HFMの安全性は?金融ライセンスと金融庁の警告を解説

HFM安全性 アイキャッチ画像

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・HFMは安全に使える?
・金融ライセンスは取得している?
・日本の金融庁に未登録でも利用できる?

編集部

HFMには長い運営実績がありますが、日本向け法人はFX金融ライセンスを取得していません。信託保全もないため、少額入金と出金確認から始めるのがおすすめです。

【3秒でわかる】
HFMの安全性
  • 【結論】運営実績は長いが日本のライセンス未取得
  • 【初心者】必要以上の資金を置かず少額入金と出金確認から始める
  • 【メリット】グループ内にはFCA・CySECなどの認可を受けた法人あり
  • 【注意点】日本の金融庁に未登録で法律保護なし、信託保全なし
この記事を読むとわかること
  • 日本向けHFMの運営会社と登録状況
  • HFMグループが取得している金融ライセンス
  • 日本の金融庁による警告と利用時の注意点
  • 分別管理・保険・出金拒否に関する考え方

HFM(エイチエフマーケット)は、以前「HotForex」の名称でサービスを提供していた海外FX業者です。長い運営実績や世界各地のグループ法人は安全性を判断する材料になるでしょう。

ただし、日本の利用者と契約する法人の規制状況は別に確認する必要があります。

日本エリア担当の運営会社HF Markets (SV) Ltdはセントビンセント・グレナディーンで法人登録していますが、日本の金融庁にも登録されていないため、国内FX業者と同じ保護制度は受けられません。

そこでここでは、HFMの運営会社、グループの金融ライセンス、顧客資金の管理、日本の金融庁による警告、出金に関する評判から安全性を確認します。

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目次

HFM=旧HotForexで名称変更しています

HFMは、以前「HotForex(ホットフォレックス)」の名称でサービスを提供していました。

現在はFX通貨ペアだけでなく、貴金属、エネルギー、株価指数、株式、暗号資産など複数の商品を扱っており、2022年にブランド名をHFMへ変更しています。

なお、ブランド名の変更だけを理由に危険とは判断できません。重要なのは、現在の運営法人や規制状況、資金管理を確認することです。

では安全性について詳しく解説していきます。

HFMの安全性は大丈夫?

HFM安全性 大丈夫?

HFMの安全性を見るときに重要な、次のポイントについて解説します。

安全性をみるポイント
  1. HFMの運営会社とライセンス取得状況
  2. HFMの資金力
  3. 日本での事業展開状況
  4. 顧客資産の管理方法と補償制度
  5. 過去に不正行為はないか

各項目について見ていきましょう。

【安全性のポイント1】HFMの運営会社とライセンス取得状況

HFM安全性 運営会社
スクロールできます
運営会社HF Markets (SV) Ltd
登録状況セントビンセント・グレナディーンの国際事業会社として登録
FX金融ライセンスなし
日本の金融庁登録なし(無登録業者として警告あり)
住所Suite 305, Griffith Corporate Centre, P.O.Box 1510, Beachmont Kingstown, St. Vincent and the Grenadines
法人登録番号22747 IBC 2015

セントビンセント・グレナディーンでは法人登録のみ

日本向けサービスの契約先である「HF Markets (SV) Ltd」は、セントビンセント・グレナディーンの国際事業会社として登録されています。

「SV」はセントビンセント・グレナディーン(Saint Vincent and the Grenadines)の略です。

よって、セントビンセント・グレナディーン諸島にあるHFMの会社が「HF Markets (SV) Ltd」となります。

多くの方はセントビンセント・グレナディーンがどこにある国がわからないのではないでしょうか。

この国はアメリカ南部のカリブ海上に浮かぶ島国です。

HFM安全性 セントビンセント・グレナディーンのマップ

南米にあるベネズエラの北に位置します。

ただし、法人登録番号「22747 IBC 2015」は会社の登録番号であり、FX業者として審査・監督を受けていることを示す金融ライセンス番号ではありません。

日本向け法人そのものは、FCAやCySECのような金融監督機関によるFXライセンスを取得していない点を理解しておきましょう。

したがって、HF Markets (SV) Ltdについて「金融ライセンスの審査を通過しているから安全」とは判断できません。

編集部

ここは特に間違えやすい部分です。法人登録と金融ライセンスは別なので、グループ全体の実績だけでなく、実際の契約法人と資金保護を確認しましょう。

グループ展開している

HFMは日本エリアを担当している「HF Markets (SV) Ltd」のほかにいくつかのグループ会社があります。

HFMのグループ会社
  • HF Markets (SV) Ltd:セントビンセント・グレナディーンで法人登録
  • HF Markets (DIFC) Ltd:ドバイ金融サービス機構(DFSA)
  • HF Markets (UK) Ltd:英国金融行動監視機構(FCA)
  • HF Markets (Europe) Ltd:キプロス証券取引委員会(CySEC)
  • HF Markets Ltd:モーリシャス金融サービス委員会(FSC)
  • HF Markets SA (PTY) Ltd:南アフリカ金融行動監視機構(FSCA)
  • HF Markets (Seychelles) Ltd:セーシェル金融サービス庁(FSA)
  • HFM Investments Limited:ケニア資本市場庁(CMA)

HFMグループは複数の国・地域に法人を置き、それぞれの対象地域でサービスを展開しています。

複数の金融当局から認可を受けたグループ法人があることは、グループ全体の運営体制を判断する材料になります。

ただし、FCAやCySECなどの保護制度が、日本向けのHF Markets (SV) Ltdとの契約へそのまま適用されるわけではありません。

グループ会社は複数の金融ライセンスを取得している

HFMグループには、イギリスやキプロス、ドバイなどで金融ライセンスを取得した法人があります。

たとえばHF Markets (UK) LtdはFCA、HF Markets (Europe) LtdはCySECの認可を受けています。

グループとして一定の運営基盤があると評価できますが、日本の利用者は原則としてHF Markets (SV) Ltdの契約条件に従います。

【安全性のポイント2】HFMの資金力

HFM安全性 資金力

資本金は非公開

HFMでは資本金が非公開となっています。

この点は信頼性を見る上でマイナス要素ですね。

非公開である以上、日本向け法人の資本金を具体的に評価することはできません。

グループの展開地域や運営年数は参考になりますが、資本金や財務諸表の代わりにはならない点に注意が必要です。

スポンサー契約あり

HFMは数々のスポーツチームのスポンサーになった実績もあります。

過去のスポンサー事例
  • 2020~2023年 パリ・サンジェルマンF.C.(フランスのサッカーチーム)
  • 2019年 Santos e-Sports
  • 2019年 ラグビー選手のテンダイ・ムタワリラ氏と契約
  • 2019年 ポルシェ・モービル1・スーパーカップのティオ・エリナス選手と契約
    など

フランスサッカーの強豪クラブ「パリ・サンジェルマンFC」などとのスポンサー実績は、一定の事業規模を示す材料の1つです。

ただし、スポンサー契約だけで支払能力や顧客資金の安全性まで保証されるわけではありません。

中には「お金さえ出せばどんな企業でも簡単にスポンサー契約できるのでは?」と思う人がいるかもしれません。

スポンサー契約先による審査が行われる場合はありますが、その内容や範囲は公開されていません。

そのため、スポンサー実績は運営状況を確認する補助材料として捉えましょう。

金融ライセンスや資金保護と同じ安全性の根拠として扱うのは適切ではありません。

【安全性のポイント3】日本での事業展開状況

HFM安全性 日本での事業展開

「安全性のポイント1」で紹介したように、HFMは日本の金融庁でライセンスを取得していません。

そのため、金融庁ホームページでは未登録業者として掲載されています。

金融庁が認めていないのであれば、安全性に問題があると受け取ってしまう方も多いでしょう。

金融庁は、海外所在業者であっても日本の居住者へ金融商品取引を勧誘する場合、日本で金融商品取引業の登録が必要だと注意喚起しています。

日本の金融庁に未登録である主な注意点
  • 日本の金融商品取引法に基づく監督を受けていない
  • 国内FX業者に義務付けられた信託保全が適用されない
  • トラブル時に日本の公的な紛争解決制度を利用しにくい

HF Markets (SV) Ltdは、金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者」の一覧に掲載されています。

海外法人だから日本の法律が適用されない、または運営側に違法性が一切ないとは言い切れません。

一方、個人がHFMで取引したことだけを理由に直ちに処罰されるという意味ではありません。ただし、金融庁は無登録の海外業者との取引で出金トラブルなどが起きているとして、利用しないよう注意喚起しています。

編集部

実際に利用するなら、金融庁未登録という事実は軽視できません。私は必要額だけを入金し、最初に少額出金まで確認してから取引量を増やします。

【安全性のポイント4】顧客資産の管理方法と補償制度

HFMは分別管理

FX業者のような投資会社は、顧客から預かった資産をどのように管理しているのか?も安全性を見る上で重要なポイントです。

HFMでは、会社資産と顧客資産を別々の銀行口座で管理する分別管理を取り入れています。

2026年3月版の口座開設契約書では、顧客資金をまとめて保管する顧客口座と、会社自身の資金を保管する口座を分けると定めています。

信託保全ではないが保険に加入している

HFMの顧客資産の管理方法は、全額補償される信託保全(しんたくほぜん)方式ではありません。

分別管理は会社資金と顧客資金を分ける仕組みですが、万が一の破綻時に残高全額の返還を保証する信託保全とは異なります。

これの有無で業者を選ぶユーザーもいるため、信託保全がない点は大きなマイナスです。

HFMは、過失・誤り・詐欺などに関する上限500万ユーロの民事賠償責任保険を案内しています。

ただし、これは保険契約全体の補償限度額であり、顧客1人につき500万ユーロの口座残高が返還される預金保険ではありません。

そのため、「実質的な全額補償」や「信託保全と同等」と判断するのは避けましょう。

顧客資金の分別管理は確認できますが、日本向け法人に信託保全や顧客残高を対象とする補償制度は確認できません。

HFMへ必要以上の資金を置かず、利益は定期的に出金する運用が無難です。

編集部

保険の上限額だけを見ると安心に感じますが、口座残高の補償とは別です。私は海外FX口座を保管場所にせず、取引に必要な資金だけを入れています。

【安全性のポイント5】過去に不正行為はないか

ここまでは、HFMの運営体制と資金管理を確認してきました。

ただし、実際に利用したユーザーが不満を感じているようでは安全とは言えません。

ネット上には出金拒否を訴える投稿がありますが、公開情報だけではHFM側と利用者側のどちらに原因があるか判断できません。

規約違反が原因の場合も考えられますが、すべての事例を規約違反と断定することもできません。

編集部でも何度か出金していますが、拒否されたことはありません。

入金方法と出金方法の優先順位、本人名義、必要書類、ボーナス規約を守ることが重要です。

以上から、HFMには長い運営実績やグループのライセンス、分別管理といった判断材料がある一方、日本向け法人の規制と資金補償には弱点があります。

それでも不安を感じる方もいると思います。

そこで、実際に利用されているトレーダーのネガティブな声をいくつかピックアップして紹介します。

HFMの否定的な評判からみる安全性

HFM安全性 否定的な評判

不当な出金拒否に関する声

HFMの入金無しボナ口座は出金ならず🤣
不当にご利用って、素人がただ売買してたまたま利益でただけだよww pic.twitter.com/uSu3L8mK9t

— riri (@ririfx123) May 25, 2023

ボナ口座とは、ボーナスが適用される「トップアップボーナス」口座のこと。

この口座を利用してトレードし、稼いだ利益を出金申請したところ拒否されたようです。

トップアップボーナス口座は、ボーナスを悪用するトレーダーも多いため、出金申請時にはほかの口座タイプ利用時より厳しくチェックされている印象です。

なお、この方の場合は具体的な取引内容がわからないため、正確な出金拒否理由はわかりません。

編集部では判断しようもありませんが、HFM側は問題ありと判断したためこのような結果になっています。

規約で禁止されている取引には以下のようなものがあります。

禁止されている取引
  • アービトラージ(裁定取引)
  • ボーナスやキャッシュバックの不正利用
  • 価格遅延などを利用した取引
  • 詐欺・操作・その他の不正行為

HFMの口座開設契約では、アービトラージ、悪用、詐欺、操作、キャッシュバック・アービトラージなどが疑われる場合、口座停止やボーナス・取引・損益の取消対象になると定めています。

通常のEA利用や短期売買そのものが一律に禁止されているわけではありません。ただし、価格遅延やボーナスの仕組みだけを狙った取引は、不正利用と判断される可能性があります。

出金を拒否された場合は理由と該当規約を確認し、取引履歴・入出金履歴・サポートとのやり取りを保存して異議を申し立てましょう。

サポートの回答に納得できない場合は、HFMの苦情処理手順に沿って正式な苦情を提出します。

禁止事項や口座停止につながる取引の考え方は、以下の記事も参考にしてください。

某海外FXのパクリとの声

HFMと似たようなホームページデザインの海外FX業者に「XMトレーディング」があります。

HFMのほうが後発のため、デザインが似通いすぎている点は編集部でも気になっていました。
(後発のBigBossも似たようなデザインです)

ただし、デザインが似通っている程度であればとくに問題ないでしょう。

とくにホームページデザインは、同じテンプレートを使うことでほぼ同じデザインになります。

海外FX業者が利用するテンプレートが同じ可能性は低いと思いますが、色合いを似せることはとくに問題ないでしょう。

ほか、一時期は似たようなプロモーション展開をしていたこともあります。

デザインやキャンペーンが似ているという印象だけでは、模倣や不正の有無を判断できません。

安全性は見た目ではなく、契約法人、規制状況、顧客資金の管理方法、出金条件で判断しましょう。

また、どの海外FX業者も比較的似たようなプロモーションになっています。

よって、デザインやプロモーションが似ているからと言って違法性があるわけではないでしょう。

仮にパクリだとしても、安全性にはなんら影響はないでしょう。

約定力が低いとの声

hfm約定力やばいな😢サーバー止まって決済遅れるし使いづらいかも

— riri♡ 【不動産×投資×1歳児ママ】 (@riripon_invest) August 29, 2023

約定力は、注文の成立速度だけでなく、約定率やスリッページなども含めて判断されます。

HFMは約定力が低いとの声も出ています。

約定速度やスリッページの影響は、取引回数が多いスキャルピングほど感じやすくなります。

個人的にスキャルピングトレードをしないため実体験から言えることはありませんが、約定力が低いと感じたことはありません。

ただし、この件に関する声が出ていることは事実です。

安全性とは関係ない部分ですが、スキャルピングトレードをされる方はご注意ください。

ここまでHFMの安全性について見てきました。

結論として、HFMを詐欺業者と断定できる根拠はありませんが、国内FX業者と同等の安全性が保証されているわけでもありません。

利用する場合は少額から始め、本人確認後に入出金を試し、口座へ必要以上の資金を置かないようにしましょう。

HFMの安全性に関するよくある質問

HFMは詐欺業者ではない?

HFMを詐欺業者と断定できる公的な根拠は確認できません。

ただし、日本向けのHF Markets (SV) LtdはFX金融ライセンスを取得しておらず、日本の金融庁からも無登録業者として警告を受けています。

不当に出金拒否されることはない?

不当な出金拒否が絶対にないとは断言できません。

出金できない場合は本人確認、出金方法、証拠金維持率、ボーナス規約、禁止取引への該当状況を確認し、理由と該当規約の提示を求めましょう。

個人情報を悪用されない?

個人情報が絶対に悪用されないとは断言できません。

HFMはプライバシーポリシーを公開していますが、本人確認書類やカード情報を提出する以上、公式サイトを利用し、パスワードと二段階認証を適切に管理しましょう。

日本で利用しても問題ない?

個人がHFMで取引したことだけを理由に直ちに処罰されるという意味ではありません。

ただし、HF Markets (SV) Ltdは日本の金融庁に未登録で警告を受けており、金融庁は無登録の海外業者を利用しないよう注意喚起しています。

ユーザーのお金はどうやって管理している?

会社の資産とは別に銀行口座で管理されています(分別管理)。

上限500万ユーロの民事賠償責任保険も案内されていますが、顧客1人につき500万ユーロの口座残高を補償する制度ではありません。信託保全や預金補償とは区別して考えましょう。

まとめ

海外FX「HFM」の安全性について紹介しました。

HFMには長い運営実績、複数地域で認可を受けたグループ法人、顧客資金の分別管理といった判断材料があります。

ただし、日本向けのHF Markets (SV) LtdはFX金融ライセンスと日本の金融庁登録がなく、信託保全も確認できません。利用する場合はこの違いを理解し、少額入金・少額出金から確認することをおすすめします。

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