げないかの最大の要因はメンタルにあると言えます。
そして、メンタルを安定させるためには、不安要素をできるだけ減らすことが大事です。
使っているFX業者が完全補償の信託保全に入っていれば、破産したり事業継続が難しい状態になってもあなたの資産が失われることはありません。
このこと自体が、メンタルを乱す不安要素を減らすことに繋がります。
したがって、トレードで勝ちやすくなると言えるでしょう。
- 会社側が嘘をついている可能性もある
- 信託銀行が破産しないとも限らない
会社側が嘘をついている可能性もある
AXIORYに限っては問題ないと思いますが、人間が関わることに100%はありません。
信託保全ありと公式サイトでアピールしていても、実際は対応していない可能性もあります。
とくに信託保全を補償してくれる銀行名を明かしていない海外FX業者は、その可能性が高くなります。
そういった業者は、なぜ明かせないのか問い合わせてもそれっぽい理由を述べて濁されることが多いです。
その点、AXIORYはドーハ銀行と明言しているため安全性・信頼性が違います。
信託銀行が破産しないとも限らない
こればかりはどうにもなりませんが、信託保全で保証してくれる信託銀行が破綻してしまう可能性もゼロではありません。
顧客資産をただ預かるだけではなく運用している以上、そういう可能性もあります。
AXIORYの場合は、利用しているドーハ銀行が経営破綻したら補償どころではないでしょう。
ただし、カタールでも大手のドーハ銀行が簡単に破綻する可能性は低いと言えます。
また、カタールは石油、天然ガスにより収支が安定している国です。
余程のことが起こらない限り、ドーハ銀行が破綻する事態にはならないでしょう。
なお、ドーハ銀行破綻が不安な方は、そもそもAXIORYでトレードしないほうことをおすすめします。
ここまで不安を感じてしまう場合は、FXトレードより別の収入源を探すほうが精神衛生的にもよいでしょう。
AXIORYの信託保全適用時の注意点
AXIORYさえ使っていれば、絶対に信託保全が適用されるわけではありません。
アカウントがアクティブでなければ適用されません。
また、AXIORYでは利用規約を破れば口座凍結=アカウント凍結になることも。
もしそんな状態で会社が破綻したら、信託保全による補償の対象外になってしまいます。
そこで、AXIORYの禁止行為を紹介します。
AXIORYの利用規約違反でよくある事例
- マネーロンダリング
- ボーナスに関する不正行為
- サーバーに負荷がかかる行為
マネーロンダリング
マネーロンダリング(資金洗浄)の疑いがある利用方法はNGです。
犯罪行為で得たお金をAXIORY口座へ入金し、その後出金すればも出自がハッキリする=資金洗浄できます。
バレないと思う方もいると思いますが、マネーロンダリングする場合はトレードで稼ごうとはしません。
出金さえできればそれで資金洗浄が終わるからです。
そこで、大金を入金しているのにトレード実績がほとんどない状態での出金申請は疑われます。
なお、数か月などある程度時間経過していれば、トレード実績が少なくても問題なく出金できるでしょう。
ボーナスに関する不正行為
AXIORYは少ないながらボーナスキャンペーンを開催していることもあります。
そのボーナスを不正に何度ももらおうとしたり、悪質な使い方をするのはNGです。
たとえば、他人名義を勝手に使って登録する行為などが該当します。
サーバーに負荷がかかる行為
トレーダーの注文はAXIORYのサーバー上で処理されます。
そんなサーバーに不正行為で負荷をかけられると、注文処理がスムーズにできなくなります。
そうなると、約定力が低くなりサービスの質が低下してしまいます。
さらに、サポートセンターへの問い合わせも増え、負担が増えることでしょう。
会社経営に大きな影響を与えるため、厳しく対処されます。
なお、別業者ですが、編集部でEA(FX自動売買ツール)を使っていたところ「サーバー負荷が大きいから対処してください」とメッセージをもらったことがあります。
このように、健全に利用していて極端に負荷が大きくなければ、突然アカウント凍結になることはまずないでしょう。
ですが、対処せず放置すれば凍結させられることになるでしょう。
- 違う口座での両建てトレード
- 複数アカウントの開設
- アービトラージ
AXIORYは、他の海外FX業者でNGとされているこれらの行為は禁止されていません。
だからといって推奨はしませんが、規約が緩いおかげでうっかりミスによって凍結させられる心配がなくなる分、安心してトレードできます。
余計な不安がなくなる点はメリットです。
【アービトラージとは?】
複数業者の価格差を利用して稼ぐ手法を言います。
信託保全のあるAXIORYを選ぶメリット・デメリット
AXIORYを選ぶメリット
- 安全性の高い環境で資金管理してもらえる
- 取引手数料が安い
- レバレッジ制限が緩い
安全性の高い環境で資金管理してもらえる
AXIORYは信頼性と安全性が高い海外FX業者です。
公式サイト上には役員全員の顔写真まで掲載していますし、信託保全の保証をしてくれる提携銀行もハッキリ公開しています。
この部分を隠す業者もいるため、他社と比べても信頼性の高さは段違いです。
取引手数料が安い
AXIORYはスプレッドが狭く、取引コストを抑えられます。
レバレッジ制限が緩い
AXIORYは残高によるレバレッジ制限が緩めです。
残高1000万円まで400倍レバレッジでトレードできます。
また、1000万円以上になっても300倍、2000万円以上でも200倍でハイレバのままでトレード可能です。
AXIORYを選ぶデメリット
最大レバレッジは他社より低い※(最大2000倍に改善されました)- ボーナスキャンペーンがあまりない
- 初心者用の口座タイプはない
最大レバレッジは他社より低い※(最大2000倍に改善されました)
最大レバレッジ400倍はほかの海外FX業者に比べると低いです。
(最大2000倍に改善されました)
少ない資金で稼ぎたい方には不利な環境と言えるでしょう。
ボーナスキャンペーンがあまりない
口座開設ボーナスや入金ボーナスはありません。
初期のトレード資金をあまり準備できない方には不利と言えるでしょう。
初心者用の口座タイプはない
AXIORY口座では、1ロットの注文が10万通貨単位となっています。
(USDJPYの注文なら10万ドル)
他社では1000通貨単位で低めに設定されている初心者向け口座もありますが、ここにはありません。
AXIORY以外で信託保全や保険対応がある海外FX業者
- XM(エックスエムトレーディング)
- HFM(ホットフォレックスマーケット)
- Tradeview(トレードビュー)
XM(エックスエムトレーディング)
XMの信託保全
XMは信託保全には対応していません。
ですが、アメリカAIGグループの保険に加入しています。
この保険による補償額は最大100万ドルまでとなっているため、日本円では1億円以上まで補償されます。
AXIORYの無制限に比べると劣りますが、1億円以上を口座に預け入れている方はほとんどいないでしょう。
多くのトレーダーにとって、とくに気にする必要がない上限額と言えます。
なお、顧客資産を預け入れている銀行名は公開されていません。
この点は惜しいポイントですね。
XMの特徴
- 海外FXで日本一のユーザー数
- ボーナスが充実
- 最大レバレッジ1000倍
- トレードスタイルごとに用意された口座タイプ
- XM専用アプリあり
XMは、海外FX業者において日本国内での口座開設数日本一です。
海外FXについて検索すれば、ブログやサイトで必ず紹介されている業者ですね。
編集部ライターもXMでトレードしていますが、ボーナスも活用しつつ快適に使えています。
最大レバレッジはAXIORYより高い1000倍に対応し、初心者向けのボーナスキャンペーンが充実しています。
独自のポイント制度「ロイヤリティプログラム」では、トレードしているだけでポイントがたまっていき、現金やボーナスクレジットに交換可能です。
信頼性の面では実績は十分。
日本での運営歴は10年を超え、XMグループ全体では取得が難しいイギリスの金融ライセンスも取得済み。
とくに、これからFXを始める初心者トレーダーにおすすめの海外FX業者です。
\今ならここから登録で13000円ボーナスあり/
\元金不要で始められます/
【入力4分】XM公式
口座開設はこちら(無料)
【おすすめ選択肢】
ブランド名:FSA
口座タイプ:スタンダード
取引ツール:MT5
HFM(ホットフォレックスマーケット)
HFMの信託保全
HFMは信託保全ではありません。
ですが、実質的に信託保全と同じ仕組みである民事賠償保険制度に加入しています。
この制度では500万ユーロまで補償されるため、日本円では5億円以上。
全額補償ではありませんが、5億円以上補償されるなら足りない方はほぼいないでしょう。
また、補償対象は詐欺や過失、エラーなども含まれます。
この点においては、口座の現金残高だけが対象になっているAXIORYの信託保全より優れています。
なお、提携している銀行名は非公開です。
HFMの特徴
- 最大レバレッジ2000倍
- ボーナスあり
- レバレッジ制限が緩め
- 法人口座対応
HFMは最大レバレッジの高さとボーナス額の多さ、レバレッジ制限の緩さが魅力の海外FX業者です。
海外FXは最大レバレッジが高い点が強みですが、口座残高が増えると制限されるところがほとんどです。
HFMなら残高5万ドルまで最大1000倍で、残高3000万円相当額までは最大500倍という高いレバレッジのままでトレードできます。
ハイレバ環境で高ロットトレードするには最適な業者と言えるでしょう。
Tradeview(トレードビュー)
Tradeviewの信託保全
TradeviewもAXIORYのように信託保全の補償をしてくれる金融機関名を公開しています。
Tradeviewの信託保全先は「サンタンデール銀行」です。
サンタンデール銀行はスペイン最大手の銀行で、資本力もあるため安全性は高いでしょう。
ただし、補償額は35000ドルまでと少々心許ない金額です。
日本円換算では400~500万円程度ですので、それ以上の金額を預け入れる方はAXIORYやXM、HFMをおすすめします。
Tradeviewの特徴
- 取得が難しいケイマン諸島のライセンスを取得
- スプレッドが狭い
- 禁止行為が少ない
Tradeviewは非常に信頼性の高いケイマン諸島のライセンスを取得している唯一の海外FX業者です。
それだけでも信頼性は高め。
また、取引ごとの手数料であるスプレッドも狭くコストを抑えたトレードが可能です。
ほかにも、AXIORYと同じように利用規約の禁止行為が比較的緩い点もメリット。
トレード資金が少なめのトレーダーにおすすめです。
AXIORYの信託保全に関するQ&A
- AXIORYの信託保全は本当に信頼できる?
- 信託保全がトレードに与える影響は?
- AXIORYの信託保全情報はどこで確認できる?
- いくらまで補償される?
- 保有ポジションの含み益も補償される?
- プラスのスワップポイントも補償される?
AXIORYの信託保全は本当に信頼できる?
信頼できるでしょう。
AXIORYの運営姿勢を見る限り、他社より信頼性は高いと編集部では判断しています。信託保全ありを謳っている業者でも、補償してくれる金融機関名を公開していないところも多いです。それでは嘘をついている可能性もあるでしょう。また、ここは会社役員全員の顔写真もホームページ上で公開しています。自分たちのサービスに自信を持っているからこそ公開できると言えるでしょう。もう1つ、ここは最大レバレッジが400倍で、海外FX業者の中でも低めです。ユーザーからすればデメリットですが、会社側にとってリスクが高く無茶なサービスを提供していないのは、経営を安定させるためとも言えます。その点でも信頼できる業者と言えるでしょう。
信託保全がトレードに与える影響は?
直接的には関係ありません。
トレーダーの不安を減らすことによるメンタルの安定には効果が期待できます。余計な不安要素はないほうがいいですし、信頼できる信託保全はプラスになると言えるでしょう。
AXIORYの信託保全情報はどこで確認できる?
公式サイトの
よくある質問ページに掲載されています。
日本語対応ページではよくある質問ページで提携銀行などに載っています。
こちら⇒公式のよくある質問ページ
いくらまで補償される?
全額補償されます。
1億円までなど上限が設定されている海外FX業者もありますが、AXIORYなら全額が対応ですので100億円でも補償対象です。
保有ポジションの含み益も補償される?
補償されません。
AXIORY口座の現金残高分のみが対象です。保有中のポジションの含み益は、信託銀行口座に入っているわけではないため対象外です。
プラスのスワップポイントも補償される?
補償されません。
AXIORY口座の現金残高分のみが対象です。保有ポジションのプラススワップ分は信託銀行口座に反映されていないお金のため対象外です。ポジションの清算して現金残高に反映されれば補償対象になります。
まとめ
AXIORYの信託保全について紹介しました。
数ある海外FX業者の中でも、信託保全がありユーザーのお金が全額補償されるところは少ないです。
安心感を最優先で選ぶなら、AXIORYは最有力候補と言えるでしょう。
とくに大口トレーダーにとっては、より安全にトレードできる業者です。
安全性を第一に業者を選ぶならAXIORYがおすすめです。