
FXの追証って何?
追証になるとどうなるの?



ロスカットがあるのに借金請求されるのはなぜ?
FX初心者だと追証(おいしょう)って言葉にあまり馴染みがないのではないでしょうか。
FXの追証は、初心者ほど早く知っておきたい部分です。
トレードしていく上で、いつか必ず負ける時がやってきます。
その時のリスクを知っておかないと、最悪破産することになりかねないでしょう。
そこでこの記事では、FXの追証とはなんなのか、発生する仕組み、ロスカットとの違い、国内FXと海外FXの違い、追証が発生したときの対応、回避するための方法まで、初心者向けに詳しく解説していきます。
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FXの追証とは?
FXの追証とは、口座の損失が膨らんだ結果、FX業者から借金請求されることです。
通称「追加証拠金」とも呼ばれ、取引を継続するために不足した資金を入金するよう求められる状態を指します。
FXにおいてはFX業者で開設した口座にお金を預け入れ(=証拠金)、その資金をもとにトレードします。
そして、保有しているポジションが大きく逆行すると含み損が発生し口座の証拠金が減っていきます。
もしそのままFX業者の決めた基準を下回ると「このままではリスクが高すぎる」と判断され追証が発生するわけです。
追証の本質
追証は単に「損失が出た」というだけではなく、口座の安全性を維持するために必要な証拠金が足りなくなった状態で発生します。
つまり、トレードの損失そのものより「損失によって必要な証拠金の条件を満たせなくなった」ことが本質です。
この点を理解しておかないと、「少し負けただけで追証になるのか」など誤解しやすくなります。
実際には口座残高、保有ロット、相場変動の大きさなどが組み合わさって発生します。
FXで追証が発生する要因
FXはレバレッジをかけて取引できるもの。
日本国内のFX業者では最大25倍までのレバレッジをかけられるため、仮に1万円の資金があるなら25万円分まで注文できるようになっています。
(手数料などは考えないものとして)
これはFX業者がユーザーから預かったお金を元に提供しているありがたいサービスです。
とはいえ、大きな金額を動かすほど、場が逆方向に動いたときに損失も大きくなります。
通常の相場変動であれば、FX業者にはロスカットという仕組みがあるため口座残高がマイナスになる前に強制決済されます。
ですが、急変動によりロスカットが間に合わないときに残高がマイナスになってしまうことも…。
こうなると追証が発生することになります。



ロスカットが間に合わないのはFX業者側のせいでは?なぜこっちが支払わなきゃダメなの?と思う人もいるかもしれませんが、業者側にとってリスクの高いレバレッジサービスを提供してくれていることの対価とも言えます。それで納得いくかどうかは別の話ですが…。
FXで追証が発生する仕組み
追証発生の流れ
- レバレッジをかけたポジションを持つ
- ロスカット処理が間に合わない相場の急変動が起こる
- 追証が発生する
FXで稼ぐうえで追証を深く理解する必要はありませんが、ここでは詳しく解説しておきます。
追証をいる上で、まず口座の資金がどのように減り、どの時点で追加入金が必要と判断されるのかを知っておきましょう。
証拠金維持率が下がると発生しやすい
追証を考えるうえで重要なのが「証拠金維持率」です。
証拠金維持率とは「必要な証拠金に対して口座にどれくらい余裕があるか」を表す指標です。
必要な証拠金(口座残高)とは、レバレッジをかけて注文しているポジションを保有するための元金のこと。
たとえば、口座に10万入れた状態で、レバレッジ25倍で25万円分を注文するときに必要となる証拠金は1万円ですね。
これがポジション保有に必要となる証拠金で、残り9万円は余裕資金(=有効証拠金という)です。
FX業者ではこの2つの数字から「証拠金維持率」を計算しています。
よって、含み損が増えると有効証拠金が減るため証拠金維持率も下がります。
そして、FX会社が決めた基準を下回ると、追証やロスカットの対象になるわけです。
急変動でロスカットが間に合わないときに発生する
前述したように、FX業者は損失拡大を防いで顧客資産を守るためロスカット制度を導入しています。
ロスカットにより口座残高がマイナスになる前に強制決済されるため、本来は追証が発生しません。
ですが、相場が急変するとロスカット処理が間に合わないケースがでてきます。
たとえば、重要な経済指標の発表直後や、週明けに価格が大きく飛んで始まる窓開けの場面では、相場の急変動が起こりやすいです。
あなたが利用しているFX業者には、あなた以外にもたくさんのトレーダーがいて大量にポジションを持っている状態。
となると、FX業者のサーバーでそれらポジションのロスカット処理が間に合わず遅れることがあるんですね。
このときに相場がより逆行した位置でロスカット処理が実行されてしまえば、口座残高がマイナスに…。
あとは追証と言う名の借金請求があなたのもとに送られてくることになるのです。
FXの追証とロスカットの違い
FX初心者が混同しやすいのが、追証とロスカットです。
どちらも損失に関係する仕組みですが、役割はまったく違います。
追証は追加で求められる入金
追証は、不足した口座残高=証拠金を補填するために追加で求められる入金です。
口座の資金状態が危険水準に達したときに「このまま取引を続けるなら資金を追加してください」と業者側から求められるものです。
入金というとマイナスイメージは少ないですが、要は単なる借金です。
ロスカットは損失拡大を防ぐ仕組み
ロスカットは、損失がこれ以上大きくならないように、FX業者が強制的にポジションを決済する仕組みです。
口座の証拠金維持率が危険水準に達したとき、自動的にポジションを閉じてさらなる損失を防いでくれます。
ロスカットは追証発生を防ぐ仕組みではない
ロスカットは「損失拡大を防ぐ仕組み」であって「絶対に追証を防ぐ保証」ではありません。
相場が急変動した場合、ロスカット注文が予定より悪い価格で執行され、結果として証拠金以上の損失が出ることがあります。
ロスカットは通常時のリスク抑制には役立つが、急変動時には完全ではありません。
この違いを理解していないと、「ロスカットがあるから追証は起きない」と誤解しやすくなります。



ありがたい仕組みですが、ロスカットが発生する時点で口座残高はほぼなくなっています。トレード再開するには結局入金することになるでしょう。あくまで安全装置という位置づけです。
国内FXと海外FXで追証はどう違う?
「国内FXでは追証がある」「海外FXでは追証なし」と聞いたことがある人も多いと思います。
国内FXは日本国内で事業しているFX業者、海外FXは海外に拠点があり日本には1つも拠点がないFX業者です。
この2つは、追証制度への姿勢が大きく異なります。
結論から言うと、当サイトでは追証のない海外FX業者をおすすめしています。
国内FXは追証あり
国内FXは日本の金融庁が過度な損失補填サービスを認めていないため基本的に追証ありです。
相場急変時に口座残高を超える損失が出れば、その不足分をユーザーが負担することになります。
借金リスクありですね。
海外FXはゼロカット制度により追証なしが多い
海外FXでは、ゼロカットシステムを採用している業者が多いです。
ゼロカットとは、口座残高がマイナスになってもそのマイナス分をユーザーに請求せず、FX業者側がリセットする仕組みのこと。
これにより追証なしとなります。
当然ながらトレードの負けによる借金リスクがありません。



当サイトで紹介している海外FXは全社ゼロカット制度ありのため追証の心配がありません。
追証なしでもリスクがゼロではありません
海外FXは追証なしだからといって、リスクがなくなるわけではありません。
あくまで損失が口座残高=証拠金の範囲で済むだけの話です。
口座資金そのものを大きく失う可能性はあります。
ほか、ゼロカットを採用しているかどうかだけでなく例外条件がないかの確認も必要です。
利用規約でゼロカット適用外になる条件のチェックも必須と言えるでしょう。



複数アカウント、違う口座間での両建て、システムに負荷を与える使い方などはほとんどのFX業者で禁止されています。とはいえ、通常利用で規約違反することはまずないでしょう。
FXで追証が発生しやすいケース
国内のFX業者を使う人は、発生しやすいパターンを知っておくとリスクを軽減できます。
- ハイレバレッジで大きなロットを持つ
- 経済指標や週明けの窓開け狙いでトレードする
- 損切りを入れずにポジションを保有する
- 資金に対して余裕のない取引をする
ハイレバレッジで大きなロットを持つ
もっとも典型的なのが、資金に対して大きすぎるロットを持つことです。
高いレバレッジを使うと、少ない証拠金で大きな取引ができる反面、逆行時の損失も大きくなります。
証拠金維持率が一気に下がりやすいため追証リスクが高まるでしょう。
経済指標や週明けの窓開け狙いでトレードする
重要指標や週明けの窓開けは、相場が急変動しやすいため追証リスクも高まります。
一発狙いのギャンブルトレードでよく利用されるタイミングですが、当然ハイリスクです。
FX初心者は避けることをおすすめします。



金曜の夜にロット数の大きなポジションを持ったままだと週明け月曜日に追証リスクが高くなります。できるだけ週を跨がないようトレードすることをおすすめします。
損切りを入れずにポジションを保有する
「いつか戻るかもしれない」と考えて損切りを入れずに持ち続けると、結局含み損が大きくなり証拠金維持率が悪化しやすくなります。
追証は突然発生するように見えても、その前段階で損切りを先延ばしにしているケースは多いです。
資金に対して余裕のない取引をする
証拠金に対してギリギリの取引をしていると、少しの値動きでも維持率が大きく下がります。
FX初心者ほど「少額で大きく増やしたい」と考えがちですが、余裕のない資金管理は追証リスクを高めます。
損失許容額を決めてからトレードすることをおすすめします。
FXで追証が発生したらどうなる?
追証が発生すると、FX業者から追加の入金やポジション整理を求められます。
具体的な流れは業者によりますが、基本的には「不足分を埋めるように」対応することになります。
要は借金の支払いを請求されるわけですね。
入金やポジション整理を求められる
追証が発生した場合、期日までに追加資金を入れるか、保有ポジションを減らして必要証拠金を軽くすることが求められます。
これにより証拠金維持率を基準以上へ戻すことになります。
期限までに対応しないとどうなる?
期日までに対応しなかった場合、FX業者側が強制決済を行うことがあります。
また、未払いの不足金が残れば、債務として扱われる可能性があります。
追証を放置するとどうなる?
追証を放置すると、単にトレードできなくなるだけでは済まないでしょう。
不足金の請求が続いたり、場合によっては法的手続きの対象になる可能性もあります。
「そのうち何とかなる」と考えて放置するのは危険、というか絶対にやめましょう。
追証が払えないときはどうすればいい?
追証が発生したとき、払えない人もいると思います。
大切なのは、放置せず早めに状況を確認して対応していくことです。
まずFX会社のルールを確認する
追証の発生条件、期限、対応方法は会社によって異なります。
まずは利用しているFX会社の規約や通知内容を確認し、何を求められているのかを正確に把握しましょう。
早めにサポートへ相談する
状況が厳しい場合は、できるだけ早くサポートへ相談したほうがよいです。
借金がなくなるわけではありませんが、放置するより連絡して事情を伝えるほうがまだ対応しやすいことがあります。
追証は無視しても自然に解決するものではありません。
連絡を見ない、対応を先延ばしにする、追加損失を取り返そうとして無理な取引をする、といった行動はさらに状況を悪化させることになります。
まずは取引を止めて、現状確認を優先しましょう。
FXで追証を回避する方法
追証は、仕組みを理解したうえで取引ルールを守れば、かなり避けやすくなります。
そこで、次の点に注意してトレードしましょう。
- ロットを上げすぎない
- 損切りを徹底する
- 証拠金維持率に余裕を持つ
- 重要指標や窓開けリスクを意識する
ロットを上げすぎない
もっとも基本的なのは、資金に対して無理のないロットで取引することです。
ロットを抑えるだけで少しの逆行で証拠金維持率が急低下するリスクをかなり減らせます。
損切りを徹底する
ポジションを持ったら必ず損切り価格を設定しましょう。
注文時だけでなく後からでも設定できます。
損切りを先延ばしにすると、含み損が膨らんで追証リスクが高くなります。
損切りは利益を減らす行為ではなく、大きな損失を防ぐためのものです。
証拠金維持率に余裕を持つ
維持率がギリギリの状態で取引していると、少しの変動でも危険です。
余裕を持った資金管理をすることで、急変時にも耐えやすくなります。
重要指標や窓開けリスクを意識する
大きく変動しやすい場面では、ポジションを小さくする、持ち越しを避けるなどの対応をおすすめします。
ゼロカット制度ありの海外FXなら基本的に追証はありませんが、それでもギャンブルトレードにしかならないためおすすめしません。
追証を避けるために意識したい資金管理
これまでに何度か触れてきましたが、追証を避けるうえで最も大切なのは、テクニックよりも資金管理です。
追証が発生してしまう人の多くは、相場分析が外れたことより資金に対して無理のある取引をしていることが原因です。
損失許容額を決める
まずは1回のトレードで許容する損失額を先に決めることから始めましょう。
1回の負けで口座残高が大きく減るようなロットでトレードしていると、連敗や急変動で一気に危険になります。
証拠金維持率の余裕を持ったトレードをする
次に大切なのが、証拠金維持率に十分な余裕を持つことです。
維持率がギリギリの状態で取引していると、少し逆行しただけで追証やロスカットの水準に近づきます。
高すぎるレバレッジに注意する
国内FXを使う人は、高いレバレッジでの取引を避けることも重要です。
レバレッジは少額資金でも大きな取引ができる魅力ですが、損失も大きくなりやすいもの。
初心者ほど「少額で早く増やしたい」と考えて高いレバレッジを使いやすいため、1回の逆行で資金を失うことになるでしょう。
含み損に耐える前提でトレードしない
含み損は耐えるものと思っていませんか?
損失を抱えたポジションを持ち続けることを「握力が強い」なんてポジティブに感じられる言われ方をしますが、全然いいことではありません。
損切り設定を確実に済ませ、損切りされたら相場分析が間違っていたのかも?と見直すほうが成長します。
FX初心者ほど「そのうち戻るかもしれない」と希望的観測で損切りを遅らせやすいものですが、この追証リスクを高めるだけです。
相場が想定と違うなら、早めに小さく切るほうが結果的に安全です。
たくさんポジションを持たない
複数ポジションを持ちすぎないことも大事です。
1つ1つのポジションは小さく見えても、合計するとかなり大きなリスクになっていることがあります。
このように、追証リスクを避けるために大事なのは、勝つ前提ではなく負けてもダメージが少ないように取引することです。
ロットを抑える、損切りを守る、維持率に余裕を持つ、イベント前は慎重にする。
こうした基本を徹底するだけでも、追証リスクはかなり下げやすくなるでしょう。
追証なしだけでFX会社を選んでもいい?
当サイトでもおすすめしている海外FX業者なら追証リスクが基本ありません。
自信をもっておすすめしているため、該当する業者なら選んでもOKです。
ですが、追証なし以外にも選ぶ要素は多いです。
追証なしは絶対条件
トレードによる借金リスクがない点はFX初心者にとってかなり大きなメリットです。
相場の急変動なんていつ起こるかわからないため、精神的な安心感の面でも絶対条件と言えます。
スプレッドや約定力も重要
当サイトで紹介する海外FX業者なら大きな差はありませんが、各業者内で提供されている口座タイプごとに特徴が違っています。
スプレッドが広すぎたり、約定力が弱かったりすると、取引そのものが不利になることがあります。
追証の有無だけでなく、これら要素も見て口座タイプを選びましょう。
リスク管理ができなければ意味がない
追証なしのFX業者を使っていても、ギャンブルトレードをしていれば資金を大きく失うでしょう。
せっかくのゼロカット制度もあまり価値がありません。
自分ルールをしっかり作り上げ、ルール順守を徹底して勝てるトレーダーになっていきましょう。
FXの追証に関するQ&A
まとめ
FXの追証について解説しました。
追証とは口座の損失が膨らんで必要な証拠金を満たせなくなったときに追加で求められる入金のこと。
ロスカットと混同されやすいですが、ロスカットは損失拡大を防ぐ仕組みであり、急変動時にはそれでも追証が発生する可能性があります。
とくに国内FXは追証ありのため、ご利用時には注意が必要です。
当サイトでおすすめしている海外FX業者なら基本追証はありませんが、規約違反には注意してください。
また追証なし=借金リスクゼロでもありません。
トレード資金を借金で用意していれば話は別です。
FXで勝つためには途中退場しないことが絶対です。
まずは追証を避けるために、ロットを上げすぎない、損切りを徹底する、証拠金維持率に余裕を持つ、重要指標や窓開けリスクを意識するといった基本を大事にしてトレードしていきましょう。



