
・FOMCとは?
・日本時間の何時に発表される?
・発表時にトレードしても大丈夫?
FOMCのポイント
- 【結論】FOMCはアメリカの政策金利と金融政策を決める会合
- 【おすすめ】FX初心者は発表前にポジションを減らすか取引を見送る
- 【メリット】 今後のドル相場や金融市場の方向性を判断する材料になる
- 【注意点】予想どおりの金利でも声明文や会見で相場が急変する
- FOMCの役割と発表内容
- 2026年のFOMC日程と日本時間
- FOMCがドル円に与える影響
- 発表前後にFX初心者が注意すること
FXチャートが短時間で大きく動く材料の1つが「FOMC(エフオーエムシー)」です。
FOMC自体は正確には経済指標ではなく、アメリカの金融政策を決める会合のことです。政策金利の決定だけでなく、声明文やFRB議長の記者会見、経済見通しも為替相場へ影響します。
そこでここでは、FOMCの2026年の日程と日本時間、発表内容、ドル円(USDJPY)が動く理由、発表前後の注意点をわかりやすく解説します。
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FOMCとは?どんな経済指標?
FOMC(エフ・オー・エム・シー)とは、「連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)」の略で、アメリカの金融政策を決定する最重要会合です。
通常は年8回開かれ、政策金利(フェデラルファンド金利の誘導目標)を引き上げるか、据え置くか、引き下げるかを決定します。
FX市場では、この金利の決定がドル円などの通貨ペアに大きな影響を与えるため、全指標の中でもトップクラスに注目されています。
たとえば、金利が引き上げられると「ドルが強くなる」と予想されドル買いが進む傾向にあります。
(あくまで傾向です)
逆に利下げはドル売りにつながることが多いです。
また、毎回公表される声明文やFRB議長の記者会見にも市場は反応します。3月・6月・9月・12月の会合では原則として経済見通しが公表され、参加者の政策金利見通しを示す「ドットチャート」も注目されます。
さらに、市場は政策金利の結果だけでなく、声明文やFRB議長の発言が「ハト派」か「タカ派」かにも反応します。ハト派は景気や雇用を重視して金融緩和に前向きな姿勢、タカ派は物価安定を重視して金融引き締めに前向きな姿勢を表す言葉です。
とくにFX初心者が注意すべきなのはFOMC発表直後の相場の急変動です。
予想外の結果が出ると、わずか数秒で数十~100pips以上動くこともあります。
そのため、トレードに慣れるまでは「FOMC前後は様子を見る」スタンスが安全です。
というか、当サイトとしては指標トレードは非推奨です。
指標発表だけを狙った取引や、窓開け・接続遅延を悪用する取引を規約で制限するFX業者もあります。また、発表前後はスプレッド拡大や約定価格のずれが起こりやすいため、初心者にはおすすめしません。
どうしても売買したい方は、利用規約をご熟読の上でやりましょう。



私もFOMC前は保有ロットを落とします。発表直後は方向が何度も反転することがあり、最初の値動きだけを見て飛び乗るのは危険です。
2026年FOMCの日程と日本時間
2026年のFOMC開催日程は以下のとおりです。
政策金利と声明文は会合2日目の米国東部時間14時に発表され、FRB議長の記者会見は14時30分から行われるのが基本です。
| 会合日 | 政策発表の日本時間 | 経済見通し | 政策金利 |
|---|---|---|---|
| 1月27~28日 | 1月29日 午前4時 | なし | 3.50~3.75%で据え置き |
| 3月17~18日 | 3月19日 午前3時 | あり | 3.50~3.75%で据え置き |
| 4月28~29日 | 4月30日 午前3時 | なし | 3.50~3.75%で据え置き |
| 6月16~17日 | 6月18日 午前3時 | あり | 3.50~3.75%で据え置き |
| 7月28~29日 | 7月30日 午前3時 | なし | 3.50~3.75%で据え置き |
| 9月15~16日 | 9月17日 午前3時 | あり | 未発表 |
| 10月27~28日 | 10月29日 午前3時 | なし | 未発表 |
| 12月8~9日 | 12月10日 午前4時 | あり | 未発表 |
日付はアメリカ基準のため、日本では会合翌日の未明に発表されます。経済見通しが公表される会合は、政策金利が据え置かれてもドットチャートの変化で相場が大きく動くことがあります。



日本の経済カレンダーでは発表日が1日後に表示されます。たとえば米国の9月16日発表は、日本では9月17日午前3時です。
つづいて、FOMC同様に市場へのインパクトが強いアメリカ雇用統計との違いを見ていきましょう。
FOMCとアメリカ雇用統計(NFP)の違いと影響力
FOMCと米雇用統計、どっちが市場への影響が大きいのか?
結論から言うと、基本的には「FOMC(政策金利決定)」の方が金融市場全体に与える影響力は強いとされています。
ただし、状況によっては「米雇用統計」の方が注目される場面もあります。
FOMCの影響力が強い理由
- 政策金利の決定(利上げ/据え置き/利下げ)という直接的な金融政策の転換点が発表される
- 今後の利上げ・利下げの方向性(ドットチャート、声明文)も含まれるため、市場の“期待”を左右する
- 米ドルだけでなく、株式市場・債券市場・コモディティ市場など広範囲に影響
雇用統計が注目される理由
- FOMCの判断材料となる「インフレ」「労働市場の強さ」を先取りできる
- 特に「非農業部門雇用者数(NFP)」が市場予想から大きくズレた場合は、短期的にドル円などが急変動
- 月1回ペースで発表されるため、タイムリーな経済判断に有効
実務的なポイント
- 「FOMCは中長期の方向性」
- 「雇用統計は短期の値動き」
このような役割で認識しておくと、FXトレードでは判断がしやすくなります。
この2つは影響力の性質が異なります。FOMCは金融政策の方向性を確認する場、雇用統計はその判断材料となる労働市場の変化を確認する指標として捉えておきましょう。



実際にチャートを見るときは、金利の結果だけで判断しません。声明文の変更点と会見中の値動きまで確認してから方向を考えましょう。
つづいて、2025年と2024年の政策金利決定を一覧表で確認します。
過去のFOMCデータ
2025年のFOMCデータ
| 会合日 | 政策金利 | 決定 |
|---|---|---|
| 1月28~29日 | 4.25~4.50% | 据え置き |
| 3月18~19日 | 4.25~4.50% | 据え置き |
| 5月6~7日 | 4.25~4.50% | 据え置き |
| 6月17~18日 | 4.25~4.50% | 据え置き |
| 7月29~30日 | 4.25~4.50% | 据え置き |
| 9月16~17日 | 4.00~4.25% | 0.25%利下げ |
| 10月28~29日 | 3.75~4.00% | 0.25%利下げ |
| 12月9~10日 | 3.50~3.75% | 0.25%利下げ |
2025年は7月まで据え置きが続き、9月・10月・12月に0.25%ずつ利下げされました。為替は政策金利の変更幅だけでなく、市場予想との差や今後の方針にも反応します。
2024年 FOMCデータ
| 会合日 | 政策金利 | 決定 |
|---|---|---|
| 1月30~31日 | 5.25~5.50% | 据え置き |
| 3月19~20日 | 5.25~5.50% | 据え置き |
| 4月30日~5月1日 | 5.25~5.50% | 据え置き |
| 6月11~12日 | 5.25~5.50% | 据え置き |
| 7月30~31日 | 5.25~5.50% | 据え置き |
| 9月17~18日 | 4.75~5.00% | 0.50%利下げ |
| 11月6~7日 | 4.50~4.75% | 0.25%利下げ |
| 12月17~18日 | 4.25~4.50% | 0.25%利下げ |
2024年は7月まで5.25~5.50%で据え置かれ、9月に0.50%、11月と12月に0.25%ずつ利下げされました。
政策金利の結果が予想どおりでも、声明文や記者会見の内容によってドル円が大きく動くことがあります。
過去の政策金利決定は、FRB公式のFOMCカレンダーから声明文と議事要旨を確認できます。
FOMCの政策金利・日程に関するデータ参照元
- Federal Reserve - FOMC Calendar(公式)
FOMCの日程、声明文、議事要旨、経済見通し
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/fomccalendars.htm - Federal Reserve - 2026年7月FOMC声明(公式)
政策金利3.50~3.75%の据え置き決定
https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20260729a.htm - Federal Reserve - 2026年1月FOMC声明(公式)
政策金利3.50~3.75%の据え置き決定
https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20260128a.htm - Federal Reserve - 2025年12月FOMC声明(公式)
政策金利3.50~3.75%への利下げ決定
https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20251210a.htm
FOMCに関するよくある質問
まとめ
重要な経済指標の「FOMC」について解説しました。
FOMC(連邦公開市場委員会)は、アメリカの金融政策を決める重要な会合で、政策金利の変更や今後の経済見通しが発表されます。
政策金利が変わらなくても、声明文、ドットチャート、FRB議長の会見が市場予想と異なれば、ドル円は大きく動きます。初心者の方は「FOMC=為替が動きやすい時間」と認識し、まずは取引せず値動きを観察することから始めましょう。
事前の予測と発表結果の差、声明文のトーン(ハト派/タカ派)にも注目することで、トレンドの背景が見えてきます。
FOMC前後に取引する場合は、経済カレンダーと利用中のFX業者の取引条件を確認し、通常よりロットを抑えるなどリスク管理を徹底してください。


