フィボナッチエクスパンションとは?引き方・計算方法・使い方を解説

フィボナッチエクスパンション アイキャッチ画像

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・フィボナッチエクスパンションとは?
・リトレースメントとは何が違う?
・どの3点を結んで引けばいい?

【3秒でわかる】フィボナッチエクスパンション
  • 【結論】押し目・戻り目後の値幅と利確候補を測る3点描画ツール
  • 【おすすめ】61.8%・100%・161.8%を分割利確の目安にする
  • 【メリット】感覚ではなく値幅を基準に利確位置を決めやすい
  • 【注意点】単独で売買判断せず、水平線やトレンドと組み合わせる
この記事を読むとわかること
  • フィボナッチエクスパンションの仕組み
  • リトレースメントとの違い
  • 3点の正しい引き方と主な比率
  • MT4・MT5での設定方法と注意点

フィボナッチエクスパンションは、トレンドが押し目や戻り目をつけたあと、次の波がどこまで伸びるかを測る分析ツールです。

そこでここでは、リトレースメントとの違い、上昇・下降トレンドでの引き方、利確目標に使われる比率、MT4・MT5での設定方法を初心者向けに解説します。

編集部

取引ツール上では「エキスパンション」と表記されていますが、「エクスパンション」と呼ばれる例が多いため当ページではこちらを採用します。

目次

フィボナッチエクスパンションとはどんな手法?

フィボナッチエクスパンションとは?

フィボナッチエクスパンションとは、トレンド中の押し目や戻り目のあと、次に価格がどこまで伸びるかを予測するための価格目標ツールです。

フィボナッチ数列は、直前の2つの数字を足して次の数字を作る数列です。隣り合う数字の比率は、数が大きくなるほど黄金比と呼ばれる約1.618に近づきます。

FXでは、この数列から導かれる61.8%や161.8%などを、押し・戻りや値幅の目安として利用します。

フィボナッチエクスパンションは、最初の波の起点と終点、次の押し目または戻り目という3点を指定します。最初の波の値幅を3点目から投影し、61.8%・100%・161.8%などの価格水準を表示します。

とはいえ、これだけではよくわからないと思います。

次から、1つ1つ順を追って解説していきます。

すぐに詳細を知りたい方はこちら
⇒フィボナッチエクスパンションを使うときの基本ルール

そもそもチャートの波をとらえられないFX初心者の方は、インジケーター「ZigZag(ジグザグ)」をセットして判断の目安にしてみてください。設定方法は、MT4/MT5の「挿入」→「インディケーター」→「カスタム」内の一番下にあるのでクリックしましょう。

フィボナッチエクスパンションは何を見るためのもの?

一番大きな目的は、利確目標や到達目安を探すことです。

フィボナッチエクスパンションは、押し目・戻りが終わったあとの価格目標を計算し、将来の利確候補や反転を警戒する価格帯を表示します。「フィボナッチエクステンション」と呼ばれることもあります。

エントリー位置を探すというより「どこで利益確定するのか?」という出口戦略を考えるときに向いているツールです。

フィボナッチリトレースメントとの違い

フィボナッチエクスパンション リトレースメントとは?

フィボナッチエクスパンション手法は、こちらもよく利用されるフィボナッチリトレースメントに似ています。

リトレースメントがチャートの波がどれくらい戻ってくるのか?を予測するときに利用するのに対し、エクスパンションはどのあたりまで伸びるのか?を予測します。

エリオット波動に当てはめる場合は、2波の戻り幅を測るときにリトレースメント、3波の伸びを測るときにエクスパンションを使う例があります。ただし、エリオット波動専用のツールではありません。

どちらも、値動きのシナリオを描くときに使えます。

そこで、まずは元となったフィボナッチリトレースメントとはどんなものなのか?について見ていきましょう。

フィボナッチリトレースメントとは?

リトレースメントは、直前の上昇や下降に対して価格がどこまで戻るかを測り、押し目や戻り目の候補を探すときに使います。

フィボナッチリトレースメントはエクスパンション同様に「フィボナッチ数列」から生まれたもの。

フィボナッチ数列は「0、1、1、2、3、5、8、13…」のように、直前の2つの数字を足して次の数字を作ります。

数列の隣り合う数字を割った比率が、次第に約0.618または約1.618へ近づく性質をテクニカル分析へ応用しています。

ここまでの説明では頭に「?」が浮かんでいる方も多いのでは?

この0.618という数字は、古くから様々な場面で使用されてきました。
(38.2%と23.6%もよく使われます)

相場では、この比率が多くのトレーダーに意識されることで、反応候補の価格帯になる場合があります。

ただし、比率そのものが価格の反転を保証するわけではありません。

この黄金比とも言われるフィボナッチ比率を、FXのトレードに応用しチャート上に描写してくれるのがフィボナッチリトレースメントです。

フィボナッチリトレースメントを使うときは、値動きを表示しているチャートの中で目立つ高値を1、目立つ安値をゼロと仮定します。
(逆も同様です)

そして、0.618(61.8%)と38.2%の位置にラインを引いて目安にしていきます。

取引ツールMT4でラインを引いた例(EURUSD日足チャート)

フィボナッチリトレースメント EURUSD日足にラインを引いたサンプル

起点から61.8%戻ってきたライン(戻り高値という)近辺で反転しているのがわかりますね。
(実際利用するときはもっと早い段階でラインをひきます)

このように、高値と安値の間に表示された38.2%・50%・61.8%などを、押し目や戻り目の候補として確認します。

フィボナッチ比率はあくまで価格の反応候補を示す目安です。FXや株価が必ず0.618で反転するという法則ではありません。

多くのトレーダーがこのラインを境に売り買いを決める傾向が見られます。

要するに、この黄金比自体の効果だけではなく、この法則を信じているFXトレーダーが多い=売買が発生するポイントとなりやすいわけですね。

そのため、この法則を信じる信じないはどちらでもよく、意識されているポイントだと受け止めてチャート予測のシナリオに取り入れることが大事です。

この考え方は、テクニカル分析においてベースとなるためしっかり意識しておきましょう!

リトレースメントについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

つづいて、フィボナッチエクスパンションのルールについて見ていきましょう。

フィボナッチエクスパンションを使うときの基本ルール

フィボナッチエクスパンションは、上昇トレンドなら「上昇波の起点となる安値」「上昇波の終点となる高値」「押し目の安値」の3点を指定します。下降トレンドでは「下降波の起点となる高値」「下降波の終点となる安値」「戻り目の高値」の順です。

フィボナッチリトレースメントは、主に61.8%と38.2%のラインを重要視していましたが、フィボナッチエクスパンションではそれ以外の数字も使われています。

フィボナッチエクスパンションの計算方法

上昇トレンドでは「押し目の価格+最初の上昇幅×比率」、下降トレンドでは「戻り目の価格-最初の下降幅×比率」で目標価格を計算します。

たとえば、150円から155円まで5円上昇し、152円まで押した場合の目標価格は次のとおりです。

水準計算目標価格
61.8%152円+5円×0.618155.09円
100%152円+5円×1.0157円
161.8%152円+5円×1.618160.09円

MT4・MT5では3点を指定すると自動計算されるため、実際の取引で数式を入力する必要はありません。

取引ツールMT4でラインを引いた例(USDJPYの日足チャート)

フィボナッチエクスパンション USDJPY日足チャートのライン

上画像のチャートは、USDJPYの日足チャートで上昇トレンドが発生している状態です。

そこで、どこまで伸びていくのか?を想定するため、エクスパンションツールをセットしてあります。

ザックリとですが、100%、161.8%の黄色ラインまで伸びるかもしれない、と予測できます。

フィボナッチエクスパンション手法のロジックは?

フィボナッチエクスパンション手法のロジック

フィボナッチエクスパンションはフィボナッチの基本となる61.8%のラインのほか、いくつかのラインが設定されています。

エクスパンションでよく利用されている数字(割合)は次のとおりです。

エクスパンションで使われる主な割合
  • 61.8
  • 100
  • 161.8

MT4・MT5の標準的な水準は61.8%・100%・161.8%です。必要に応じて38.2%・127.2%・261.8%などを追加するトレーダーもいます。

この中でも特に意識されやすい数字について解説しておきます。

61.8%

比較的控えめなターゲットです。

最初の波の値幅に対して61.8%伸びた位置です。比較的近い利確候補ですが、必ず到達するわけではありません。

100%

最初の波と同じ長さだけ、押し目または戻り目から価格が伸びる水準です。

最初の波と同じ値幅を3点目から投影した位置で、代表的な利確候補の1つです。

逆にここで反発すると考えるトレーダーも増えるため、到達する直前で逆行するリスクも増えます。利確は100%ピッタリの位置ではなく少し手前に設定することをおすすめします。

161.8%

第1波より大きく伸びる強いトレンドがでているときの目標値です。

フィボナッチでもとくに有名な黄金比由来の拡張水準で、よく利確候補や伸びすぎの警戒ラインとして意識されます。

ほかに「78.6%」「127%」「261.8%」などを追加して利用するトレーダーもいます。

初心者は、まず標準表示される61.8%・100%・161.8%を確認すれば十分です。

もちろんこの比率で絶対反応するわけではありません。

価格がこれらの水準へ近づいたら、ローソク足の反転、過去の高値・安値、水平線なども確認して利確するか判断します。

エクスパンションは主に利確目標を決める補助ツールであり、表示された水準だけを理由に新規注文を出すものではありません。

水準を増やしすぎると判断しにくくなるため、初心者は61.8%・100%・161.8%から確認しましょう。

フィボナッチエクスパンションのメリット・デメリット

メリット

主なメリット
  • 利確目標を客観的に決めやすい
  • トレンド継続時の伸び幅を見やすい
  • 分割利確の計画が立てやすい

利確目標を客観的に決めやすい

なんとなく利確するのではなく、比率に基づいて計画的に目安を設定できます。

トレンド継続時の伸び幅を見やすい

押し目や戻りのあと、どの程度の値幅が狙えるかを想定しやすくなります。

分割利確の計画が立てやすい

61.8%、100%、161.8%と段階的に水準があるので、分けて利確を考えやすいです。

デメリット

主なデメリット
  • 起点の取り方に主観が入る
  • 当たるとは限らない
  • 単独では使いにくい

起点の取り方に主観が入る

どこを第1波・第2波と見るかで水準が変わります。

トレーダーの主観しだいで、ほかのトレーダーの意識との間にズレが出てくるリスクもあります。

当たるとは限らない

フィボナッチ水準はあくまで候補です。

「反転候補エリア」「到達する可能性のある価格水準」であり、必ず反応するものではありません。

単独では使いにくい

水平線やローソク足、トレンドの流れと組み合わせたほうが使いやすいです。

フィボナッチエクスパンションの使い方

フィボナッチエクスパンションツールの引き方

フィボナッチエクスパンションの引き方

フィボナッチエクスパンションツールをチャート上に描画すると、上画像のようになっています。
(黄色ラインはトレーダーの設定により異なる)

引き方は、「①」をチャート上の最高値である起点にセット、「②」はその後流れが反転しているポイント最安値にセット、「③」は少し戻ってきたときの目立つ高値にセットしてください。
(この画像は下落方向ですが上昇方向の場合は高値・安値を逆にしてください)

実際にチャートにエクスパンションツールをセットしたもので確認していきましょう。

EURUSD日足チャートでフィボナッチエクスパンションを引いたサンプル画像

分析状況
  • 月足チャートは下落トレンド
  • 週足チャートは下落トレンド
  • 日足チャートは直近最安値2か所(緑丸)を下に抜けたため下落トレンドに転じていると判断
  • 下落方向にさらに伸びると考えてフィボナッチエクスパンションをセット
フィボナッチエクスパンション 引き方 EURUSD日足チャートのライン

複数の要素から下落トレンドになっていることを確認し、どこまで伸びるかフィボナッチエクスパンションを使って予測するためにエクスパンションツールをセットした画像です。

あとは、終点から100%や161.8%の位置、それ以上まで伸びるのか、を予測します。

100%までは伸びるだろうと判断した場合、ショートエントリーして100%の位置近辺に指値(テイクプロフィット)を設定します。強気に161.8%までは到達するだろうと判断したなら、その近辺の価格を設定します。

上の事例であれば、

  • 月足・週足・日足がすべて下落傾向で方向が一致
  • 2つの目立つ安値を下にブレイクして下落傾向が強い
  • エクスパンションツールをセットした波がエリオット波動の第三波目であるため最も伸びやすい

と考えられることから100を超えてくる可能性は十分あるでしょう。

日足チャートのため、予想価格に到達するまでかなりかかりますが、指値と逆指値を設定しておくことで放置できるため問題ないでしょう。

このように、フィボナッチエクスパンションツールを使ってみてください。

なお、エクスパンションツールを使うときに注意したいポイントも紹介しておきます。

フィボナッチエクスパンションを使う時の注意点

フィボナッチエクスパンション 注意点
利用時の注意点
  • 正しい位置に引く
  • 大きな波で捉える
  • ヒゲ先がロウソク足本体のどちらを選ぶのか?はトレーダーしだい
  • 加点要素として捉え妄信しない
  • トレンドが発生している相場で使う
  • ほかのFXトレーダーの動きを知る

正しい位置に引く

フィボナッチエクスパンションは、起点・終点・押し目または戻り目の3点を、同じ時間足の明確な高値・安値へ合わせることが重要です。

ロウソク足1本分でもズレていては正しい効果を期待できなくなってしまいます。

チャートを縮小しすぎているとひげを見落とすこともあるのでご注意ください。

MT4/MT5のような取引ツールでエクスパンションのラインを引くとき、ロウソク足やヒゲの先端に近づけると勝手にくっついてくれます。しっかり目的のポイントにセットできたか確認しましょう。

また、わかりやすい最安値と最高値を見つけてセットしていきましょう。

MT4/MT5では、エクスパンションをセットした時間足より短期の時間足に切り替えると、起点と終点がずれていることがあります。正確にするためにも、短期足チャートでも確認し修正してみてください。

ロウソク足はひげと本体で構成されています。どちらを優先すべきか?はトレーダーによりますが、個人的にはひげを含めて考えています。これはご自身の分析手法にもよりますので、デモトレードで検証するしかありません。

大きな波で捉える

チャートのロウソク足の波は、上下に動きながら右方向へ進んでいきます。

そこでザックリとした波でとらえてください。

FX初心者の方で慣れていない場合は、高値・安値の捉え方に役立つMT4に備わっているインジケータ「ZigZag」などを利用するとわかりやすいです。

ZigZagのセット例

フィボナッチエクスパンション MT4デフォルトインジケータ「ZigZag」

これで最高値と最安値は簡単に見分けられるでしょう。

そして、より大きな波で捉えることをおすすめします。

FXでは時間足が大きいチャートから小さいチャートへ切り替えつつチェックし、方向感を揃えながらエントリーポイントを探すほうが正しくトレンドをとらえやすいです。

トレンドの逆らわずエントリーすることで、勝率も上がっていくはずです。

ヒゲ先がロウソク足本体のどちらを選ぶのか?はトレーダーしだい

エクスパンションツールをセットするとき、ロウソク足のヒゲ先か本体のどちらが良いのか迷う方もいることでしょう。

これに正解はありません。

編集部ではヒゲ先に引くようにしていますが、本体でも間違いではありません。

どうしても迷うなら、そこではエントリーしないことをおすすめします。

あいまいな要素がなくわかりやすいところだけでエントリーしていきましょう。

加点要素として捉え妄信しない

FX初心者の方ほどやりがちですが、フィボナッチエクスパンションを絶対的な指標として考えないでください。

61.8%のラインにタッチしそうだからそろそろショート(ロング)エントリーしておこう、という安易な判断はもってのほかです。

あくまでも動きを予測する時の「加点要素の1つ」として考えることをおすすめします。

目立つ最高値(最安値)に引いた水平ライン、最高値同士・最安値同士を結ぶトレンドライン、さまざまなインジケータなどを一緒に使っていきましょう。

あまり多すぎるのも問題ですが、それらの要素を複合的に見て、トレンドラインにタッチする&フィボナッチエクスパンションの61.8のラインにタッチする、など複数の加点要素が重なったときにエントリーする使い方をおすすめします。

このあたりは、自分ルールを決めておきましょう。

トレンドが発生している相場で使う

フィボナッチエクスパンションが使えるチャートは、上下に動きがはっきり出ているトレンド相場がおすすめです。

反対にレンジ相場という停滞しているチャートではあまり活用できないでしょう。上下に大きく動いてくれなければ、黄金比の位置のラインに干渉してくれないため何もできません。

FXの為替市場は早朝はオーストラリア、日中は日本、夕方からはヨーロッパ、夜はアメリカ市場がオープンしています。

もっとも値動きが激しくなるのは、ヨーロッパ市場とアメリカ市場が重なる時間帯。日本時間で21時頃からがもっともとトレンドが発生しやすいです。

とはいえ、為替レートは各国の重要な経済指標発表の影響も受けます。とくに金利関係の発表で動くことが多いため、ニュースにも耳を傾けておきましょう。

自分で探すのが面倒なら、FXネタをツイート(ポスト)している人をフォローするなど人任せでもOKです。

ただし、予想は自分でやるようにしましょう。

他人の考えを鵜呑みにするのもリスクが高くなりますし、経験値が貯まりません。

メンタル面でも負けたときに人のせいにしがちです。

上で触れたように、プロトレーダーの意見でも強めの加点要素の1つとして考える程度にしておくことをおすすめします。

ほかのFXトレーダーの動きを知る

FXは勝つ人もいれば負ける人もいます。

両方いるから稼げるトレーダーがいるわけですね。

そして、稼ぐポイントはチャートの未来を予測する=ほかのトレーダーの考えを想定すること。

これが一番大事なポイントになるため、フィボナッチエクスパンションはそれを予測するための1つのツールでしかありません。

過去チャートを開いてフィボナッチエクスパンションのラインを引いてみると、それぞれのポイントでロウソク足が反応しているのを確認できます。

ただし、過去チャートで反応した場所だけを選ぶと、実際以上に有効に見えることがあります。反応しなかった例も含めて検証しましょう。

ここまでフィボナッチエクスパンションの使い方と注意点を見ていきました。

では、実際の取引ツールではどのように使えばいいのでしょうか。

そこで、FXで最も利用されている取引ツール「MT4(メタトレーダー4)」を例に、フィボナッチエクスパンションツールの使い方を紹介していきます。

MT4ではデフォルトでこの機能が搭載されているため簡単に使えます。

ここでの解説を参考にまずはチャートにセットしてみてください。

MT4/MT5でのフィボナッチエクスパンションツールの使い方・設定方法

フィボナッチエクスパンション MT4/MT5での使い方

【パソコン版MT4/MT5】フィボナッチエクスパンションの使い方

MT4での使い方
  1. MT4(MT5)を起動
  2. エクスパンションツールを描画したいチャートを開く
  3. メニューの「挿入」をクリック
  4. 挿入メニュー内の「フィボナッチ(F)」→「エキスパンション(E)」をクリック
  5. チャート上の起点でクリックし、次にセットするポイントまでドラッグ&ドロップ
  6. 終点をセットする

ここではMT4で見ていきますがMT5も似たようなものです。

この画像の通りに進めていきましょう。

フィボナッチエクスパンション MT4でのラインの引き方

パソコンでMT4(MT5)を起動したら「挿入」→「フィボナッチ」→「エキスパンション」の順にクリックしていけば引けます。
※MT4上では「エキスパンション」表記ですが当ページではネット上で主流の「エクスパンション」表記を採用

上昇トレンドでは、最初の波の安値から高値までドラッグし、表示された3点目を押し安値へ移動します。下降トレンドでは、高値から安値までドラッグし、3点目を戻り高値へ移動してください。

【スマホアプリ版MT4/MT5】フィボナッチエクスパンションの使い方

MT4アプリでの使い方
  1. MT4(MT5)アプリを起動
  2. チャート画面を開く
  3. ページ上部のオブジェクトアイコンをタップ
  4. 「オブジェクト追加」をタップ
  5. 一覧から「フィボナッチエクスパンション」をタップ

スマホもMT4アプリの画像で解説していきますが、MT5も似たようなものです。

フィボナッチエクスパンション スマホでラインの使い方

MT4アプリを起動→チャート画面を開く→▲●■が重なっているアイコンをタップ→オブジェクト追加をタップ→フィボナッチエクスパンションをタップでラインを引けます。

ラインを消すときは、オブジェクトページの右上にあるゴミ箱アイコンをタップしましょう。

このように、パソコン版・スマホ版のどちらのMT4/MT5でも標準搭載されているためすぐに使えます。

ただし自分で引くのはかなり面倒なんですよね…。

手動で引くのが難しい場合は自動描画ツールもありますが、起点の選び方を理解するまでは標準の描画ツールで練習するのがおすすめです。

自動描画インジケーターを使うときの注意点

MT4・MT5にはエクスパンションの描画オブジェクトが標準搭載されています。別途インジケーターを導入しなくても利用できます。

自動描画したい場合は第三者が作成したインジケーターを追加しますが、ツールによって波の判定方法や表示水準が異なります。

自動描画型のインジケーター

直近の高値・安値を検出し、フィボナッチ水準を自動表示するインジケーターがあります。

自動描画型を使う前の確認事項
  • 3点の選択基準がわかるか
  • 表示水準を変更できるか
  • 相場が動いたあとにラインが移動するか

自動描画は手間を減らせますが、自分が想定する波と異なる3点が選ばれる場合があります。

表示後は、起点・終点・押し目または戻り目が適切か確認しましょう。

ツールによってはリトレースメントやファンも同時に表示され、チャートが見にくくなることがあります。

第三者のインジケーターを利用するときは、配布元、対応するMT4・MT5のバージョン、更新履歴を確認してください。

また、最初はデモ口座へインストールし、表示位置や動作を確認してから使用しましょう。

手動描画を補助するインジケーター

3点は自分で選び、数値の表示や操作だけを補助するツールもあります。

手動補助型を使う前の確認事項
  • 標準の描画ツールより操作しやすいか
  • 必要のないラインを非表示にできるか
  • デモ口座で正常に動作するか

補助ツールを使う場合も、なぜその3点が選ばれたのかを確認してください。

有料・無料にかかわらず、自動描画の結果が正しいとは限りません。初心者は追加ツールを購入する前に、MT4・MT5の標準機能で十分か確認しましょう。

ツールによって「エクスパンション」「エキスパンション」「エクステンション」と表記が異なることがあります。名称だけで判断せず、3点を指定して最初の波の値幅を押し目・戻り目から投影する機能か確認してください。

自動描画ツールは便利ですが、相場の波をどこで区切るかによって結果が変わります。そのため、自動表示された水準をそのまま売買判断に使わないでください。

押し目・戻り目を探すならリトレースメント、押し目・戻り目後の利確候補を探すならエクスパンションと使い分けましょう。

該当項目はこちら⇒まずは元となるフィボナッチリトレースメントを知ろう!

フィボナッチエクスパンションに関するよくある質問

フィボナッチエクスパンションを使えば勝てる?

絶対に勝てるものではありません。

エクスパンションだけで判断せず、エントリーする時の加点要素の1つとして使うことをおすすめします。当サイトでは移動平均線(MA)とトレンドラインは最低限取り入れることをおすすめしています。

フィボナッチエクスパンションとリトレースメントとは何が違う?

リトレースメントはどれくらい戻るか、エクスパンションはどれくらいまで伸びるか、を予測するときに使います。

フィボナッチエクスパンションはどの3点を結んで引く?

上昇トレンドでは上昇波の安値・高値・押し安値、下降トレンドでは下降波の高値・安値・戻り高値の順に指定します。

フィボナッチエクスパンションはスマホでも使える?

利用できます。

MT4/MT5アプリに標準搭載されているため、チャート上で活用していきましょう。

チャート分析でフィボナッチエクスパンションの優先順位は高い?

トレード手法によります。

個人的には全く使いません。どこまで伸びるのか?はトレンドラインの平行線であるチャネルライン、上位足の移動平均線(MA)、直近安値・高値に引いた水平ラインなどを使っています。

フィボナッチエクスパンションではどの比率をよく使う?

代表的なのは61.8%、100%、161.8%です。

まずはデモトレードでこの3つの価格帯での利確を目安に検証してみてください。

まとめ

FXチャート分析で使える「フィボナッチエクスパンション」について解説しました。

FXトレードする際には、様々な分析から自分なりにトレードのポイントを見極めることが大切です。

フィボナッチエクスパンションは、最初の波の値幅を押し目・戻り目から投影し、61.8%・100%・161.8%などを利確候補として表示します。

リトレースメントが押し・戻りの候補を探すのに対し、エクスパンションはトレンド再開後の値幅を測る点が大きな違いです。

ただし、表示された価格へ必ず到達したり反転したりするわけではありません。水平線、直近高値・安値、ローソク足の動きも確認しましょう。

初心者は61.8%・100%・161.8%を分割利確の候補として使い、デモ口座で検証してから実際の取引へ取り入れてください。

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