
・Exnessのリクオートとは?
・どの口座で発生する?
・リクオートを減らす方法はある?



リクオートは、注文価格が変わったときに新しい価格を提示される仕組みです。Exnessでは主にプロ口座の即時約定で発生しますが、許容スリッページの設定や成行約定の利用で減らせます。
Exnessリクオート
- 【結論】指定価格で約定できないときに、変更後の価格を提示する通知
- 【比較】約定価格を優先するなら即時約定、成立しやすさなら成行約定
- 【メリット】不利な価格へ自動的に大きく滑るのを避けやすい
- 【注意点】プロ口座の即時約定では、相場急変時に注文が成立しない場合がある
- リクオートが起きる仕組み
- スリッページ・約定拒否との違い
- Exnessで対象になる口座と注文
- リクオートを減らす具体的な方法
- 即時約定と成行約定の選び方
Exnessのプロ口座で注文したとき、「価格が変わりました」という通知と新しい価格が表示されることがあります。これがリクオートです。
リクオートは注文拒否だけを意味するものではなく、指定価格で約定できないため、変更後の価格で取引するか確認する仕組みです。
価格どおりの約定を重視する人には役立つ一方、相場が急変している場面では取引機会を逃すことがあります。
そこでここでは、Exnessのリクオートが発生する口座と注文、スリッページとの違い、表示されたときの対応、発生を減らす方法を解説します。
Exnessのリクオートとは?


リクオートとは、即時約定で成行注文を出したあとに価格が変わり、取引プラットフォームから変更後の価格を提示されることです。
Exnessのリクオート通知は3秒間表示されます。
- 新しい価格を承認する:提示価格で注文処理へ進む
- 新しい価格を拒否する:注文はキャンセルされる
- 何も操作しない:3秒後に通知が消えて注文はキャンセルされる
承認するまでに価格が再び変わった場合は、別のリクオートが表示される可能性があります。
リクオートとスリッページ・約定拒否の違い
| 用語 | 意味 | 注文の結果 |
|---|---|---|
| リクオート | 変更後の価格を提示される | 承認すれば処理、拒否すれば取消 |
| スリッページ | 注文価格と約定価格に差が生じる | 変更後の価格で約定 |
| 約定拒否 | 注文を成立させられない | 注文不成立 |
| オフクオート | 有効な価格情報を取得できない | 注文不成立 |
リクオートは新価格を選べる
リクオートでは変更後の価格が表示されるため、トレーダーはその価格で取引するか判断できます。新価格に納得できなければ拒否できる点が、単純な約定拒否との違いです。
スリッページは確認なしで価格がずれる
成行約定では、注文処理時点の市場価格で約定します。画面で見た価格から変わっていれば、その差がスリッページです。
価格が有利な方向へずれることもあれば、不利な方向へずれることもあります。リクオートのように、新価格を確認してから承認する操作はありません。
Exnessでリクオートが発生する口座
Exnessでリクオートの対象になるのは、主にプロ口座で即時約定を利用する場合です。
| 口座タイプ | 主な約定方式 | リクオート |
|---|---|---|
| スタンダード | 成行約定 | 原則なし |
| スタンダードセント | 成行約定 | 原則なし |
| ロースプレッド | 成行約定 | 原則なし |
| ゼロ | 成行約定 | 原則なし |
| プロ | 即時約定/成行約定 | 即時約定で発生する場合あり |
プロ口座では、外国為替・コモディティ・株式・インデックスが即時約定、仮想通貨CFDが成行約定です。
また、口座通貨がUSD・JPY・THB・CNY・IDR・VNDのプロ口座では、成行約定を選択できます。利用できる約定方式は口座や金融商品によって異なるため、開設画面とパーソナルエリアで確認してください。
Exnessでリクオートが起きやすい場面
- 重要経済指標の発表前後
- 市場の開始・終了付近
- 週明けの窓開け
- 突発的なニュース発生時
- インターネット接続が不安定なとき
- EAの処理や端末動作が遅れているとき
即時約定は、注文時に指定した価格で成立させるか、成立させない約定方式です。注文がサーバーへ届くまでに価格が変わると、元の価格で処理できずリクオートが表示されます。
経済指標やニュースで価格が連続して動く場面では、新価格を承認する間にも価格が変わり、再度リクオートされる可能性があります。
通信遅延も影響するため、普段から頻繁に発生する場合は相場だけでなく、通信環境や取引端末、EA設定も確認しましょう。
リクオートのメリット・デメリット
メリット
- 望まない価格での約定を避けやすい
- 価格を確認してから注文を続けられる
望まない価格での約定を避けやすい
成行約定では処理時点の価格で注文が成立するため、相場急変時には想定以上のスリッページが発生することがあります。
即時約定では指定価格から外れた場合に新価格が提示されるため、納得できない価格なら注文を取り消せます。エントリー価格を厳密に管理したい人にはメリットです。
価格を確認してから注文を続けられる
リクオートで表示された価格を見て、取引を続けるか中止するかを選択できます。少しの価格差なら承認し、大きく離れた場合は拒否するといった判断が可能です。
デメリット
- 注文の成立が遅れる
- 値動きが激しいと注文が通りにくい
- スキャルピングの機会を逃すことがある
注文の成立が遅れる
新価格を確認して承認する操作が増えるため、成行約定より注文成立まで時間がかかります。短時間で価格が変わる相場では、その間に取引機会を逃す可能性があります。
値動きが激しいと注文が通りにくい
経済指標発表時などは、リクオートされた価格を承認しても再び価格が変わることがあります。価格を追いかけるように何度も注文すると、不利な位置でエントリーする原因になります。
スキャルピングの機会を逃すことがある
数秒の値動きを狙うスキャルピングでは、リクオートの確認中に売買タイミングが終わる可能性があります。約定価格より成立の速さを重視するなら、成行約定の口座が向いています。
Exnessでリクオートを減らす7つの方法
- 許容スリッページを設定する
- 成行約定を利用する
- MT5またはExnessの取引ツールを使う
- 重要経済指標の前後を避ける
- インターネット接続を安定させる
- EA設定と端末の負荷を確認する
- 使わない銘柄を気配値から非表示にする
許容スリッページを設定する
取引ツールの「最大偏差」などで、許容できる価格差を設定します。価格変動が設定範囲内なら、新価格で自動的に約定するためリクオートを減らせます。
たとえば許容範囲を3pipsにした場合、価格差が範囲内なら注文を処理し、3pipsを超えるとリクオートが表示される仕組みです。
成行約定を利用する
リクオートを避けたいなら、成行約定を利用しましょう。スタンダード、スタンダードセント、ロースプレッド、ゼロ口座は成行約定です。
プロ口座でも対応する口座通貨なら成行約定を選べます。ただし、価格の再提示がなくなる代わりにスリッページが発生する可能性があります。
MT5またはExnessの取引ツールを使う
Exnessは、MT4プロ口座の成行約定ではプラットフォーム制限によりリクオートが起きる場合があると案内しています。リクオートを減らしたい場合は、MT5デスクトップ版、Exnessトレード、Exness ターミナルも検討しましょう。
重要経済指標の前後を避ける
米国雇用統計や政策金利などの発表前後は、短時間に価格が大きく変動します。注文を送信してから処理されるまでに価格が変わり、即時約定ではリクオートが増える可能性があります。
指標発表時に取引する必要がなければ、発表直前の新規注文を控え、値動きとスプレッドが落ち着いてから取引しましょう。
インターネット接続を安定させる
通信が不安定だと、注文を送信してからExnessの取引サーバーへ届くまでに価格が変わりやすくなります。Wi-Fiの電波が弱い場所や混雑した回線では、注文処理の遅れに注意が必要です。
可能であれば有線LANや安定したWi-Fiを使い、通信障害やVPNによる遅延も確認しましょう。接続状況の改善により、通信遅延が原因のリクオートを減らせます。
EA設定と端末の負荷を確認する
EAの処理に時間がかかったり、複数のチャートやインジケーターで端末の負荷が高くなったりすると、注文の送信が遅れることがあります。その間に価格が変われば、リクオートの原因になります。
不要なチャートやEAを停止し、取引ツールのログ、CPU使用率、メモリ使用量を確認しましょう。EAを常時稼働させる場合は、安定した環境を確保できるVPSの利用も選択肢です。
使わない銘柄を気配値から非表示にする
MetaTraderの気配値に多数の銘柄を表示すると、受信する価格データが増えて端末へ負荷がかかります。端末の動作が重くなると、注文操作やEAの処理が遅れる可能性があります。
普段取引しない銘柄は気配値から非表示にし、必要な銘柄だけを表示しましょう。ただし、保有中の銘柄やチャートで使用している銘柄は非表示にできない場合があります。
即時約定と成行約定はどちらがおすすめ?
| 重視すること | おすすめの約定方式 |
|---|---|
| 指定価格での約定 | 即時約定 |
| 注文の成立しやすさ | 成行約定 |
| 大きなスリッページの回避 | 即時約定 |
| スキャルピングの速度 | 成行約定 |
| 指標発表時の注文 | どちらでも慎重な判断が必要 |
注文価格を守りたいなら即時約定、多少価格がずれても取引機会を優先したいなら成行約定が向いています。
初心者は、成行約定のスタンダード口座から始めると仕組みがわかりやすいでしょう。即時約定を試したい場合は、プロ口座のデモ口座でリクオートや許容スリッページの動作を確認してから本取引へ移る方法がおすすめです。
Exnessのリクオートに関するよくある質問
まとめ
Exnessのリクオートについて紹介しました。
Exnessのリクオートは、プロ口座の即時約定で指定価格が利用できなくなったとき、新しい価格を提示する仕組みです。
望まない価格での約定を避けやすい反面、値動きが激しい相場では注文が成立しにくくなります。価格を優先する人は即時約定、成立しやすさを優先する人は成行約定が向いています。
頻繁に発生する場合は、許容スリッページ、約定方式、取引時間、通信環境、利用する取引ツールを順番に見直しましょう。





