
・ラインチャートって何?
・ローソク足とどう違うの?
・実際のFXトレードではどう使う?
FXラインチャート
- 【結論】一般的には各時間足の終値を線でつないだチャートのこと
- 【おすすめ】相場の方向を整理する補助チャートとして使う
- 【メリット】ヒゲや始値を省き、値動きの流れを把握しやすい
- 【注意点】高値・安値が見えないため売買判断にはローソク足も併用する
- FXのラインチャートの仕組みと基本的な見方
- ローソク足・バーチャートとの違い
- ラインチャートのメリット・デメリット
- 実際のFXトレードでの活用方法と注意点
少なくとも私の周囲にはローソク足を使う人しかいませんが、ラインチャートには値動きの流れを把握しやすい特徴があります。
ラインチャートの見た目はとてもシンプルで、価格を線でつないで表示するため細かな値動きよりも相場全体の方向感をつかみやすいメリットがあります。
ですが、シンプルなぶん、ローソク足のように始値・高値・安値・終値のすべてが見えるわけではありません。
慣れだとは思いますが、正直FXトレードではあまり使いやすいとは感じません…。
とはいえ、そこは人による部分なので、ラインチャートの方が相性が良い場合もあるでしょう。
そこでここでは、ラインチャートとはどんな特徴があるのか、その見方やローソク足/バーチャートとの違い、使うメリットとデメリット、実際のトレードへの活用方法などを紹介します。
FXのラインチャートとは?
ラインチャートとは、価格を線でつないで表示するチャート形式です。
実際のチャートはこのように表示されています↓


価格の推移が1本の線でシンプルに表示されています。
MT4・MT5のラインチャートは、各時間足の終値を点として取り、その点同士を線で結んで表示します。
ローソク足やバーチャートに比べると見た目がとてもシンプル。
細かな上下の動きよりも、相場全体の流れをつかみやすいのが特徴です。
ローソク足のように始値・高値・安値・終値のすべてを表示するわけではないため、細かな売買タイミングの判断には情報が不足しやすい点に注意しましょう。



ラインチャートで方向を確認したあと、ローソク足へ戻してエントリー位置を確認する流れをおすすめします。移動平均線は価格を平均した指標なので、ラインチャートとは別物として使い分けましょう。
ラインチャートの特徴
ラインチャートは、価格の推移をシンプルに追いやすくするための表示方法です。
たとえば1時間足のラインチャートなら、1時間ごとの終値を順番に線でつないでいきます。
すると、その間の細かい上下よりも、「全体として上向きなのか」「下向きなのか」「横ばいなのか」が見えやすくなります。
ラインチャートは何をつないで表示しているのか?
ここまでにも触れてきましたが、一般的なFXのラインチャートは終値をつないで表示します。各時間足の最後の価格を結んで1本の線にしています。
ここがローソク足との大きな違いです。
ローソク足は高値や安値も見えますが、ラインチャートは通常その情報を省いています。だからこそ見やすくなるのですが、情報量は少なくなります。
初心者がまず押さえたいポイント
FX初心者はとくに以下3つのポイントを押さえておきましょう!
- ラインチャートは終値をつなぐのが一般的
- 細かな動きより全体の流れを見やすい
- 情報はローソク足より少ない
FXのラインチャートの見方
ラインチャートはシンプルなだけに見方は難しくありません。
ローソク足より直感的に見やすい部分もあります。
そこで、まず「線の向き」と「高値安値の流れ」を見ておきましょう。
終値をつないで表示するのが一般的
MT4・MT5のラインチャートは、選択した時間足ごとの終値をつないで線を作ります。1時間足なら1時間ごと、日足なら日足1本ごとの終値が基準です。
そのため、終値ベースで相場がどう推移してきたかをチェックしやすいです。
FXでは終値が重視されることも多いため、とくに日足や4時間足などでは、終値ベースの流れを見ることで、大きな方向感を整理しやすくなるでしょう。
線の傾きで相場の方向をつかむ
ラインチャートを使ったとき一番わかりやすいのが線の傾きを見て方向をつかむことです。
- 線が上向きなら上昇傾向
- 線が下向きなら下落傾向
- 横ばいに近ければレンジ気味
このように、相場の方向をシンプルにつかみやすいのがラインチャートの強みです。
ローソク足だと1本1本の上下に気をとられやすいのですが、ラインチャートなら全体の流れを見失いにくくなります。
細かな値動きより全体の流れを見る
ラインチャートは、細かな高値安値やヒゲを省略しているぶんノイズを減らして見やすいです。
そのため「細かい値動きに振り回されずに相場の方向を確認したい」という場面に向いています。
FX初心者がチャートを見ると、どうしても小さな上下に反応してしまいやすいのですが、ラインチャートなら相場全体が今どちらへ向いているのか?を確認しやすいでしょう。
FXのラインチャートでわかること
ラインチャートは情報量が少ないぶん、見えるものも限定されます。
ですが、その限定された情報がFX初心者には逆に役立つことがあります。
相場の大きな流れ
最もわかりやすいのは、相場全体の大きな流れです。
上がっているのか、下がっているのか、それとも横ばいなのかをざっくり確認するに向いています。
終値ベースの山と谷の切り上げ・切り下げ
ラインチャートでも、終値を結んだ線の山と谷の流れを見ることはできます。
たとえば、山と谷が少しずつ上へずれていれば上昇傾向、下へずれていれば下降傾向と考えやすいです。ただし、これは各時間足の途中で付けた実際の高値・安値ではありません。
ラインチャートとローソク足の違い
ラインチャートとローソク足の一番大きな違いは表示する情報量です。
ローソク足は4本値が見られる


ローソク足では、始値・高値・安値・終値の4本値が見られます。
そのため、細かな値動きやその時間の中での攻防まで確認しやすいです。
ラインチャートは流れをシンプルに見やすい


ラインチャートは、一般的に終値をつなぐだけなので、得られる情報は少なくなります。
ですが、全体の流れをぱっと見でつかみやすいです。
初心者にはどちらが向いている?
初心者にとっては、目的によって向き不向きがあります。
- 全体の流れを見たいならラインチャート
- 細かな売買判断までしたいならローソク足
という使い分けがしやすいです。
メインはローソク足、補助的にラインチャートを見るという使い方も選択肢になります。
MT4・MT5のパソコン版では、ツールバーのラインチャートアイコン、またはショートカットキー「Alt+3」で切り替えられます。



ローソク足だけで判断できる人は、無理にラインチャートを使う必要はありません。値動きが複雑に見えるときだけ切り替える使い方でも十分です。
ラインチャートとバーチャートの違い
ラインチャートとバーチャートも得られる情報量に違いがあります。
バーチャートは4本値を確認できる


バーチャートは、ローソク足と同じく始値・高値・安値・終値の4本値を確認できます。
ラインチャートより詳しい価格情報を一目で確認できる点は強みです。
ラインチャートは情報を絞って見られる


ラインチャートは終値ベースの流れに絞っているので、シンプルに方向感を確認できます。
余分な情報を減らし、相場の方向感を整理したい場面に向いています。ただし、線の向きだけでエントリーを決めるのは避けましょう。
ライン/ローソク足/バーチャートの使い分け方
使い分けは以下のとおりです。
- ラインチャート
⇒大きな流れを見る - ローソク足
⇒4本値を直感的に見る - バーチャート
⇒4本値をシンプルに見る
ザックリですが、このような違いがあります。
とはいえ、わざわざ使い分けるほどのものでもないでしょう。
迷った場合は、4本値を確認できるローソク足をおすすめします。
FXでラインチャートを使うメリット/デメリット
メリット
- 相場の方向が見やすい
- ノイズを減らして見やすい
- 初心者でも流れをつかみやすい
相場の方向が見やすい
最も大きいメリットは、方向感のわかりやすさです。
線の向きを見るだけで、上向きか下向きかを整理しやすいです。
ノイズを減らして見やすい
高値・安値の細かなブレを省略しているため、ノイズが少なく見えます。
FX初心者が細かい動きに振り回されにくいという意味でも役立ちます。
初心者でも流れをつかみやすい
操作も見方もシンプルなので、FX初心者が「今は上か下か」をざっくり把握するには向いています。
デメリット
- 高値・安値・始値が見えない
- 細かな値動きの情報は減る
- エントリーの細かい判断には向きにくい
高値・安値・始値が見えない
一般的なラインチャートでは、終値以外の情報が見えません。
そのため、どこまで上がったか、どこまで下がったかを細かく確認しにくいです。
細かな値動きの情報は減る
情報を絞っているぶん、細かな判断には向きにくいです。
エントリーや損切りの正確な位置を考えるには、ローソク足のほうが便利です。
エントリーの細かい判断には向きにくい
ラインチャートだけで売買タイミングまで決めようとすると、情報不足になりやすいです。
そのため、実戦では補助的に使うことが多いです。
ラインチャートのFXトレードでの活用方法
- 大きな流れを確認する
- 環境認識に使う
- ローソク足と組み合わせて使う
大きな流れを確認する
最も使いやすいのは、相場の大きな流れを確認する使い方です。
ラインチャートで上向きか下向きかを見て、そのあとローソク足で細かい判断をする流れがわかりやすいでしょう。
環境認識に使う
「今は買いを考える場面か」「売りを考える場面か」といった環境認識にも向いています。
FX初心者は特に、いきなり細かい足を見る前に、大きな流れをラインチャートで確認すると整理しやすいでしょう。
ローソク足と組み合わせて使う
実戦では、ラインチャートだけで完結させるより、ローソク足と組み合わせるほうが現実的です。
基本的に情報量が少ないため、これだけでトレードするのは難しいです。
よって、ラインチャートで流れを確認、ローソク足でタイミングという役割分担がしやすいでしょう。



私は普段ローソク足を使いますが、方向感がわかりにくいときは一度ラインチャートへ切り替えます。補助的に使うなら、情報を整理するきっかけになります。
FX初心者がラインチャートを使うときによくある失敗
- ラインチャートだけで全部判断しようとする
- 終値ベースの意味を理解しない
- 細かな高値安値を無視しすぎる
ラインチャートだけで全部判断しようとする
ラインチャートは便利ですが、情報量が少ない点が弱点です。
これだけで売買タイミングまで決めるのは難しいでしょう。
終値ベースの意味を理解しない
何をつないでいるのかを知らないまま使うと、見えていない情報に気づきにくくなります。
終値ベースであることを理解して使うのが大切です。
細かな高値安値を無視しすぎる
全体の流れは見やすいですが、高値や安値の細かな攻防を無視しすぎるのは危険です。
実際のトレード判断でズレやすくなるでしょう。
FXのラインチャートに関するよくある質問
まとめ
FXのラインチャートについて解説しました。
ラインチャートは表示する情報が少なく、終値ベースの方向感を整理しやすいチャートです。
ただし、高値・安値・始値が表示されないため、エントリーポイントや損切り位置を細かく判断する用途ではローソク足のほうが適しています。当サイトでは、初心者もローソク足を基本にし、必要なときだけラインチャートを併用する方法をおすすめします。
取引ツール上で簡単に切り替えられるため、値動きが複雑に見えるときの確認用として試してみましょう。
ラインチャートだけを売買根拠にせず、自分の分析を整理する補助ツールとして活用してください。


