
・海外FXでスプレッドが狭い業者はどこ?
・取引手数料まで含めると本当に安い口座は?
・ドル円・ゴールド・ビットコインの実測値を比較したい



実測した9社10口座では、FX通貨ペアの総コストはThreeTraderのRawゼロ口座とHFMのKATANA口座が低水準でした。表示スプレッドだけならExnessのロースプレッド口座が最狭ですが、手数料制口座は往復手数料も含めて比較する必要があります。
海外FXスプレッド比較
- 【総合コスト】主要4通貨ではThreeTrader Rawゼロが安定して低コスト
- 【手数料無料】HFM KATANAは外付け手数料なしでドル円・ユーロドルが低水準
- 【表示スプレッド】Exnessロースプレッドはドル円・ユーロドルが中央値0.0pips
- 【計測期間】全10口座を2026年10月19日~30日の10営業日で統一
海外FX業者が公式サイトに掲載する「0.0pipsから」という最小値だけでは、普段の取引コストはわかりません。変動スプレッドは時間帯や相場状況で変わり、低スプレッド口座では外付けの取引手数料も発生します。
そこで海外FXデスクでは、スキャルピング向けの9社10口座のBid・Askを10秒ごとに自動記録しました。ドル円などのFX通貨ペアは往復手数料を加え、ゴールド・ビットコイン・株価指数は実際に表示された価格差を比較します。
従来の比較対象だったIS6FXは外し、Vantage TradingのECN口座を追加しました。
- 海外FX9社10口座の実測スプレッド
- 取引手数料込みの総コスト
- ドル円・主要通貨ペアの比較結果
- ゴールド・BTCUSDの表示価格差
- スキャルピング向け口座の選び方
- 10営業日の実測データを見るときの注意点
【2026年10月実測】海外FX9社10口座のスプレッド比較
全10口座のデータがそろう2026年10月19日~30日の平日9:00~24:00(日本時間)を共通比較期間にしました。10営業日・各銘柄約5万件の有効データを使い、東京時間からニューヨーク時間序盤までを比較しています。
| 海外FX業者 | 計測口座 | FX往復手数料 1ロット | 有効データ数 1銘柄の目安 |
|---|---|---|---|
| XMトレーディング | KIWAMI極 | 無料 | 約5.2~5.4万件 |
| XMトレーディング | Zero | 10ドル | 約5.2~5.4万件 |
| Exness | ロースプレッド | 最大7ドル | 約5.1~5.4万件 |
| ThreeTrader | Rawゼロ | 4ドル | 約5.1~5.3万件 |
| TitanFX | Zeroブレード | 7ドル | 約5.3~5.4万件 |
| HFM | KATANA | 無料 | 約5.2~5.4万件 |
| AXIORY | テラ(現ナノ) | 6ドル | 約5.2~5.4万件 |
| FXGT | ECN ZERO | 6ドル | 約5.3~5.4万件 |
| BigBoss | プロスプレッド | 9ドル | 約5.3~5.4万件 |
| Vantage Trading | ECN | 6ドル | 約5.2~5.3万件 |
取引手数料込みで比較するとThreeTraderとHFMが低コスト
次の表は、表示スプレッドの中央値に1ロット往復の取引手数料を加えた総コストです。金額は米ドル換算で、円絡みの通貨ペアは計測時のドル円レートを使っています。
| 口座 | USDJPY | EURUSD | GBPUSD | GBPJPY |
|---|---|---|---|---|
| ThreeTrader Rawゼロ | 4.00ドル | 4.00ドル | 5.00ドル | 5.90ドル |
| HFM KATANA | 3.17ドル | 5.00ドル | 7.00ドル | 8.24ドル |
| Exness ロースプレッド | 7.00ドル | 7.00ドル | 8.00ドル | 8.27ドル |
| FXGT ECN ZERO | 7.27ドル | 9.00ドル | 13.00ドル | 15.51ドル |
| XM KIWAMI極 | 8.24ドル | 11.00ドル | 13.00ドル | 19.01ドル |
| TitanFX Zeroブレード | 7.63ドル | 8.00ドル | 9.00ドル | 15.24ドル |
| AXIORY テラ(現ナノ) | 9.17ドル | 9.00ドル | 9.00ドル | 12.34ドル |
| XM Zero | 11.27ドル | 13.00ドル | 20.00ドル | 18.24ドル |
| BigBoss プロスプレッド | 11.53ドル | 13.00ドル | 16.00ドル | 15.97ドル |
| Vantage Trading ECN | 18.04ドル | 20.00ドル | 24.00ドル | 9.17ドル |
主要4通貨を総合すると、ThreeTrader Rawゼロが最も安定しています。表示スプレッドの中央値はUSDJPY・EURUSDが0.0pips、GBPUSDが0.1pips、GBPJPYが0.4pipsで、往復手数料も4ドルです。
HFM KATANAは外付け手数料がなく、USDJPYの総コストが3.17ドルで最安でした。EURUSDとGBPUSDも手数料無料口座として低水準です。
ドル円の実測スプレッドと取引手数料を比較
検索需要が多いドル円について、表示スプレッドの中央値と手数料を分けると次のとおりです。
| 口座 | 表示スプレッド 中央値 | 往復手数料 | 総コスト 1ロット |
|---|---|---|---|
| HFM KATANA | 0.5pips | 無料 | 3.17ドル |
| ThreeTrader Rawゼロ | 0.0pips | 4ドル | 4.00ドル |
| Exness ロースプレッド | 0.0pips | 最大7ドル | 7.00ドル |
| FXGT ECN ZERO | 0.2pips | 6ドル | 7.27ドル |
| TitanFX Zeroブレード | 0.1pips | 7ドル | 7.63ドル |
| XM KIWAMI極 | 1.3pips | 無料 | 8.24ドル |
| AXIORY テラ(現ナノ) | 0.5pips | 6ドル | 9.17ドル |
| XM Zero | 0.2pips | 10ドル | 11.27ドル |
| BigBoss プロスプレッド | 0.4pips | 9ドル | 11.53ドル |
| Vantage Trading ECN | 1.9pips | 6ドル | 18.04ドル |
「0.0pips」と表示されても取引コストがゼロになるわけではありません。Exnessは表示値が最狭でも最大7ドル、ThreeTraderは4ドルの往復手数料が加わります。
ゴールドのスプレッド比較
XAUUSDの表示価格差は、Exnessロースプレッドの0.08ドル、HFM KATANAの0.09ドル、ThreeTrader Rawゼロの0.11ドルが狭い結果でした。10営業日に延ばしても上位3口座の順位は変わっていません。
| 口座 | XAUUSD 中央値 | 上位90%が収まる値 |
|---|---|---|
| Exness ロースプレッド | 0.08ドル | 0.08ドル |
| HFM KATANA | 0.09ドル | 0.09ドル |
| ThreeTrader Rawゼロ | 0.11ドル | 0.12ドル |
| XM Zero | 0.14ドル | 0.16ドル |
| Vantage Trading ECN | 0.15ドル | 0.16ドル |
| FXGT ECN ZERO | 0.17ドル | 0.18ドル |
| TitanFX Zeroブレード | 0.19ドル | 0.25ドル |
| XM KIWAMI極 | 0.26ドル | 0.28ドル |
| AXIORY テラ(現ナノ) | 0.33ドル | 0.42ドル |
ビットコインのスプレッド比較
BTCUSDの表示価格差はExnessが0.95ドルで最も狭く、2位のHFMは8.495ドルでした。両口座とも10営業日の中央値は前回の短期集計と同じです。
| 口座 | BTCUSD 中央値 | 上位90%が収まる値 |
|---|---|---|
| Exness ロースプレッド | 0.95ドル | 0.95ドル |
| HFM KATANA | 8.495ドル | 9.99ドル |
| XM KIWAMI極 | 15.00ドル | 15.00ドル |
| TitanFX Zeroブレード | 16.18ドル | 23.68ドル |
| ThreeTrader Rawゼロ | 19.00ドル | 19.00ドル |
| FXGT ECN ZERO | 21.01ドル | 26.46ドル |
| Vantage Trading ECN | 25.03ドル | 25.10ドル |
日経225・米国株価指数の表示スプレッド比較
| 口座 | JP225 | US500 | NAS100 | US30 |
|---|---|---|---|---|
| Exness ロースプレッド | 0.00 | 0.03 | 0.06 | 0.10 |
| ThreeTrader Rawゼロ | 11.00 | 0.40 | 1.00 | 2.00 |
| HFM KATANA | 9.00 | 0.81 | 1.40 | 1.90 |
| TitanFX Zeroブレード | 8.00 | 0.80 | 1.00 | 2.50 |
| AXIORY テラ(現ナノ) | 10.00 | 0.60 | 2.00 | 3.40 |
| XM KIWAMI極 | 6.00 | 0.65 | 1.95 | 4.00 |
| XM Zero | 9.00 | 0.80 | 2.90 | 6.00 |
| FXGT ECN ZERO | 3.00 | 0.98 | 3.08 | 2.14 |
| Vantage Trading ECN | 11.00 | 0.60 | 1.80 | 3.26 |
10営業日の継続計測でも上位口座は変わらず
前回は10月19日の短期データを中心に比較しましたが、今回は10月30日まで10営業日に延長しました。各銘柄約5万件を集計しても、FX通貨ペアの総コストはThreeTrader、手数料無料ならHFM、XAUUSDとBTCUSDの表示価格差はExnessが低い結果です。
FXGT・BigBoss・Vantage Tradingも同じ10営業日で集計したため、暫定値ではありません。FXGTはゴールド、Vantage TradingはGBPJPYで比較的低い一方、BigBossは主要4通貨すべてでThreeTraderやHFMより高くなりました。
海外FXのスキャルピング向け口座を比較
スキャルピングでは1回あたりの差が小さくても、取引回数が増えるほど総コストに大きな差が出ます。今回の実測結果から選ぶなら、主要通貨の総コストはThreeTrader Rawゼロ、手数料無料ならHFM KATANAが有力です。
| 順位・用途 | 口座 | スキャルピングでの強み | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 総合1位 | ThreeTrader Rawゼロ | 主要4通貨の総コストが安定して低い | 1ロット往復4ドルの手数料 |
| USDJPY・手数料無料 | HFM KATANA | USDJPYが3.17ドルで最安 外付け手数料なし | GBPJPYはThreeTraderより高い |
| 表示スプレッド最狭 | Exness ロースプレッド | USDJPY・EURUSDが中央値0.0pips | 1ロット往復最大7ドル |
| 約定環境・取引制限 | TitanFX Zeroブレード | スキャルピング・EAの回数制限なし | 主要通貨はThreeTraderより高い |
通貨ペアを固定せずスキャルピングするならThreeTrader Rawゼロ、USDJPY中心ならHFM KATANAがおすすめです。表示スプレッド0.0pipsを重視する場合はExnessも候補ですが、往復手数料を含めるとThreeTraderとHFMより高くなります。
1日10往復した場合の月間取引コスト
USDJPYを1ロット、1日10往復、月20日取引した場合のコストを、今回の中央値から試算しました。月間の取引回数は200往復です。
| 口座 | 1往復の総コスト | 月200往復 | HFMとの差 |
|---|---|---|---|
| HFM KATANA | 3.17ドル | 634ドル | - |
| ThreeTrader Rawゼロ | 4.00ドル | 800ドル | 166ドル |
| Exness ロースプレッド | 7.00ドル | 1,400ドル | 766ドル |
| FXGT ECN ZERO | 7.27ドル | 1,454ドル | 820ドル |
| TitanFX Zeroブレード | 7.63ドル | 1,526ドル | 892ドル |
| XM KIWAMI極 | 8.24ドル | 1,648ドル | 1,014ドル |
| AXIORY テラ(現ナノ) | 9.17ドル | 1,834ドル | 1,200ドル |
| XM Zero | 11.27ドル | 2,254ドル | 1,620ドル |
| BigBoss プロスプレッド | 11.53ドル | 2,306ドル | 1,672ドル |
| Vantage Trading ECN | 18.04ドル | 3,608ドル | 2,974ドル |
ゴールド・BTCUSDのスキャルピングはExnessが有力
FX通貨ペアが安い口座でも、ゴールドやビットコインまで最安とは限りません。今回の表示価格差では、XAUUSDが0.08ドル、BTCUSDが0.95ドルで、どちらもExnessロースプレッドが最も狭い結果でした。
一方、早朝や重要経済指標の発表直後は、どの口座でもスプレッドとスリッページが拡大します。スキャルピングする時間は通常の流動性がある時間帯を中心にし、指標発表直後の数分間は見送るのが安全です。
実測方法とデータを見るときの注意点
- 各社のMT5からBid・Askを10秒間隔で取得
- 日本時間を基準に集計
- 60秒以上更新されていない停止レートを除外
- FX通貨ペアは表示スプレッドの中央値へ往復手数料を加算
- ゴールド・BTCUSD・株価指数はBidとAskの価格差を掲載
スプレッドは固定値ではありません。同じ業者でもサーバー、口座通貨、時間帯、流動性、相場急変によって変わります。本記事の数値は公式の最小値ではなく、海外FXデスクが実口座で取得した期間内の結果です。
Vantage TradingのECN口座は、10営業日の計測でもUSDJPY・EURUSD・GBPUSDがほかの手数料制口座より広くなりました。一方、GBPJPYは総コスト9.17ドルで、同口座の主要4通貨では最も低い結果です。
実測結果から選ぶ低スプレッド口座
総コスト重視ならThreeTrader Rawゼロ
主要4通貨をバランスよく安く取引したい人にはThreeTrader Rawゼロが候補です。往復手数料は1ロット4ドルで、USDJPY・EURUSDの表示スプレッド中央値は0.0pipsでした。
手数料無料で選ぶならHFM KATANA
外付け手数料を計算せず取引したい人にはHFM KATANAが候補です。今回のUSDJPY総コストは1ロット3.17ドル相当で、全10口座中もっとも低い結果でした。
ゴールド・BTCUSDの表示スプレッドならExness
XAUUSDとBTCUSDの表示価格差はExnessロースプレッドが最狭でした。FX通貨ペアでは1ロット往復最大7ドルの手数料を含めて判断してください。
そのほかの比較対象口座
XMトレーディング、TitanFX、AXIORY、BigBoss、FXGTも、取引銘柄やボーナス、使いやすさを含めると選択肢になります。
海外FXのスプレッド比較に関するよくある質問
まとめ
海外FX9社10口座を実測した結果、FX通貨ペアの総コストではThreeTrader Rawゼロが安定して低水準でした。外付け手数料のない口座ではHFM KATANA、表示スプレッドではExnessロースプレッドが目立ちます。
ゴールドとビットコインはFX通貨ペアと順位が異なります。自分が主に取引する銘柄を決め、表示スプレッドと取引手数料の両方を比べてください。
全10口座を同じ10営業日で比較したため、前回より判断しやすくなりました。今後も計測を続け、相場環境が変わったときに順位と実測値を更新します。

