
・Exnessのpipsって何?
・1pips動くといくら損益が変わる?
・スプレッドのpipsは取引コストになる?



pipsはFXの値動きを表す基本単位で、1pipsあたりの損益は注文したロット数・銘柄・口座通貨によって変わります。
スプレッドはpipsで表示されることが多く実質的な取引コストになります。
- Exnessで使うpipsの意味
- pipsとポイントの違い
- 1pipsあたりの損益計算方法
- Exnessのスプレッドとpipsの関係
- ゴールドや仮想通貨のpipsの注意点
ExnessでFXを始めると、スプレッド、損切り幅、利益幅、ストップレベルなど、さまざまな場面で「pips」という単位を見かけます。
読み方は「ピプス」「ピップス」「ピップ」などありますが、「ピプス」が多い印象です。
pipsはFX取引で頻繁に出てくる重要な単位ですが、初心者にとっては「何円動いたら何pipsなのか」「1pipsでいくら損益が変わるのか」などはわかりにくい部分かと思います。
そこでここでは、Exnessのpipsの意味、見方、計算方法、スプレッドとの関係、初心者が注意すべきポイントをまとめました。
Exnessのpipsとは?
pipsとは、FXで価格変動を表すときに使う単位です。
通貨ペアの値動きやスプレッド、損切り幅、利益幅などを表すときに使われます。
たとえば、ドル円が150.000円から150.100円に上がった場合、一般的には10pips上昇したと表現します。
ユーロドルが1.08000から1.08100に上がった場合も、一般的には10pips上昇したと表現します。
このようにpipsを使うことで、円建て通貨ペアでもドル建て通貨ペアでも値動きを共通の単位で比較しやすくなるんですね。
たとえば、以下のような使い方をします。
- ドル円で20pips取れた
- ユーロドルで15pips損切りした
- スプレッドが0.8pipsだった
- 50pips幅で利確を設定した
Exnessでも、スプレッドやストップレベル、損益計算などでpipsが使われています。
pipsとポイントの違い
Exnessで取引していると、pipsだけでなく「ポイント」という単位もでてきます。
一般的に、pipsはFXでよく使われる値動きの単位で、ポイントは取引プラットフォーム上の最小価格単位として使われることがあります。
pipsとポイントの基本換算表
| 表示桁の例 | 1 pip | 1 point | 換算 |
|---|---|---|---|
| ドル円など 3桁表示 (例: 145.123) | 0.01 | 0.001 | 1 pip = 10 points |
| ユーロドルなど 5桁表示 (例: 1.08543) | 0.0001 | 0.00001 | 1 pip = 10 points |
| ドル円など 2桁表示 (例: 145.12) | 0.01 | 0.01 | 1 pip = 1 point |
| ユーロドルなど 4桁表示 (例: 1.0854) | 0.0001 | 0.0001 | 1 pip = 1 point |
pips⇒ポイント換算 早見表
5桁表示・3桁表示の口座
| pips | points |
|---|---|
| 0.1 pips | 1 points |
| 0.5 pips | 5 points |
| 1 pips | 10 points |
| 2 pips | 20 points |
| 3 pips | 30 points |
| 5 pips | 50 points |
| 10 pips | 100 points |
| 20 pips | 200 points |
| 50 pips | 500 points |
| 100 pips | 1000 points |
4桁表示・2桁表示の口座
| pips | points |
|---|---|
| 0.1 pips | 0.1 points |
| 0.5 pips | 0.5 points |
| 1 pips | 1 points |
| 2 pips | 2 points |
| 3 pips | 3 points |
| 5 pips | 5 points |
| 10 pips | 10 points |
| 20 pips | 20 points |
| 50 pips | 50 points |
| 100 pips | 100 points |
覚え方
- 5桁表示・3桁表示なら
1 pip = 10 points - 4桁表示・2桁表示なら
1 pip = 1 point
pipsと値動きの金額
たとえば、ドル円が小数点以下3桁で表示される場合、以下のように考えるとわかりやすいです。
| 表示例 | 値動き | 一般的な考え方 |
|---|---|---|
| 150.000 → 150.001 | 0.001円 | 0.1pips |
| 150.000 → 150.010 | 0.010円 | 1pips |
| 150.000 → 150.100 | 0.100円 | 10pips |
ドル円などのクロス円では、一般的に0.01円が1pipsです。
(クロス円とは、USDJPYを除き、AUDJPYやEURJPYなど後ろにJPYがくる通貨ペア)
一方、ユーロドルなどのドルストレートでは、一般的に0.0001が1pipsです。
(ドルストレードはUSDが含まれる通貨ペア)
| 通貨ペアの例 | 1pipsの目安 |
|---|---|
| USDJPY | 0.01円 |
| EURJPY | 0.01円 |
| GBPJPY | 0.01円 |
| EURUSD | 0.0001ドル |
| GBPUSD | 0.0001ドル |
| AUDUSD | 0.0001ドル |
ただし、通貨ペアによってpipサイズは異なります。
上の表でもクロス円とドルストレートで元の単位が違っていますが、ゴールドや仮想通貨など銘柄でも違ってきます。
そのため、通貨ペア以外のゴールド、仮想通貨、株価指数などを取引する場合は、必ず銘柄ごとのpipサイズを確認することが大切です。
Exnessで1pips動くといくら損益が変わる?
1pipsあたりの損益は、ロット数、契約サイズ、pipサイズによって決まります。
pips価値の計算式は以下のとおりです。
pips価値 = ロット数 × 契約サイズ × pipサイズ
【基本的な契約サイズ】
スタンダードセント口座のみ1000通貨単位
それ以外の口座タイプは10万通貨単位
※銘柄によって異なります
たとえば、一般的なFX通貨ペアで1ロットの契約サイズが10万通貨、pipサイズが0.0001の場合、1pipsの価値は以下のようになります。
100,000 × 0.0001 = 10通貨
つまり、1ロットで取引している場合、1pips動くとおおよそ10通貨分の損益が発生します。
EURUSDのように決済通貨がUSDの通貨ペアであれば、1ロットあたり1pipsはおおよそ10ドルです。
0.1ロットなら約1ドル、0.01ロットなら約0.1ドルになります。
| ロット数 | 1pipsあたりの損益目安 |
|---|---|
| 1ロット | 約10ドル/1000円相当 |
| 0.1ロット | 約1ドル/100円相当 |
| 0.01ロット | 約0.1ドル/10円相当 |
ただし、口座通貨が日本円の場合や、決済通貨がUSD以外の場合は、為替レートによって円換算の損益が変わります。
正確に計算したい場合は、Exnessの取引計算機を使うと便利です。
Exness公式の取引計算機では、損益、pips価値、必要証拠金、ポジションサイズなどを計算できます。
Exnessのスプレッドとpipsの関係
Exnessで取引する時、スプレッドはpipsで表示されることが多いです。
スプレッドとは、買値と売値の差のことです。
たとえば、ドル円の買値が150.005、売値が150.000なら、差は0.005円です。
ドル円では0.01円が1pipsなので、この場合のスプレッドは0.5pipsです。
スプレッドは、実質的な取引コストになります。
買った瞬間や売った瞬間に少しマイナスから始まるのは、スプレッド分が注文に上乗せされるため。
一例として、Exnessのスタンダード口座はスプレッドが0.2pips~となっていますが、スプレッドは常に固定ではありません。
スプレッドは取引する銘柄、ニュース、時間帯などによって変動する可能性があります。
そのため、Exnessで取引する時は「通常時のスプレッド」だけでなく、経済指標前後や早朝などのスプレッド拡大にも注意が必要です。
pipsで損切り幅を考える方法
pipsは、損切り幅を決める時にも使います。
(損切り=含み損の状態で決済すること)
たとえば、ドル円(USDJPY)を150.000円で買い、149.800円で損切りする場合、損切り幅は20pipsです。
この時、0.1ロットで取引していて、1pipsあたりの損益が約1ドルなら、20pips負けると約20ドルの損失になります。
とくにFX初心者は、エントリー後に「なんとなく損切りする」のではなく事前に以下を決めておきましょう。
- 何pips逆行したら損切りするか
- 1pipsあたりいくら損益が動くか
- 損切りした時の損失額はいくらか
- 口座資金に対して何%の損失になるか
仮に口座資金が10万円で、1回のトレード損失を2%以内にしたい場合、損失許容額は2000円です。
損切り幅が20pipsなら、1pipsあたり100円以内になるようにロットを調整する必要があります。
このように、pipsは資金管理とセットで考えることが大切です。
注文ロット調整はこちらのツールで計算できます↓
Exnessでpipsを確認する方法
Exnessでpipsを確認する方法はいくつかあります。
- MT4・MT5のチャートで確認する
- 海外FX業者が提供する取引ツールを使う
- 気配値のスプレッド表示で確認する
MT4・MT5のチャートで確認する
ExnessでMT4・MT5を使っている場合は、チャート上で価格差を確認できます。
クロス円なら0.01円が1pips、ドルストレートなら0.0001が1pipsと考えることで、何pips動いたかを計算できます。
また、MT4・MT5では、十字カーソルのアイコンで表示されているクロスヘアや計測機能を使ってチャート上の値幅を確認できます。
ただし、表示される単位がpipsではなくポイントで表示される場合もあるため、pipsに換算して考える必要があります。
海外FX業者が提供する計算ツールを使う
正確にpips価値や損益を確認したい場合は、海外FX業者が無償提供している取引計算ツールを使うのがおすすめです。
Exnessでも提供していたのですが、現在はアクセスできませんので他社のものをご利用下さい。
取引ツールでは、損益、pips価値、必要証拠金、ポジションサイズなどを計算できます。
特に、以下のような場合は取引ツールを使うと安心です。
- ゴールドを取引する場合
- 仮想通貨を取引する場合
- 株価指数を取引する場合
- 口座通貨が日本円の場合
- ロット数ごとの損益を確認したい場合
FXの通貨ペア以外は、pipサイズや契約サイズが通貨ペアと異なるため、自分で計算するよりも計算ツールで確認したほうが安全です。



FX通貨ペア以外の銘柄をトレードする場合、同じ1ロットでも規模が全然違うこともあります。もし資金に見合わない高ロットで注文してしまったら、一瞬でロスカットされる可能性も…。必ず計算ツールをご利用ください。
気配値のスプレッド表示で確認する
MT4/MT5で気配値ウィンドウを表示させ、スプレッドの項目を表示させることで銘柄ごとのリアルタイムのスプレッドを確認できます。
スプレッドが狭いほど短期売買では有利になりやすいですが、スプレッドだけで口座を選ぶのは危険です。
口座タイプによっては、スプレッドが狭い代わりに取引手数料がかかる場合もあります。
そのため、スプレッドと手数料を合わせた実質コストで比較することが大切です。
ゴールドや仮想通貨のpipsに注意
Exnessでは、FX通貨ペアだけでなく、ゴールド、仮想通貨、株価指数、エネルギーなどの銘柄も取引できます。
ただし、これらの銘柄は通貨ペアと同じ感覚でpipsを考えると間違えやすいです。
たとえば、XAUUSD(ゴールド)では、pipサイズが0.01として案内されていますし、同じコモディティ銘柄同士でもpipサイズが異なる場合があります。
仮想通貨も価格変動が大きいため、pips価値や損益額を事前に確認することが重要です。
FX初心者がゴールドや仮想通貨を取引する場合は、以下を必ず確認しましょう。
- 1pipsがいくらの値動きか
- 1ロットの契約サイズ
- 最小ロット
- スプレッド
- 1pipsあたりの損益
- 損切り幅を何pipsにするか
とくに人気銘柄でもあるXAUUSD(ゴールド)は、少しの値動きでも損益が大きくなりやすい銘柄です。
ドル円やユーロドルと同じロット感覚で取引すると、想定以上に損益が大きくなる可能性があるのでご注意ください。
Exnessでpipsを使う時の注意点
Exnessでpipsを使って損益管理をする時は、いくつか注意点があります。
- レバレッジはpips価値を変えない
- スプレッド拡大時はpips計算がズレやすい
- ロット数を上げると1pipsの損益も大きくなる
レバレッジはpips価値を変えない
FX初心者が勘違いしやすいのが、レバレッジとpips価値の関係です。
レバレッジを高くしても、同じロット数なら1pipsあたりの損益は基本的に変わりません。
変わるのは、必要証拠金や持てるポジション量です。
たとえば、0.1ロットで取引している場合、レバレッジを上げても0.1ロットの1pipsあたりの損益自体が大きくなるわけではありません。
ただし、高いレバレッジを使うと少ない証拠金で大きなロットを持ちやすくなります。
その結果、1pipsあたりの損益が大きい取引をしてしまい、損失が急拡大するリスクがあります。



もちろん利益が大きくなる可能性もありますが、FXでは稼ぐこと以上に負け・損失を減らすことが長く稼ぎ続けるためには重要です。
スプレッド拡大時はpips計算がズレやすい
Exnessのスプレッドは変動制のため、時間帯や相場状況によって変動します。
とくに早朝、重要指標発表前後、週明け、流動性が低い時間帯はスプレッドが広がることがあります。
スプレッドが広がると、エントリー直後の含み損が大きくなり、損切りにかかりやすくなる可能性も高くなります。
たとえば、普段は0.5pipsのスプレッドでも、指標前後に3pips以上へ広がると、短期売買では大きな負担になります。
pipsで損切り幅を決める時は、スプレッド分も考慮しておきましょう。
ロット数を上げると1pipsの損益も大きくなる
pips自体は値動きの単位ですが、実際の損益はロット数によって変わります。
同じ10pipsの値動きでも、0.01ロットと1ロットでは損益が大きく異なります。
「10pipsなら小さい値動き」と感じられるかもしれませんが、ロットが大きければ10pipsでも大きな損失になります。
pipsを見る時は、必ずロット数とセットで考えましょう。
FX初心者はpipsよりも損失額で考えるのがおすすめ
FX初心者はpipsだけでトレードを考えないほうが安全です。
同じ20pipsの損切りでも、ロット数によって損失額が大きく変わるからですね。
エントリー時は以下の順番で進めると安心です。
- 口座資金を確認する
- 1回の許容損失額を決める
- 損切り幅をpipsで決める
- その損切り幅に合うロット数を計算する
- エントリーする
たとえば、口座資金10万円で1回の損失を2,000円以内にしたい場合、損切り幅が20pipsなら、1pipsあたり100円以内にする必要があります。
損切り幅が50pipsなら、1pipsあたり40円以内にする必要があります。
このように、pipsは損失額を管理するための道具として使うのがおすすめです。



「何pips取れるか」だけでなく、「何pips負けたらいくら失うか」を先に考えましょう。
Exnessのpipsに関するQ&A
まとめ
Exnessのpipsについてまとめました。
pipsは、値動き、スプレッド、損切り幅、利益幅、pips価値などを考える時に使う基本単位です。
pipsを「どれくらい勝ったか」だけでなく、「どれくらい損をする可能性があるか」を確認するために使うことをおすすめします。
Exnessでは、通貨ペアだけでなくゴールドや仮想通貨なども取引できます。
それら銘柄に応じて1popsあたりの量も違ってくるため、すべての銘柄を同じpips感覚で扱うのは危険です。
取引前に、1pipsあたりの損益、スプレッド、ロット数、損切り幅を確認し、自分の資金に合った取引量で始めましょう。

