
・Exnessで経済指標を確認できる?
・経済指標の発表時に取引しても大丈夫?
・レバレッジやスプレッドはどうなる?



Exnessではパーソナルエリア内で経済指標カレンダーを確認できます。経済指標発表時に取引することは可能ですが、レバレッジ規制やスプレッド拡大に注意しましょう。
- Exnessの経済指標カレンダーとはどんなもの?
- 経済指標カレンダーで確認できる内容
- Exnessで経済指標を確認する方法
- 経済指標発表時の取引リスク
- 初心者が指標発表時に注意すべきポイント
Exnessでは、経済指標や重要イベントを確認できる経済指標カレンダーが用意されています。
経済ニュースを中心にトレードするファンダメンタル分析がメインの人にはとくに便利なサービスです。
ただし、経済指標はチャンスだけでなくリスクも大きくなるタイミング。
雇用統計、FOMC、政策金利発表などの重要な経済指標は、価格が急変しやすく、スプレッド拡大、スリッページ、レバレッジ規制など発生することがあります。
FX初心者は特に注意が必要です。
そこでここでは、Exnessの経済指標カレンダーの見方、使い方、見られる場所、指標発表時の注意点などについてまとめました。
Exnessの経済指標カレンダーとは?
Exnessの経済指標カレンダーとは、Exnessで提供されている世界各国の経済指標や重要イベントの発表予定を確認できるページです。
アカウント登録後の会員ページ(パーソナルエリア)でみられるため、Exnessユーザー専用ですね。
この経済指標カレンダーでは、雇用統計、消費者物価指数、政策金利、GDP、小売売上高など、相場に影響しやすいイベントを確認できます。
経済指標カレンダーには「実際の結果」と「予想値」が表示されていれうため、この差が大きい場合、対象銘柄のボラティリティが高まりやすいと言えます。
経済指標カレンダーで確認できる主な項目は以下の通りです。
- 発表日時
- 国・地域
- 指標名
- 重要度
- 予想値
- 前回値
- 結果
- 関連する通貨や市場
- イベントの種類
たとえば、米国の雇用統計やFOMCが発表されると、USDJPY、EURUSD、XAUUSD、米国株価指数などが大きく動くことがあります。
取引する前は、エントリー前に経済指標カレンダーを確認しておくと、急変動に巻き込まれるリスクを減らしやすくなるでしょう。
Exnessで経済指標を確認する方法
Exnessで経済指標を確認する方法はいくつかあります。
主に以下の場所から確認できます。
- Exness公式サイト(日本は非対応)
- Exness会員ページ
- Exnessトレーダーアプリ
- Exness Terminal
Exness公式サイトで見られますが、日本居住者はログイン後の会員ページでなければ見られないのでご注意ください。
ほか、Exness公式がリリースしている「Exnessトレーダー」アプリ内でも確認可能です。
スマホで確認するならこちらの方がスムーズですね。
これらを利用して、トレードする日は必ず確認しておくことをおすすめします。
Exnessの経済指標カレンダーの見方
Exnessの経済指標カレンダーを見る時は、すべての指標を細かく追う必要はありません。
初心者は、まず以下の3つを確認しましょう。
- 重要度
- 発表時間
- 予想値と結果
重要度
最初に見るべきなのは、指標の重要度です。
重要度が高い経済指標は、相場を大きく動かす可能性が高くなります。
公式のパーソナルエリア内にある経済指標カレンダーでは、このように重要度が表示されています↓


上の画像ではアメリカの「新規失業保険申請件数」という指標の「影響」欄に赤色で3本の棒グラフが表示されていますね。
本数が多く色が濃い(赤)になるほど重要度が高くなるため、こういった指標を見落とさないようにしましょう。
それ以外のものはあまり重要ではありませんのでスルーしてしまっても大丈夫です。
なお、こういった重要度が高い指標の前後では無理に取引しないことをおすすめします。
ポジションがない状態が安全ですが、すでに持っているならポジションを軽くする、損切りを入れるなどの対処を検討しましょう。
発表時間
次に確認したいのは発表時間です。
経済指標は発表直後に大きく動くケースが多いです。
一般的にはイベントの15分前からボラティリティが上がり、イベントの15分後に落ち着くと言われています。
ですが、実際には指標の内容、予想との差、相場の注目度、要人発言などによって、発表後もしばらく荒い値動きが続くことがあります。
予想値と結果
経済指標カレンダーでは、予想値と実際の結果の差にも注目です。
市場は事前の予想をある程度織り込んで動いているため、結果が予想と大きくズレると価格が急変しやすくなります。
たとえば、米国の雇用統計が市場予想より強い結果になれば、アメリカ経済が良くなる=米ドル買いが進む可能性があります。
ただし、結果が良ければ単純に必ず買われるとは限りません。
相場は、事前の織り込みから想定から大きく外れなかったなら、逆に動くことも…。
予想値と結果の差は大事なポイントですが、絶対視するのは危険なので参考値程度に考えておきましょう。
Exness経済指標カレンダーでとくに注意したい経済指標
ExnessでFXやCFDを取引する場合、とくに注意したい経済指標をピックアップして紹介します。
- 米国雇用統計
- FOMC・政策金利発表
- 米国CPI
- GDP
- 小売売上高
米国雇用統計
米国雇用統計は、毎月発表される代表的な重要指標です。
基本的に毎月第1金曜日の21:30(冬時間は22:30)に発表されますが、状況により延期されるケースもあります。
非農業部門雇用者数、失業率、平均時給などが注目され、米ドル関連の銘柄(USDJPY、EURUSD、XAUUSD、米国株価指数など)が大きく動くことがあります。
雇用統計発表直後は、スプレッドが広がったり、価格が上下に大きく振れたりすることが多い傾向です。
FOMC・政策金利発表
FOMCや各国中央銀行の政策金利発表も、非常に重要なイベントです。
毎年8回あり実施スケジュールが決まっているので、金融業者のホームページなどで確認しましょう。
金利発表そのものだけでなく、声明文、記者会見、今後の利下げ・利上げ見通しなど関連する発表も注目されます。
FOMC前後では、相場が発表直後だけでなく、その後の会見中にも大きく動くことがあります。



上で紹介した米国雇用統計とこのFOMCの2つは必ず注意したい指標ですね。
米国CPI
CPIは消費者物価指数のことで、インフレ動向を示す重要指標です。
米国CPIは、FRBの金融政策見通しに影響しやすいため、為替、ゴールド、株価指数に大きな影響を与えることがあります。
とくにインフレ率が市場予想から大きくズレると、米ドルやゴールドが急変する場合があります。
GDP
GDPは国内総生産を示す指標で、国の経済成長を判断する材料になります。
予想より強いGDPは通貨買い材料になりやすく、予想より弱いGDPは通貨売り材料になりやすいです。
ただし、GDPは他の指標と合わせて判断されることが多いため、単独で方向性を決めつけないようにしましょう。
小売売上高
小売売上高は、個人消費の強さを示す指標です。
米国のように個人消費が経済の大きな割合を占める国では、相場に影響することがあります。
USDJPYやEURUSDなどを取引する場合は、発表時間を確認しておくと安心です。
経済指標発表時に注意したいこと
経済指標発表時には、以下のポイントに注意しましょう。
- スプレッドが広がることがある
- スリッページが起こることがある
- 値動きが荒くなる
- 必要証拠金が増える場合がある
スプレッドが広がることがある
大きな経済指標発表前は、注文を控えるトレーダーが増えることで市場の流動性が一時的に低下しスプレッドが広がることがあります。
また、発表後は相場の急変動によりスプレッドが広がりやすいです。
スプレッドが広がると、エントリーした瞬間の含み損が大きくなったり、損切りにかかりやすくなったりします。
とくにスキャルピング手法でトレードする人は、スプレッド拡大の影響が大きくなるので要注意です。
スリッページが起こることがある
指標発表時は、注文した価格と実際の約定価格がズレることがあります。
これをスリッページ(滑る)といいます。
相場の急変動時には、成行注文やストップ注文が想定より不利な価格で約定するケースがあります。
損切り注文を入れていても、必ず指定価格ぴったりで決済されるとは限らないため注意しましょう。
値動きが荒くなる
重要指標発表直後は、価格が一方向に動くだけでなく、上下に大きく振れて細長いロウソク足が連続することがあります。
たとえば、最初は米ドル買いで動いても、その後すぐに反転して米ドル売りになることがあります。
こんな状況でエントリーしてしまうと、高値掴みや安値売りになりやすいです。
必要証拠金が増える場合がある
Exnessでは、重要ニュースや市場クローズ前後など、価格変動が大きくなりやすいタイミングで必要証拠金が増える場合があります。
Exness公式では、主要ニュースや市場クローズなどの変動しやすいイベント前に、トレーダーを予測不能な相場変動から守るため必要証拠金を増やすと言っています。
この仕組みは「HMR(Higher Margin Requirements)と呼ばれます。
ExnessのHMRとは?
HMRとはHigher Margin Requirementsの略で、通常より高い必要証拠金が求められる仕組みです。
Exnessでは、多くの銘柄において、重要度の高い経済指標発表の15分前から90秒後までの注文はHMRの対象となり、影響を受ける銘柄のレバレッジが制限されると説明されています。
よって、経済指標発表前後に新規注文すると、レバレッジが低くなることから通常より多くの証拠金が必要になるリスクが出てきます。
HMRで注意したいポイントは以下の通りです。
- 重要ニュース前後に必要証拠金が増える場合がある
- 高インパクトニュースの15分前から90秒後までが対象になる場合がある
- 対象銘柄のレバレッジが制限される
- HMR後は口座の有効証拠金やレバレッジに基づいて証拠金が再計算される
- 指標前後に新規注文を出す時は証拠金不足に注意する
Exnessで高レバレッジ取引をしている場合、HMRによって思ったより大きな証拠金が必要になることがあります。
もしギリギリの証拠金で取引していたら、注文できなかったり、ロスカットリスクが高まったりする可能性があるので要注意です。
Exnessで経済指標トレードはできる?
Exnessで経済指標トレードをすること自体は可能です。
経済指標トレードでは、短時間で大きな利益を狙える可能性があります。
ですが、急変動、スプレッド拡大、スリッページ、約定価格のズレ、必要証拠金の増加など、通常時よりリスクが高くなります。
とくに以下のような取引は注意が必要です。
- 指標直前に大きなロットで入る
- 両建てで値動きを狙う
- 損切りなしで指標をまたぐ
- ナンピン系のEAを稼働させたままにする
- 証拠金ギリギリでポジションを持つ
- 指標結果だけを見て飛び乗る
こういった指標トレードは、相場が動く方向を当てるだけでは勝てません。
どの価格で約定するか、スプレッドがどれくらい広がるか、損切りがどの価格で通るかも重要です。
FX初心者に限らず、指標トレードを狙うなら、まず経済指標発表時の値動きをデモ口座で確認しておきましょう。



編集部では指標トレードはおすすめしません。
Exnessの経済指標カレンダーを使った取引前チェック
Exnessで取引する前には、経済指標カレンダーを使って以下を確認しましょう。
- 今日の重要指標はあるか
- 発表時間は何時か
- 対象国はどこか
- 影響を受けやすい通貨は何か
- 重要度は高いか
- 予想値と前回値に差があるか
- 自分の保有銘柄に関係するか
- HMRの対象になる可能性はあるか
- 発表前後にスプレッドが広がりやすいか
- 保有ポジションの損切りは設定済みか
影響力の強い経済指標の多くはアメリカのものだけに、USDJPY、EURUSD、XAUUSD、US30、US500、BTCUSDなど米ドル関連銘柄を取引する場合は要注意です。
また、ゴールドは米ドルや米金利の影響を受けやすいため、米国CPI、雇用統計、FOMC前後は注意しましょう。
経済指標発表時にFX初心者が避けたい行動
経済指標発表時に初心者が避けたい行動は、以下の通りです。
- 指標直前に大ロットで入る
- 損切りを入れずに指標をまたぐ
- スプレッドを確認せずに注文する
- 指標結果だけで飛び乗る
指標直前に大ロットで入る
経済指標の発表直前は、どちらに動くかわからないうえにスプレッドが広がることがあります。
大きいロットで入ると、一瞬の逆行で大きな損失になる可能性があります。
とくにFX初心者は、指標直前の大ロット取引を避けましょう。
損切りを入れずに指標をまたぐ
経済指標発表時は、想定外の方向に大きく動くことがあります。
損切りを入れずにポジションを持っていると、短時間で損失が拡大する可能性があります。
ただし、損切りを入れていてもスリッページで指定価格より不利に約定する可能性もあるため絶対安全になるわけでもありません。
スプレッドを確認せずに注文する
経済指標発表時は、通常よりスプレッドが広がることがあります。
スプレッドを確認せずに注文すると、エントリー直後から大きな含み損になることがあります。
とくにスキャルピングや短期売買トレードでは注意が必要です。
指標結果だけで飛び乗る
指標結果が予想より良かったからといって、必ずその通貨が買われるとは限りません。
相場は結果そのものだけでなく、事前の織り込み、金利見通し、要人発言、リスク心理などで動きます。
指標結果だけを見て飛び乗ると、反転・逆行に巻き込まれるリスクがあります。



当サイトでは、そもそも指標トレードをおすすめしません。とくにFX初心者は手を出さないことを推奨します。
ExnessでEAを使っている場合の経済指標対策
ExnessでEA(FX自動売買ツール)を使っている場合、経済指標発表時は特に注意が必要です。
EAは設定通りに取引を続けるため、重要指標前後でも自動でエントリーしてしまうことがあります。
とくに以下のEAを使うときは注意しましょう。
- ナンピンEA
- マーチンゲールEA
- スキャルピングEA
- 高ロットEA
- 損切りが浅いEA
- 指標停止機能がないEA
指標前後にEAを止めるかどうかは、EAの仕様や運用方針によりますが、初心者は重要指標前後の稼働を慎重に判断したほうが安全です。
とくにナンピン・マーチン系EAは、相場が一方向に急変すると含み損が急拡大する可能性があるため、大き目な指標がある日は停止してしまったほうが安全です。
Exnessの経済指標カレンダーをFX初心者はどう使えばいい?
Exnessの経済指標カレンダーは、FX初心者にも必要です。
ただし、初心者が最初から指標トレードをすることはおすすめしません。
最初は「取引を避ける時間帯を知るため」に使うことをおすすめします。
経済指標カレンダーを見ることで、以下のような判断がしやすくなります。
- 今日は取引しやすい日か
- 何時に相場が荒れやすいか
- 保有ポジションをどうするか
- EAを止めるべきか
- ロットを下げるべきか
- 損切り位置を確認すべきか
経済指標を知らずに取引していると、突然の急変動に巻き込まれるリスクがあります。
トレードする前に、必ず経済指標カレンダーを確認する習慣をつけましょう!
Exnessの経済指標カレンダーに関するよくある質問
まとめ
Exnessの経済指標カレンダー事情について紹介しました。
経済指標カレンダーでは、重要な市場イベント、経済データ、発表予定、重要度、予想値、結果などを確認できます。
無料で利用できるため、トレード前には必ずチェックしておくことをおすすめします。
なお、Exnessでは指標時のトレードも可能ですが、ハイリスクのため当サイトではおすすめしません。


